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 日本のスギ、ヒノキの皆伐、一斉林施業の林分では、草も生えず、地肌むき出しの林床から、もやしのような木が、どこも同じように生えている状態で、金太郎飴みたいなものでしょう。
 
 それに対して、豊かな森林土壌、生態系を持ち、針葉樹、広葉樹の多様な在来固有種を持つドイツの混交複層林の場合は、時間的にも、空間的にもその森は常に独自性を持っています。したがって、近自然型造林の分析ではこのような「独自性の原理」が重要な意味を持ち、個々の林分を逐一、観察し、研究していかなけらばなりません。このような林分の独自性、独立性を、ドイツ近自然型造林学の分野では「一回性の概念(Konzept der Einmaligkeit)」として、捉えています。
 
 皆伐、一斉林施業の考えから脱却できないために、日本では、多様な尺度(skalen)、多様な平面・切り口(Bezugsebene)から林分をさらに個木で捉え、多様な機能、多様な用途の着目して、うまくマネジメントしていくような森林科学が発展しなかったのだと思います。ドイツ語の「 Ebene 」という語は、平面とか、分野とか、領域とかなかなか、最適な日本語訳がないのですが、混交複層林のイメージを理解してもらえれば、大変重要な概念だと気づいてもらえる筈です。
 
 森は林産物の生産場所としてだけでなく、生活空間や景観としての部分も見出される今日、森からの資源の利用の可能性はいろいろな尺度、平面、切り口で捉える必要があります。そして、造林目標を置いた対象の林分は目指す考え方の、そしてその実現の基盤となります。今日いわれる「エコシステム・マネジメント」というのは幾重にも重なる利用の概念という意味から切り取られるいろんな断面から見た、森の持つすべての機能や利害、要求の複雑な絡み合いの集約であり、その調整でもあります。
 
 
 「Segregierung der Funktionen  vs Mehrzwecknutzung (機能の分化・分離 に対する 多様な用途)」
最近日本でも針広混交林化を進める動きが出てきています。もちろん、広葉樹、特に、「森の母」と言われるブナは、森林土壌・生態系を豊かにし、水を保ち、空気浄化し、CO2を吸収し、林地ひいては国土を災害から保護する重要な役目を果してくれます。しかし、ドイツ近自然型造林では利用機能も重要視します。それも含めた方向への人為的な森林の操作・誘導を近自然型造林と呼んでいます。広葉樹もしっかり利用するのです。
 
 ヨーロッパでは、歴史とともに森林資源の利用の仕方は常に変化してきました。
18世紀半ばの近代林業の草創期には森は木材生産に特化した場所でした。しかしその後、林地に森の色々な機能が見出され、その利用と成果が林業に求められるように変化してきました。そして、その目的、要求のために、色々な生物学的、技術的な措置が森林施業に期待されるようになります。さらに、森の機能のケースごと、重要性やそのランクごとに造林措置は微妙に変化することになってきます。ある機能が特別に注目されれば、それに対する特別な育林施業措置が新たに定義される必要がでて、森林科学、造林学は進歩していきました。
 
「Veränderung der Bedürfnisse(要求の変化)」
 森への要求が今後どうなるかは、誰にも予想はつきません。今育成されている品種の、その生産適期に社会の要求やその成果がどうなるかは見通しがつきません。今日育林施業のために投入している手法や措置が、その伐期に森の価値、生産される林産品の経済価値を高めているとは限りません。時代の要求は常に変化するからです。当然、今つぎ込んでいる措置、経費が多ければ、それは今後の経営危機の危険性も増すことになります。
 20世紀、価値の低い大量生産工業品が森林産品の代替物として出現し、林産業を脅かしてきました。しかし、木材の持つ長所、利用技術面、希少性から、良質な森林産品は興味深い販売市場を見つけ出してきたことも事実です。
 17世紀、フランスでは艦船の建設材料としてコナラの林分は高い価値を見出されました。今日は、同じコナラが高級家具材として、まったく別の目的で重用されています。
 近年の熱帯産木材の需要の低下は、将来的にヨーロッパの多様な在来固有木材種が、質的に高い価値を生み出していくことを如実に示しています。
 
