ここから本文です
fpdの「映画スクラップ帖」 (名作に進路を取れ!)
★「9月1日から「はてな」ブログに移りました。https://fpd.hatenablog.com/

書庫▶洋画2018年

記事検索
検索

全6ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6]

[ 次のページ ]

イメージ 1

ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男(原題:DARKEST HOUR、2017、2018年3月30日公開)を見た。

ゲイリー・オールドマンが特殊メイクによって、英国の首相ウィンストン・チャーチルになりきり、第90回アカデミー賞主演男優賞に輝いた歴史ドラマ。ゲイリー・オールドマンが全く別人のような、でっぷりとした風貌で、葉巻を吸う姿は、写真などで知るチャーチルそのもの。チャーチルの特殊メイクを担当した日本人のヘアメイク・アーティスト・辻一弘メイク・ヘアスタイリング賞を受賞

第二次世界大戦時の閣議記録を元に、チャーチルの首相就任からダンケルクの戦いまでの27日間が描かれる。チャーチルの妻クレメンティーンに扮するのはクリスティン・スコット・トーマス

イメージ 8

・・・
1940年5月、第二次世界大戦初期。
ヒトラー率いるナチス・ドイツの勢力が拡大し、フランスは陥落間近、イギリスにも侵略の脅威が迫っていた。 内閣不信任決議が出されたチェンバレン首相ジョン・ハートの後任として、外相のハリファックススティーヴン・ディレインが最適任者だという声があがるが、本人はこれを固辞。

イメージ 6
 
そこで、国民からの人気は高いが、たび重なる失策から政党内の “嫌われ者”であったウィンストン・チャーチルゲイリー・オールドマンに白羽の矢が立つ。 

イメージ 4

イメージ 5

朝から酒をたしなむ変わり者の夫を叱咤激励する妻クレメンティーンクリスティン・スコット・トーマスや、気難しくもウィットとユーモアに富んだチャーチルの言葉をタイピングする秘書エリザベスリリー・ジェームズのサポートを受けながら、国難に陥ったイギリスの新首相に就任したチャーチルは、ドイツとの和平交渉をすすめるチェンバレンとハリファックスらに陰口を叩かれながらも「決して屈しない」と徹底抗戦を誓う。

イメージ 7

そんななか、ドイツ軍に追い込まれた英国軍は、フランス・ダンケルクの海岸まで撤退し孤立状態となっていた。30万人もの兵士が包囲され、救出するすべがない。ならば彼ら兵士を救うべく船をダンケルクへ向かわせるのだ、大型船はもちろん、ボートや小型船など民間の船もすべて召集こうしてダイナモ作戦が実行された。

日に日にナチス・ドイツの勢いは増す一方で、英国にも上陸の危機が迫る。
ヒトラーに屈するのか、それとも戦うのか。ヨーロッパのみならず世界の運命がチャーチルの手に委ねられた。日々悩み、葛藤するチャーチル。

そんな彼の姿に、就任当初はチャーチルに対して懐疑的だった英国王ジョージ6世も心を開き、二人は絆を育む。ジョージのアドバイスは、市民の声を直接聞いたほうがいいというものだった。

イメージ 3
                    地下鉄で市民と対話するチャーチル。

そこで、護衛もつけずに、一人で、初めて地下鉄に乗る。
乗客はチャーチルに気づくが、チャーチルは、周りの乗客のひとりひとりの名前を聞き、将来についてどう思うかを聞き出す。とりわけ、ナチス・ドイツがせめて来た時に、和平条約を突きつけてきた時に相手の条件を飲むか、だが、断じて戦うべきだというのが市民の一致した意見だった。

そして臨時に議会を招集して演説をする。そしてチャーチルは歴史的決断を下すのだった。 
 
・・・
”ダンケルクの撤退”については映画「ダンケルク」(2017)で詳しく描かれている。
英国王ジョージ6世は「英国王のスピーチ」(2010)でコリン・ファースが演じている。歴史的な事象をそれぞれの断面で描いているが、すべてが繋がっている。
 
記者団のカメラに対してチャーチルVサインを高くかざすシーンがある。
「勝利(Victory)」を意味するVサインは、第二次世界大戦中の連合軍陣営で用いられ、チャーチルのパブリックイメージとして定着。ただ女性秘書のエリザベスが新聞に掲載されたVサインを見て、チャーチルに進言する。手のひらを内側にしたVサインの意味クソ食らえです、と。チャーチルはそれを知って大笑いをするのだが、それは実話という。
 
