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fpdの「映画スクラップ帖」 (名作に進路を取れ!)
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書庫▶洋画2010〜17年

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31年目の夫婦げんか」(原題:Hope Springs2012)を見た。
アカデミー賞に輝くトミー・リー・ジョーンズメリル・ストリープが結婚31年目の希望を失った夫婦に扮し、真剣だユーモアたっぷりな夫婦げんかを通して切実な想いを口にする感動の物語。共演は「リトル・ミス・サンシャイン」のスティーヴ・カレル監督は「プラダを着た悪魔」のデヴィッド・フランケル。
 
原題のHope Springsは、カウンセラーのいる地名のこと。その付近に熟年カップルがいると、カウンセリングの所に来た夫婦だなとまわりの人たちにはすぐにわかるというのが面白い。

カウンセラーは、相談者の夫婦に、聞きにくいことをズバリと聞いていく。
「そんなことを応えられるか」という夫にも容赦なく。妻にも同様。個別に質問すると、案外、ホンネが出てきたのだが・・・。

・・・
妻のケイは2人で共に過ごす時間が無くなっていく現状を嘆いていた。
その一方で、夫のアーノルドは現状に無関心だった。ある日、ケイは夫に無断でフェルド医師のカップル向け集中カウンセリングに申し込む。最初は行く気のなかったアーノルドではあったが渋々ケイについていくことになった。そして2人はフェルド医師のカウンセリングを通して相手と向き合っていく。

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・・・
結婚生活31年目を迎えたソームズ夫妻子供たちは独立し、夫婦ふたりで毎日同じ生活を繰り返すだけのアーノルドトミー・リー・ジョーンズとケイメリル・ストリープある日、ケイは夫に無断でフェルド医師のカップル向け集中カウンセリングに申し込む。航空券をアーノルドに渡したが、行く気が無く、ケイはタクシーで一人空港に向かう。席につくと、しばらくして、アーノルドが遅れてやってきた。「(航空券が無駄になるから)行かないわけにはいかないだろう」とアーノルド。バーナード・フェルド医師スティーブ・カレルが主催する“カップル集中カウンセリング”に参加することになった

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バーナードは、いかにもその道のプロといった印象で、バーナードが提示する課題に挑む二人だったが・・・2人を待っていたのは、予想もしなかった宿題が満載の、驚きのセラピーだった初めて感情をさらけ出すケイ、重い口を開き次第に本心を打ち明け始めるアーノルド果たして夫婦が見つけた答えとは・・・

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アメリカでは、セラピー、カウンセリング、精神科医、弁護士といった職業が多く、何かあれば頻繁に相談するようだ。一方、日本などは、セラピストに相談するというのはまれで、せいぜい、新聞などのお悩み相談か、ごく身近な親友に相談するくらいかもしれない。しかし、この映画の場合は、航空運賃とは別に4,000ドル(約40万円)もカウンセル代を払って、1週間モーテル住まいで、カウンセルを受けるというすさまじさ。
 
結婚31年経って、忘れるくらい長い間スキンシップが無くなっていることに不安を抱き、ケイがカウンセラーに相談するのだが、アーノルドは、別にいまのままで問題がないので、高額をペテン師のようなカウンセラーに払うのか納得できない。お金にはシビアのようだ。コーヒーショップでも、サンドイッチが高いとクレームをつけたりする・・・笑。
 
朝食は決まってベーコンエッグ。ケイが用意するベーコンエッグを朝刊を読みながら忙しく食べるだけ。食べたらすぐに「行ってくる」と会社に出かけるという毎日。ケイは、夫婦間がこれでいいのかと考え、カウンセリングの本を見て、カウンセラーに相談することにしたのだ。日本では、夫婦も空気のような存在になって、あまり深刻には考えないというのが一般的のようだが。
 
アーノルドとケイが一緒に久しぶりに映画を見に行き、劇場はガラガラといっても、座席でケイがアーノルドの前にしゃがみ込んで、カウンセリングの時のアーノルドの言葉(たまにはアレもしてほしい)に応えようとしたものだが、アーノルドの「痛い。噛むな」に、ケイも中止。カウンセラーに「私には向いていない」ということに。