 育林、造林措置の多様性は将来の目標や要求を認識していくことでその必要性や方法が今後、新たに定義されていきます。変化することを当然想定に入れなければなりませんし、常に最新の分析に従って変化を受け入れていかなければなりません。今後の高い価値の創造には、一方では、費用のかかる育林措置も必要となり、他方では、新たな他の機能のために今までの育林手法を縮小していくこともあり得ます。
 
 このようなことから、近自然型造林では、具体的に 「生産性や樹種の組み合わせ」の議論はどうしても必要になります。地域ごとの細かい森林科学研究が必要なのです。
 
長くなったので、今日はここまで。
 Lange nicht gesehen! お久しぶりです。現在神奈川県の高校の理科の先生に復職してるもんですから、7月はテスト作って採点して、と忙しいんです。遊んでたわけじゃありません!やっと今週22日から夏休みです。それにしても日本の夏は蒸し暑いですね!夏は涼しい森の中でのんびり読書や散策をして過ごすべきですね。
 
 おっと、どっこい、日本では国有林も民有林も勝手に入っちゃ、いけなかったですね。入っても、日本の国有林にはドイツのような安く利用できるヒュッテ(Hütte)も、バーべキューを楽しめる場所(Grill-Platz)もありませんね。しらじらしく確認してしまいました。
 
 
 さて、前回までは HS-Rottenburg のProf.Ruge ,Prof.Hein u.s.w のSkript 「Waldbau(造林学)」から、近自然型造林の諸基本概念のほんの一部をご紹介してきました。で、ここからは、実際に近自然型の針広混交複層林へ誘導していくための考え方、原理、定義などを詳しく紹介します。
 
 で、ロッテンブルグ大学やフライブルグ大学の考え方は、広く、ドイツ、スイス、オーストリアでも共通な内容になっているので、詳細でわかりやすく、前回あたりでも引用したチューリッヒ工科大学のProf. Schutz のSkript - Waldbau から引用しながら進めていきます。
 
 近自然型造林と言っても、いろんな樹種を混ぜてほったらかすのでは、もちろん、ありません。
そこで、
< 近自然型造林 >とは、
 [ Waldbau ist die Kunst der waldsteuerung in der gewünschten Richtung mit rechtzeitigen und rationallen Massnahmen, auf der Basis von naturwissenschaftlichen Erkenntnissen, ohne dabei die natürlichen Produktionskräfte einzuschranken. ]
 自然科学の知見に基づき、最適期に合理的な措置を行うことで、望ましい方向へ森を導く人為的な操作であり、その際、自然の生産力を決して制限してしまうことのないものです。
 
 そのような造林に関わるシステムは、
 
・生産システムの恒久性(Langlebigkeit des Produktionssystems)
・自然なプロセス(naturorientierte Prozesse)
・完全に自然のままの遺伝的構造を持つ野生の有機組織(Wilde Organismen mit vollstandiger,ursprunglicher genetischer Struktur)
・利用に関する多様な方向性(Mehrzwecknutzung)
 
と言うような特徴を持っています。
 
 さらに、現代では日本に限らず、ドイツやヨーロッパでも、その上に
・所有者
・地域社会、国家社会
・国家を超えたグローバルな利益社会
などが乗っかって、互いの利害関係が複雑に交差していますから、社会科学的な分析を常に平行して進めて、それらの利害を満たす最適な造林やその技術に、できるだけ先駆的に取り組んでいかなければなりません。
 
 森をただの林地としてとらえるだけでは、もはや時代遅れです。多様な機能を生かすべきです。
 取り敢えず、スギやヒノキを植えておこうというのは時代錯誤です。問題外。
 地形、地勢お構いなしにすべての林地で木材生産を行おうというのは生態系、労働安全を無視しています。
 
日本林業の固定観念は 、単相一斉林の皆伐を大前提にしたものですから、上にあげた近自然型造林のシステムからは乖離しており、上の3つの利害の領域の調整は不可能です。大面積を単純に、均質なものとして扱うべきではありません。
 
 
 
