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fpdの「映画スクラップ帖」 (名作に進路を取れ!)
★「9月1日から「はてな」ブログに移りました。https://fpd.hatenablog.com/

書庫▶洋画2010〜17年

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ジョン・ウィック」(原題:John Wick2015)を見た。”凄まじい”の一言。
引退した最強の殺し屋であるジョン・ウィックの孤独の復讐劇を描いている。
キアヌ・リーブス主演兼・製作総指揮。R15指定作品。
 
ハードボイルド・アクション映画で、フイルム・ノワールに新風を吹き込んだ映画かも知れない。スタイリッシュでかっこよく、ガン・アクション、カー・アクションもど派手で面白い。クールで痺れる映画だ。

映画は好評を博しジョン・ウィック:チャプター2(原題: John Wick: Chapter 2)が昨年7月7日に公開され、すでに第三作も撮影が開始された。
 
・・・
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「たかが犬?」
「妻の最後の贈りものであり、希望だったんだ!」

ジョンにとって、十分すぎる動機の復讐劇。 
 
この映画は、余計な説明は省き、ストーリーが進むシンプルさがいい。
映画の冒頭で描かれるシーンに時系列的に逆戻りするスタイルをとってい
 
映画の冒頭、小さな車がブロック塀にぶつかる。
車から降りた男は血まみれで、スマホをみる。そこには女性が海辺で楽しむ姿がある。映像にはその男の姿が。男は映像を見ながら眠り込む。息を引き取ったのか…。
 
・・・
1970年ごろアメリカで人気だった車「マスタング・ボス429」(69年型)を給油していると、ロシア語を話す3人組のチンピラ風のあんちゃんがいきなり「いくらだ」と聞いてくる。男(ジョン・ウィック)は「売り物ではない」とはねつけるのだが、これが発端だった。

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その後、夜中に覆面の男たちが車の主ジョン・ウィックの家を襲う。
妻が病気で死ぬ前に、寂しくならないようにと子犬を宅配便で手配してくれていたのだが、その愛犬デイジーが殺され、愛車「マスタング」を奪われたジョン・ウィックが復讐に立ち上がる…といったストーリー。
 
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フォード・マスタングといえば映画「ブリット」(1968)でスティーブ・マックィーンが乗っていたあまりにも有名な車。ジョン・ウィックも生前の妻から、車の運転には気をつけて、と言われていたほどの”カー○○”であり、時間があるときには、広大な敷地で、思いっきりマスタングを走らせる。

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車を奪って帰ってきたチンピラを待っていたその父親が息子に最初は悟らせるように静かに言う。

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この父親はロシアン・マフィアのボス。
そして「このアホーボケ!」と息子を殴り飛ばす組織のボスである父親。
父親の前で、気弱になるチンピラ風の息子。

「お前が誰の車を奪おうが、どうでもいい!問題は、その車の持ち主!」 
”誰でもない男”(FuckinNobody)ですが」 と怪訝な顔の息子。

誰でもない男だと?ブギーマン(殺人鬼)を殺すのがその男、ジョン・ウイックとい組織の元幹部で、誰もが恐れる凄腕の殺し屋の男! 抗争で確実に敵を仕留めてきたハンターキラーで、鉛筆一本で3人の男を瞬時に殺した闇の暗殺者! 今の俺たちがあるは、こいつのおかげだ。その組織の恩人を襲撃して、愛犬を殺し、車を奪ったというのが、お前とアホの護衛ども!」
 
「ひとり残らず手下を集めろ!」とボスの命令が響き渡る。
 その後、想像を絶する抗争が繰り広げられていく。

・・・ 
ジョン・ウィックの人物像など背景はほとんど語られないが、接する周りの人間の接し方で、いかに裏社会で”仕事”をしてきたが浮き彫りになる。

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ジョンの自宅で、乱射騒ぎがあり、一味が一網打尽に殺されたあと、顔見知りの警官のジミーが訪ねてきて「また仕事か」「いや、少しごたついただけだ」といった会話が交わされるだけで、見て見ぬふりで「じゃあ、また」と帰ってしまうのだ。
 
廃棄処理専門業者が、手際よく死体を処理して行く。
対価は金貨(※)で支払われる。コンティネンタル・ホテルでは、昔からジョン・ウィックは常連で、「殺しは厳禁」というホテルの掟があった。5年前に、闇の世界から足を洗ったジョンだったが、「裏社会がジョンを追いかけてきた」のだった。