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レストランで、おいしい食事をして、昔話をして、まわりにも聞こえるほどに笑い転げるシーンがあるが、そんなレストランでの食事が新鮮で、夫婦間の隙間を少し埋めて行ったようだ。ケイの奮闘ぶりが見どころだった。
 
この映画でも、メリル・ストりープは、ゴールデン・グローブ賞の主演女優賞候補にノミネートされた。
 
おとなのロマ・コメ映画だった。
 
☆☆☆
 
  
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イメージ 42015年の大ヒット衝撃作フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」(原題:Fifty Shades of GREY2015)を見た。主演女優のダコタ・ジョンソン(映画撮影時は25歳)が、ブルーの瞳で魅力的。かつてのソフィー・マルソーのような印象。

ダコタ・ジョンソンの両親は、俳優ドン・ジョンソンと女優メラニー・グリフィス(「ワーキング・ガール」)という映画一家。「フィフティ〜」の主役オーディションを勝ち取ったダコタだが、内容がヌード、ラブシーンが大胆で強烈なため、両親には映画を見ないようにと約束させたという。

巨大企業の若きイケメン大富豪CEOのグレイ(ジェイミー・ドーナン)は有能だがサディストの性的嗜好を持ち、それまで恋愛経験がなかった女子大生アナ(ダコタ・ジョンソン)とのSMの主従契約という特異な恋愛模様を過激に描いている。

映画は全世界で社会現象を巻き起こし興行収入5億7000万ドル(約600億円)超えという記録を打ち立てた作品。
 
原作は、一般主婦が趣味で執筆しインターネットにアップした小説が評判を呼び、全世界でベストセラーとなった官能小説。主婦が書いた女性向けのエロティックな小説として「マミー・ポルノ」と呼ばれ、50か国以上で翻訳され、世界累計1億部という驚異のベストセラー
 
・・・
平凡な女子大生アナ(ダコタ・ジョンソン)は学生新聞の取材のため、巨大企業の若手CEOのグレイ(ジェイミー・ドーナン)を訪ねる。

誰もが心惹かれてしまいそうな容姿でばく大な富を持つグレイは「君のことを知りたい」と引っ込み思案で恋愛未経験のアナに興味を示す。次第に二人が親密になっていったある日、グレイの自宅に呼び出されたアナは衝撃的な契約を持ち掛けられるのだった

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・・・
巨大な自社ビルを所有し、自家用ヘリを自ら操縦し、高級車も何十台も所有する27歳の若きCEO、クリスチャン・グレイは独身で、恋人かパートナーがいてもよさそうだが、グレイには社員も知らない秘密があった。
 
大学新聞を発行するケイト・ギャブナーという女性がグレイCEOの成功の秘訣などの取材を申し込んでいたが、当日風邪をひいて行けないということで、ルームメイトのアナスタシア・スティール(愛称はアナ)ダコタ・ジョンソンが代わりに取材に出向くことになった。慣れないためケイトが質問リストを用意した。そのリストを持ってグレイハウスと入り口にかかれた高層ビルで、クリスチャン・グレイジェイミー・ドーナンと面談する。
 
グレイに質問できるインタビュー時間は10分。
質問リストに「あなたはゲイか?」という項目があり、単刀直入に聞いた。
「いや、ゲイではない」とクリスチャンは答えるが、箇条書きの質問リストから質問を始めるが要領を得ない。インタビューをきっかけにアナは若く魅力的なクリスチャンに惹かれ、クリスチャンもまたアナに関心を持ち始める。

ある日ポートランドにあるアナのアルバイト先の金物店にクリスチャンが現れる。
クリスチャンは、そこで結束バンド、テープ、ロープなどを注文する。アナが「シリアルキラー(殺人鬼)みたい」と冗談ぽくいうと「”きょうは”ちがう」と悪びれずに応えるクリスチャン。このあたりから、クリスチャンの”危なさ”の一端がちらつく。