 まず、現代の森の利用の概念をすべて考えたとき、森を幾つかの関係領域に分けて眺める、捉える必要があります。たとえば、
 
・造林操作を行う基本単位 ・・・森は生態系の相関関係の中で組織されていますから、狭すぎてもいけません。ある程度以上の広さ(0.5(ha)以上)でとらえる必要があります。それが近自然型造林で言うところの、林分(Bestand)です。それは隣の林分との林齢、樹種、構造などが区別される単位です。その広さは独立に、長期的に造林目標設定を可能にする大きさです。そして、それらの林分は時期によって、場所によって独自の個性を示すものです。
 
・エコシステムとしての基本単位
・地形的、地勢的な基本単位
・それらの複合単位     ・・・森は木材生産場所としてだけでなく、生活空間や景観としての部分も見出されていて森林資源の利用可能性はいろんな空間的尺度で眺める必要があります。多様な機能や利害の連環のなかでエコシステムマネジメントのように、多様な利用の概念も生みだされています。したがって、森を捉える基本単位も個々の視点で、多様になります。要するに、視点を変えれば可能性も広がるということです。
 
途中ですが、続きは次回。
今日はここまで。 
 
 
 前回、間伐強度のデータをSCHOUBER(1987)から引用したのですが、
Eicheナラ で、mäßige(適度間伐)が 23.5 (m2/ha) で、starke(強度間伐)が 20 (m2/ha) と小さくなっているのは何故か?というご質問を頂きました。
 
 岐阜の中村さんによると、日本では間伐率は 1回目でも、2回目でも、3回目でも、30〜35%位の(本数率)で変わらないということでした。
 
 日本では、皆伐後に単一樹種を一斉造林して育林、間伐していくので、一定の本数率での間伐というのが、補助金の規定への対応、あるいは施業の単純化という意味で重要な考えになっているのでしょう。
 
 一方、ドイツでは、針葉樹と広葉樹の複層混交林で、かつ、天然更新が、今や、近自然型造林として普通になっているので、大学や森林研究所でデータをとる場合も一定の本数率で間伐を繰り返すという考え方はもはや意味をなさないのだと思います。
 
 ドイツ林業の中では、上級森林官(Revier-Leiter)たちは、自分の管理する1500(ha)の森林で、「一本一本、個別に樹木の性質、個性を見極めて管理をしていく。」ということを当たり前のようにやりますから、前回掲載したHochdurchforstung(上層間伐)の図のように、mässig(適度間伐)(真ん中の図)の後、stark(強度間伐)(図の下段)、そして、Lichtung(受光間伐)(図の上段)という風に段階的に間伐を行ってZ−Baum(将来木)を育成していくと、その都度の全林地面積に対する間伐林分面積は減ることになるのだと思います。
 
 なお、一斉造林、育林ではないので間伐の概念にはたくさんのものがあります。下に、チューリッヒ工科大学のDr.Schütz 教授の「 Skript Waldbau Ⅰ 」から、Hochdurchforstung(上層間伐)と、 Niederdurchforstung(下層間伐)の概念図を引用して紹介します。
 
ドイツのいろいろ資料をひっくり返してみますが、近自然型造林になると、間伐に関する定式化された数字のデータはあまり見かけません。たぶん、間伐率に意味がなくなるからでしょう。
 
今日は特別バージョンでした。ここまで。
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 今日は間伐の概念を紹介します。ワールドカップサッカーがあったり、蒸し暑い日が続いたりで、ちょっとサボってました。ドイツにいたときには「暑くてやってらんないよ!」なんてことは全くなかったので、この日本の蒸し暑さにはホトホト消耗気味です。
 
 さて、今回はロッテンブルグ営林専門大学のH. P. Ebert先生と S.Hein先生の「 Waldbau(造林学) Ⅱ」のSkriptから引用しながら、ご紹介します。
 
 簡単のために、単相林の一斉林をイメージした概念を考えます。DENGLER  Waldbau Ⅱ(1990) S.185 und 186 の概念図を参考のために引用して載せておきます。
 
