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fpdの「映画スクラップ帖」 (名作に進路を取れ!)
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書庫▶邦画2018年

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蚤(のみ)とり侍」(2018)を見た。MOVIXさいたま。
公開後1ヶ月経過し、平日朝(9:00)は、観客は数人だった。
原作は、綿密な時代考証を基にユーモアを交え、当時の社会を表現する歴史小説の第一人者・小松重男の傑作短篇集「蚤(のみ)とり侍」。監督・脚本は「愛の流刑地」「後妻業の女」の鶴橋康夫
 
前作「後妻業の女」は、独り身の高齢男性の後妻におさまり、その資産を狙う女を中心に、欲にとりつかれた人々が織り成す群像劇だった。「のみとり侍」は、江戸時代に実在したという、表向きは猫の“蚤とり”稼業だが、その実態は、女性に愛を奉仕する裏稼業(男娼:出張ホスト?)だったというのをコミカルに描いている
 
出演は「テルマエ・ロマエ」で、彫刻のような堀の深さを見せた阿部寛が主演。
「後妻業の女」で大竹しのぶ、「愛の流刑地」で寺島しのぶの”Wしのぶ”とコンビを組んだ豊川悦司のほか松重豊風間杜夫斎藤工、桂文枝前田敦子など個性的な面々。
 
・・・
「猫の蚤(のみ)をとりまっしょい!」
「猫の蚤(のみ)をとりまっしょい!」
と掛け声をかけながら派手な服装をした中年の商人のおっさん達が江戸の街を練り歩く。遊郭あたりを通ると、女中が出てきて、「蚤とりをお願いします」と、常連らしき男に声がけをして男は家の中に消えていく。
 
・・・
越後長岡藩藩士・小林寛之進阿部寛)は、正直者で真っ直ぐな性格。
藩主・牧野備前守忠精(ただきよ)(松重豊)主催の和歌の会に出席。忠精の詠んだ句のひとつは、ほかの藩主がすでに詠んでいる句であると正直に進言したものだから、忠精機嫌を損ねてしまう。

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そして、寛之進「明朝より、猫ののみとりとして無様に暮らせ!」と江戸の裏稼業・猫ののみとりを命じられてしまう

寛之進は、“蚤(のみ)とり”のなんたるかも知らず、たまたま「のみとり屋」の看板のある家を見つけ、”のみとり仕事”を申し出るのだった。

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のみとり長屋の親分・甚兵衛(じんべえ)(風間杜夫)とその妻・お鈴(大竹しのぶ)は、侍がのみとり仕事をするというのは、身内の仇を討つための隠れ蓑にして時を待つのに違いないと勝手に解釈して、寛之進を雇い入れる。まずは、大声で「猫の蚤(のみ)をとりまっしょい!」という掛け声の練習から始まる。
 
こうして住む場所もなくなった寛之進であったが、貧しくも子供たちに読み書きを無償で教える佐伯友之介(斎藤工)や長屋で暮らす人々の助けを借り、“のみとり”としての新生活が始まっていく。

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寛之進は、ほどなくして、亡き妻・千鶴に瓜二つの女・おみね(寺島しのぶ)と運命的な出会いを果たす。幸運なことに、初めての“のみとり相手”がおみねとなり、胸が高鳴る寛之進だったが、“のみとり”開始数分後「この、下手くそ!」と罵られ失意のどん底へ叩き落とされる

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落ち込んでいた寛之進の前に現れたのは妻・おちえ(前田敦子)に浮気を封じられた恐妻家・兵衛(せいべえ)(豊川悦司)。寛之進は、欲求に忠実な清兵衛に「拙者に女の喜ばせ方を教えてはくれぬか!」と頼み込むのだった。

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その甲斐あってか、寛之進の“のみとり”技術はめきめきと上達し、“のみとり”侍として一人前となっていくのだった

しかし、時代は、老中・田沼意次(たぬまおきつぐ)(桂文枝)の失脚により急遽“のみとり”禁止令が敷かれる。寛之進はじめ“のみとり”たちは、一転、犯罪者として窮地に立たされてしまうのだった

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                 「よいか、頼んだぞ」「承知しやした」

寛之進たちは、二日後には討ち首の刑に処せられることになるが、果たして、その運命は・・・?
 