マスタングを奪われたジョンには、ホテルから新しい車がプレゼントされた。

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イメージ 17銃撃戦の激しさは、凄まじい迫力。
容赦をしないジョンの復讐が随所に炸裂する。
登場する女暗殺者も手ごわい相手だった。

コンチネンタル・ホテル内での「レッド・サークル」(限定メンバー制)の知られざる世界などの描写も面白い。

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銃器などに関心のある人には、様々な銃が登場し見どころ満載。
ジョンを”掃除”するためにジョンの親友である、最強のスナイパー、マーカス( ウィレム・デフォーが指名される。はたしてマーカスは、ジョンを仕留めるのか・・・。

「ブリット」のカーチェースも彷彿とさせ、またマカロニウエスタン調のシーンもあり、ガン・アクション映画の新たな一ページを切り開いたような映画だ。「2」も見なくては。

主な登場人物
■ジョン・ウィック( キアヌ・リーブス):
本作の主人公。ファーストネームはジョナサン。「3人の男を鉛筆で殺した」など数々の逸話とともに語り継がれる伝説的な殺し屋。引退した今なお、かつて裏社会では
”ブギーマン(闇の男)”を殺す仕事を請け負っていたとして、”ババヤガ”との異名で恐れられる。劇中に登場する裏社会のほとんどの人物が彼とは顔見知り。愛する妻を亡くして悲しみに暮れ、愛車フォード・マスタングを走らせることだけを慰みに日々を過ごしていた。が、彼女が遺した子犬のデイジーと過ごしていくうちに再び人生に希望を見出す。しかし愛車を奪いに来たヨセフにデイジーを殺されたことで、彼への復讐を決意する。
■ヴィゴ・タラソフ(ミカエル・ニクヴィスト):
ロシアン・マフィアのボス。過去にジョンを雇っていた人物。ジョンの親友ともいえる。老獪で経験豊かなボス。しかし、用済みになった相手は平気で始末する残酷さもある。ジョンが引退前に遂行した大仕事のおかげで自身の組織を拡大することに成功した一方、現在もジョンの存在を恐れている。息子を守るためにジョンの殺害を組織の殺し屋全員に命令。しかしその過程で組織に大損害を受け、最終的にヨセフを殺されたことで怒髪天となり、マーカスを自らの手で殺害後、ジョンに最後の戦いを仕掛ける。
■ヨセフ・タラソフ( アルフィー・アレン):
ヴィゴの息子。ボスの後継者として教育を受けている最中。しかし、親の七光りを振りかざす愚か者。性格は父親以上に残虐非道かつ身勝手。欲しいものは暴力で奪い取り、自分に逆らう者は即座に殺す。父親に車泥棒を任され、たまたま見かけたジョンの車が欲しいという理由だけで彼の家に押し入った。そこにいたジョンの愛犬デイジーに吼えられたことに怒り、友人に命じて彼の目の前で殺害。だが、この残酷な行為がジョンの怒りに火を付ける。ついには命を狙われることになる。
■ヘレン・ウィック( ブリジット・モイナハン
ジョンの亡くなった妻。自身の死後、一人になってしまう夫を心配して子犬のデイジーを彼に遺した。
■マーカス( ウィレム・デフォー
殺し屋。ベテランのスナイパー。ジョンのメンターであり旧友。ヘレンの葬儀にも参列。その後、旧知であるヴィゴからジョンの殺害を依頼される。最終的には・・・。
■ミス・パーキンス( エイドリアンヌ・パリッキ):
ジョンと顔馴染みの女性の殺し屋。300万ドル以下の仕事は引き受けない事が信条。「コンチネンタル・ホテル」での掟を破ってヴィゴの依頼でジョンを襲い、さらにホテル内で殺しをやったため、ウィンストンの逆鱗に触れて粛清される。
■ウィンストン(イアン・マクシェーン):
殺し屋達が利用する「コンチネンタル・ホテル」の支配人。「ホテルの中では絶対に(殺しの)”仕事”を行ってはならない」という厳しいルール(掟)を殺し屋達に敷いている。裏社会の情報にも詳しく、ジョンにヨセフの居場所を教え、終盤には掟を破ったパーキンズを呼び出し、粛清。
■オーレリオ( ジョン・レグイザモ):
盗難車を解体する店のオーナー。ヴィゴの組織に属している。ジョンの友人。彼が愛車を走らせる場所として敷地を提供。ヨセフがジョンの愛車を持ち込んだことで事態を知り、ジョンに愛犬を殺して車を盗んだ犯人がヨセフであることを告げた。
■チャーリー( デヴィッド・パトリック・ケリー):
裏社会の掃除屋。殺し屋からの依頼を受けて、遺体の回収や現場の洗浄を行う仕事人達のボス。

