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7月22日の皆既日食は中国・安吉で観測する予定だが、持参機材は学生時代から使っているスカイキャンサー赤道儀を持っていくつもりだ。 もうこいつとの付き合いは長いなぁ。シリアルが81142だから'81年製、大学1年の時に横浜から板橋の高橋製作所を探して電車に乗って買いに行ったっけなぁ。帰りはスカイキャンサー専用のショルダーバックを肩に提げてルンルン気分だったのを覚えている。ショルダーバックの方は表面の皮がボロボロになってしまって廃棄してしまったが、赤道儀の方は未だに顕在だ。 今度の日食もがんばってもらうゼ! 遊馬製作所製の極軸微動付き。ただ、北緯37度の我が観測所の位置でもモータードライブHD−4のギアと微動ネジのノブとのスペースがあまり無いので、今回の皆既帯のように北緯30度程度の場所では極軸調整が終わったらギアと干渉しないように微動ネジを抜いて置いた方が良さそうだ。 日食の前までに、赤経ギアボックスの円筒の上が平らなので、ここに赤経の簡単な目盛シールを自作して貼ろうかと思っています。 というのは、ステラナビを弄っていての思いつきなのですが、 7月22日中国時間午前8時(JST9時)の太陽と金星の位置 太陽 赤経:08h05m25.6s 赤緯:+20゚18'53" 金星 赤経:05h10m16.7s 赤緯:+20゚50'10" この日食の当日はうまい具合いに太陽と金星の赤緯が30分(太陽の視直径分)程しか違わない。 ということは、望遠鏡を太陽の視直径分北に少しずらして赤経軸を3時間弱程西に振ってやると金星が入ってくるわけだ。 赤道儀なら赤経クランプだけ緩めて西に動かすだけで良い。この差ならば多少極軸がアバウトでも太陽から金星を導入するのは簡単にできそうだね。 赤経軸に3時間分の目安の目盛を付けていれば、極軸がアバウトでも約3時間の位置に望遠鏡を振って赤緯クランプを緩めてその付近を探せばすぐに金星を導入できそうだ。 もし、日食の当日、太陽黒点が出てない・小さすぎるなどの事情、あるいはフィルターのピント移動がある等の事情の時には金星でもピントが合わせられることも頭に入れておいた方が良いですね。 おそらく、この方法でピントを合わせる事態にはならないとは思うけど、フィルター+太陽でピントを合わせてみたものの、何となくしっくり来ない時とかにはチェック用に使えるかもしれません。 尤も、この方法ではまだ実際の検証はしていませんが、食分が60%位になったら金星も結構見つけやすくなるのではないかと思う。 ダイヤモンドリングの前に確実にピントチェックするには良いかもしれません。 ということで、導入し易いようにスカイキャンサーの赤経軸に時間目盛でも自作してつけておこうかなと思ったわけです。 日本だと食の時間が遅くなると子午線越えになっちゃうので辛いかもね。
中国なら食の前半ならまだ金星が南中前なのでなんとかこの手は使えそうだと思います。 |
皆既日食2009
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7月22日の皆既日食のコロナ撮影のためのカメラ等の設定手順表を作ってみました。 短い皆既日食の数分間に何をどのようにするのか頭を整理しておく意味では、あらかじめカメラ設定や撮影方法の手順を明確にしておくことは非常に重要だと思います。 とりあえず、現時点で考えているコロナ撮影法イメージを表にしてみました。 表の説明をします。 この表は、私が実際に日食に持参する2台のカメラ(EOS KissX2,KissDX)の操作・設定方法を示しています。 左端の露出時間は1/3段ステップ時の1/4000〜5秒までのX2およびDXのカメラ露出時間を列挙したもので、このうち実際に撮影する露出時間にはグレーまたは黄色の着色をしており、15種類の露出を多段階で撮影します。 次の露出設定回数は、5回のステップでこの15種の露出時間を撮影することを示しています。各回の赤マークのところが実際にカメラで設定する露出時間で、グレーマークはAEBで撮影する各±1段の露出時間を示します。 タイマー設定は、各ステップでタイマーコントローラーをどのように設定するかを示しています。