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「フルーツさん、荷物ですよ」 ウチの担当のヤマト便のお兄さんが大きな箱を持ってきた。 いやぁ〜、やっぱり25cmの筒はデカイねぇ。 とりあえず置き場所がないので、店裏の倉庫へ搬入。 ははは、倉庫の足の踏み場がないね。 箱の中から銀次くん登場! 今日からウチの舎弟に加わりました。(^o^) SE250とかも考えたのですが、後で補強等で苦労するならGINJI250の方が結果的には正解かなと思ってこちらに決めてしまいました。 今月末には火星最接近もあるし、
早くコレで火星を見たくなってきたネ。 |
望遠鏡機材の話
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EOS KissDXとX2の両方同時に1台のタイマーコントローラーで露出制御できるダブルレリーズのコードを自作してみました。 これを1本作っておくと、今度の日食ばかりではなく明るい彗星が出現した時や、カメラを2台同架して撮影する時などにも便利に使えそうです。 ご存知の方も多いと思いますが、EOSデジタルXやX2のレリーズは、Φ2.5mm極ミニステレオプラグの先端と根元のコードをショートさせるとシャッターが切れます。 単純なレリーズなら、Φ2.5mm極ミニステレオプラグにスイッチを付けるだけで作れますね。 テスターで調べると、カメラからは2.4Vの電圧がかかっていて、整流ダイオードを入れてみると上の図のような向きの極性になります。 真ん中のコードはオートフォーカスのようで、いわゆる半押しになるようですが、天体写真でレリーズでオートフォーカスを使うことはほとんどないので、自作の時はいつもここは繋いでいません。 実は、以前も単純にコードを繋げてダブルレリーズのコードを作ったことがあるのですが、それだとカメラが誤作動を起こして上手くいきませんでした。 その時の回路は下図のようになります。 この状態だと、カメラ間でループ状態になるようで、片方のカメラのシャッターを切るとレリーズ解放にも関わらずもう片方のカメラのシャッターが切れてしまいます。(上の図の赤い四角のところでループ電流が発生するように思います。) カメラを連写モードにすると止まらなくなります。 そこで、今回は電流がループしないように整流ダイオードを入れてみました。 非常に単純ですが、これで上手くいくはず。 電圧と極性をテスターで確認 延長コードをバッサリ切ります。 2方向のコードに整流ダイオードをはんだ付。 完成したダブルレリーズ用コード 今回はテストもなかなか良好でした。 なんとか誤作動もせず上手くいきそうです。 これで日食ではスカイキャンサーにカメラが2台のせられるゼ!(^o^)v デジ一眼2台にビデオ1台・・・大丈夫か!キャンサーがんばれ! 私が考えた誤作動の原因を分かりやすく説明する図をつくってみました。 まず、デジ1眼は個々にレリーズ端子から電流が流れています。この電流をショートしてやるとシャッターが開く仕組みになっています。 ところが、ダブルレリーズをやろうとしてデジカメを2台並列に繋ぐと、コントローラーの方向とは別にもう一台のカメラの方向に流れる分岐電流のルートが発生します。 カメラAからの電流はP1でコントローラー方向とカメラB方向の電流に分岐します。 この状態でカメラBのシャッターを切ると、コントローラーSWを入れて回路を閉じたのと同じようにカメラBのルートで回路が閉じられるので、カメラAのシャッターも切れてしまいます。 実際には、カメラBの方も同じようにP1−カメラA−P2を通る分岐電流が発生するので複雑です。 お互いにカメラのシャッターが切れると回路が閉じて分岐電流が流れ合うことになります。 したがって、この状態では、例えばカメラAの露出1秒、カメラBの露出5秒にして、コントローラーのSWを1秒閉じた場合、カメラAは1秒経って一旦シャッターを閉じてもカメラBがまだシャッターが開いているので再びシャッターを開く、というような動作を繰り返したり、バルブにしているとシャッターが閉じなかったりする現象が起きるようです。 結局カメラ間の回路が不安定になり、コントローラーの司令通りにはカメラが作動せず誤作動を起こす原因になっていると考えました。 そこで、P2−カメラA−P1のルートにD1を、P1−カメラB−P2のルートにD2の整流ダイオードを配置して一方通行にしてやると、それぞれのカメラを発した電流が綺麗にもとのカメラに帰るようになります。 デジ1眼カメラのシャッターが切れる仕組みが、コントローラー側に電源があって2方向のカメラに分岐する仕組みであればダイオードで整流しなくても誤作動は起こらないでしょうが、実際にはカメラ側の個々に電源があって、その2つを繋いで1つのコントローラーで制御するのですから整流して交通整理をやってあげないと誤作動が起こる原因になる訳です。 1つの回路内に同じような電源が並列に2つ存在する状態と考えれば不安定になることはわかりやすいでしょうか。 タイマーコントローラーはSWをON−OFFするだけの機能のようです。だから平たいボタン電池だけでも結構長持ちするのだと思います。 尚、私は電気の専門家でも何でもありませんので、用語の使い方などの間違いがあるかもしれませんのでご容赦を。