会話の中でアナは、学生新聞用にケイトがクリスチャンの写真を撮りたがっていることを話す。クリスチャンはそれに快諾し、二人は後日また会うことになる。

後日、アナの友人であり写真家志望のホセ・ロドリゲスによって撮影は順調に進んでいく。撮影終了後クリスチャンはアナをコーヒーに誘い、二人はカフェへと向かう。

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その帰り、危うく自転車に轢かれそうになったアナをクリスチャンが抱き寄せ、二人の距離は近くなる。キスしてほしいと目で訴えるアナだったがクリスチャンに「私は君にふさわしくない」と告げられたことにショックを受け、クリスチャンに別れを告げてその場を立ち去ってしまう。

卒業試験が終わった日にアナとケイトは試験終了を祝ってバーへ飲みに行くことになった。家を出ようとしたその時、クリスチャンからアナへ、アナの好きなトーマス・ハーディの作品であるダーバヴィル家のテスの初版本が届く。あまりに高価なものが届き、アナは困惑する。

バーで飲んでいたアナはトイレに並んでいる間にクリスチャンに電話し、なぜテスの初版本を送ってきたのか聞こうとする。クリスチャンはアナの話し方からアナが酔っていると察知し、どこのバーで飲んでいるのかアナを問いただす。しかしアナは電話を切ってしまう。

酔いを覚まそうとアナはバーの外に出ていると、一緒に飲んでいたホセがアナの後を追いかけてくる。以前からアナに好意を寄せていたホセは、アナにキスを迫る。アナがホセを拒もうとするとそこにクリスチャンが現れ、二人を止めに入る。そこであまりに泥酔したアナは嘔吐してしまう。そんなアナをクリスチャンは優しく介抱し、アナの自宅へ送ろうとするがアナは気を失ってしまうWikiの一部を抜粋)

・・・
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恋愛経験もない女子大生が、若いCEOのグレイの嗜好を垣間見るうちに、グレイから「恋愛はしない」として、特殊な契約(秘密保持契約)を提案される。その契約というのは、グレイが支配者となりアナが従属者になるというもの。その中身は、常軌を逸したものだった。「支配者は、従属者をたたくことができ、手を縛り、目隠しをしたり、天井から吊るしたり・・・」できるというもの。従属者はその代わり、豪華な部屋を与えられるというのだが・・・。

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1970年代の映画のSMやサドを扱った「O嬢の物語」や80年代のエロティックだがソフトな「ナイン・ハーフ」、邦画でいえば「花と蛇」といった映画に通じるアブノーマルな世界を描いている。

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主人公のアナは、結局グレイの契約までの予行演習に付き合わされて、特殊な性の奴隷になりかかるが、自分では愛のないクリスチャンの欲望を満たすことは出来ないということを悟り、クリスチャンとの別れを決意する。

クリスチャンから今までにもらった車やパソコン、携帯電話など全てを返却し、アナはクリスチャンに別れを告げる。自宅に帰ったアナはクリスチャンを失った心の痛みとクリスチャンによってもたらされた肉体の痛みを抱えて大声をあげて泣くのだった。

タイトルの「フィフティ・シェイズ・オブ・グレイ」とは、グレイには50の顔がある(= 字幕)といった意味。グレイが、SM嗜好にとらわれていることについて、アナが「なぜか?」と聞くと「それが、私だからだ(because it’s where I am)」と答えていたが、子供のころにヤケドをし、4歳の時に母が死に、若い時に複雑な体験をしたことなどが、いびつな性癖を持つ要因になったようだ。

手錠やベルト、その他SM器具が「プレイルーム」という部屋に所狭しと並んでいたが、使われたのはほんの一部だった(笑)。SM嗜好の若い大金持ちが、普通の恋愛では満足できず、まさに”アメ”と”ムチ”で相手と秘密契約により主従関係を結んで、自己満足のために相手を意のままにしようとする異常な世界を描いたサド映画だった。
 