・・・
豊川悦司にしろ阿部寛にしろ、体格のガッチリした大男が褌(ふんどし)一丁で、おみね(寺島しのぶ)や遊郭の女を相手に演じる痴態シーンは迫真もので、俳優・女優ってすごいと思わせる(笑)。豊川悦司が入っている風呂に、上半身裸で入ってくる女優などは、グラマラスなAV女優ではないかと勘違いしてしまう。日活ロマンポルノとまではいかないが、エロティックなシーンも多い。

キーワード: うどん粉は、正しく使いましょう。

しかし、それ以上に、出演俳優の演技合戦が見所だった。
田沼意次松平定信牧野忠精といった歴史上の人物の一端を知る意味でも価値はあった。
 
ただ、面白さでは「後妻業の女」(2016)の方が上か。
 
・・・
のみとり侍
■公開日:2018年5月18日(金)全国東宝系にて公開
■原作:小松重男「蚤とり侍」(光文社文庫刊)
■監督・脚本:鶴橋康夫
■出演:阿部寛、寺島しのぶ、豊川悦司、斎藤工、風間杜夫、大竹しのぶ、前田敦子、松重豊、伊武雅刀、六平直政、三浦貴大、笑福亭鶴光、ジミー大西、オール阪神、飛鳥凛、雛形あきこ、樋井明日香、福本莉子、山村紅葉、桂文枝
■制作プロダクション:ROBOT
■製作プロダクション:東宝映画 
■配給:東宝

☆☆☆


鶴橋康夫(1940年1月15日は、テレビディレクター映画監督だが、ドラマ制作が多かったが、映画はこれまでに4本と意外に少ない。
 
監督(映画)作品:
愛の流刑地2007☆☆☆
源氏物語 千年の謎2011☆☆☆
後妻業の女2016☆☆☆☆
のみとり侍2018☆☆☆
 
 
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池井戸潤原作の初の映画化作品「空飛ぶタイヤ」の主題歌が6月にデビュー40周年を迎える「サザンオールスターズの新曲に決まった。
 
「いとしのエリー」をはじめ、数々の記録と記憶に残る作品を世に送り続け、時代と共に新たなアプローチで常に音楽界をリードする国民的ロックバンド「サザンオールスターズ」。
 
6月25日にはデビュー40周年を迎える彼らが手掛ける、本作の主題歌のタイトルは「闘う戦士(もの)たちへ愛を込めて」。

2015年にリリースされたアルバム「葡萄」以来、約3年ぶりの新曲となる主題歌は、社会で闘う人たちを描いた映画の世界観と地続きの過酷な現代社会を切り抜いた桑田佳祐にしか書けない痛烈な歌詞、それをポップスに昇華する「サザンオールスターズ」の真髄が際立つ書き下ろし楽曲。

今回、本主題歌をいち早く視聴できる最新予告映像が明らかになった
映像では度重なる悲劇に追いつめられる、長瀬智也演じる赤松社長が「最後まで闘う」と覚悟を決めた強い表情が映し出される















 主題歌入り
 予告編


長瀬智也のほかディーン・フジオカ高橋一生ら豪華キャスト陣がそれぞれの正義に立ち向かっていく様子を鼓舞するように主題歌がかかり、本作公開にさらに期待が高まる。

■本作の主人公は、1台のトレーラーが起こした脱輪事故を受けて整備不良を疑われるも、トレーラーの車両の構造そのものに欠陥があるのではないかと気づき、製造元の大手自動車会社・ホープ自動車へ再調査を要求する赤松運送の社長・赤松徳郎(長瀬智也)。

赤松を疎ましく思いながらも会社がひた隠す重大な事実に気づくホープ自動車のカスタマー戦略課課長・沢田悠太をディーン・フジオカ、大手ホープ銀行の本店営業本部でグループ会社・ホープ自動車を担当する井崎一亮を高橋一生が演じる。

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■豪華俳優が勢ぞろい。
岸部一徳笹野高史柄本明、など名脇役のほか、深田恭子小池栄子ムロツヨシ濱田岳佐々木蔵之介、木下ほうか、、六角精児、大倉孝二、津田寛治、升毅、谷村美月、近藤公園、渡辺大、、田口浩正、、津嘉山正種、木下隆行TKO)、木本武宏(TKO)などが出演。

■原作者・池井戸潤「サザンオールスターズ」は学生時代から自分のアイドルだったとふり返るり「40周年という記念すべき年に桑田さんに主題歌を書いていただけるとは、とても光栄です」とコメントしている。

映画「空飛ぶタイヤは6月15日(金)より全国にて公開。
初日にGo〜!だ。



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イメージ 2脚本家・内館牧子の原作「終わった人」が、舘ひろし・黒木瞳のW主演で映画化され、6月9日(土)から全国ロードショー公開される。原作は「定年って生前葬だな。」の書き出しで始まる。舘ひろし史上、最もダサい人物を演じることになるという。

