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平地アルピニスト

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 リサイクルショップに行ったら、アウトドア用のストーブが陳列ケースに置いてあった。古びた真鍮のタンク部分に「SWEDEN」と「SVEA123」という刻印がある。店の人は取扱いがよくわからず、作動チェックが出来ていないと言い、
「ホエーブスだと思うがよくわからない。燃料も特殊なものではないか」という事で、自分にはよくわからないものなので、責任が取れないから売れないという事のようだった。ある意味、良心的な話である。
 わたしは、キャンプも登山もしないが、SVEA(=スベア)の刻印のあるスエーデン軍用のメスティンセットをもっており、スベアというメーカーのことを少しだけ知っていたので、「ノークレームで5千円」の申し出に一か八か乗ることにした。
 一見すると、ガスストーブによくあるポンピング用の部品が欠損しているように見え、リサイクルショップの店員さんもそれに騙されたようだ。わたしも、「ポンピング部品が無いけど、本格的なショップに行けば手に入るだろう」と思い、とりあえずネットで情報収集してみたら、何のことは無い、プレヒートでタンクを暖める自己加圧型のストーブだった。
 色々な記事を読んで取扱いかたが概ねわかったので、(リサイクルショップでは、ネットで調べるという行為が思いつかなかったのだろうか?)レギュラーガソリンで試してみたが上手くいかなかった。
 プレヒートの方法はともかく、ガスが吹き出て引火まではするが、持続的な燃焼にならずにすぐに立ち消えてしまう。そのくせ再度ライターで引火させるとすぐに火がつく。
 参考にしたアウトドアな方達の記事では、レギュラーガソリン(殆んどの記事では赤ガスと呼ばれている)でも問題なく使用できることが前提で、煤が出やすいとか臭いがきついとかいう話になっており、やはり部品の欠如か何らかの故障かと思い再びネットで写真等を見ても特にそれらしい部分は無い。
 それで、翌日になって、今度はベンジンで試してみたら、恐ろしいほどの勢いで燃焼するではないか。火力調整も思ったよりは細かく出来る。すると、赤ガスがダメだったのは個体差なのかなと思った瞬間、今時分がやった火力調整の方法が、前日赤ガスでやった時と逆だったことに気がついた。
 つまり、前日赤ガスで試した時は、ガスを出すつもりが絞ってしまい火が消えていたのだ。プレヒートもはじめての経験のため恐々やっていたので、ガスの噴出が少なかったのだろうと思われる。何故そんな勘違いをしたのかわからないが、赤ガスについては火を改めて挑戦することにしようと思う。

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