チャーチルといえば葉巻。キューバ産、大きいサイズを好み、ダブルコロナサイズを選んだが、半分までしか吸わなかったという。今では、長さ178ミリ、直径18.65ミリのサイズのものが“チャーチルサイズ”と呼ばれる。

日本映画「小説 吉田学校」(1983)で森繁久彌演じる、恰幅のいい吉田茂首相の葉巻とイメージがダブる。
 
チャーチルは、朝食にスコッチ、昼食にシャンパン1本、夕食でもう1本。夜はブランデーとポートワイン。奴に自転車は貸さんね」と劇中で議員に陰口を叩かれているほどの大酒飲み。英国人らしく動物好きと言われ、犬と戯れているシーンがあるチャーチルは、犬はもちろん、猫、馬、鳥など様々な動物を飼い、愛好したと言われている。 
 
イメージ 2

・・・
ダイナモ作戦(Operation Dynamo)は、第二次世界大戦ダンケルクの戦いにおいて、1940年5月26日から6月4日にかけて行われた、連合軍の大規模撤退作戦イギリス側コードネーム。イギリス海軍中将バートラム・ラムゼイが本作戦を計画し、イギリス首相ウィンストン・チャーチルにダイナモ・ルーム(ダイナモすなわち発電機があるドーバー城地下の海軍指揮所の一室) にて概要を説明したことから名づけられた。ダンケルクからの撤退(Dunkirk evacuation)ともいう
 
9日間に、860隻の船舶が急遽手配され、331,226名の兵(イギリス軍192,226名、フランス軍139,000名)をフランスダンケルクから救出。この“ダンケルクの小さな船たち”には、様々な貨物船漁船遊覧船および王立救命艇協会救命艇など、民間の船が緊急徴用され、兵を浜から沖で待つ大型船(主に大型の駆逐艦)へ運んだ。

チャーチルが周りからは嫌われ者だったこと、気が短く、辛辣なことをいい「バスに乗ったこともなく、パンに並んだこともないが、玉子はつくれる」という人物で、大酒飲みでタバコを常に離さなかったことなどがよく描かれていた。

タイピストのエリザベスが机に写真立てを置いていたが、チャーチルが「恋人か」と聞くと「兄です。ダンケルクで死にました」とエリザベス。この時、チャーチルは物思いにふけるようにエリザベスを見ていた。エリザベスの見事なタイプ打ちと、その演技が印象的だった。

チャーチルは、専用トイレに電話を起き、アメリカ大統領(フランクリン・ルーズベルト)にホットラインで電話をかけ相談するシーンもある。航空機などの貸出を依頼するが、馬は貸すというのだが・・・笑。

イギリス国王がお忍びで、首相の自宅を突然夜訪問するというのは、お国柄か、日本では考えられない。

最初から最後まで、チャーチルという人物を描ききった映画という印象。
ゲイリー・オールドマンの役作りおそるべし。
 
☆☆☆☆


↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加しています:ついでにクリック・ポン♪。

開くトラックバック(2)

イメージ 1

女王陛下のお気に入り(原題:The Favourite、2018)を見た。
今年のアカデミー賞を賑わせた作品の1本。第91回アカデミー賞ではROMA/ローマと共に、最多タイとなる10部門にノミネートされ第76回ゴールデングローブ賞では5部門にノミネートオリヴィア・コールマンアカデミー賞主演女優賞を受賞。


監督はヨルゴス・ランティモス。主演はオリヴィア・コールマン
共演はエマ・ストーンレイチェル・ワイズニコラス・ホルトジョー・アルウィンジェームズ・スミスマーク・ゲイティスなど
 
18世紀初頭のイギリスの王宮を舞台に、スペイン継承戦争下、女王のアン (オリヴィア・コールマン)のお気に入りになるために現側近のレディ・サラ (レイチェル・ワイズ)と、サラの従妹のアビゲイル・メイシャム (エマ・ストーン)が女王からの寵愛をめぐって激しい闘争を繰り広げるというもの。 
 
