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ドイツでは効率的な林業経営のために1960年代からインフラ整備に対する補助を各州が行ってきたので、林道の新設については、現在は今まで積極的な森林管理を行わなかった民有林の一部で行われるくらいです。一度造成された林道の寿命は40年を目安としています。ただし、その間に、ドイツでも大雨や暴風雨に10年に一度は見舞われていますから、随時林道の補修、保安は行われています。
 
林道の新設、補修工事で使われているのが、大型のトラクターに地ならし機やローラーを取り付けた「R2−Geräte」です。写真は Waldwissenn.net から引用した写真です。
 
 日本の林野庁は新しい林業機械の開発を大金を投じて民間の業者に入札、発注するようです。ヨーロッパでは、Valmet(Komatsu)社やJohn-Deere社の最新の林業機械がすでに活躍しているので、何を今さら無駄金を投じて林業機械を研究、開発するのか、よく分かりませんが…。
何で、自分とこの、確か、八王子かどこかにある「林業技術研究所?で研究、開発ができないのか?
その研究所は一体何のためにあるのか?、
非常に不思議でならないのですが…。
 
(林野庁が発注する研究・開発事業を実際に受注しているのは、林野庁の官僚さん達が天下りしてお偉い役職についている、いわゆる林野庁とツーカーの民間事業体で、「できレース」以外の何物でもないです。私の大学時代の先輩の航空測量の会社も林野庁からの天下りさんが居座っていて林野庁の事業をたびたび受注しているようですが、会社で森林バイオマス関連の事業を企画しようとすると「・・・そんな新しい事業を今の林業界で進めようとしても無理だよ…」などと、極めて後ろ向きで横柄な態度だそうです。)
 
で、先程の「R2−Geräte」ですが、この機械は今から40年以上前に、Bayern州Seeshauptの森林局長だったDr.Ressingerさんが自分で考えて開発したものだそうです。ドイツでは森林庁の高級森林官(本庁の役人や研究所の研究者、森林局長クラス)は大学や研究所、民間の林業事業体、林業機械メーカーなどをキャリアアップのために転々と移動していますから、森林局で必要な機械は自分で開発できるわけです。
 
 先程の私の先輩の航空測量の会社は、例えば、森林GISなども林野庁からの研究・開発事業を受注して作ったいるはずです。数百万円か、数千万円か知りませんけど・・・。
 何で林野庁の官僚君たちは自分で作れないの?ドイツのように、必要なシステムを作れる人を、外部から雇えばいいのに・・・。何でそれができないの…?。日本の官僚システムというのは誠に間抜けで、ヨーロッパの森林官からすると理解不能だと思いますよ。
 
 林野庁の地方森林管理局の発注する事業の入札要件がまた不思議…。北海道の森林管理局の間伐事業の公募の要件を覗いていたら、・・・、
「どういう間伐事業ができるかを企画書で出せ」とか、
「森林関係のボランティアに参加した企業は何点のポイントが付く」とか、
なに?それ。
 
 ドイツじゃ、州森林庁でそれぞれの事業に対する応札の資格や使用機材、使用燃料(バイオ)が規定されていて、入札を希望する事業体は誓約書にちょこっとチェックしてサインして森林庁に申し込み、落札したら、事前に森林官がマーキングした区域を粛々と列状間伐したり、森林官がスプレーでしるしをつけた木を何人の作業員で、何時間に、何本伐倒する、とか決められた通りやるだけなのですが…。
 
要するに日本の林野庁や都道府県の林政課、林務課は自分で森作りができないっていうことかな?そんで、意味不明な膨大な量の入札関係の書類を作って、応札された書類を意味不明ないろんな観点を作って点数付けて、・・・と無駄に膨大な仕事を自分で作って、忙しそうにしているわけですね。
 
写真には、林道の両脇の側溝を掘る機械も載せてあります。簡単ですよ。四角い箱上のショベルの角で、がーっと掘るだけですから。ドイツではこの側溝に草を自然に生やすことも大事なポイントです。さて、どうしてでしょうか?わかるかな?
 
今日はここまで。
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