(※)「金貨」:映画の中で、報酬などの支払いに金貨が利用されている。
「コンチネンタル」という機関があり、世界中で殺し屋たちをサポートする組織。基本は「コンチネンタル・ホテル」という形で運営。武器や情報の調達から死体の処理まで対応。利用には特殊な金貨が用いられる。一方でホテル内では殺しをしてはいけないなどの「掟」があり、これを破ると追放や粛清が行なわれる。

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「アトミック・ブロンド」(原題:Atomic Blonde2017)を見た。
東西冷戦の象徴でもあったベルリンの壁が崩壊していく歴史的分岐点の時代を背景に、スパイ・リストを巡って繰り広げられる、スパイミステリーアクション。

主演は「モンスター(2003)でアカデミー主演女優賞を受賞したシャーリーズ・セロン。共演は、ジェームズ・マカヴォイ、

セロンが演じるロレーンは、イギリスのMI6(情報局秘密情報部)の凄腕。
MI6は、ジェームズ・ボンドと同じ所属先ボンドだけでなくイーサン・ハント(ミッション:インポッシブルシリーズ)、ジェイソン・ボーン(ボーンシリーズ)などと競い合うような役柄設定となっており、制作陣としては、“新たな007シリーズ”を目指す。

“女性版ジェームズ・ボンド”として、既に続編の制作に取り組んでいるというニュースがある
 
シャーリーズ・セロンが、傷だらけになるほどの激しいアクションを演じている。セロンといえば「マッドマックス 怒りのデス・ロードでは、崩壊した世界で生きる女を演じるため、自らの提案により頭を丸刈りにし、全編ノーメイクで臨んだほどの役作りでは定評がある。

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ロレーンシャーリーズ・セロンは、ロンドンから西ベルリンへ飛ぶ。
そのミッションは、極秘リストの奪還と、二重スパイ“サッチェル”の正体を突き止めよというものだ。

当時の西ベルリンは、東ドイツの中にあり、ぐるりと壁で囲まれていた。
西ドイツの国土の一部だが、東ドイツ領土に浮かぶ孤島のような存在だった。
 
到着するやいなや、ロレーンはKGB(ソ連国家保安委員会)の手荒い出迎えを受けることになる。MI6の西ベルリン駐在要員デヴィッドパーシヴァルジェームズ・マカヴォイとともにKGBを撃退するが、そのパーシヴァルは味方なのか敵なのか分からない行動を取り続け、ロレーンの疑念を募らせるのだった

東ベルリンへ入るには、チェックポイント・チャーリー国境検問所を通らなければならなかった。身分を偽装して入ったものの、情報は筒抜けで、またしてもKGBの襲撃を受ける。鍛え抜かれた体だけでなく、手近にある物を何でも使って、襲い来る男たちを返り討ちにするロレーン。

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イメージ 8ローレンは、目的を達成することができるのか。また、無事に生還できるのか・・・。

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シャーリーズ・セロンは、役作りのために、3カ月間、毎日5時間のトレーニングで鍛え上げたという。スパイになっても「女」を捨ててはいない。装いはあくまでファッショナブル靴もピンヒール。その格好で立ち回りを演じる体幹の強さとバランス感覚が求められる。セロンは、アクションの身のこなしも鮮やかにこなし、ピンヒールを強力な武器に変えている。
 
カーチェイスのアクションシーンも大きな見所。
当時の車などを再現するために、ガラスの画面に映り込む車でさえ数十台を当時のものを利用。その頃の東ドイツの“国民車”だったトラバントを、東欧中を探し回って500台も揃えたという。

1989年当時は、記録装置も大型のオープンリール・テープデッキだった。
当時流行った音楽も、80年代を代表するようなクイーン、デヴィッド・ボウイ、ネーナなどの懐かしい名曲が流れているのもいい。
    