でも基本的な考え方はたぶん大筋では間違っていないだろうとは思っています。(^^) |
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ステライメージVer.6にはメトカーフ法コンポジット機能がありますが、彗星の移動量や画像の方向を具体的に数値で入力しなければならず、なかなか入り辛い面があります。でも、この数値はステラナビゲータを併せて使うことで簡単に設定することができます。 ●メトカーフ機能を使う ステライメージVer.6でメトカーフ機能を使うには、まずメニューバーの [バッチ(B)]―[コンポジット]―[メトカーフ法(M)]チェック―[設定(B)] と進んでメトカーフ法の設定ダイアログを開きます。 ここで設定するのは、彗星の移動量と画像情報であることがわかります。 ●撮影開始時のステラナビゲータを立ち上げる ステラナビゲータ(私はVer.7を使ってます)を立ち上げ、撮影開始日時に設定します。 ●彗星の位置情報を調べる ステラナビゲータの画面上で目的の彗星をクリックして天体情報パレットを開きます。 天体情報パレットに表示された彗星の位置情報をメモ帳などにコピーペーストします。 日時パレットの翌日の日付をクリックして、24時間後の位置情報を表示させます。 同じく位置情報をメモ帳などにコピペします。 ●移動量の数値を入力する メモ帳上で、24時間後の移動量を計算しておきます。 ここでは撮影時点より24時間の移動量で計算していますが、速度が速い彗星など誤差が大きくなるようであれば、撮影時点より12時間前と12時間後の位置情報を使うなど、工夫して下さい。 ●画像情報を入力する 次に画像情報の角度計算ボタンをクリックします。 ピクセル角度計算ダイアログが開くので、撮影光学系の焦点距離と、使用カメラを選択してOKボタンをクリックします。 ●上方向の位置角を入力する このメトカーフ法の設定で一番悩むのはここですね。ここをクリアするために最初から画面上を北にして撮影すれば手っとり早いのですが、実際には水平レベルで撮影したりいろいろです。 使用画像のN方向を画面上方向からの位置角で入力しますが、次のようにすると比較的正確に画像の位置角を求めることができます。 まず、ステラナビゲータのメニューバーより[設定]―[表示形式]をクリック 表示形式の座標系を[赤道座標]にします。視野回転は正立です。 これで、画面上側がN方向になります。 次に、ステライメージにコンポジットする画像の最初の1枚目を表示させ、メニューバーより [画像]―[画像回転]―[角度入力] をクリックします。 ステラナビゲータの画面と任意の角度を設定して傾けたステライメージの画像を比較して、双方の画像の傾きが同じようになる角度を探していきます。ステライメージに任意の角度を入力してはまた戻るボタンで元の画像に戻るを繰り返して最適な角度を見つけます。 最初はラフに、だんだん拡大していって、ステラナビとステライメージの表示される大きさが同じくらいにして角度調整していくとやりやすいです。 特徴のある星並びなどを比較していって、ほぼ同じ位の傾きの角度を求めます。 今回の板垣彗星の画像では、反時計回りに56度でほぼ同じ傾きになりました。 上方向の位置角に上記方法で調べた角度を入力してOKボタンをクリックします。 ここの位置角はNの方向が画像の上方向から時計回りに何度かを入力しますので、画像の傾き方向とは逆になります。(即ち、ステライメージで画像を傾けた時の角度の方向が「反時計回り」ならばそのままの角度を、「時計回り」ならば[360−角度]を入力する。) 以上で、メトカーフ法の設定が完了です。 後は、通常のコンポジットの要領で恒星を基準星に指定してコンポジットをすると画像ヘッダーに記録された時刻を読み取ってメトカーフ法コンポジットが為されます。 彗星核がハッキリしている彗星には単純に彗星核を基準星に指定してコンポジットする方法の方が簡単ですが、暗い彗星や拡散して彗星核がハッキリしない彗星などにはこの機能は非常に有効です。
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今更ながらですが、EOS Kiss X2をポチってしまいました。 X2のキャッシュバックキャンペーンで1万円戻ってくるので、今回のX2ボディ購入費用実質40,950円! すぐにX3が出るとかのウワサもありますが、ライブビューが欲しかったし、ここは買い時だろうということでポチってしまいました。(^^) 先ほど早速使ってみたけど、ライブビューってホントに楽ねぇ。(今更ながらですが・・・) 初めて使うと感動ものですね。 当面は改造はせず、ノーマルで使います。
