望遠鏡機材の話

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天気が悪くてなかなかルーリン彗星が顔を出してくれませんねぇ。
でも週末の天気予報が良くなってきたのが救いですね。晴れてくれないかナァ!

さて、迎え撃つルーリン彗星迎撃(?)システムを紹介します。
24日未明に観測する前に、急遽あり合わせプレートで組んだものですが、こんなピラミッドプレートシステムを組んでいます。

イメージ 1

特徴は、鏡筒2本にカメラを付けて同時に撮影できることと、ガイドマウントを2個使用しているので、鏡筒2本とガイド鏡の3本の光軸を個別に合わせることが可能なことです。
長時間露光を行う星雲星団の撮影にはたわんでしまうと思うので使いませんが、彗星撮影は比較的短時間露光なので、こんな一見無理なパターンでも結構使えるものです。

イメージ 2

実際に24日に使用した時には、まずFSQで土星を彗星核のフレーミングの場所に調整し、次にFS60Cで構図をとります。最後にミニボーグ50で土星を中央に調整後、ルーリン彗星を導入(導入はFSQがやりやすい)すれば3本のフレーミングが決まるという手順で行いました。

イメージ 3

鏡筒交換もすぐにできるように、FSQはアリ型アリ溝にしてあって、この日も途中でSDUFと交換して撮影しています。カメラレンズはFSQのバンドの上につけて撮影と、このシステムで一通り撮影できるように組んでいます。SDUFはピントを合わせた状態で待機中・・・。

あとはルーリン彗星が出てくるのを待つだけなんですが・・・・
晴れてくれないかなぁ・・・(^^)
先週のスターウォッチングに出掛ける際に、ドブソニアン(OMEGA3850)のミラーにブロワースプレーの液をかけてしまったので、ミラーの洗浄を行いました。

OMEGA3850は押しネジが無く、引きネジにスプリングが付いていてセルを持ち上げる構造になっています。ミラーボックス底の光軸調整兼セル固定の蝶ネジを外すと簡単に主鏡セルが外せます。
イメージ 1

セルを外したところ。
ミラーにブロワースプレー液の痕がべっとりついている・・・。
灰色や黒はミラーに写った天井の汚れでミラーの汚れではないよ・・・。
イメージ 2

セルからミラーを外してお風呂場へ。
38cmはずっしり重いです・・・。
イメージ 3

ジョワ〜っと一気に付着したゴミを流します。
水流にまかせて付着物を流します。擦ったりしてはいけません。
イメージ 4

大きなゴミ・ホコリを流したら、指の腹に石鹸を付けてそっとなでるように洗います。時々指先にゴミを感じるかもしれませんが、決して無理してはいけません。取れないものは無理せずそのままにしておいた方がベターです。
イメージ 5

また水流をしばらく流して、石鹸が残らないように十分に流します。
仕上げにドライウエルを溶かした溶液をさっとかけます。
ピッカピカにきれいになりました。
イメージ 6

立てかけて乾燥させたらセルに戻し、ミラーボックスに戻して完了!
イメージ 7

さあ、週末はこれでルーリンを観測するぞー、と気合入れていたのですが、どうやら天気がダメそうだぁ〜。
残念!!!
今、私の自動導入の星図ソフトはステラナビゲータVer.7を使っています。
ところが、新バージョンのVer.8が発売されて2年経過したということで、Ver.7のデータ更新サービスが昨年10月で終了してしまったようで、今までインターネット接続するたびに彗星などの最新軌道データが自動更新されていたものがされなくなってしまいました。

そこで、しかたなく先日210P/2008X4クリステンセン彗星を手入力でデータを入れて撮影しようとしたのですが、肝心の入れたデータが間違っていた(か、あるいは最新でなかった?)ようで、ものの見事に彗星のいる場所とは違う写野を撮影していました。

やっぱりデータは自分で手入力するとミスするなぁ〜、と思い、Ver.8のデータを使えないかなぁと思ったら、フォーマット自体は同じなので使えることがわかりました。

以下の手順でVer.8用のデータをVer.7に入れられます。


1.ステラナビVer.7のダウンロードページから、軌道要素更新データ(sn7newdata.zip)をダウンロードしてPCに保存。
  同じように、ステラナビVer.8のダウンロードページから、軌道要素更新データ(sn8newdata.zip)をダウンロードしてPCに保存。

2.先にsn8newdata.zipを解凍するとnewdataフォルダができます。フォルダ名をnewdata8に変えておきます。

3.次にsn8newdata.zipを解凍するとnewdataフォルダができます。フォルダ名はnewdataのままでOK。

4.newdataフォルダとnewdata8を開きます。
  newdata(ver.7)のファイル数が少なく、newdata8にはたくさんのファイルがあることがわかります。
イメージ 1

5.newdataのsn7updata と newdata8のsn8update をメモ帳で開きます。

6.sn8updateのデータからsn7updataに必要なデータのみコピーします。
  すなわち、COMET,MINORPLANET,NOVA,SATELLITEのデータを8からコピーする訳です。
イメージ 2
イメージ 3

7.作成したsn7updataを上書き保存します。

8.さらに、newdata8の中の、
  ・Nova.adf
  ・Snova.adf
  ・stlcmt
  ・stlmpl
  ・stlsat.tle
  のファイルをnewdata7にコピーペーストしてファイルを置き換えます。
イメージ 4

