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−−−破天荒な祖父と天才少年のふれあいに感動−−−
【感想】周りになじめない天才少年が、親からの過度な期待と普通でありたい少年の心
との間で葛藤しながら自らの進むべき道を見つけていく成長物語。
幼い時から、ピアノニストとしての豊かな素質を持ちながらも、
祖父が教えてくれる好奇心が浮き立つ楽しい遊びに傾倒していく少年。
万国共通っぽい子どもの有り方だけど、その才能が天才的であり、
倒産しかけた父親の会社をかげで支えるトレーダーなど、
凄腕の少年の片鱗を随所に織り込んでいる。
ただ、本筋はピアニストとしての大成だというのが、
ラストやタイトルからしか感じ取れないのが、散らばったままの
物語展開で終わるきっかけになったようだった。
後で知ったことだけど、12歳のヴィトスにふんする天才ピアニストテオ・ゲオルギュー
による演奏シーンは本当に弾いていると聞いてかなり衝撃的だった。
何の撮影的工夫もいらないでいい、あれだけの弾き手を見つけたのなら、
もっと「ピアノ」中心の物語にして欲しかった。
『ヒトラー 〜最期の12日間〜』でヒトラーを演じた
名優ブルーノ・ガンツ演じる祖父との、心温まるふれあいはすごく良かったけど。
普通の少年でありたいと周りを欺いたヴィトスが、結局非凡な才能を隠しきれず、
祖父の家にあったピアノで思いきり演奏するシーン。
そっと見守り、黙っておく祖父の姿が印象深い。
その前段として、大事にしていた帽子を対岸に投げ、
「一番大事なものを手放せば楽になれる」という祖父に心打たれた。
老いてなお、空への夢を追い、捨てきれず破天荒な祖父が、
天才と扱われる少年に対してのかなり素晴らしいアドバイスだった。
倒産しかけた父親の会社を救うために、株のトレードを始めるあたりから、
物語に一貫性が薄れ、ただの「天才君」に朽ち果てていくのが残念だったけど、
悪い部分を削ぎ落としても、良い部分はかなり残る作品だった。
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こんな記事〜からきました。
とても感動しました。
ヴィトス少年とお祖父さんの絡みは、この作品の大事な要素でしたね。
TBさせてくださいね^^
2008/7/5(土) 午後 6:18
くるみもこんな記事あります!から来ました♪
涙の感動というより演奏の素晴らしさが印象的でした^^
2008/7/10(木) 午後 8:48
>なぎさん TBありがとうございます。祖父との触れ合いよかったですね。国は違えど、祖父と孫の交流は微笑ましいですね。
2008/7/12(土) 午前 2:00 [ abecobe ]
>くるみさん あの演奏が「本物」だと知った時はかなり驚いてしまいました。それを知った時、演奏にもっと主点を置いて欲しいと思ったほどに。
2008/7/12(土) 午前 2:01 [ abecobe ]