2台のカメラはダブルレリーズで同時に制御します。 カメラ設定は、各ステップ毎のカメラの設定内容で、上がX2、下がDXです。 実撮影枚数は各露出時間毎に実際に何枚の画像が撮影されるかを示しています。 カメラはマニュアル・AEB設定により±1段の設定をしておきます。 露出設定1回目は、 カメラの露出時間を各1/2000に設定、-1段1/4000と+1段1/1000の計3種類の露出時間を連写で撮影します。 次に、2回目は、 カメラの露出時間を各1/250に設定、-1段1/500と+1段1/125の計3種類の露出時間を連写で撮影します。 3回目は、 タイマーコントローラーの撮影枚数を12枚に変更、X2を単写モードにしてライブビューにします。 DXをミラーアップモードにします。 カメラの露出時間を各1/30に設定、-1段1/60と+1段1/15の計3種類の露出時間をミラーアップで撮影します。 4回目は、 カメラの露出時間を各1/4に設定、-1段1/8と+1段0.5秒の計3種類の露出時間をミラーアップで撮影します。 5回目は、 タイマーコントローラーの露出時間を4秒に変更します。 カメラの露出時間を各2秒に設定、-1段1秒と+1段4秒の計3種類の露出時間をミラーアップで撮影します。 と、こんな感じでX2が60枚、DXで42枚の合計102枚の画像を撮影できます。 刻みを2/3段にしてさらに細かくやる手もあるかもしれませんが、あまりに多くても画像処理が大変になるのでこの位でちょうど良い位かなぁ。 このプランでも単純な正味所要時間124秒ですが、段取り良くいけば2分半位でコロナの撮影を済ますことができると思います。 私の行く場所は皆既継続時間5分42秒なので3分以上時間が余るし、第5ステップ時でも60秒時間が空くので正味4分位は十分に生皆既を双眼鏡等で楽しめそうです。 ただ、この段取りに躓いてパニックに陥るとあっと言う間に時間が過ぎそうですから、今からこのアクションプログラムをしっかり頭に叩き込むようにしておきたいです。
何せ、太古の昔からこれほど人を魅了する天文現象ですし、初めて生コロナを見た瞬間に興奮で頭の中が真っ白に吹っ飛んでしまうことも十分に有り得ますから。 |
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ダイヤモンドリング撮影の際の測光モードについて考えているうちに、こんなテストを思いつきました。 100円ショップで売っている発光ダイオードのライトで、人工的にダイヤモンドリングの状況を作り出して、効果的な測光方法を探ろうとテストしてみました。もちろん、撮影の時は周りを真暗にして行いました。 5月9日に撮影した月(視直径30.4')をEOS Kiss X2のファインダースケールに正確に合わせるとこんな感じになります。 で、最初これで考察を進めていたのですが、本番の7月22日の月の視直径を調べると、ナント33.9’もある! 実に1割強も月がでかい!!! というわけで、仕切り直しで考察しました。 で、いろいろテストしたのですが、これをぜんぶ記事にするのは大変なのでいきなり結論。 部分測光モードでISO100、Av補正にして画面中央で撮影したところ1/6秒でした。 だいたい適正露出でしょうか。 予想されるおおよその月の外縁の位置で撮影すると2.0秒(適正との補正差11/3段) ちなみに斜め右上のボックス上では8秒位になってしまい測光が十分機能しないようです。 ファインダーに表示されている内円上付近で測光すると0.6秒(適正との補正差6/3段) さらに内円の内側に入って測光すると0.4秒(適正との補正差4/3段) いろいろ他の測光モードも試してみたが、評価測光などでは適正露光との補正を3段くらい補正しないとどうも上手くいかないようです。(そもそもX2の補正は2段までしか出来ない。) その点、この部分測光であればダイヤモンドリングの予想位置を内円ライン付近にちょっと移動すれば適正露出までの補正量はグンと小さく出来るようです。 構図的にもこのくらいの感じならかえって中央からずらしてもイイと思う。 幸いなことに今回の皆既日食は私の場所で5分42秒もありコロナは位置修正して十分に対応可能なので、この方法がベストかな〜。 まあ、本番までにもっとイイ方法を見つければそちらを採用しますケドね。(^^)