英国の王室のかつての女王が、一般的教養や政治的な知識などに疎く、容姿は醜く、決断力もなくお飾りの女王として描かれることに王室からクレームはなかったのかと思うが、これが実話というから驚く。

女王とは名ばかりで、実態は古くからの女王の幼馴染の侍従サラが実権を握っているのだが、そこに元貴族で没落した女がライバルの侍従として現れて、互いに足の引っ張り合いを演じるという醜いドロドロが描かれるので、好みが分かれるところ。
 
「ラ・ラ・ランド」で女優を夢見る女性を演じたエマ・ストーンが、側近のサラを陥れる悪女を演じている。女王に取り入るためには手段を選ばずで、自ら政略結婚で、自分の地位を高めていくのだが…。
 
不安や不安定を煽るような音楽や、画面の両脇の直線がだ円のカーブを描くような、魚眼レンズのスクリーンも印象に残る。女王が17匹ものウサギを飼っていて、周りをちょろちょろ動いているのも不気味。これには隠された理由があるのだが…。
 
イメージ 5
                 女王という立場だけはあるが…。
(ストーリー)
舞台は18世紀初頭、イギリスはフランスと戦争状態にあった。
しかし、宮廷内は戦争の喧騒とはかけ離れた優雅な暮らしをしていた。
そんなイギリス宮廷に1人の女性がやってくる。彼女は名をアビゲイル(エマ・ストーン)という。
 
当時イギリスを統治していたのはアン王女 (オリヴィア・コールマン)だったが、彼女は体調が思わしくなかった。そんな彼女の世話をしていた側近のサラ (レイチェル・ワイズ)が事実上女王の意思決定を担っていた。イギリス宮廷にやってきたアビゲイルは、そんなサラの従妹なのだった。

イメージ 2
           長年蜜月関係にあるサラと女王(アビゲイルが現れるまでは)

サラの口利きによって宮廷内女中として働き始めたアビゲイル。
しかし彼女は同僚からの嫌がらせに合っていた。そんなアビゲイルはある日、通風で苦しむ女王のために薬草を摘み、塗る。すると女王の痛みは和らいだ。その出来事を評価したサラはアビゲイルを侍女に昇格させる。
 
何事にも熱心に取り組み誠実なアビゲイルと、勝気な性格で女王を操るサラ。
サラはフランスを脅威に思い、戦争を進めるために税金を倍増させようとしていた。しかしハーリーなど多くの政治家たちは戦争を終結させたいと望んでいた。

イメージ 4
          サラと女王の秘密を知ったアビゲイルのとった行動とは…。

ある時アビゲイルは、サラと女王に特殊な関係があることを知る。
アン女王からの信頼を勝ち得てきたアビゲイル。いつしか宮廷内にその立場を深く刻み込もうと思い始めたのだった。
 
イメージ 3
                 左から:アビゲイル、女王、サラ
 
一応コメディとなっているが、もっとブラック・コメディ的な要素が加われば…と思った。ラストシーンも、やや意味不明。ベテラン侍従のサラがいなくなり、アビゲイルが女王に呼ばれる。足をもんで欲しいという。アビゲイルが、女王にお休みになったらいかがと進言すると「求められたとき以外は話をするな」と一喝される。

17匹のうさぎの蠢く姿が画面にオーバーラップする。
女王にとって、うさぎは大のお気に入り。所詮、侍従の一人なども、うさぎと同等の存在であり、女王は侍従とは格が違うのだということを見せつけていたようだ。
 
★★
(主要3人の演技合戦は見所だが、ストーリーが新味・面白さに欠け…)



↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加しています:ついでにクリック・ポン♪。

開くトラックバック(2)

イメージ 1

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー2018)を見た。
結論:やはり「アベンジャーズ」ものは、眠くなり、受け入れられない、好みが合わない映画だということがよくわかった(笑)。「絶対眠くなる映画5選」というランキングがあるとすれば、入れたい1本。
 
そんなに嫌いなら何故見たのか。
それは、明日見に行く「ドルビーシネマ」の体験映画の映画で、評判がよかったスパイダーマン: スパイダーバース」を見に行くための予備知識の一環だからだ。
 
しかも「アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー」は、最凶最悪の“ラスボス”サノスに立ち向かう、最強ヒーローによる究極のチーム・アベンジャーズの壮絶なバトル、あらゆる常識を超えた破格のスケールと喧伝されていた。