9.ステラナビゲータVer.7を開き、[ツール]―[データ更新]を開きます。
  更新方法を[ファイル]―[参照]
イメージ 5

  ファイルの場所でnewdata指定し、sn7updateを開きます。
イメージ 6

10.[更新をスキャンする]―[更新を実行する]
イメージ 7

11.これでVer8の最新データがVer7に取り入れられました。
イメージ 8


個々に彗星データ、小惑星データだけを入れるのであれば、各彗星など画面からver.8のデータをインポート(彗星の場合stlcmt)すれば良いようです。
手入力作業で面倒ですが、これで最新データに書き換えることができました。

なお、sn8updateを単純にVer7で読み込もうとしてもエラーで出来ませんので、上記のようにVer7用に書き換えて読み込む必要があります。

もっともこんな手間かけないでさっさとバージョンアップしたら・・・ごもっともなようで・・・(^.^)ゞ


P.S.(1/10 18:10)
よく考えたら、Ver.7のnewdataファイルにVer.8のnewdataファイルを上書きして、ファイル内でsn7updataを書き換えた方が簡単だな。新しい更新データはそのまま上書きすれば良いしねぇ。少し手順が回りくどかったようでスミマセン。
観測所の据付用赤道儀に、ずっと使っていなかった(旧)アトラクス赤道儀を使うことを考えておりました。
このアトラクス赤道儀をなぜ使わなくなったのかといえば、実は赤緯側モーターが不調で、昔一度ビクセンに修理も出したのですが結局症状は改善しませんでした。赤緯のモーターハウジングを外して動作状況をみたところ、トルクがかかると赤緯モーターが脱調して空回りしていることが確認され、それ以降は使用せずお蔵入りしていました。(昔この事でちょっとビクと販売店とのやり取りでも不満なことがあり、これ以降の機材はすべてタカハシになりました。)

そんなこんなで、一度はヤフオクに出して処分することも考えたのですが、ジャンクで安く叩かれるのもナンかなぁ〜〜〜という感じがあり、搭載重量も結構ある赤道儀なのでいつか役に立つ日が来るだろうと思い倉庫に眠らせてありました。

今回、観測所も出来たし、アトラクスが復活すれば2台あるEM200の内、EM200USDの方を移動観測専用に回せるので、このアトラクスを復活させてみようと思い立ちました。

アトラクスの不調の原因はおそらく赤緯モーター周りだろうということは予め目星が付いていました。約1年くらい前に、ヤフオクで旧アトラクスのモーターユニットが出ていたので、交換も考えて落札していました。しかし、部品は手に入れたものの修理はずっと手つかずになっていました。

イメージ 1
アトラクスのモーターハウジングを開けたところ。実は修理前に写真を撮らなかったので修理後なのですが・・・

イメージ 2
真ん中の丸い穴の中にみえる丸いギアがモーター部分。不調の原因はここのモーターがトルクがかかると空回りか脱調するようになっていました。

このギア部も全部外して、ギアをクリーナーオイルで洗浄してみると、不調の意外な原因がわかりました・・・。

アトラクスのギアには専用の超微粒子の粘土みたいなグリス(モリブデンオイルのすごく濃い奴かな?)がびっちりと塗られて使われている(グリスの中にギアが埋まって見えないほどたっぷり塗られている)のですが、このグリスが硬化してギアの目を尽く潰しているのです!!!
なるほど、こりゃあ空回りするわなぁ・・・。

焼き鳥用の木の串を台所から持ってきて、丁寧にギアの溝にこびり付いたグリスを落としました。
そして、元通りにギアを戻して、ギア部にモリブデンオイルや回転部に潤滑オイルを注して、動作確認をしたら・・・

 (^◇^)ぜぇ〜んぜん快調に動くじゃぁ〜ありませんか!!!

やったぁ〜、復活作戦成功!!!
このグリスが原因じゃん・・・
前にメーカーに修理出したときはチェックしてなかったのかなぁ〜
少なくても、分解清掃くらいやってくれていれば、絶対に症状改善したハズだよなぁ〜。
もっとも、その時点ではメーカーもこのグリスの欠点に気づいていなかったのかも。
そういえば、旧アトラクス持っている人って、私も含め結構モーター空回りみたいなトラブルを聞いたのだが、その原因がこのグリスだとすると妙に納得出来ますね〜。

まあ、いずれにしても動くようになったみたいです!(^o^)v

イメージ 3

よかったね〜。
もともとST-4が繋げるように改造してあるので、後はPHDGuidingを使えるようにコネクターを自作すればOKですね。

イメージ 4

赤道儀のメンテナンスのためにもこれらの潤滑オイルは持っておいてイイですね〜。(^^)
今回はこのオイル3本セットで修理できました。

LPS-P2-FFを購入

先日のバラ星雲は、自分としてはまずまず会心の出来なのですが、結構痛いミスがありました。すでに画像を見て気付いている方も多いと思いますが、画像の左側〜左下側の方が、片ボケを起こしているのです。

この原因はハッキリしていて、撮影時のカメラアダプターが浮きを起こしていたからなのです。
何で浮いていたかというと、LPS-P2フィルターをカメラマウントのΦ48mmネジに付けていたので、イージーガイダープリズムとフィルター枠が干渉したためマウントが浮きを起こしていたからです。

イメージ 1

こんなにマウントが浮いているのですね。マウントが浮いても、オフアキガイダーの中に平面を保ってきちんと座ってくれれば良いのですが、プリズムと当たって片浮きを起こしていたようです。

イメージ 2

やっぱり、根本解決をするためにはFFフィルターを使うしかなさそう・・・

ということで、

イメージ 3

FFを取り寄せてしまった〜〜〜(^o^)

イメージ 4

カメラマウントもすっきりピッタリ嵌まり込みました。

でも、これでまた方ボケしたら悩みそうだなぁ・・・

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