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−−−小学生の友情、成長、すがすがしく−−−
【感想】小学生の頃、教室に通うほど水泳は好きで得意だったので、
この作品のように「遠泳大会があればな」と逆の立場で観ていて、幼少を懐かしんだ。
主人公であるカナヅチの隼人のような子からすれば、
苦手でどうしても避けたいものだったという気持ちもなんとなくわかった。
小学生のころは、今の年齢になってみると、どうでもいいことだったと振り返られることで、
真剣に悩み、周りの視線を気にするものだから。
「錦江湾横断」で4キロも泳ぐというのはなかなか過酷な大会。
カナヅチの隼人が奮起して参加することになったきっかけは、
美人で憧れの奈津子先生(松下奈緒)からの誘いがあったから。
小学生の素直さがよくあらわれていた。中学生なら思わず反抗したがるのかもしれないけど。
無口だけど泳ぎの腕は抜群の転校生と過敏性腸症候群に悩むクラスメイトを仲間に三人で、
秘密の特訓をするのも良い。
知らずしらずの間に小学生最後の夏の思い出になっていく様子が伝わってきた。
幼少時代の思い出の想起と相まって、子を抱える(まだ子供はいないけど)親や、
成長を見守る教師側からの視線もよくわかったし、
すごく自然に描かれていたと思った。
欲を言えば、もう少し三人の友情と、成長していく様をゆっくりと描いてほしかった。
同級生の女の子への淡い恋心など、ポイントは面白いけれど、
少し詰めすぎていた気がした。
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