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一昨日の晩に月で日食に持っていく(FS60C+Borg×1.4)テレコンのテスト撮影をしてみました。 この時に、ちょっと疑問が出てきました。ダイヤモンドリング撮影の時は(Av補正/AEB設定)でタイマー連写していこうと思っていますが、この時の測光モードはどのモードにしていくのが良いのだろうか? X2の測光モードはマニュアルの通り4種類ある。 せっかく月を撮っているので、それぞれの測光モードで(Av補正/AEB設定)でテスト撮影してみた。 あえてJPEGで撮影している。 ちょっと薄雲が流れる条件だったので、完全に同条件の比較とはいかないが傾向は分かるかな。 皆既日食は中央の月が暗く、満月は中央が明るいので単純な比較が出来ないが、評価測光と中央部重点平均測光はかなり背景光の影響を受けるように思う。そのためどちらもこの月のテスト撮影は完全に露出オーバーになっている。偶然この2つのAv露出時間が同じになっているが、薄雲と写り具合をみると 評価測光 > 中央部重点平均測光 ≫ 部分測光 > スポット測光 てな感じですかね。 左2つは完全露出オーバーなので、背景光を考えてマイナス補正しないといけないようです。 ダイヤモンドリングの場所を予測して、そこのポイント指定でスポット測光で設定した方が確実なのかな? どう思います? 背景光は無視出来る明るさなの? なにせ、一発勝負だしこの部分のテストが出来ないし、実際にダイヤモンドリングを見たことが無いので良く分からないのですが・・・。 いずれにしても、左2つの測光方法だと大きく補正しないといけないような・・・気・・・がします。 (追記 5/12 am9:10)
その後、調べてみるといずれの測光モードも画面センターを中心に測光しているようです。スポット測光もフォーカス点に連動して移動はしないようです。 そうすると、評価測光か中央部重点平均測光に設定してかなりアンダーに補正するのが現実的でしょうかねぇ。 焦点距離が短くて、部分測光の範囲に太陽全体が入ってしまうようなら部分測光でいけそうですね。 それともダイヤモンドリングを画面センターに持ってくるか? それでは構図的にあまり好ましくないよなぁ・・・。トリミング前提もチョットねぇ。 |
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日食持参予定のビデオシステムですが、アイピースをXL40mmからXL28mmに変えて試写テストしてみました。 システムの接続は miniBorg50 + XL28mm + SD-1アダプタ + DCR-TRV30 という構成です。 月で試写 ↓ ↓ 太陽で試写 ↓ ↓ 拡大率はアイピースを変更したらかなりいい感じになりました。 なんとかコロナ内周のプロミネンスも狙えるかな。 でも、5cmだからなぁ。分解能がイマイチな感じがするのは仕方ないか・・・。 アトムの微動ガイドマウントを入れて微動操作のテストもしてみました。なかなかいい感じです。 これで操作すればビデオは赤道儀不要ですね。 さて、一番頭が痛いのが重量。 機材を組んだ状態で実際の重さを量ってみた。 まずはビデオシステム。 げ〜、こんなんでも7kg弱もある・・・。 カメラ三脚が重いか。軽量の三脚に変えて再計量・・・ ふぅ〜、5kg弱だ。 でもちょっと貧弱かなぁ・・・。 FS60C+X2+スカイキャンサー赤道儀のシステム これで8kg強だ。 この2つトータルで約13〜15kg+α。 あとDXと20Dと持って双眼鏡(出来れば愛用の10×70)まで持つのはかなり厳しい・・・か? 双眼鏡もいつも10×70を愛用しているので軽くて良いの持ってないんだよなぁ〜。 最初は大野式マウントも持っていってこの双眼鏡で見ようかとか考えたけど、重量ありすぎて無理だな。三脚も必要になるし・・・。 中古で良いのでも探すか? 固定で食の経過とかも撮ってみたいという色気があったが、どうもその前に機材が実際向こうに持っていけるか心配になってきたな。20kg+機内持込み5kgじゃあちょっと無理そうだね。
ツアーの方で何かその辺の対応はあるのだろうか(あればちょっと期待しちゃうな〜)。 |






