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fpdの「映画スクラップ帖」 (名作に進路を取れ!)
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書庫▶洋画2010〜17年

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ゲット・アウト」(原題:Get Out, 2017)を見た。面白すぎる!
これは予備知識なしで見て大正解。誇張なしであまりにも面白いので☆☆☆☆☆を与えたいくらいだが、最高の4個を。アカデミー賞脚本賞を受賞(納得!)

宣伝文句の映画の常識を覆すサプライズ・スリラーというのも大げさではない。
 
監督・脚本はジョーダン・ピール、主演は「ボーダーライン」のダニエル・カルーヤ。「ボーダーライン」ではエミリー・ブラント演じるケイトのFBIの相棒役

ヒロインを演じるのは、テレビシリーズのGIRLS/ガールズ」で米国では有名というアリソン・ウィリアムズ。映画は初出演。なかなかいい。ヒロインの母親役は「マルコヴィッチの穴」「カポーティ」「キャプテン・フィリップス」などのキャサリン・キーナー
 
製作費はわずか5億円程度と低予算。興行収入は全米を中心に世界で250億円を軽く突破。日本は、昨年の秋に公開されたが「ブレード・ランナー2049」などの陰に隠れて、短期間の上映で打ち切りとなった。最近、レンタル開始となった。タイトルの「(黒人は)出ていけ!」(Get Out)というのは1980年代にアメリカではやったコメディを元ネタにしている。
 
・・・
ネタバレにならない程度に、導入部を紹介すると、26歳の若手写真家の黒人青年クリス・ワシントンは白人で大学生の恋人ローズ・アーミテージがいた。ローズは、自身の両親のもとへ挨拶に行くことを提案。

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不安なクリスは、両親黒人であること話しているかと聞く。
ローズは、両親は人種差別をする人間ではなく、「オバマが3選目指せば投票する」ほどだというのだ。ローズの運転する車で、実家アーミテージ家へと向か
 
その道中でシカと衝突、白人警官から聴取されるクリス。
運転していたのはローズだったが、警官のクリスに対する態度にローズは憤る。
 
アーミテージ家に着いたクリスはローズの両親から歓迎され

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                親切そうなローズの両親だが・・・。

ローズの母ミッシー(キャサリン・キーナー)は催眠療法を行う精神科医、ローズの父ディーン(ブラッドリー・ウィットフォードは神経外科医そして家には、黒人のメイド・ジョージーナ(ベティ・ガブリエル黒人の庭師ウォルター(マーカス・ヘンダーソンもいた。
 
彼らの仕草や立ち振舞を見ていると、クリスには挙動不審に思われ、気味が悪かった。ゲスト白人の富裕層ばかりというアーミテージ主催のパーティが開かれ、クリスも招かれ参加したが、居心地が悪かった。
 
しかし、ゲストの中に1人だけローガン(キース・スタンフィールドという黒人男性がいた。クリスは、ローガンに話しかけたが、その黒人らしからぬ立ち振舞いに不信感をおぼえるのだった。同じ黒人で、美人の白人娘を恋人にしていることへの嫉妬心か・・・?
 
・・・
前半は物語がスピーディに展開して行くが、途中から、なにかがおかしいということに気づいていくクリス。その先にクリスを襲う恐るべき事実とは・・・。

前半と後半では、映画の中身ががらりと変化する。完全にホラー映画となる。

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40年前に公開された「招かれざる客」と同様、白人娘が黒人のボーイフレンドを両親に紹介するという点では同じだが、今回は、背後に”ワケアリ”がある。

人種の違いやマイノリティなどの多様性を認めようという風潮のいま、あえて人種差別に関連した映画を製作しているが、根強くある差別・偏見の根底は今も変わっていないようだ。
 
イメージ 1映画としては、予告なく、ショッキングな出来事が突然起こるので、驚かされる。
メイドの黒人女性ジョージナベティ・ガブリエル写真の、作り笑いのような表情と謎の行動が不気味。この女優は初めて見たがすごい。「ノー、ノー、ノー、ノー」というときの表情が凄すぎ! 