「夢なし・趣味なし・仕事なし、そして、わが家に居場所なし!!」の主人公。

大手銀行の出世コースから脱落したまま定年を迎えて、朝起きてから夜寝るまで何もすることがなく、世間から”終わった人”と思われるようになった主人公・田代壮介を舘ひろしが演じる。

イメージ 4妻・千草(黒木瞳)や娘からは「恋でもしたら?」とからかわれ、「このままではマズイ」と感じ、職探しをしたり、ジムに通ったりと奮闘するが、全くうまくいかない。

しかし、ある時、【人生の転機】が訪れ、世界が一変するというのだが・・・。

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イメージ 5そういえば似たような映画があった。
ジャック・ニコルソン主演の「アバウト・シュミット」(2002)だ。保険会社で働いていた平凡なウォーレン・シュミット(ジャック・ニコルソン)は、66歳で退職後の新しい生活に馴染めず、自分には価値がなくなったように感じてしまう。

結婚を控えた一人娘のジーニーはデンバーで暮らしており、これからは妻のヘレンと二人で、悠々自適な老後生活を送っていくはずだった。ヘレンは今後の楽しみにと、大きなキャンピングカーまで購入していた。

ところが、役職を失ったシュミットはあらゆることに不満を感じ、ストレスの塊となる。
退屈な日々の中、偶然テレビで目にした、アフリカの貧しい子どもを救うプロジェクトにわずかな寄付をし、6歳のンドゥグの養父となる。

シュミットにとって、思うままンドゥグへ手紙を書くことだけが楽しみになっていく。
そんなある日、ヘレンが急死してしまう・・・といったストーリーで、ニコルソンが悲哀たっぷりに演じていた。

・・・
終わった人」とみられた田代壮介(舘ひろし)は果たして、定年後に”超一転!?”というのは、どういうことなのか・・・。

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    妻に大胆にも恋愛宣言し、30歳差の美女・久里(広末涼子)と夜景デートとしゃれ込む。
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             こんなことにも挑戦するのか? (あぶない刑事か!笑)

【出演】
舘ひろし、黒木瞳、広末涼子、臼田あさ美、今井翼、ベンガル、清水ミチコ、温水洋一、高畑淳子、岩崎加根子、渡辺哲、田口トモロヲ、笹野高史。

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原作:内館牧子「終わった人」(講談社刊)
監督:中田秀夫

”シニア世代”にも、人生は、まだまだ終われない!といったメッセージか。


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嘘を愛する女(2018)を見た。TSUTAYA主催の「TSUTAYA CREATORS' PROGRAM (TCP)2015」でグランプリを獲得したオリジナルの原作を長澤まさみ、吉田剛太郎などの豪華キャスト映画化した。

新進気鋭のクリエイター発掘を目的としてTCPは素人からプロまでエントリー可能ナプログラム映画は、5年間暮らした事実婚の夫が、実は偽名であることがわかり、探偵と共に、手がかりを探り、過去に迫って行くラブミステリー・ロードムービー


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・・・
川原由加利(長澤まゆみ)は大手飲料メーカーで前年には「ウーマン・オブ・ザ・イヤーを受賞し、「2年連続で受賞するのでは」とインタビューを受けるなどキャリアウーマンとして第一線を走りつつ、プライベートでは恋人である小出桔平高橋一生と同棲をしており、公私ともに充実した日々を送ってい

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しかし、ある日、警察がゆかりを訪ねてきて、桔平がくも膜下出血で倒れてしまい、病院に担ぎこまれたというのだ。病院を訪ねると、桔平は意識を失ったまま。警察が彼の身分証などを確認したところなんと身分証や職業はおろか、名前までもがこの世に存在しない「嘘」で固められていた。
 
くも膜下出血で眠り続ける桔平の本当の姿を知ろうと、由加利は探偵の海原匠(吉田剛太郎)に捜査を依頼。桔平が、パソコンをロッカーに保管していたことを突き止める。

海原の助手でコンピューターに詳しい木村(通称キム、DAIGO)が、パスワードを探し出し、ファイルを開けると700ページにも及ぶ小説の原稿を見つけた。その原稿の中には、幸せな家庭の姿と、桔平の人となりを示す足跡が記されていた・・・

