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6月10日付日本経済新聞の経済教室に山内昌之 東京大学教授が寄稿している論文が、鳩山政権の失敗について明確に論考しており興味深い。選挙対策と国会対策の巧拙が昨今の日本政治の行動基準となっており、よって日本再建の見通しが立たない、との私見を持っており、共感するものであった。マスコミもそうだが、政治家も最近は勉強が足りず、教養を欠く信念は、思い込みに過ぎず、結果としてスクラップアンドビルドの繰り返しになってしまう。勉強しないと理解できないことを嫌い、テレビにおいても専門家のコメントより「素人感覚が正しい」的な論調がはびこり、視聴者をスポイルし続けたツケが、ゆるやかな国力低下を招いていると感じている。『政治家のリーダーシップとは、意見の違う人びとの抱く信念や抱負や希望を理解しながら、歴史的根拠に理想と基づく現実のバランスを鋭敏な政治センスに結びつける行為にほかならない。』(日経 引用)が端的に政治とは何か、を言い得ている。これはまた経営にも通じるものであり、およそ集団を率いるリーダーシップに要求される素養ではないだろうか。
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