☆☆☆
 
  
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イタリア映画「おとなの事情」(2016)を見た。面白い!!!
イタリアのアカデミー賞で作品賞・脚本賞を受賞した怖〜いサスペンス・コメディ

友人夫婦食事会に参加した計7人の男女がゲーム。”他人に聞かれてやましいことはないはず”の前提で、全員がスマホをテーブルに出し、かかってきた電話やメッセージをスピーカーで全員に聞かせることになり、隠したい秘密がパートナー(夫や妻)に暴露される騒動・顛末を描く。アメリカ・トライベッカ国際映画祭脚本賞、ノルウェー国際映画祭観客賞受賞。
 
イタリアで大ヒットし、タイトルにも惹かれてみたが、これがとんでもない拾いもので、引き込まれた。伏線があちこちにあり、あとからわかってくる面白さがある。面白いので、見る予定・・・という人は以下はスルーで。
 
・・・(ネタバレもあり)
イタリアのある土地。月食の夜。
医者のロッコと妻で心理カウンセラーのエヴァ夫婦の家に、仲の良い3組の夫婦と1人の男が、久しぶりに食事会ということで集まることになった。男4人幼馴染みという間柄。

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ロッコ夫妻宅に参加するために準備する夫婦たち。
浮気性のコジモは、獣医のビアンカと新婚カップル。子ども欲しがっていたコジモに、ビアンカが子作りのためにビル(避妊薬)を止めることにしたと告げると喜ぶコジモ。
 
レレは妻カルロッタと結婚10年目で、娘(ローザ)、息子(ブルーノ)、レレの実母と5人暮らし。家を出る直前、妻のカルロッタは思い立ってパンティを脱ぎ、机の引き出しに隠して、なんとノーパンで出かけ(この意味あとでわかる)。

唯一ひとりで参加したのはペッペペッペは、元妻エマヌエラと離婚し、今は独身だが最近新しいパートナーを見つけたが風邪気味ということで欠席(なぜ欠席したかが伏線になっている)。

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                ホスト役のロッコとエヴァ夫婦

一方、食事会のホストであるロッコとエヴァは、もっとも結婚歴が長い夫婦。
2人には17歳の娘・ソフィアがい。母親エヴァは年頃の娘・ソフィアが心配で、ついついカバンをあさってしまう。カバンの中にコンドームを見つけたので、血相を変えて怒る(実は、いざというときのために父がいれておいたものだが・・・)

ソフィアにはボーイフレンド・グレゴリオがいた。母娘喧嘩が始ま。夫であるロッコ妻と娘をとりなし

そんな最中、ロッコ宅に客人が集まり始めるのだが・・・。
 
・・・
スリリングでハラハラさせる映画だった。
舞台は、ほとんどがロッコ邸だけで、密室劇といえる。
コメディの中にもシリアスな問題も含み、まるでウディ・アレンの上質な皮肉も混じったコメディを見ている印象。
 
食事会の目的の一つは、元妻エマヌエラと別れたペッペが最近付き合っているという人を連れてくるということで、そのお披露目会も兼ねていたのだった
 
3組の夫婦は、ペッペが来るのを楽しみにしてた。ところがやってきたのはペッペはひとり。恋人・ルチッラは風邪を引いてしまったと言うのだ。みんな残念が

食事会はなごやかに始まり近所の話など、他愛もない話で盛り上がるが、話は思わぬ方向へ。コジモとビアンカの隣家の夫妻が、つい最近離婚したという話になった。主人が自分の娘ほどの女性(21・2歳)と浮気したことが理由で、浮気が発覚したのは「メールを消していなかったから」ということだった

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ここから恐ろしいことが起こっていく(笑)。
エヴァがゲームをしようと提案する。全員がそれぞれ自分のスマホを机の上に出し、メール、メッセージを見せあい、電話の会話を聞かせあうというものだった。

夫のロッコはたしなめが、全員が承諾して机にスマホを出した。
そしてゲームがはじまる。

それから、全員どきどきしながら待
最初に届いたのはコジモへのメッセージで、知らない相手からの「あなたが欲しい」という内容だった。登録していない相手で電話番号が示され