その間、桔平のことを”先生”と呼ぶ、ストーカーのような謎の女子大生・心葉(川栄李奈)が現れ、桔平と過ごした時間、自身の生活にさえ疑心暗鬼になる由加利。
  
・・・
小説に登場する「夕方、マッチのようにマッチの見える灯台」を探し始めるなどロードムービーといってもいい映画。途中から探偵の海原も加わり、次第に現れだした手がかりを頼りに、時には衝突しながら二人はひたすら調査を続けていくと「警察が関与しているらしい」ということがわかる。 
 
海原は長年のカンで「警察が絡むとだいたいろくなことにならないぞ」と由加利を諭が、長い調査の中で桔平の愛が本物であったのかを確かめるため覚悟を決めた由加利は、桔平の過去の真相に触れていくのだが・・・
 
長澤まさみは、会社の社長に対するプレゼンに寝坊して遅れるなどしても、本番のプレゼンには、自分を使ってくれるはずと、自信過剰なところもある。上司からは、「勘違いも甚だしい」と一喝されてしまう。

桔平が寝たきりのところで、桔平の足取りをつかんで、桔平が眠っていても、一方的に話しかける長澤まさみの”ひとり芝居”は見どころだった。そして、桔平は・・・。

長澤まさみは、「モテキ」「海街Diary」あたりから一皮むけたような女優ぶりを見せて熱演。「嘘を〜」では、吉田剛太郎が、ベテランの味でこの物語に深みを与えている。

吉田剛太郎演じる海原は、由加利の親戚にあたる設定だが、料金などは「取れるところから取る」とお金にシビア。自身は、過去の妻の浮気を疑って、娘に対して、自分の子ではないのではないかと、離婚していた。元妻が鑑定書を持ってきて「99.99%」間違いないという事実を伝えてきた。その間、娘を外から眺めるために、帽子をかぶって、土手から元妻の家を覗いていたのだ。

高校生の娘が同級生の男と歩いてきたのを見かけたので「おっす!」と言って娘の前に現れる。同級生男は「誰、この人?」というと、娘が「99.99%お父さん」というところがおかしい(母親から、鑑定書付きで聞いていたのだろう)。父のことを「お父さん」とはじめて呼んだのだった。このあたりは、サイドストーリーだが味付けにはなっていた。

桔平のストーカー女・心葉として、元AKB48メンバーの川栄李奈が出演。
メイド喫茶から出てきたような風情で、探偵の海原に蹴りを入れるシーンは見どころ(笑)。ラストは、未来に明るさを取り戻したようなシーンで終わっている。高橋一生はつかみどころがなく(役柄からか)パッとしない。

瀬戸内海地域に、あれほど多くの灯台があるとは驚き。


全体的に、いまいちすっきりしない、もやもや感が残る印象だった。
過去に、桔平は、娘が風呂場で息を失ってしまい、妻は茫然自失。
その後、名前を変えて東京に出てくるのだが・・・。

由加利は、桔平についてだんだんとその過去が明らかになるときに、逡巡して、あきらめようとしたのか・・・。探偵のいらだちもわかる。

脚本のせいか。あるいは、CM制作が中心だった中江和仁監督だが、長編映画のほとんどデビュー作ということで、パンチ不足のような。

・・・
音楽は、松たか子が主題曲「つなぐもの」を歌っている。

主な出演者:
川原由加利:長澤まさみ
小出桔平:高橋一生
海原匠:吉田鋼太郎
木村:DAIGO
心葉:川栄李奈
マサコ:黒木瞳
綾子:野波麻帆
初音映莉子
嶋田久作
奥貫薫
津嘉山正種

★★



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今夜、ロマンス劇場で(2018)を東京・有楽町のよみうりホールの試写会で見た。実はこの試写会、同県人のブログ友の悪たれKさんが行けないのでと送ってくれたものだった。
 
会場は1階・2階席合わせて1,100席あるが、ざっと1,000席が埋まっていた。
試写会入場券1枚につき2人入れるが、fpdのように1人参加も見受けられたからだ。

観客1,000人のうち、20代の女性同士やカップルが70%、アラサー/元アラサ―以上の女子が20%、残り1割がおっさんということになるかと思う。若い女性たちは、綾瀬はるかや坂口健太郎が目当てのようだ。
 
今やドラマ、映画、CMにと飛ぶ鳥を落とす勢いの綾瀬はるかと、イケメンと言われる若手俳優・坂口健太郎が主演のラブコメということで、おっさん世代には、やや場違いな雰囲気もある。それでも臆することなく見るのが”真の?”映画ファン(笑)。
 