キャサリン・キーナーは、名前がキャスリーン・ターナーと間違えやすいが、この映画では、精神科医の役で、相手を催眠術にかけてしまい、意のままに操ってしまう。

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           精神科医ミッシー(キャサリン・キーナー:左)とクリス

アーミテージ家の人間、そのパーティに集まる人間がすべてがクリスには奇異に映る。一方、恋人としてなんの疑いの目も向けていなかったローズでさえもグルだったのか?クリスは、ローズの私物の箱の中身を見てしまう。以下、一部ネタバレ:これまでアフリカ系アメリカ人の友人はいなかったといっていたが、ローズの箱からは、黒人男性とのツーショットが何十枚も出てきた。しかも優秀であるか、フットボール選手のような屈強な体格の男ばかりだった。家族ぐるみで、何かの目的をもって男を「選んでいた」のだった。恐るべき秘密の行動が明らかになる。
 
主な登場人物:
クリス・ワシントンダニエル・カルーヤ: 写真家の黒人青年。 
ローズ・アーミテージアリソン・ウィリアムズ: 大学生。クリスの恋人の白人女性。
ミッシー・アーミテージキャサリン・キーナー: ローズの母親。催眠術を使用する心理療法家。
ディーン・アーミテージブラッドリー・ウィットフォード: ローズの父親。脳神経外科医。
ジェレミー・アーミテージケイレブ・ランドリー・ジョーンズ: ローズの弟。医学生。
ロッド・ウィリアムスリル・レル・ハウリー: クリスの親友。黒人系。TSA(運輸保安庁に勤務。
アンドリュー・ローガン・キング キース・スタンフィールド: アーミテージ家のパーティに招かれた客。黒人系。
ジョージナ  ベティ・ガブリエル: アーミテージ家の使用人。黒人系。
ウォルター  マーカス・ヘンダーソン: アーミテージ家の庭の管理人。黒人系。
ジム・ハドソンスティーヴン・ルート: 盲目の画商。クリスの写真も審査しているという。

アカデミー賞で、多くの有力作品を退けて「脚本賞」を獲るだけあって、伏線やストーリー展開も緻密。人間が、あるきっかけで豹変したりする描写や、セリフなどで気の利いたセリフも多い。

イメージ 6コーヒーカップをかき混ぜる音の不気味な音。
クリスが二階に上がろうとすると、パーティに集ったセレブたちが一斉に見上げるシーンなど、カメラワークにも引き込まれる。

パーティに集まった富裕層の中に日本人が一人いた。クリスに向かって、乱暴にも「アフリカ系アメリカ人で有利か不利か」などダイレクトに聞いてくるのだ。また「白人が愛されたのは、この200年だけだ。今は、黒人(の時代)だ」といった黒人を持ち上げる声も上がってくるが、そこにはウラがある。

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            庭師のウォルターはなぜかクリスに嫌がらせを言ってくるが・・・。

オバマ大統領が誕生して、レイシズム(差別主義)はなくなったかに見えたが、トランプ大統領が登場し、支持者の多くが白人至上主義であるなどによって、潜んでいた差別がまだあるということがわかったため、この映画を撮ったといわれる。

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                     ロッドとシド(犬)

クリスとローズが、一時両親の元へ出かける間、飼っていた犬・シドを預かってくれたのは、クリスの親友のロッド・ウィリアムス(リル・レル・ハウリー)。この役者もクリスが絶体絶命のピンチにあるときに助けて、味わいがある。シドが、ふわふわとした犬でかわいい。

                                                   予告編
 
☆☆☆☆(超おすすめ)
 
 
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ジョニーデップ主演の「トランセンデンス」(原題:Transcendence, 2014)を見た。
AI(人工知能)技術の進歩により、AIが巻き起こす恐怖とその後の荒廃した地球映像美の中で描く。タイトルがわかりにくい。原題のTranscendenceとは「超越」といった意味。

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監督は、ウォーリー・フィスターで、この映画がデビュー作。
それ以前は、おもにクリストファーー・ノーラン監督の「ダークナイト」「インセプション」などで撮影を担当していた。出演は、ジョニー・デップ、レベッカ・ホール、ポール・ベタニー、ケイト・マーラ、モーガン・フリーマンほか

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世界初の人工知能PINN(ピン)を研究開発する量子コンピュータ科学者のウィル・キャスター(ジョニー・デップ)とその妻エヴリン(レベッカ・ホール)は、コンピューターが人間の能力を超えた世界を構築するために、技術的特異性(Singularity)への到達を目標に、感知コンピューティングを開発していた。