早速コジモとビアンカの間で揉め始めま。その最中にメッセージと同じ番号から着信があり、コジモが出ると、相手はなんとロッコだった。娘・ソフィアの電話を使ってイタズラをしたのだった。

自分のスマホは机の上にあり、自分のでかけると「ロッコ」と表示されてしまうためみんなは「今のはサイテー」と言いながらも、盛り上が
 
続いて、ペッペに妹・マルタから着信があった。着信の場合、スピーカーにして話をすることに決めていた。みんなは静かにしていたつもりが、周囲の声が漏れて、パーティーの最中だとマルタにバレてしまう。マルタはまた改めて電話すると言って、早々に電話を切

しかし、”大変な”ことは、あとから出てくる出てくる・・・。
 
・・・
ロッコに娘のソフィアから、相談の電話が入
ボーイフレンドのグレゴリオが、泊まりに来てほしいと言っているというもの。
ソフィアは心の準備ができていないと言ってい

話を聞いていた母・エヴァが敏感に反応するが、みんなで制止する
ロッコは父として助言。初体験は大事なもので、もし将来この夜のことを振り返って、いい思い出だと思えるのならば行け、そうでない場合にはやめておけ、急ぐ必要はない・・・とそう言

それを聞いたソフィアは、思いとどまったようだった。聞いていたみんなも、しんみりと感動する。「今日コンドームもらった時、恥ずかしかった」と言い、ソフィアのカバンにコンドームが入っていたのはロッコが渡したものだったのだと、エヴァは知った

そして驚愕の事件が起こる。
コジモは、毎晩夜10時になると愛人からメールが入るという。
そこで、スマホのタイプが同じで、独身のペッペとスマホを交換することにしてもらう。本当はペッペにきたメールにレレが返事をしなければならなくなる。ルチオという男から何度も「返事しろ」というメールが来。放っておくと「クソ野郎」という内容が返ってきた。
 
ルチオといっているが、実はルチアという女性ではないかと話をしていると、電話がかかってきた。スピーカーに切り替えた。すると、電話の相手は男で、レレが黙っていると「熱があるのになぜ出かけてるわけ?」とひとしきり怒った後、電話を切
ただならぬ仲の様子に、同性愛を疑った一同は、しんとしてしまう

ペッペとレレはスマホを交換したままなので、レレが当然のように、夫の同性愛を疑い、「いつからだ」と疑い、しぶしぶ「最近だ」と答えてしまうレレ(ペッペをかばう目的で)。ショックを受けたカルロッタは、酒をあお

実はペッペの新たな交際相手が男性・ルチオであり、同性愛であるがために、ペッペは友人たちへ紹介をためらっていたのだ。新たな恋人をルチッラという女性名にし、風邪を引いたというのは嘘だった。
  
・・・
このほか、コジモはエヴァとも浮気していることが発覚したり、なんとカルロッテにメッセージが入る。そのスマホには、「ノーパンか?」というメッセージだった。カルロッテがあせる番となる。フェイスブック(FB)で知り合った男性で、いままでメッセージのやりとりしかしておらず、相手にも家庭があって電話をしたことがないと訴えが信じてもらえない

電話をしてみろとレレが強要し、エヴァが代わりに応対。
すると、カルロッテの言う通り。電話は初めてらしく相手の男性は「ずっと声を聞きたかった」と言い、エヴァが会いたいとうと「君はいままで嫌がっていたじゃないか。僕はもちろん、会いたいよ」と答え。エヴァは適当に話を切り上げて電話を切。カルロッテの潔白は証明された。

・・・
月食とパーティーが終わったのと同時に、みんな「なにごともなかったかのように」振る舞みな「おとなの事情」抱えているの。先ほどまで喧嘩をしていた者同士も、何事もなかったことにすることで、仲間同士の絆を取り戻す。

