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                こんな作品を待っていた 
 
 
 女友達とルームシェアを始めた直後にひょんなことから、警察沙汰の事件になり、実家に居づらイメージ 1さを感じ、百万円貯まると次の町へと引っ越すと決める就職浪人の鈴子の生活スタイルは特異だけど、すごくユニークな発想だった。どちらかというと、引っ越しは転勤など迫られてするものというイメージだったからだ。作品の中でもあると、何も置いたりしなければ、百万円あれば十分次の場所で生活できるんだなと思った。
 
 
 一見、清楚で凛としているけど、どこか陰があり、人とうまく距離を保てないヒロイン鈴子を演じた蒼井優。ゆるりと流れる作品全体の雰囲気をうまく漂わせていた。田舎の桃農家に間借した時に、寄り合いでキャンペーンガールに選ばれそうになる場面の、いたたまれなく、困惑した表情はすごく上手かった。海の家から桃農家、そしてホームセンターの園芸売り場でのバイトと経ていくうちに、本当にその時間を過ごしたかのように変わる成長ぶりも楽しい。
 
 
 にくいなと思ったのは、最後のホームセンターで出会う中島亮平がとる行動。
最初は鈴子から借金をするだけして返さないだらしない男と思わせつつも、実はその裏には。鈴子への強い気持ちと、行くなと言葉には出して言えない不器用さが良い。そんな二人だからこそのラストもまた、せつないけど、じんわりと込み上げてくるものがあった。
 切ないけどどこか爽やかな、こんな作品を待っていた気がする。 
 
  
 
 
 
             目には見えない一線がある
          
イメージ 1
 「加害者家族の保護」という視点にたった物語というのは、洋画などでは見かけることも多い。でも邦画でここまで生々しく描いた作品は稀かもしれない。
 犯罪者の身内であるということで、なぜ犯行を行った当事者のように扱われるのかという問いかけと、真に向き合っていくストーリー。ただ、それだけに、当たり前のように出てくるマスコミの過熱取材や、ネットでの誹謗中傷、信頼していた恋人の突然の裏切り。現実に迫るという意味では最もな描写だけど、加害者家族にあてる「悪意」としてはありきたり過ぎる気がした。
 
 もしそう描くのであれば、なぜ過熱するのか、匿名で情報を発信するのか、その背景にはそれを欲する「受け手」がいるということも盛り込んでほしかった。その部分を深く追及すれば心のどこかで、観客に後ろめたさを感じさせてしまうと思う配慮のようなものが見え隠れしたシーンもかなりあった。もったいなかったなと思った。
 
 夫婦は一度離婚して妻側の性に変更する淡々とした作業など、逃避行への序章ともとれるエピソードの細部の描き方はすごかった。刑事と少女の間で生まれるある種の絆も、感動的なものではなく、どこかぎこちなく、やはりそこには目には見えない一線があるという表現もまた秀逸だった。
 
 
 
 
 
 
        ユーモア満載の70年代の不器用な青春
 
 ボブ・ディライメージ 1ンにあこがれロックな生き方を夢見るけど、現実は仏教系男子校に通うさえない男子高校生の青くさい青春ムービー。
ネットで情報を素早く入手したり、動画や画像が簡単に見れる今とは対照的に
性的な話になると、人づてや噂話の類にドキドキしていた中学や高校時代が懐かしい。70年代を描いているので、自分からしてももっと「青く」感じた。
 
 隠岐島は「フリーセックスの島」という噂を聞き、童貞喪失へと三人旅に出る、若さゆえの衝動的な行為の描き方はすごく自然。おどおどしながらも、「フリーセックスの島やと聞いてきました」というシーンには思わずふいた。
 大好きな臼田あさ美がヒロインをやっていたので興味をひかれて観にいったけど、
あそこまで妄想の中に出てくるのは・・・。「ヒゲゴジラ」の彼女かよと、主人公たちと一緒にツッコミそうになったり。この映画の自由感はたまらない。
 
 
 さすが、みうらじゅんの自伝的青春小説であり、田口トモロヲが監督をしただけはあるなと思った。リリー・フランキー、くるりの岸田繁など脇を固める出演陣もいい味を出していたし、音楽が絶妙だった。
 

ひゃくはち 97点

 
                 万年補欠の野球部員にスポット
 
 高校野球で甲子園をテーマにした作品は多いけど、
万年補欠の選手たちにスポットをあてていたのは新鮮で面白かった。
高校の部活では、ベンチ入りを含めて、レギュラーになれない者の方が多いはず。
それでも、一生懸命練習し、熱戦を繰り広げる選手を心から応援する姿にはひかれ
た。
 
イメージ 1 練習後、寮の屋上で夜に堂々と煙草を吸う少年。
女性新人カメラマンの驚きに、「みんなやってますよ」と悪びれず言い放つ。
 高校生たちの青春はいつも「爽快さ」が先行する作品が多いけれど、背景にはいくつもこんな場面が繰り広げられている。部員同士喧嘩したり、妬んだりと、その過程があって、情熱や友情は得られる。コミカルに描いたことで、現実をより巧く表現していたなと感じた。
 
 レギュラーに選ばれなかった選手たちにカメラを向けたのを、先輩から「10年早い」とたしなめられる女性カメラマン。
 自分も報道カメラマンをしているので、お互いの気持ちは痛いほど伝わってきた。実際に向けたことがある。ただ、何も知らないでカメラを向けても、何も撮れないし、揶揄的な部分しか残らないのもわかったうえで、この作品は、補欠の選手たちになぜカメラを向けるのかを思い出させてもらった作品でもある。
 
 ヒーローが活躍するスポーツ作品もいいけれど、
たまにはこんな角度からのものがあってもいいし、一度は観ておきたい作品。 
 
 

カメレオン 73点

イメージ 1

 【感想】ハードボイルドなものはかなり大好きなので、この作品も雰囲気はすごく良い。
     変に正義感ぶるのではなく、悪は悪同士をある程度理解している主人公の様相や
     場末の易者のヒロインという設定もなんか王道っぽくていい。
     ただ、仲間を失った怒りから、敵のアジトに乗り込むラストのシーンは・・・。
     格好つけた銃撃戦は好きではないけど、映像としては譲歩できるけど、
     この闘いのシーンはそれをゆうに超えてしまっていた。
     お互いの銃をスライドさせて、走っていって先に受け取った方が撃ち勝つのは、
     少し西部劇風でくさいけれど、主人公の藤原竜也の方が先にスライドさせてしまっていた。
     仲間を問答無用で殴ったり、撃ったりする連中なら、銃を置いた瞬間に絶対撃つはず。
     矛盾の許容範囲外だった。

     占い師の小池佳子(水川あさみ)との出会いがいきなりすぎたけど、
     「老後が心配」という問答に、少し主義的な観念でもにじんでいるのかなと思ったら、
     野口伍郎(藤原竜也)という名前にちなんだあだ名の「ゴーロ」(逆さにすると)。
     かなり真面目に、少しハイな感じで佳子に絡むシーンも今考えると安っぽい。
     ヒロインもいきなり、挑戦的に自分の胸をさわらせて、その答えというのもな。
     テンポはかなり良くて、小説に熱中している時のようにどんどんと流れていく
     世界にのまれていく。
     日常の中の「暗部」だけど、それは「日常」と並行してあるというように、
     描写も、セックスアンドドラッグまみれの特別さはないところもなかなかよかった。
     ラストをのぞいてだけど。

     出演者も柄本佑や、豊原功補、菅田俊などセンスのいい役者がそろっていたので、
     もう少し練って欲しかった。
      

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