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しかしそのさなか、ウィルは反テクノロジーを唱える過激派テロ組織RIFT(リフト)の凶弾に倒れてしまう。エヴリンは夫を救うべく、死の際にあったウィルの意識をPINNにアップロードする。
 
エヴリンの手により人工知能としてよみがえったウィルは、軍事機密から金融、経済、果ては個人情報にいたるまで、ありとあらゆる情報を取り込み、驚異の進化を始める。ウィルとエヴリンは荒野の小さな町に巨大な地下施設を建造し、身を潜めながら様々な研究を続けていくのだった・・・。 

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実際には亡くなった人間が人工知能として蘇るが、それがやがて増殖して、人類を支配する恐怖を描いたSFスリラー。科学、人工知能の進化の先になにが待っているかを見極めないと、人工知能ロボットに支配される危険性があるといった映画。

アメリカでは酷評されたというが、「それでも恋するバルセロナ」「ザ・タウン」などの女優レベッカ・ホールや、名優モーガン・フリーマンなどの役者が見所だった。

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ジョニー・デップは、今やハリウッドでは高額ギャラでトップクラスで、この映画の出演料は2,000万ドル(約20億円)という。普段は奇抜なキャラで、あまり美男とは思えないが、後半のシーンでは、アラン・ドロンに見えてきたから不思議。レオナルド・ディカプリオ、トム・クルーズなどと並んでハリウッド・トップスターの一人と言えそうだ。

■「Singularity(シンギュラリティ)」という言葉。
この映画で、最大の収穫は「Singularity」(技術的特異点)という言葉に”遭遇”したことかもしれない。ソフトバンクの孫正義社長は、2015年11月に、「Singularity〜情報革命が導く世界〜」のタイトルで講演している(ソフトバンク社内人材育成機関・ソフトバンクアカデミアにて)。

その一部を引用すると「ここで言うシンギュラリティというのは「コンピューターのAI(Artificial Intelligence)が人間の知能を越える日」ということ。これが何を意味するかというと、地球の歴史上で最も高度な知能を持っている人類を初めて越えるものがこの地球上に存在することになるということです。」と述べている。

AIが、人間のような感情を持ち、人間の知能を超える日が30年以内に起こるとしている。映画「トランセンデンス」は、まさにそんな時代を予見したかのような映画だった。

 
★★


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カフェ・ソサエティ」(原題:Café Society2016)を見た。日本公開は、2017年5月5日。このところウディ・アレン監督の作品で見逃している作品をよく見ている。

タイトルの“カフェ・ソサエティ”というのは、1930年代のハリウッド時代の象徴とも言える映画スターや著名人が集まるきらびやかな上流階級社会のこと。映画産業で働くことを夢見てニューヨークからやってきた青年が美しい女性と恋に落ち、その“カフェ・ソサエティ”の熱狂に陥ってゆくロマンティック・コメディ。
 
監督はさよなら、さよならハリウッド」」「ブルー・ジャスミン」ウディ・アレン。本作で史上初、3度目のカンヌ国際映画祭のオープニング上映作品となった
 
近年のウディ・アレンの作品は、”カド”が取れて、”ビター”な中にも、わかりやすいラブコメが多くなっていて見やすい。80歳を超えても、精力的に映画を撮り続けて、今夏には女と男の観覧車(原題:Wonder Wheel、2017の公開が控えている。
 
出演は「ソーシャル・ネットワークで2010年アカデミー主演男優賞ノミネートされたジェシー・アイゼンバーグヒロインを演じるのはトワイライトシリーズのクリステン・スチュワート。そのほかブレイク・ライブリー、スティーヴ・カレル、パーカー・ポージーなど。
 
【ストーリー】
もっと刺激的で、胸のときめく人生を送りたい。漠然とそんな願望を抱いたニューヨークの平凡な青年ボビージェシー・アイゼンバーグがハリウッドを訪れる。時は1930年代、この華やかなりし映画の都には、全米から明日の成功を目指す人々が集まり、熱気に満ちていた。
 