遅れて比較的最近みた「ブラックパンサー」(2018)がまずまずだったので、ブラックパンサー・メンバーやアイアンマン関連が出ていたので、まあいいか。ただ、ハリウッド女優の中でもトップクラスのスカーレット・ヨハンソンなどを無駄に使っているような印象。
 
「〜インフィニティ・ウォー」マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)」の第19作目となるこれまでのMCUに登場したヒーローたちが結集。宇宙や、敵の宇宙船、ワカンダなど、それぞれの場所で強大な敵・サノスと戦いを繰り広げる。

イメージ 7
                        サノス

サノスは全宇宙に生きる生命の半数を殺さなくてはいけないと考え、強大なパワーを持つインフィニティ・ストーンを集めていた。地球へ向かう途中ででサノスに襲われたソーは宇宙に投げ出され、ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーの一行に拾われる。
イメージ 2

イメージ 4

アイアンマンはニューヨークを襲うサノスの部下の宇宙船を止めるため、スパイダーマンとともに宇宙船に乗り込んだ。サノスの襲来を知ったキャプテン・アメリカらは、ブラックパンサーの力を借りにワカンダを訪れて…というヒーローのごっちゃ煮集結映画
 
物語のキーパーソンとなるのは、マインド・ストーンを埋め込まれたビジョンと、タイム・ストーンを持つドクター・ストレンジベネディクト・カンバーバッチ)。この二人が持つ石を守るため、各地で必死の戦いが繰り広げられる。
 
イメージ 3

アイアンマンとドクター・ストレンジ、ソーとガーディアンズ・オブ・ギャラクシーなど、新しい組み合わせがある。「シビル・ウォー/キャプテン・アメリカに続き、大勢のヒーローが登場するこの壮大なストーリーをまとめあげたのは、アンソニー&ジョー・ルッソ兄弟。

イメージ 5出演者:
ロバート・ダウニー・Jr
クリス・ヘムズワース
マーク・ラファロ
クリス・エヴァンス
スカーレット・ヨハンソン
ドン・チードル
ベネディクト・カンバーバッチ
トム・ホランド
チャドウィック・ボーズマン
ゾーイ・サルダナ
カレン・ギラン
トム・ヒドルストン
ポール・ベタニーイメージ 6
エリザベス・オルセン
アンソニー・マッキー
セバスチャン・スタン
イドリス・エルバ
ダナイ・グリラ
ピーター・ディンクレイジ
ベネディクト・ウォン
ポム・クレメンティエフ
デイヴ・バウティスタ
ヴィン・ディーゼル
ブラッドリー・クーパー
コビー・スマルダーズ
グウィネス・パルトロウ
ベニチオ・デル・トロ
ジョシュ・ブローリン
クリス・プラット
サミュエル・L・ジャクソン
ショーン・ガン
ウィリアム・ハート
レティーシャ・ライト
テリー・ノタリー
キャリー・クーン
マイケル・ショウ

★★(1個はおまけ)


↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加しています:ついでにクリック・ポン♪。
イメージ 1

ポーランド映画で初めてアカデミー賞の外国語映画賞に輝いたパヴェウ・パヴリコフスキ監督の最新作「COLD WAR あの歌、2つの心」(2018)は、冷戦下の1950年代が舞台。時代に翻弄される恋人たちの姿を、美しいモノクロ映像と名歌で描き出したラブストーリー。

先日発表された第91回アカデミー賞では監督賞と撮影賞、外国語映画賞の3部門にノミネートされている。6月28日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開。

                再生不可の場合はこちらhttps://youtu.be/22AhQSjIIR4



■モノクロというのがいい。
恋人たちの時代に翻弄され国境をまたいで愛を紡いでいく姿を、美しいモノクロ映像で映し出していく。映像もさることながら、ズーラ役のヨアンナ・クーリグの美しい歌声と、民謡音楽からフレンチジャズ、エルビス・プレスリーに至るまで様々な名曲がさらに物語に彩りを添えているようだ。

■音楽がいい。劇中流れる音楽「ロック・アラウンド・ザ・クロック」といえば「アメリカン・グラフィティ」(1973)でもおなじみだが「暴力教室」(1955)が印象に残る。