ロッコは、「みんな大なり小なり秘密を抱えていて、目に見えない絆や信頼は壊れやすいものだから」と答えた。

イタリア映画というと、戦後の貧しい時代の庶民の生活などを描いた名作(「鉄道員」「昨日今日明日」「旅情」など)が多かったが、スマホの時代の現代のイタリア人の生活もリアルで家族、夫婦、親子など様々な共通の問題を抱えていることがわかって面白い。

小ネタもいろいろある。「タクシーは絶滅する。カーシェアリングが流行っているから」
パソコンの修理屋の番号登録の名前が「スティーブ・ジョブス」だったりする。男と女の違いはWindowsとMacほども違う、など(笑)。その心は・・・?。口うるさい老人の義母を老人ホームに入れようと案内書を内緒で請求したり、など。

                                                予告編

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マダム・フローレンス!夢見るふたり」(原題:Florence Foster Jenkins2016)を見た。実話をベースにした、ニューヨーク社交界の顔にしてソプラノ歌手でもあった女性、フローレンス・フォスター・ジェンキンスをモデルにしたドラマ。

絶望的な音痴であるにもかかわらずソプラノ歌手になる夢を追うフローレンスと、それをかなえようと奮闘する夫の姿を描く。本来は”歌ウマ”のメリル・ストリープが、世紀の音痴歌手に挑む。
 
監督はクィーン」「あなたを抱きしめる日までなどのスティーヴン・フリアーズ出演は、アカデミー賞の常連メリル・ストリープ、「アバウト・ア・ボーイなどのヒュー・グラントのほか、レベッカ・ファーガソンサイモン・ヘルバークなど。
 
・・・
あらすじ:ニューヨーク社交界のトップとして華やかな毎日を送る一方、ソプラノ歌手を目指して活動しているフローレンス・フォスター・ジェンキンス(メリル・ストリープ)。

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しかし、その歌唱力は音痴というしかないレベルであった。
夫シンクレア(ヒュー・グラント)は、マスコミを買収したり、理解者だけを集めた小規模なリサイタルを開いたりと、病を抱えながらも夢を追う彼女を支えていた。そんな中、フローレンスがカーネギーホールで歌いたいと言い始め・・・。
 
事実として、フローレンスは“史上最悪のオペラ歌手”と呼ばれ
音程とリズム感が全くなく、一音たりとも持続的に発声できない。
しかし、彼女はその破天荒な歌で大変な人気を博した。
1944年のニューヨークの最高峰カーネギーホール公演は、今も同館のアーカイブで一番人気という。チケットは即完売し、ホールの外には入りきらない客が列をなしたという。フローレンスを絶賛したのコール・ポーターなどの音楽家。オペラ史上トップ歌手エンリコ・カルーソーは、彼女を「称賛と尊敬されるべき歌手」と評している。
 
これを映画化したのがマダム・フローレンス!夢見るふたり。 
フローレンスを演じるメリル・ストリープは、「マンマ・ミーア!や、ジョナサン・デミの傑作映画幸せをつかむ歌ではあっと驚くロック姉ちゃん(オバさん)役を快演し、歌う女優としての地位が確立されている
 
しかし、今回は音痴のオペラ歌手。オペラのコーチのもとで2カ月アリア歌唱特訓を積み、最後の2週間で音程を外す練習をしたという。わざと音痴に歌うというのは困難な作業に思える。
 
フローレンスはいわば“裸の王様”。
潤沢に金を落としているオペラ界の人々と演奏者を集め、豪華な衣装を着た彼女が登場。その強烈な音痴っぷりに初めて聴く者は衝撃を受け、思わず外に出る聴衆も。しかし、フローレンスを守ろうとする夫や執事をはじめとする強力なガードで、歌がヘタクソと思われていることを彼女には知らせないようにする。

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専属ピアニスト、コズメ・マクムーン役のサイモン・ヘルバーク、オドオドしながら金の魅力に負けて、音痴歌のサポートに引きずり込まれる様子を演じているがこれも怪演
 
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聴衆をお金で買収したり、フローレンスの歌を酷評した新聞(ニューヨークポスト)を買い占めて、フローレンスに見せないようにするなど夫の涙ぐましい努力。