映画業界の大物エージェントとして財を築いた叔父フィルスティーヴ・カレルのもとを訪ね、とりあえず雑用係として働き始めボビー。フィルから秘書ヴォニークリステン・スチュワート)を紹介され、ヴォニーが週一のペースで、ハリウッドの街を案内してくれるという。ボビーは、ヴォニーの美しさに心を奪われる。

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ヴォニーと親密になったボビーは、彼女との結婚を思い描くが、ヴォニーには、ボーイフレンドがいるという。しかもその交際相手というのが、既婚者で離婚を考えているというのだが、その人物がまさかの人物だった・・・
 
・・・
1930年代のハリウッド映画界が舞台ということで、時代を彩った名俳優・女優の名前が次々に登場する。アレンの古き良き時代のハリウッドへのリスペクトか、はたまた逆に、儚い虚栄を風刺したかったのか。
 
大物エージェントを演じるスティーブ・カレルの役は当初はブルース・ウィリスが予定していたが、別の作品に出演するために代役出演となった。カレル演じる大物の口をついて出てくるのは、「ゲーリー・クーパーと食事をしたばかりだ」「ハワード・ホークスの件で忙しい」だったり、グレタ・ガルボ、ジュディー・ガーランド、ジョン・フォード、ジェームス・キャグニー、D.W.グリフィスなどだ。
 
このほか、グロリア・スワンソンの手形・足型や、アステア&ロジャースの「SWING TIME」の映画の看板なども登場。ニューヨーカーであるボビーをヴォニー車でセレブが住むビバリー・ヒルズに案内するが、スペンサー・トレーシーの家、ジョン・クロフォードの家、ロバート・テイラーの家などのプール付きの豪邸だった。

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しかし、ボビーにとっては、そうしたセレブ達の生活には魅力を感じることはなく、ヴォニーとも別れ、別の女性と結婚するのだが・・・。定番といえば定番のすれ違いメロドラマの雰囲気もあって、それなりに面白かった。
 
ハリウッドからニューヨークに戻り、クラブで大成功を収め、支配人となったボビーに、「ある日、”過去”が店を訪問する」ことになる。それは、かつて結婚も考えたヴォ二ーとその夫であり叔父のフィルだった。互いに何不自由のない生活に満足していたが、ボビーとヴォニーの奥底には、変わらない想いがあった。
 
ウディ・アレンの集大成的な映画でもあるといった批評家の意見もあり、評価はまずまずのようだ。
 
ウディ・アレンは、ユダヤ人であることの差別と外見から来るコンプレックス(身長160センチで、髪も薄く冴えない風貌)や、自己意識などを織り込んだコメディを得意としている「ユダヤ(教)に未来はない」といった自虐・皮肉の言葉も聞かれた。
 
映画カフェ・ソサエティ
日本公開:2017年5月5日
監督・脚本:ウディ・アレン
出演:ジェシー・アイゼンバーグ、クリステン・スチュワート、ブレイク・ライブリー、スティーヴ・カレル、パーカー・ポージー
2016年/アメリカ/英語/1時間36分
 
☆☆☆



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教授のおかしな妄想殺人」(原題: Irrational Man、2016)を見た。
完全犯罪の殺人計画を妄想し、活力を得ていく大学教授が巻き起こす騒動を描く、ウディ・アレン監督によるダークなコメディ。昨年の映画では「ラ・ラ・ランド」の主人公エマの役で人気となったエマ・ストーンということで、”追っかけ”で「マジック・イン・ムーンライト」に続いて見ることにした。

アカデミー賞ノミネートの常連俳優のホアキン・フェニックスが、“人生は無意味である”という真理に到達してしまったニヒルで変人な大学教授を演じ、その大学教授に思いを寄せるキュートな大学生をエマ・ストーンが演じている。

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原題のIrrational Manは「不条理男」の意味。
哲学の担当教授が、もっともらしく、いろいろな話をするが、かなり独善的で、学生からは一定の支持・共感を得るが、かなり危ない人物。


・・・
主人公は、とある夏にアメリカの小さな町の大学に赴任してきたエイブ・ルーカス教授ホアキン・フェニックス。人生の意味を見失って、無気力状態が続いていたエイブ・ルーカス教授が、あるとき喫茶店で、後ろの席で話している話をそれとなく聞いていると、悪徳判事の存在で、ある家族が苦しんでいるという話が聞こえてきた。

