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こんな作品を待っていた
女友達とルームシェアを始めた直後にひょんなことから、警察沙汰の事件になり、実家に居づら
一見、清楚で凛としているけど、どこか陰があり、人とうまく距離を保てないヒロイン鈴子を演じた蒼井優。ゆるりと流れる作品全体の雰囲気をうまく漂わせていた。田舎の桃農家に間借した時に、寄り合いでキャンペーンガールに選ばれそうになる場面の、いたたまれなく、困惑した表情はすごく上手かった。海の家から桃農家、そしてホームセンターの園芸売り場でのバイトと経ていくうちに、本当にその時間を過ごしたかのように変わる成長ぶりも楽しい。
にくいなと思ったのは、最後のホームセンターで出会う中島亮平がとる行動。
最初は鈴子から借金をするだけして返さないだらしない男と思わせつつも、実はその裏には。鈴子への強い気持ちと、行くなと言葉には出して言えない不器用さが良い。そんな二人だからこそのラストもまた、せつないけど、じんわりと込み上げてくるものがあった。
切ないけどどこか爽やかな、こんな作品を待っていた気がする。
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