★かかし子のひとりごと★ストーリー55

手作り品のお店ストーリー55のマスコット娘です!

全体表示

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全144ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]

おはようございます。手作り品のお店「ストーリー55」のかかし子です。
こちら、横浜・鶴見は雲一つない快晴です。

今日は、押っ取り刀についての小話を一つ。

ご隠居:「おっ、どうした、ぜえぜえ息を切らして?」

八と熊:「えっ、なんにも聞いてません?」

ご隠居:「ん?」

八と熊「お仙ちゃんが長屋にくるって、
江戸の三大美人の一人ですよお。」

ご隠居:「それで、押っ取り刀で駆けつけた、ってわけか?」

八と熊:「へっ?なんです、それって?
やっぱり、おっとりしてますかね。」

ご隠居:「ちがう。急いで駆けつけることをいう。」

八と熊:「へえー?」

ご隠居:「押っ取り刀とは、危急の場合に、腰に差すひまもなく、
急いで手に取った刀のことだ。」

八と熊:「そういうこって。ところで、最初の”おっ”、ってえのは?」

ご隠居:「意味を強めているんだな。そうそう、そういえば、
向かいのお藤さんのところに来てたぞ。」

八と熊:「そうでしょう。
じゃあ、少しここで待つとするか。」

ご隠居:「やめといた方がいいかもな。」

八と熊:「どうして?」

ご隠居:「いっしょだ、
お前達のお上さん達も。」

それじゃあ、また。
 

のっぴきならない

おはようございます。手作り品のお店「ストーリー55」のかかし子です。
こちら、横浜・鶴見は雲一つない快晴です。
 
今日は、のっぴきならないについての小話を一つ。

ご隠居:「どうした?今日はずいぶんと浮かぬ顔をしてるな。」

八と熊:「今日は給金の日なんで。」

ご隠居:「それだったら、うれしいじゃあないか?」

八と熊:「ところがねえ、おいら達の懐には、な〜んにものこらない。」

ご隠居:「どうして?」

八と熊:「すぐに、借金取り達がきて、ぶんどっていきやがるんで。
最後には、女房達なんですけどね。」

ご隠居:「いっそのこと、とんずらするか?」

八と熊:「うっ、う〜ん、どうしよう。」

ご隠居:「のっぴきならない状況だな。」

八と熊:「それって?」

ご隠居:「避けることも退くこともできない、
どうにもならない、ってことだ。」

八と熊:「へえー?」

ご隠居:「いやだから、退く(のく)と引くが合わさった退き引きが変化して、
のっぴきになった。」

八と熊:「ああ、なるほどね、そういうこって。」

ご隠居:「で、どうする?どうするんだ?」

八と熊:「まだ、決心つきやせん。」

ご隠居:「どうにも動きのとれない、
だるまさんだな。」

それじゃあ、また。
 

一肌脱ぐ

おはようございます。手作り品のお店「ストーリー55」のかかし子です。
こちら、横浜・鶴見は朝から良いお天気でした。
 
今日は、一肌脱ぐ(ひとはだぬぐ)についての小話を一つ。

ご隠居:「おっ、ばかに張り切ってるな、
なんか、あったか?」

八と熊:「いやあ、後をつけまわしてる野郎がいるんで。
ったく、けしからん。」

ご隠居:「だれの?」

八と熊:「向かいのお藤ちゃんのですよお。」

ご隠居:「そうか、ボディーガードで、
一肌脱ごう、ってわけか。」

八と熊:「ええっ?痛そう、因幡の白兎じゃあ、あるまいし、
とてもそこまでは。」

ご隠居:「なにが?」

八と熊:「人肌をはがすんでしょう?」

ご隠居:「ちがうちがう、ひとは、人じゃあなくて、一だ。
真剣になって援助することをいう。」

八と熊:「へえー?」

ご隠居:「肌脱ぐは、和服の袖から腕を抜いて、
上半身の肌をあらわすことだ。」

八と熊:「じゃあ、一は?」

ご隠居:「ひときわなどと同じように、強調の意味になる。」

八と熊:「なるほどね。じゃあ、さっそく、もろ肌ぬいで、、、」

ご隠居:「確実だな、お前達の方が、まちがえられるの。」

八と熊:「なにに?」

ご隠居:「変質者のストーカーに。」

それじゃあ、また。
 

引っ張り蛸

おはようございます。手作り品のお店「ストーリー55」のかかし子です。
こちら、横浜・鶴見は昨日からの雨がやっとやみました。
 
今日は、蛸(たこ)についての小話を一つ。

ご隠居:「おっ、今日はいそがしそうだな、
なんかあったか?」

八と熊:「長屋のみんなから、たのまれやして。」

ご隠居:「なにを?」

八と熊:「花見の席取り、カラオケの準備、それに、
酒ときれいどころの手配で。」

ご隠居:「得意なものばかりだな。
引っ張り蛸、ってわけか。」

八と熊:「それって?」

ご隠居:「一時に、多くの人から望まれることだ。」

八と熊:「へえー?」

ご隠居:「とれたタコを干し物にするのを見たことないか?」

八と熊:「ああ、あれね。八本の足を広げて、はりつけ状態にするやつで?」

ご隠居:「そうそう、それにたとえて、
八方から手を引っ張られ、誘われる様子をいったものだ。」

八と熊:「そうなんだ、やっぱり人気者ですからねえ、
おいら達は。」

ご隠居:「その内に、ならないといいが。」

八と熊:「なにに?」

ご隠居:「お上さん達のはりつけの刑に!」

それじゃあ、また。
 

胸突き八丁

おはようございます。手作り品のお店「ストーリー55」のかかし子です。
こちら、横浜・鶴見はどんよりとした雲に覆われています。

今日は、胸突き八丁についての小話を一つ。

ご隠居:「どうした、ふうふう言って?
目の焦点がさだまって、おらんな。」

八と熊:「いやあ、ご隠居、聞いてくだせえ。」

ご隠居:「なんだ?」

八と熊:「納期が、あと一週間だっていうのに、
一緒に仕事してる兄貴が腹いたで、休んじゃいやして。」

ご隠居:「お鉢がぜんぶ、まわってきたか?」

八と熊:「そうなんで、ここんとこ、まともに寝てやせんぜ。」

ご隠居:「胸突き八丁、ってとこだな。」

八と熊:「それって?」

ご隠居;「物事の最も苦しい時、正念場のことをいう。」

八と熊:「へえー?」

ご隠居:「胸突きはきわめて険しい坂道のことだ。」

八と熊:「じゃあ、八丁は?」

ご隠居:「丁は距離の単位で、約110メートルだが、
富士山に関係している。」

八と熊:「っていいますと?」

ご隠居:「富士山の頂上までの最後の八丁が、最も険しく苦しい。
このことからこの表現が生まれたわけだ。」

八と熊:「なあ〜んだ、富士山ぐらい登るの、わけないですぜ。
それより、、、」

ご隠居:「なんだ?」

八と熊:「ありゃあ、胸につかえて、ほんとうに苦しかった。」

ご隠居:「なにが?」

八と熊:「豆腐八丁!」

それじゃあ、また。
 

全144ページ

[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11]

[ 次のページ ]



プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事