シャーリーズ・セロンが演じる女スパイは、女ジェームズ・ボンドというよりも、女イーサン・ハント(「ミッション・インポッシブル」)といった印象で、体を張って、アクション、車の運転、などで動き暴れまわる。素手のアクション映画としても面白かった。
 
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コレクター」(原題:The Factory2012を見た。
1980年代にアメリカを震撼させた連続猟奇殺人事件を題材にしたサイコ・サスペンス映画。自分の子供を産ませるために次々と娼婦を拉致監禁し、妊娠できない娼婦は殺してしまう残忍な猟奇殺人鬼と、娘を誘拐された敏腕刑事の闘いを描いている。
 
原題は「工場」だが、この映画の鍵となっている。
「コレクター」というと1965年の「コレクター」と紛らわしい。
1965年の同名タイトルの映画は若い内気なテレンス・スタンプが蝶を集めていたが、やがて女性を監禁するという話だったが…。
 
雪の降るニューヨークのバッファロー。
夜の街角に立つ娼婦たちは、車を徐行させるカール・ジュモー(ダラス・ロバーツ)に声をかける。カールは娼婦たちを物色し、銀行のATMでお金を出していた娼婦に声をかける。娼婦は誘われるまま車に乗り、カールの自宅へ向かう。
 
カールは、友達の少ない気弱な男を演じ、娼婦を安心させる。
しかし、その娼婦が女装した男だとわかると、残忍な手口で殺してしまう。カールは、娼婦ばかりを狙う連続殺人鬼だった。

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イメージ 5バッファロー市警のマイクジョン・キューザックと相棒のケルシー・ウォーカー(ジェニファー・カーペンター)は、3年前から連続娼婦失踪事件の捜査を続けている。しかし娼婦の遺体さえ発見されず、捜査は打ち切りになる。
 
この事件は冬季限定で起こるのが特徴で、まだ17歳の少女を含む7名の娼婦が行方不明になっていた。同じ年頃の娘を持つマイクは、犯人に強い怒りを感じていた。
 
マイクの娘のアビー(メイ・ホイットマン)は17歳の高校生で、反抗期を迎えている。今日も感謝祭のお祝いを彼氏とすると言い出し、母親と衝突する。ケルシーはマイクの一家と仲が良く、アビーとも親しい。マイクは、感謝祭のお祝いにケルシーも誘うが、彼女は食事をせずに帰る。
 
ケルシーは独身だが、なぜか不妊治療について詳しく調べている。彼女は身寄りがなく、孤独だった。(アビーの母親の何気ない一言:「30歳にもなって、子供もいないなんて」に微妙に反応するケルシーの表情。うん?なにかありそう)。

カールは娼婦の死体をバラバラにして、その肉を飼い犬に与える。残った肉片は、冷蔵庫に保存していた。その後手際よく料理を作り、地下室へ運ぶ。カールは市民病院の食堂でコックをしており、料理は得意だった。
 
女装した娼婦が行方不明となり、マイクは事件の捜査を開始する。犯行の手口から、この事件も一連の娼婦失踪事件と同一犯の犯行と思われた
 
イメージ 4「コレクター」はサイコパスの話だった。
(以下ネタバレ)
サイコパスのカールが集めていたのは娼婦で、その目的は、カールの自宅の地下に娼婦たちを軟禁状態にして、赤ん坊を産ませる(=製造する:映画の原題「(赤ん坊製造)工場」)ことだったのだ。
 
おぞましい映画で、娼婦失踪事件を捜査するマイクだが、マイクの動きはなぜかカールに筒抜けだった。カールと、マイクの相棒の女刑事ケルシーは実は共謀していたのだ!
 
マイクとケルシーは、カールの家に侵入する。子供部屋を見つけたマイクは、保育器の中で保護されている3人の赤ちゃんを見て驚く。その部屋の壁には、びっしりと写真が貼られていた。
 
カールは銃を持ち、寝室にいた。マイクがカールを撃った直後、ケルシーが部屋に入ってくる。そしてケルシーは銃を構え、マイクを撃つ(えええぇえええぇ〜、なに、この展開?)。
 
実はケルシーは、カールに拾われた最初の家族だった。
しかし子供を産めなかったため、カールが拉致してきた娼婦に赤ちゃんを産ませていたのだ。ケルシーが共犯者だったので、連続娼婦失踪事件は、なかなか解決しなかったのだ。
 