 間伐は
a)schwache Durchforstung 弱度間伐
b)mäßige Nieder-Durchforstung 通常下層間伐
c)starke Nieder-Durchforstung  強度下層間伐
d)Lichtung(sehr starke Durchforstung)  受光伐(極強度下層間伐)
e)mäßige Hoch-Durchforstung  通常上層間伐
f)starke Hoch-Durchforstung  強度上層間伐
と、とりあえず6種類ほどに分けられます。
 
Niederdurchforstung (下層間伐)は
当然、下から行うもので、下から上へ除伐していきます。普通に樹冠が成長し、シャフトの形状の良いものを均等に残すようにしていきます。
 この場合、樹冠閉鎖は続くようにします。
 
Hochdurchforstung(上層間伐)は
優勢木や被圧木はある程度、そのままにしておきながら、将来木の育成を目的として優勢木の林分に仕立てていきます。
 
Lichtung(Lichtwichsdurchforstung)(受光伐(受光生長間伐))は
樹冠の閉鎖を中断させる(少なくとも、10年間)ような強い間伐です。現況の材積の5%から20%がなくなることを覚悟しなければなりません。
 この間伐には −−天然更新のために行う間伐ーー  と、−−光を入れて生長を促進する目的の間伐ーー 2種類が意図されます。
 
Gestaffelte Durchforstung (段階間伐)
 これは弱度間伐の後、林齢の増加に伴い、強度間伐へ移行する手始めの間伐を指します。
 
Auslese-Durchforstung(極上木育成間伐)
これはシステマティックに見通しを立てながら将来木Z−Baum を決めていく過程の間伐を言います。
 
他にも色々な概念がありますが、省略。
 
参考までに、樹種別、林齢別の間伐強度の例を SCHOUBER(1987)から引用します。
 
樹種    林齢     通常間伐強度(m²/ha)    強度間伐
Eiche        60               23,5                              20
コナラ   120               25,8                             21,7
              160               26,5                             22,3
 
Buche        60              24,4                              22,1
ブナ         120               32,3                              25,6
 
Fichte        60               41,9                              35,7
トウヒ        120              47,4                              39,5
 
Kiefer         60               33                               27,1
アカマツ     120              33,3                             26,4
 
Douglasie     60              46,1                             42
ダグラスファ
 
日本とは考え方や条件が違うので数字のデータはたぶん、何にも参考にならないかと思います。
 
次回は伐採(更新)の概念を紹介します。
 
 ラインラントパルツ州森林研究所の友人のDr.Thomas Caspari(トーマス)が、「Shuji はたぶん、興味を持って読むんじゃないかな。」と、日本のオイルショック期から現在までの気候変動に関する政府の政策の変化に関するヨーロッパ、フィンランドの研究者の論文を送ってくれました。
 まず、ヨーロッパの研究者たちの、日本の研究者との目のつけどころの違いをまたまた、まざまざと思い知らされるような論文でした。
 ドイツで生活して、新聞やテレビなどのマスコミの姿勢を見ていると、はっきり言って完全に「日本無視」です。にもかかわらず、学術研究者たちは日本のことを日本人が思いつかないような視点で調べ上げているのです。環境問題や森林科学に関しては1周遅れの日本がもの凄く心配です。
 
 政権が代わっても、悲しいかな、森林、林業の世界から、将来の展望に立った議論が出てきません。
「地方分権を進めて地域ごとの森林林業政策をつくるべきである」
というような提言は、残念ながら、なーんにも出てきません。
「中央政府の林野庁の仕事は輸入木材を扱ってきた大手商社に対して、国益を考えた木材調達を指示し、それによって国内産業の振興と雇用の創出を図るべきだ」
というようなご意見も全く出てきません。
 
 林道をつくらなければいけない、とか、木材の流通システムを変えなきゃいけない、とか、そんなのはあたりまえのことで、森林作業の安全装備の普及、教育とか全く行われていなくてやるべきことはいっぱいあるのに、発言力を持っている人たちはもっと勉強してほしいです!自分の権威や縄張りから飛び出さないと何も見えませんよ!
 