フローレンスがあるとき「昨日のカーネギーホールの歌を聴いた。コメディとしておもしろかった。新聞の悪評など気にしないほうがいい」と耳にして、新聞スタンドに向かう。すると新聞はすべて売り切れ。新聞スタンドのおっさんが「背の高い英国人が全部買っていき、ごみ箱に捨てていた」という。フローレンスは、ごみ屑箱を探して、ついに新聞を見てしまう。そして、ふらつきながら歩き卒倒してしまう。
 
マダム・フローレンスは、19歳の時に遊び人の男と結婚。この最初の夫から梅毒を移され、50年も生きてきたのだった。頭はスキンヘッドで、カツラをかぶっていた。
 
フローレンスがお気に入りだった伴奏ピアノを弾くピアニストのコズメ・マクムーンが、フローレンスの夫シンクレアに、一つ聞いてもいいかと遠慮がちに聞く。「マダムがいつも持っているバッグの中には何が入っているのか?」と。シンクレアは「それはいえない」だった。後で、そのバッグの中身がわかるのだが・・・。
 
カーネギーホールに招待された海軍兵士などの聴衆のあいだで、フローレンスの歌は「絞め殺されるネコの声だ」「お袋よりひどい」といったあざ笑うような声が上がり、フローレンスは歌う意欲がなくなり声を止めてしまう。

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すると、スタークの妻アグネスが立ち上がり「拍手をしよう。盛り上げよう」と聴衆に訴え、聴衆全員が「ブラボー!」と立ち上がるのだった。
 
フローレンスは、ベッドの上で、最後に夫シンクレアに言う。
「どんなに悪声と非難されても(カーネギーホールで)歌った事実は消せない」。
 
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どんな役を演じても、メリル・ストリープは、成り切ってしまうところが凄い。最近、偶然だが、レベッカ・ファーガソン写真)の出演している映画をよく見ている。
 
ヒュー・グラントチャールストンでノリノリに踊るシーンなどが、ミュージカル調でなかなかいい。

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ガール・オン・ザ・トレイン」(原題:The Girl on the Train2016)を見た。
スリラーということだが、むしろイヤミス”映画。「イヤミス」=イヤーな気分にさせるミステリー。「火サス」(火曜サスペンス)っぽい展開だった。監督はテイト・テイラー、主演はエミリー・ブラント
 
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謎解きミステリーサイコホラーといったらいいのか。
エミリー・ブラント扮するヒロイン・レイチェルはアルコール依存症で、情緒不安定で記憶障害がある。電車に乗るとかならずある家の前の光景に目を止める。そこの家のデッキには若い女の姿が見える。その若い女は、レイチェルにとっては理想の姿に思われた。
 
この若い人妻が失踪し、遺体となって発見され、疑惑の目レイチェルに向けられるというストーリー。自分ではないと主張し、自ら犯人を探し始めるレイチェル。一体だれが若い妻をしたのか
 
レイチェルのこれまでの過去の場面にタイムスリップする。半年前。3か月前。1週間前・・・。徐々に全貌が明らかにされて行く。
 
映画では一人のトムというレイチェルの元夫を巡って、3人の女性が登場。
一人はレイチェルエミリー・ブラント。トムは、鬼畜のようなゲス男で、職場で不倫が発覚して解雇されたのだが、妻(レイチェル)のアル中の記憶障害を理由に会社を辞めたとでっちあげる。二人目が、トムの浮気相手の女(アナ)(レベッカ・ファーガソン)。

トムはレイチェルと離婚し、アナと結婚してしまう。
アナとトムとの間に生まれた幼子がいた。そしてもう一人の女性が、アナの子供のベビーシッターのメガンヘイリー・ベネットである。このメガンが、実は、車窓から眺めていた若い女だった。
 
登場人物の人間関係を理解していないと、ややわかりにくい。

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                アルコール依存症のレイチェル

