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−−−ヒース・レジャー凄すぎる−−−
【感想】この作品を観て、ヒース・レジャーのあまりにも早すぎる死を悼んだ人も多いはず。
『ブロークバック・マウンテン』は作品の良さとともに、
『ゾディアック』のジェイク・ギレンホール、
『プラダを着た悪魔』のアン・ハサウェイなど、多くの才能ある俳優を輩出した作品。
ヒース・レジャーもその一人で次の作品が出るたびに注目するようになった俳優。
バットマンの最凶最悪の宿敵であるジョーカーを演じると知った時は、
あの優しさがにじみでたような容姿に似合わないなと正直思っていた。
でも、この作品の「ジョーカー」がのりうつったかのような
鬼気迫る演技と冷酷な表情はすごかった。
遺作になるとは残念すぎるけど、冥福を祈りたい。
普通なら、ジョーカー役に施したメイクは、表情を隠す意味と、
演技に幅を持たせる意味の効果があったのかもしれない。
ただ、並の俳優が演じれば、ただの「ピエロ」にしか見えなかったはず。
ヒース・レジャーが演じることで、底冷えする恐怖のシンボルになった。
序盤の銀行強盗にせよ、カーチェイスにせよ、病院の爆破にしても、
ただ「破壊者」の凶行を際立たせただけで、
「ジョーカー」の深い闇を観れたとは感じなかった。
むしろ、取調室でバットマンと対峙した時の、
光の宿らない瞳と、その奥に秘めた残虐性、表情になんの情けもない
ジョーカーにこそ、深い闇と恐怖を感じた。
クリスチャン・ベイルや、マイケル・ケインに、ゲイリー・オールドマン、
モーガン・フリーマンまで出演していた。
名だたる俳優がただ「出ていた」としか感じさせないくらいに、
ヒース・レジャーの演技は独壇場だった。
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