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エイブは、なんと、その判事トーマス・スパングラーの名前を控えて、そのトーマス判事を殺害することが世の中のためになると殺人計画を実行しようと思いつくのだ。

その頃、エイブ・ルーカス教授の人生は満たされ始め、なんと学生の1人ジル・ポラードエマ・ストーンに恋愛感情を持たれるなど、再び人生に光が差し始める。

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果たして、エイブ・ルーカス教授は、本当に判事を殺害してしまうのか?
教授の殺害計画を知らない女子大生ジル・ポラードとの恋の行方は?
 
いかにも、ウディ・アレンらしいシニカルでコメディタッチの作品に最後まで引き込まれる。
  

・・・
奇妙な目的=悪徳判事の殺人、という目的を見つけたことで、心身ともに元気になり、女性にモテたりするというのが皮肉めいておかしい。判事の行動パターンを知り、早朝ランニングをしている時に、殺人計画を実行に移そうとするのだが・・・。

しかし、完全犯罪に見えた殺人が、思わぬところでほころびを見せるが、自分に好意を寄せていた女子大生ジルに感づかれ、「自首」を進められる。期限を区切られ、自首するから月曜日まで待ってくれとジルにいう。

このジルさえいなくなれば、愛人(夫がいるが離婚して海外へ行くことを夢見る)とスペインかローマに逃亡できると考えた大学教授だが、果たして・・・。

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あっ」という結末が待っている。
「エレベーターが死刑台になる!?」⇒「死刑台のエレベーター」(うまい!笑)。

・・・
近年のウディ・アレンの作品は面白い。
個人的には「ブルー・ジャスミン」(2013)「ミッドナイト・イン・パリ」(2011)「それでも恋するバルセロナ」(2008)などがお気に入りだ。

もちろん初期の頃の「ボギー!俺も男だ」(1972)「アニー・ホール」(1977)などもお気に入り。
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今月23日に公開される最新作「女と男の観覧車」(原題:
Wonder Wheel)も面白そう。



☆☆☆


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ロバート・ゼメキス監督の「マリアンヌ(原題:ALLIED、2017)を見た。
かの名作「カサブランカ」へのオマージュを彷彿とさせるスケール感の大きい壮大なサスペンス・ラブストーリー。主演は、50代で脂の乗ったハリウッドを代表する俳優の一人、ブラッド・ピットと、いまやフランスの大女優の一人、マリオン・コティヤール
 
映画は冒頭・導入部からから引き込まれる。映画はこうでなくては。
男がパラシュートで、砂漠に降り立つ。
「アラビアのロレンス」では、遠くからラクダに乗った男が蜃気楼のような点から徐々に近づいてきたが、この映画では、車が砂煙をあげながらで近づいて来る。

男は銃で身構え、車に乗ると、アタッシュケースの中にある複数の身分証明書などを確認。ケースの中には、自動小銃が二丁あり、現金の札束があった。モロッコの街中に到着すると、運転手から、別の車の鍵を渡され、その車の後ろにアタッシュケースを収めて、クラブに向かう・・・というシーンがテンポ良く描かれる。ラストは衝撃。
 
・・・
1942年、フランス領モロッコ。
マックス・バタンブラッド・ピットは、パラシュートで砂漠へと降り立った。諜報員がドライバーに扮するタクシーでカサブランカの街に向かい、マックスは「クラブ内で紫の”ハチドリ”のドレスを着た女と合流しろ。」と指示を受けた。
 
マックスは、そこでマリアンヌ・ボーセジュールマリオン・コティヤールという女性諜報員と合流。合流して早々、夫婦という設定で回りと溶け込むマリアンヌとマックス。

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友人たちに見送られ、アジトとなる家へ向かう車の中で、マリアンヌはマックスに挨拶をしたが、マックスのフランス語のケベック訛がひどい、と指摘した。
 
マックスとマリアンヌは、モロッコの在フランス大使館におけるナチスの大使暗殺計画に関わっていた。彼らは偽装をなじませ、作戦を完璧に遂行するため、実際に新婚の夫婦のように共に暮らし、友人たちにもマックスを「夫」だと紹介した。
 