ズーラ役のヨアンナ・クリーグは「イリュージョン」(2011)に続いて2回目のパヴェウ・パヴリコフスキ作品となる。ピアニストのヴィクトル役はトマシュ・コット。2015年にポーランドのアカデミー賞“オルウィ”(Orły)では、「Bogowie」(原題)で最優秀男優賞を受賞している実力派の俳優。また、パヴェウ・パヴリコフスキ監督の「イーダ」で主人公イーダのおば役を務めたアガタ・クレシャも出演している。


参考:「ロック・アラウンド・ザ・クロック」/ビル・ヘイリーと彼のコメッツの演奏↓。  





↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加しています:ついでにクリック・ポン♪。
イメージ 2

女と男の観覧車」(原題:Wonder Wheel2017)を見逃していたので見た。劇場公開は2018年5月。ウディ・アレン監督による長編49作目の作品。製作はアマゾンのテレビ番組や映画の制作・配信を中心とする部門であるアマゾン・スタジオ
 
ウディ・アレンといえば、これまでに様々なハリウッドを代表する女優を主役に映画を撮ってきたが、今回はタイタニック愛を読むひと」などで有名なオスカー女優、ケイト・ウィンスレットを抜てき。いつもどおり悲観的で、皮肉に満ちたドロドロの愛憎劇の作品となったケイト・ウィンスレットは、ウディ作品初出演だが、イライラ感を発揮するアラフォー女性で名演を見せている。
 
・・・
1950年代のニューヨーク市ブルックリン区のコニーアイランド。元女優のジニー(ケイト・ウィンスレット)は、今ではコニーアイランドの遊園地にあるレストランでウェイトレスとして働く日々。
 
回転木馬の操縦係を務める夫ハンプティ(ジム・ベルーシ)とは再婚同士で、自身の連れ子リッキー(ジャック・ゴアと観覧車の見える部屋で暮らしている。だが、ジニーは夫に隠れて、海岸で監視員のアルバイトをするミッキー(ジャスティン・ティンバーレイク)と不倫をしていた。
 
イメージ 3
イメージ 8

平凡な毎日に失望していたジニーは、脚本家を目指すミッキーとの未来に夢を見ていたのだ。ジニーはミッキーに2つ告白することがあるという。一つは、35歳と言っていたが、実は39歳であること。すぐに誕生日が来て40歳。もう一つは結婚していて夫がいて、連れ子もいるというのだった。これを聞いたミッキーは、全く驚くふうでもなく「それが家庭崩壊につながる?」とこれまでにも人妻と付き合ってきたとほのめかす。
 
そんなある日、ギャングと駆け落ちして音信不通になっていたハンプティの娘キャロライナ(ジュノー・テンプル)がジニーの前に現れる

イメージ 1

キャロライナがなんと、ミッキーと親しくなってきたことを知るジニーの苛立ちは最高潮に達し、その日から嫉妬心が充満し、ジニーの歯車が狂い始めていくのだった・・・
 
イメージ 4

・・・
登場人物がみななにか問題を抱えている、といったところが面白い。
観覧車を登場人物に人生にたとえているのかもしれない。
不倫で一度結婚に失敗したのにまた不倫に走るジニー。ミッキーもしかり。女性が目の前に現れると、目移りして、相手を取っ替え引っ替え。
ジニーの子供リッキーは、不登校で、小遣いをもらって映画館通い。悪い癖は、ところかまわず放火をすること。結局、全ての人間が観覧車のように、前に進むこともなく元の場所に戻ってしまうのだ。

イメージ 5
 
イメージ 6

イメージ 7

1950年代の風景のカラフルな再現が興味深かった。
ケイト・ウインスレットが長回しのシーンで、一人芝居でセリフを続けるシーンは名女優といえるほどで「欲望という名の電車」のヴィヴィアン・リーのようでもあったというのは考え過ぎか。
 
現在83歳のウディ・アレン監督も、クリント・イーストウッドと並んで高齢だが、エネルギッシュに作品を撮り続けてくれそうだ。
 
☆☆☆



↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「にほん映画村」に参加しています:ついでにクリック・ポン♪。

開くトラックバック(2)

全6ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6]

[ 次のページ ]

fpd
fpd
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
検索 検索

過去の記事一覧

ブログバナー

最新の画像つき記事一覧

よしもとブログランキング

もっと見る
本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事