本週記

読書、音楽が好きです。

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記念すべき10冊目は
いまどき真っ当な料理店
田中康夫著
である。

100万回読んでも多分飽きない本。
全て最初から最後まで通し読みしているわけではなく
気に入った部分だけピックアップして読んでもいるが
これほど読み返すことのある本というのは他にはない。

著者の味覚やレストランに対する考え方を元に
褒める店は褒め、けなす店はけなす。
批評の向かう先は料理そのものにとどまらず、
接客、内装、立地、値段、経営者の人格まで様々な
観点に及ぶ。

一般的に言ってこうしたレストランのガイドブックは
基本的には褒め口調で構成されるが、
田中康夫はやはりそうしたありきたりな解説に終わらず
彼独自の感覚でもって具体的に慎重かつ大胆に批評する。

特に
「なぜ私はこの店を評価できないか、あるいは評価するのか」
という異例に長いあとがきが面白い。
某フランス料理店の料理長の言動行動やその考え方について
徹底的に批判している。

写真なし。
全て言葉で描写しているが、この本には写真なんてものは必要ない。
なぜなら全ての語りが田中康夫本人の目・舌から見たものであるから。
本人も認めている通り彼自身の感想であり批評であり、
さらにそれへの評価・批判を読者へも求めている。

それにしても長野県知事なのだから当然かなりの時間
長野に滞在しているはずだが今でも東京のレストランに
通っているのだろうか?
確か「BRIO」という雑誌で、
第一線で働いている料理人が作った料理を食べながら薀蓄を教わる
という連載をやっていたと思う。
まあ月一連載だけど。

この本を読むまでは
和食全般>中華料理>イタリア料理>フランス料理
だったが
読後は
和食全般>中華料理=イタリア料理=フランス料理
になった。
特に有楽町の
「アピシウス」
という店には一度行ってみたい。
いまだに日本人が知らない、いやひょっとするとフランス人も
あまり知らないようなフランス料理のコアな部分を
体験させてくれそうな気がする。

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