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一応のストーリーとしては、映画監督を目指して撮影所で助監督として働く健司(坂口健太郎)と、スクリーンから飛び出してくる、ずっと彼を夢中にさせていたスクリーンの中のお姫さま・美雪(綾瀬はるか)との不思議な恋愛模様を描くファンタジー・ラブストーリー。
 
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監督は「テルマエ・ロマエ」「のだめカンタービレシリーズなどのヒットメーカー武内英樹。出演は、美雪(綾瀬はるかと健司(坂口健太郎を奪い合って三角関係になる社長令嬢の成瀬塔子として本田翼、撮影所の看板作品をいくつも抱える大スター俊藤龍之介として北村一輝、健司のライバルであり友人の山中伸太郎として中尾明慶映画館支配人として柄本明などが出演している。

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・・・
この映画は、国内外の作品の「オマージュ」なのか「パクリ」なのかあいまいなツッコミどころが満載。ある説によると「この映画は、○○に似ていますね?」といわれたときに「やはり気が付きましたか?」というのが「オマージュ」。「いえいえ、違いますよ、○○の部分は・・・」と否定しようとするのが「パクリ」だという。
 
それはともかく、どちらにしても、あきらかに〇〇だろうと思われるようなシーンがある。勝手に列挙してみる。

●その1:「オズの魔法使」・・・「オズの〜」の少女ドロシーを姫にすると、姫が森で出会う3人の風変わりな人物と、虹の風景。
●その2:「ニューシネマ・パラダイス」・・・劇場の支配人が熱心な映画ファンで映画監督を目指す健司に映像フイルムについて助言する。実際に健司がフイルムを映写機に設定して映写を始める、師弟関係のような絆ができる。
●その3:「渡り鳥シリーズ」・・・北村一輝のニヒルなハンサムガイぶりは、どうみても小林旭。
●その4:「ローマの休日」・・・映画の中でお姫様として登場し、立ち上がる気品ある姿などはオードリー・ヘプバーン。
イメージ 4●その5:「また逢う日まで」・・・ガラス越しのキスシーン。この映画では、公衆電話ボックスのガラス越し。若い世代は「セカチュー(=世界の中心で、愛を叫ぶ)のドラマ版)を思い浮かべるという。
●その6:「カイロの紫のバラ」・・・白黒のスクリーンから主人公がカラフルな現実の世界へ現れる。あこがれのスター女優が、熱心な観客の目の前に現れるという点では、設定は異なるがブリジット・バルドーの「ラムの大通り」もそうだったが。
●その7:「カサブランカ」・・・「カサブランカ」の名シーンそのものが字幕と共に画面に現れるので、オマージュそのもの。
 
ただ、映画好きの製作関係者が、様々な洋画を組み合わせて「オシャレでしょ!」と作っているような意図が感じられ、イタイと思える部分もある。

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この映画は、病に伏している老いた健司(加藤剛)が、若き日を思い起こしてシナリオを書いているものだった。シナリオに基づいて、映像で登場する綾瀬はるかが、健司に対して「無礼者!」などの男言葉を乱暴に使っているが、どうも棒読みのように響いて、これもイタイ。会話に”演じている感”がありすぎる。
 
やや批判的に書いたが、良かったところは、映画俳優といっても、映画が埋もれてしまえば、すぐに忘れ去られてしまうということを映画館の支配人(柄本明)がいうところ。

美雪(綾瀬はるか)が出演していた映画も、フイルムが倉庫に埋もれていたものを健司が発見したことで、何度も繰り返してみているうちに、出演者の美雪にも、それがテレパシーで通じたのか、その発見してもらったことがきっかけで、モノクロの映像の世界からカラフルな現実に飛び出すことができたというファンタジーだ。美雪が「発見してくれてありがとう」というシーンもあった。
 
場面の見どころもある。
映画のオープニングでは、東映の京都太秦撮影所のような映画セットが、大型クレーンで上から移動しながら俯瞰で撮影されていくシーンは見ごたえがあった。ほとんどワンテイク(ワンシーン)。松竹の「蒲田行進曲」を彷彿とさせるような雰囲気もあった。一番の拾いもの、役得は北村一輝か。こういうにやけたニヒルさははまり役だ。

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で、評価は(やや辛めの)★★ (DVDで十分かなと)
(主演のセリフのやり取りのぎこちなさで)
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この日は、昼から池袋で2本映画を見て、有楽町へ。
少し早めの夕食は、「てんや」の天丼(並み)を。
腹ごしらえをして、いざ試写会へ・・・だった。

会場は6時開場、6:30上映だったが、5:30に着いたらすでに階段に数十人並んでいた。
 
 
 
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