HαならDXがあるし、彗星観測や7月の皆既日食ではきっと大活躍することでしょう! |
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私の旧アトラクスのスカイセンサー3DはST-4用に改造してあります。 D−sub9pinのコネクタに9pin-15pinのケーブルでST-4に繋いでいました。 EM200の方は、高橋のオートガイダー端子が付いていて、Atik16ICMを使い始めてからはPHDGuidingでガイドしていますが、赤道儀の端子に接続するだけでよかったので何の問題もありませんでした。 アトラクスの方もST−4を使っていれば通常のガイドをする分には何の問題も無いのですが、ST−4も購入より早15年近く経ち、いつ逝ってもおかしくない状態です。 また観測所の東側にアトラクスを据え付けていますが、ルーリン彗星が西空に回るとEM200Temma2Jrを設置している西側では視界が悪いため、このアトラクスでの観測になります。 そこで、アトラクスでもAtik16ICMとPHDGuidingが使えるようにモジュラー6極―D-sub9pinの変換ケーブルを作ろうと思い立ちました。 最初は、単純にケーブル配線を変えるだけですぐに使えると思っていました。 ST−4のD-sub9pinのピンアサインを調べて、単純にモジュラー側のcomをD-sub9pin側の4つのcomに割り振ってコードを繋いでスカイセンサー3Dに接続・・・・ ありゃ、全く信号に反応しない・・・ よくよく考えてみれば、コントローラーにコネクタを付けた個別改造・・・ そういえば購入した時に改造の説明文書が付いてたなぁ・・・と思いだし、ごそごそと古い資料を探していたらありましたありました、改造コントローラーのマトリクス表。 最初はこれを見てもナンのコッチャわかりません。 でも、よくよく見ていくと、各ピンの配線とコントローラー内部のキーの配線を表示しているようです。 そこで、D-sub15pinのST−4のピンアサインを元に解析していって、ようやくこの表の意味が分かりました。 ST−4のD-sub15pinのピンアサインは 4 −X 5 −Xcom 7 −Y 8 −Ycom 10 +X 11 +Xcom 13 +Y 14 +Ycom これがD-sub9pinを介してコントローラーのOR〜BKに繋がれます。 それぞれ、Normalとcomの接点がコントローラーの−X、−Y、+Y、+Xとなるようです。 スカイセンサー3Dはガイド修正方向の信号が入るとコントローラー画面に修正方向が表示されます。 そこで、コントローラーにD-sub9pinを繋いで各配線をショートさせ、 OR−WT → −X YL−BK → −Y YL−GR → +Y GN−WT → +X の信号が出ることを確かめました。 となると、非常に困ったことになります。 このマトリクス表を見て、なんとかcomを分配させることで出来ないかなぁと思っていたのですが、どう考えても4つのcomを独立させる以外に手はないのです。 と言うのも、この4つ以外の組み合わせをショートさせるとコントローラー自体が無反応になります。 Atik16ICMのST-4コンパチブルモジュラー6極のcomは一つです。4つのcomを一つにまとめると、まずYLで-Yと+Ycom、WTで+Xと-Xcomがそれぞれショートする他、どの組み合わせでも目的のキー以外のところでショートを起こすことがわかります。 すなわち、このコントローラーではcomを4つ独立させないとダメな訳です。 要するにフォトカプラーなどのリレーを使った変換器を作らないといけないということになります。 ・・・で、作ったのがコレ。 いろいろ電子工作記事を参考にして、ついでに発光ダイオードも光らせようとしたのですが、最初は思ったように動いてくれず、発光ダイオードを飛ばしたら動いてくれました。なので、発光ダイオードは飾りです。(^o^) とりあえず、PHDGuidingの指示方向には動くようになったのでこの工作は成功ということにしておきます。 恒星追尾より先に、いきなり彗星核追尾の作例になりましたが、この変換器で最初に撮ったのがこの日のルーリン彗星。 http://blogs.yahoo.co.jp/fruits_and_sky/46881309.html 完璧に彗星核追尾をしてくれたので、通常のガイドでも活躍してくれそうです。 これでアトラクスの方もPHDGuidingが使えるようになりました。 アトラクスは観測所の東側に据え付けているので、西空の対象に威力を発揮しそうです。 それにしても、わかってしまえばあっけないほど簡単でしたが、この表の内容については何の説明も書いて無いので、解析するまでずいぶん時間を取られました。 もっとも、この表も無かったらこの変換器も作れなかったな・・・。
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