後日、ケルシーはマイクの自宅の留守電に、マイクを守れなかった謝罪のメッセージを入れておく。そして、マイクがアビーの妊娠を知って喜んでいたと伝える。ケルシーは警察を退職し、郊外の一軒家へ引っ越す。
 
ケルシーの車には、3人の赤ん坊が乗っていた。アビーはケルシーのメッセージに、赤ン坊の声が入っていることに気づく。そして釈然としないものを感じて、じっと電話機を見つめていた

一方、ケルシーは赤ん坊を抱いて、不敵な顔をして、エンディング。
何かしら中途半端な終わり方だった。

※「ツッコミどころ」がいくつもある。
(1)パートナーを組むケルシーが怪しいことに気づかないマイクは間が抜けている。
(2)マイクの奥さんは、夫マイクの同僚とはいえ、自宅にケルシーを家族のように呼んで来るのに、のんきに対応。二人の関係などを疑う素振りもない、など。
 
主な出演者:
マイク・フレッチャー(ジョン・キューザック
バッファロー市警の敏腕刑事。3年前から連続娼婦失踪事件の捜査を続けているが、なかなか犯人を逮捕できない。高校生になる娘と幼い息子がいる。刑事としては優秀で、粘り強く捜査を続ける。
ケルシー・ウォーカー(ジェニファー・カーペンター
マイクの相棒の女性刑事。三十路を迎えているが、まだ結婚はしておらず、家族もいない。マイクの家族と仲が良く、子供たちからも慕われている。
カール・ジュモー(ダラス・ロバーツ
連続娼婦失踪事件の犯人。捜索されにくい娼婦を自宅の地下室に監禁し、自分の子供を産ませている。ケータリング会社から派遣されるコックで、現在は病院の食堂で働いている。
アビー・フレッチャー(メイ・ホイットマン
マイクの長女。17歳の思春期を迎えており、大学生の彼氏のことで頭がいっぱい。背伸びをして派手な化粧をしており、娼婦と間違われてカールに拉致される。
ダリル・ゲイリー(アンソニー・ウィリアムズ
市民病院の黒人の看護師。入院中の娼婦をレイプして妊娠させた過去がある。それをネタにカールに脅され、彼に頼まれた薬品を病院から盗んでいる。
 
★★ 
(脚本、構成がイマイチで、俳優に魅力がなく、ラストもパッとしない。)


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最高の人生のつくり方」(原題:And So It Goes2014を見た。
劇場公開はされずにDVDのみとなった作品。「最高の○○」といった似たようなタイトルの映画(「最高の人生の見つけ方」など)もあって紛らわしい。さらにWOWOWで放送された時には「最高の人生の描き方」というタイトルだった。
 
監督のロブ・ライナーは「スタンド・バイ・ミーで少年の青春を撮ったりミザリーで狂気な女性を撮ったり恋人たちの予感」のようなラブコメだったり、この映画のように熟年同士の大人のロマンスを描いたりと、多彩なテーマを取り上げる監督だ。

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「最高の人生のつくり方」は、妻に先立たれた偏屈な男やもめが、突然孫娘の世話を任されたことをきっかけに、家族や所有するアパートの住民らと心を通わせるようになるまでを描くハートウォーミングムービー。
 
・・・
不動産営業マンのオーレンマイケル・ダグラスは自分勝手で偏屈。
妻に先立たれ、自宅の豪邸を売りに出す間、所有するアパート“リトル・シャングリラ”で一人暮らしをしている
 
が、その性格からアパートの住人からも煙たがられていた。
自身の敷地内に黒い犬を発見すると、車から機関銃(実はモデルガン)を取り出して犬をめがけて発砲する。それはペイント弾だった。犬の撃たれたたれた箇所がペンキで黄色く塗られるのだ。その後、その犬は、名前を「ペイント」と名付けられ引き取られることになる。
 
ある日、疎遠になっていた息子ルークスコット・シェパードがやってきて「刑務所に入るのでその間娘を預かって欲しい」と頼まれる。
 
オーレンは自分には無理だと断るが、ルークは強引に娘サラをオーレンの元に残していく。しかたなくオーレンは隣に住む未亡人でシンガーのリア(ダイアン・キートン)にサラを預かってもらいながら、サラの母親リタを探すことにする。
 