今日はここまで。
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コメントに質問があって近自然型造林概念が途切れていたので、今日は続き。
 
まず、ドイツの林業事業形態(Betriebsart)別の造林概念の違いを整理します。
[A]Holzplantage ・・・日本でやっている造林事業の形態はこれに相当します。「木材プランテーション」です。
 ・農業のようなもの。
 ・単相(単一樹種、原生種のみで構成されている)、極端な場合遺伝的にも限定された1樹種のみ。
 ・林地の土壌を耕起する。大型機械を投入。
 ・生物起源の森林被害要因(キノコ、木食い虫)に対して薬剤による予防的な処置をとる。
 ・養分や窒素分の流亡を補うために、施肥。
 ・短い生産期間(<25年)
 ・機械的に、皆伐による収穫。
 
これに対して
[B]Naturnaherwirtschaftswald・・・近自然型営林
 ・多くの樹種、多様な原生種、遺伝的にも多様性を持つ。
 ・林地の土壌はほとんど、耕起しない。大型機械投入は極めてまれ。
 ・生物起源の被害要因に対して、自己回復が難しい場合のみ薬剤の投入。
 ・この形態では、土壌の養分、腐葉土の流亡はそもそも、ない!酸性土壌に対しては土壌の健全性の維持のためにのみ、施肥。
 ・長い生産期間(>80年)
 ・可能な限り、個々の樹木の生長に応じて収穫。
 
ドイツの上級森林官(Revier-Leiter)を林野庁の事業で日本の5か所で招いて、林道造成や造林手法を導入しようとしていますが、彼ら森林官が日本の森を見たら、「Unglaublich!Das ist echte Holzplantage!」と驚愕すると思います。
 
 さて、次は 樹木の等級(Baumklasse) についての概念を紹介します。
 林分を構成する樹木の等級付けですが、基本的には
 ・森林社会内での成長力による階層
 ・樹冠やシャフトの性質
 ・生命力、健康状態
が、等級付けの基本要素になります。
 
 DENGLER ,Waldbau Ⅱ(1990) S.182 の "Die KRAFT'schen Baumklassen"の図を引用しながら、図中の樹木の下の数字と対応させて説明を加えます。
 
 1.Vorherrschend (極めて優勢) ・・・特別に、例外的に元気な、全方位によく発達した樹冠を広げる木
 
 2.Herrschend (優勢) ・・・よく発達した樹冠を持つ、主要林分となる木
 
 3.Mitherrschend (中庸) ・・・周囲の樹木に少し制限された、発達の不十分な樹冠を持つ木であるが、それでも普通の樹冠ともいえる。
 4.Beherrschend (被圧) ・・・(a)樹冠の成長が妨げられ、狭められていて、上方にのみ隙間がある、 か、(b)頂芽のみ成長可能な状態。
 5.Unterständig (被覆) ・・・完全に周囲の樹木に、先に成長され、上方を覆われている木。
 
 
古くは、国際営林研究機関連盟の次のような樹木等級が使われていた。(JUFRO,1956)
A、森林社会階層 Gesellschaftliche Stellung
 a. 高さ等級 ・・・100=上層 、200=中層 、300=下層
 b. 活性度 ・・・10=生い茂った 、20=普通 、30=貧弱
 c.発達傾向 ・・・1=突き抜けた 、2=周囲と均等 、3=埋没
 
B,造林的等級 Waldbauliche Baumklasse
 a,価値等級 ・・・400=極上 、500=有用 、600=損傷
 b.シャフト品質 ・・・40=高価値(材積の50%が) 、50=普通(材積の50%) 、60=損傷(普通材部が50%以下)
 c,樹冠等級 ・・・4=樹高の1/2以上の長さ 、5=1/4 から1/2 、6=1/4以下
 
 
次回は、間伐の概念図 や 伐採の種類 を紹介します。
8月の20日から29日まで、久し振りにチョッと、ドイツに戻ります。航空券を買ったら、何故か翌日、ラインラントパルツ州森林エコロジー営林研究所の Thomas からメールが入ってました。フィアンセのニーナさんがニュージーランドでDozentin (Doktor-Arbeit)をやっていてさみしそうで、本人も10月にニュージーランドに移る準備をしているようです。彼は森林土壌学のDr.で、ドイツ、フランス、イギリスの気候変動会議のコーディネートもやっています。顔も広いから仕事も見つかるでしょ!
 
今日はここまで。
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