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昨日は、わたしの参加しているNPOの企画で、青年の就労支援の相談会に行きました。
今回わたしが面談したのは22歳の青年D君とお母さんです。
青年は、机につくなり、両肘をついて顔をだらりと下げています。
目は半開きで眠たそう。あらあら・・
事前アンケートに書かれた内容にそって面談を進めて行きます。
「競輪が好きなんですね。そうですか・・・。得意なことはどんなことですか?」
「今まで同じことを答えてきたので、言いたくありません!」
ぶっきらぼうに答えて顔をそむけるD君。わたしは初対面なのに。ちょっとびっくりしました。
面談は進んでいく。
「『不登校だった』と書かれていますが、どうされたんですか?」
と尋ねたら、D君が一言。
「一切答えたくありません!」
それから、何かにつけて
「回答を拒否します!」と言うようになり、
「もう疲れた、いやだ、答えたくない」と話し、落ち着きが無い様子です。
仕方が無いので、本人には「休憩してね」席を外してもらい、お母さんと面談。
お母さんの話では、子どもの頃から他の子と育ちが違うため、病院に連れて行って
「広汎性発達障害」と診断されたそうです。
ところが本人は、自分の障害を一切受け入れない。支援も全く受けられないでいました。
友達もできず、高校の時にいじめを受けて不登校も経験したと。
自分が障害を持っていることや、いじめを受けたことなどは決して人には言わないそうです。
「恥」だと思っているようです・・・・とお母さん。
お父さんは全く相談相手にはならず、お母さんは一人で悩みを抱えていらっしゃるようでした。
とりあえず現在は就職活動中で、3か月の有期雇用ですが決まったということで見せていただきました。
「でも本当は正社員がいいんです」と、別の求人票も見せてくれました。「こちらが本命だそうです」
職務内容に、「取引先の相談を受け、業務改善の提案」と書かれている。
「これは・・・ご本人にはハイレベルではないかと思いますね・・・」
「やっぱりそうですか・・・。」
「こちらの3か月の仕事のほうが、データ入力とありますし、ご本人には無理のない業務かもしれませんよ。」
そう話しているうちに、D君は帰ってきた。
「4月から決まっているこのお仕事を、頑張ってみてくださいね。困ったことがあったら相談してください。」
そんな話をして、面談は終了。
彼の場合、社交スキルが不足しているのは明らかでした。就職しても、いずれ問題が発生しそうです。
難しいのは、本人が発達障害を受け入れられないこと。
受け入れていれば、いろいろな支援機関の援助も受けられるのに・・・と残念な気持ちです。
失敗を繰り返すことで生じる二次障害も心配です。
今回のD君は、とても難しいケースだな、わたしには手に負えないかも・・・と直感しました。
主にはベテランの先輩サポーターにお願いしながら、半年間のサポートの中で
D君の就労にどのようにプラスになれるか考えたいです。
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ボランティア
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わたしがサポーターとして参加しているボランティアでの話。 |
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高機能自閉症の方は、働く場を確保するのは本当に大変です。 |
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金曜日、就労支援のサポーターをしている団体で忘年会をしました。 |
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ボランティアで就職支援のサポートをしている、青年の話です。 |