レイチェル
物語のヒロインでアル中の妄想女。若い妻(メガン)のことを理想の自分だと思っており、彼女が夫以外の誰かとキスしているのを見て激高。彼女を問い詰めに行くが、ベロベロに酔っていたので記憶がない。その後、メガンが遺体となって発見されたことにより現場にいたレイチェルに疑いの目が向けられる。記憶が定かでなく、もしかしたら自分がやった可能性もあると犯人捜しをするが、基本的に妄想で発言することが多く、的外れな発言をして犯人探しの妨害をしている状態。アルコール依存というイメージが先だって周りからのまったく信用がない。

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                          メガン

メガン
レイチェルがいつも電車から覗いている家に住む若き妻。
幸せそうな家庭の様子はまさにレイチェルの理想とする姿。ところが、誰かに殺され遺体となって発見される。遺体となって発見されたことによってメガンの過去が明かされていく。それは決してレイチェルの目指す理想の妻などではなく、お風呂で寝てしまい、我が子を溺死させてしまったり、本当は男にだらしないなど、理想の妻でないことが明らかになっていく
 
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                   アナとゲス男トム

アナ
レイチェルの元夫トムの現在の妻。子供が1人。レイチェルのことをかなり恐れている。レイチェルの不振な行動があるためで、レシチェルが視界に入るだけで嫌悪感を示すほど。子育てができず、メガンにベビーシッターとして働いてもらうが、見離される。
   
・・・
トムがゲス不倫男というのは続いていた。レイチェルから、不倫相手だったアナと結婚した後、今度はベビーシッターのメガンとも不倫関係があったのだ。 メガンが「私、妊娠した」と告げると、トムはかなり動揺しながら「おめでとう」というが、トムは「中絶してほしい」と頼む。しかし、メガンはそれを拒否。キレたトムはメガンを殴り倒し、顔面に2発、蹴りを入れて気絶させる。そして、岩陰に連れて行き、大きな石をメガンめがけて何度も叩きつけるのだった。
 
ところが、ラストには、トムの自業自得という結末が待っていた。

・・・
すべての事件解決。レイチェルは、また電車に乗っていた。かつてのように、窓から家を眺めることはなかった。まっすぐに前を向いて人生をやり直す決意にあふれていたのだった

原作は大ベストセラーのようだ。映画は、最後は少しの希望を見せているところに救いがあった。
 
主な登場人物:
レイチェル・ワトソン - エミリー・ブラント: トムの元妻でアルコール依存症に苦しんでいる。
●アナ・ワトソン - レベッカ・ファーガソン: トムの現在の妻。
●メガン・ヒップウェル - ヘイリー・ベネット: スコットの妻。
●トム・ワトソン - ジャスティン・セロー: レイチェルの元夫。
●スコット・ヒップウェル - ルーク・エヴァンス: メガンの夫。
●ライリー刑事 - アリソン・ジャニー
●カマル・アブディック医師 - エドガー・ラミレス: メガンの主治医で精神科医。
●マーサ - リサ・クドロー: トムの元上司の妻
●キャシー - ローラ・プレポン: レイチェルの大学時代からの友人でルームメイト。

この映画は、賛否両論あるようで、ドロドロのメロドラマにすぎないという意見だが、女優陣の演技をみるぶんには、それなりに面白い。 

エミリー・ブロンテは、心の折れた役で、もがき苦しみながらもアル中や、記憶喪失と闘う姿を熱演。「プラダを着た悪魔」「砂漠でサーモン・フィッシング」などに出演していたが、印象に残るのは、「ボーダーライン」。

レベッカ・ファーガソンは「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」で謎の女スパイを演じ、トム・クルーズと共にアクションを見せていたのが印象に残る。

ヘーリー・ベネットは見たことがあると思ったら、それもそのはず最近見たばかりの「マーリー 世界一おバカな犬が教えてくれたこと」や、「マグニフィセント・セブン」などに出演している。

女刑事を演じて味わいのあるアリソン・ジャニーは「アメリカン・ビューティ」「ヘアスプレイ」「ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜」などに出演しているベテラン女優。

 
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