アパート住人の警察官に調べてもらい、不安がるサラをリアを伴ってリタの元へ連れて行くが、会ってみるとリタは顔に痣(あざ)を作り、薬で足元もおぼつかない。
 
そんな有様をみたオーレンはさすがにサラを預けられず連れて帰る。
サラの誕生日のその日、オーレンはリアとともにサラを連れて遊園地で過ごし、互いのことを話し合い打ち解けていく。

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イメージ 4アやサラと過ごすうちにオーレンの人への接し方も少しずつ変わっていった。

仕事がらみの無実の罪だったルークを釈放させるために弁護士を雇い、サラのための部屋を用意し、リアにシンガーとしての仕事も世話するようになった。
 
アパートの住人ケネディが急に産気づいたところをオーレンが取り上げたことで、住人たちとの関係も良くなった。
 
リアともいい関係を築いていけそうなオーレンだったが、売りに出していた自宅が売れたという知らせが入り、ルークの釈放も決まったことからオーレンはかねてから予定していたバーモンド州の家に引っ越すことにする。

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                   可愛いサラの行く先は・・・。

出所したルークにサラとアパートを託し、リアには何も言わず町を出ようとしたオーレンだったが、離れることに耐えられず彼女の元に戻る。こうして“リトル・シャングリラ”でオーレンは愛する家族やアパートの住人に囲まれて幸せな日々を過ごすようになった。
 
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監督:ロブ・ライナー 
出演:
■マイケル・ダグラス(オーレン)…不動産会社の営業マン。70歳前後。
10年前に妻を亡くした。豪華な自宅を860万ドルで売ろうとするが、相場は580万ドル。自身は、売れるまでは所有するアパート「リトル・シャングリラ」暮らしで、売れたら、田舎に引っ越そうと考えている。
ダイアン・キートン(リア)…夫を亡くし、オーレンのアパートの隣に住んで、夜はクラブで歌っている。65歳。オーレンの孫娘がやってきて、その父親が刑期を終えるまでの9ヶ月間、一緒に暮らす事になる。
スターリング・ジェリンズ(サラ)…まもなく10歳になる、オーレンの孫娘。絵を描くのが得意。オーレンが娘の実母にあわせるが、薬づけになっていて、父親が出所するまで、リアのもとで生活することになる。
スコット・シェパード(ルーク)…オーレンの息子だが、クスリに手を出し、服役中。オーレンとは疎遠になっていたが、娘を預かってくれるところがないため、強制的に頼み込んできた。
■クレア(フランシス・スターンハーゲン)…不動産事務所の女社長。オーレンのよき理解者で相談相手。
 
・・・
映画のオープニングにかかる音楽は、懐かしい!
映画「青春の光と影」(原題:Changes,1969)でテーマ曲で使われていたジュディ・コリンズの歌(Both Sides Now)だった。一気に映画に引き込まれた。

                        「青春の光と影」のテーマ曲
■「青春の光と影」(日本公開:1972年)https://blogs.yahoo.co.jp/fpdxw092/43822580.html

ダイアン・キートン扮するリアは、小さなクラブで歌っているが、その歌う曲の中には、映画「いそしぎ(1965)の主題歌シャドウ・オブ・ユア・スマイルThe Shadow 
Of Your Smileや、映画「トップハット」(1935)でフレッド・アステアが歌う”チーク・トゥ・チークCheek to Cheek)”さらに”ブルー・ムーン”など次々に音楽が流れるのだ。
 
主人公のオーレンが、不動産を見に来た30歳らしき夫婦に、バイキングのキッチンは、サミー・デイヴィスJr.も愛用していた、と言っても「だれ、それ?」というのがおかしい。
 
どちらも伴侶を失った熟年男女の老いらくの恋をたて糸に、そこに関係する周りの人達との交流などを描いている。オーレンとリアのやりとりなどがなかなか面白い。かなりツボの映画だった。小ネタ(セリフ)もいい。劇場公開されなかったのが不思議なくらいだ。
 
☆☆☆
  

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カンパニー・メン」(原題:The Company Men2010を見た。
出演者がケヴィン・コスナーベン・アフレックトミー・リー・ジョーンズと聞いては、期待度も上昇…のはずだったが。
 