作戦途中で、マックスの素性に気づいたナチスの諜報員もいたが、気づいたマックスが始末した。

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やがて二人は作戦に使用する銃での演習を行い、また、前日には大使館でのホバー大使主催のパーティに入るため、ホバー大使と顔合わせも行い、念入りに信用の構築に務めるなど、作戦当日の準備を進めていった。
 
彼らは夫婦を演じるうち、お互いに急速に惹かれていった。
そして、パーティでの暗殺作戦の前日、砂漠の嵐の中、彼らは結ばれるのだった。そして、とうとう複数のナチス達が集まったパーティ当日。
 
手はず通り、建物外で連携する諜報員が起こした爆発をきっかけに、彼らは作戦を決行。マックスとマリアンヌはナチスの高官たちの暗殺に成功した。
決死の覚悟で臨んだ作戦だったが、作戦は大成功。

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二人とも無傷で生き残ったため、マックスは、マリアンヌに「ロンドンで結婚して一緒に暮らそう」と提案し、二人はロンドンで小さな結婚式を挙げた。
 
結婚式の日、すでにマリアンヌのお腹の中には子供を妊娠していた。
第二次大戦が始まり、ロンドンにもナチスの空爆が始まった。マリアンヌは、空襲が激しくなる中、マックスとの子供を出産。子供の名はアナと名付けた。
 
1年後、マックスとマリアンヌはロンドン郊外のハムステッドに新居を構え、幸せな家庭生活を送っていた。その矢先、マックスは、上官のフランク・ヘスロップとSOEの高官に呼び出された。
 
彼らは、マックスに、彼の妻マリアンヌがドイツ軍のスパイであるという疑いをかけていた。レジスタンスに在籍したマリアンヌ・ボーセジュールという人物は実際には1941年に亡くなっており、妻が名前を利用してスパイ活動をしているというのだ。
 
さらに、彼らがカサブランカで殺害したホバーは、ドイツ帝国の反体制分子であり、暗殺はヒトラーの意思に沿ったものだったというのだ。彼らは、マリアンヌに対して嘘情報を流し、それがドイツ軍に伝わるかどうか確認するテストを行うと告げられた。
 
72時間の猶予を与え、もしマリアンヌがスパイと分かったら、マックスにマリアンヌを始末するように指示をした。でなければ、逆に大逆罪でマックスを始末する、との非常な通告も受けるマックスだった
 
果たして、マリアンヌの愛は本物か偽物か、ドイツの二重スパイだったのか・・・。
 
・・・
悲劇のサスペンス・ラブストーリーで、主人公のマリアンヌが、”夫”のマックスに、「フランス語がケベック訛り」であることから、”ケベック人さん”と呼ぶのだが、カナダ出身ではあるが、カナダでもオンタリオの出身だというシーンがある。

そういえば、カナダも、英語とフランス語が公用語であるようだ。
”ケベック人さん”という言葉が、最後に効いてくる。
 
カサブランカはモロッコ最大の都市で、ドイツ軍による占領が進んでいて街の至る所にハーケンクロイツの垂れ幕が掲げられている状態。

マリオン・コティヤールが演じるマリアンヌ・ボースジュールという女性が、かつて、ドイツ軍が集まるドイツ人一色のクラブで「ラ・マルセイエーズ」の曲をピアノで弾いていたという情報を得て、夫であるマックスが調査に行くシーンなどサスペンスたっぷり。ニセの情報を流し、マリアンヌが飛びつくかどうかを試すシーンなども、ハラドキだ。
 
監督のロバート・ゼメキスといえば1985年に「バック・トゥ・ザ・フューチャーのヒットで一躍メジャー監督とみなされ1994年フォレスト・ガンプ/一期一会は、アカデミー賞作品賞監督賞を受賞このほか、「キャスト・アウェイ」(原題:Cast Away2000)ポーラー・エクスプレス」(原題:The Polar Express2004)「フライト」(Flight2012)ザ・ウォーク」(原題:The Walk2015などがある。
 
「マリアンヌ」は、guchさんが劇場で間違って2回見てしまったという映画。ようやく見た。映画はクラシック映画のような壮大で戦争当時のモロッコの最大の都市カサブランカを雰囲気を出して上手く描いている。


 







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