・・・
「2008年9月25日、月曜日は記憶に残る日になるでしょう」と史上最悪の金融危機のニュースを伝えるキャスターの声で映画は始まる。そして、さらに「シティ・グループは5万3,000人を解雇」というキャスターの声にかぶさるように、小さく「The Company
Men」のタイトルがでる。

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リーマンショックで、巨大安定企業とみられていた会社「GTX社」に勤務していたボビー(ベン・アフレック)が、まさかのリストラにあい退職。再就職までもらえる再就職手当の期間は6ヶ月。

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それまでに次の仕事を探さなければ、家族が路頭に迷ってしまう。
再就職支援施設に行ってみたが、就職先を斡旋してくれるものではなく、女性インストラクターがいて「気合で乗り切れ!」と檄を飛ばし、呪文のような言葉「私は必ず勝つ。なぜか?私には信念と熱意があるからだ」を全員で合唱するだけだった。
 
パティション(仕切り壁)の狭い空間で、個別の会社に自らが電話をかけまくる就職活動。日本のハローワークとは状況が少し異なる。日本では、パソコンから求人企業のなかから希望の会社を2,3件選び出し、ハローワークの職員に提出し、職員が求人状況を先方と確認したり、アポもとってくれるケースが多い。

ボビーは、電話での求人探しや、支援センターの精神論のやり方には苦笑いしするしかなく「こりゃ、なにかの宗教か」と見切りを付け、それでも無職になったことが周囲に知られるのが嫌で、無理して高級ゴルフコースに通ったり、BMWを乗り回すという始末
 
しかし妻からは「もうやめて」と迫られ、現実を直視し始めボビー。
家族を連れて妻の実家に帰省。妻の兄から家を建てるからと大工仕事を紹介してもらうが、ボビーの手伝い仕事を見て、義兄からはダメ出し。

ようやく、自分のプライドを捨てられるようになった頃、以前の給料の半分くらいで同じ仕事のオファーがやってきた。
 
その頃には建築業にも面白みを感じていたボビーは、迷いを感じるが、義兄が「君は建築は向いてない自分の向いてる仕事をし」という一言でオファーを受け入れることになった。
 
・・・
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会社の中の権力闘争とか、足の引っ張り合いとか、敵味方の醜い争いとか、はほとんど描かれず、リストラ社員のその後を平凡に描いたストーリーだった(笑)。

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ケヴィン・コスナーは1980年代から1990年代始めの「アンタッチャブル」「ダンス・ウィズ・ウルブス」「JFK」の頃の二枚目でハツラツとした時代とは打って変わって、チョイ役の脇役で出演。田舎で、ペンキを塗って、大工仕事をして、平凡だが味わいのあるバイプレイヤーとして、存在感を出している。

トミー・リー・ジョーンズは、缶コーヒーおじさんではコミカルな宇宙人を演じているが、顔一面のシワシワが、年輪をにじませている。

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主演のベン・アフレックは、近年は「アルゴ」「ゴーン・ガール」などで活躍だが、どうもさえない世間知らずのボンボンというイメージが強い。

この映画では、ベン・アフレック演じるボビーは大企業で働いていたとか、MBAを取得している、などを自慢したげな安っぽい男だ。

郊外には豪邸を構え、高級車を乗り回し、職場に行くと、ゴルフの上達した腕前を自慢し、同僚社員に「いくつで回ったか当ててみて」というのが口癖。ほかの社員も、そんなことに付き合わされているのに辟易しているが、そんなことはお構いなしの能天気な男なのだ。
 
この映画のストーリーは「リーマン・ショックを機にリストラされたエリートサラリーマンが仕事や家族について見つめ直すヒューマンドラマ」ということだが、特に味付けもなく、そのとおりで、それ以上でもそれ以下でもない(笑)。

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この映画では、ボビーの他に2人の社員もクビになり、3人のそれぞれの家庭が描かれる。そのうちの1人、フィル(クリス・クーパー)の言葉で「自分ひとりがいなくなっても、新聞は毎日届く。スプリンクラーは6時には締まる。隣の住人は、毎日曜日には洗車している」と、会社人間など小さな歯車の一つと言ったところか。
 
大企業に勤めていたとか、昔は給料はこうだったとか、所属組織・会社=自分の価値と勘違いしている人間が世の中には多いが、そういった組織、肩書きを一切取り払っときに、その人の価値はあるのかもしれない。
 
お暇なら見てね、という映画だった。
 
★★
 
 
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