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今日は雨で観測出来ないが、目が覚めてしまったのでこんな予想解説図を作ってみました。 ルーリン彗星のこれからのダストテイルの予想です。 以前より、私はこの彗星のダストテイルがアンチテイルとして観測されている点に注目していました。 この彗星の特徴は 1.軌道傾斜角が178.37359度とほぼ180度に近い。すなわち、ほぼ黄道面を逆行軌道で進む彗星である。 2.かなり早い時期からアンチテイルが観測されていて、しっかりしたダストテイルが形成されていると思われる。 ということに集約されると思います。 本来、アンチテイルは地球が彗星軌道面を横切る際に観測されるものですが、この彗星の場合は軌道面が黄道面にほぼ沿っており、長期に亘ってアンチテイルが観測される珍しいものになりました。 アンチテイルは、2月4日の記事で解説しましたが、カーブしたダストテイルの先端が見掛け上太陽方向に伸びて見えるものです。すなわち、アンチテイルが見えるということは、彗星の後方にそれなりのダストテイルが形成されていることになります。 このダストテイルは、この彗星が黄道面を逆行する彗星であったため、今まで彗星の陰になってその全貌が地球方向からは見えませんでした。これが、今回接近に伴いだんだん地球に対する角度が立ってきて良く見えるようになってきます。 実際の空間的な状況をステラナビゲーターでシミュレートすると、 ダストテイルの黄色のラインはPCのシミュレートですが、アンチテイルとして観測されたことを考えると実際にはもっと彗星軌道寄りに分布していると思われ、グリーンのラインを仮想観測値として示しています。 この図のダストテイルは長さ0.05AUで作っていますが、実際にはもっと短くて0.02〜0.03程度かなぁと思いますが、もしPC分布の通りならば実長は0.05〜0.08AU程度の長さがないとアンチテイルとしては観測されていません。 いずれにしても、図を見ると一目瞭然だと思いますが、18日に私が撮影したテイルの長さからはおそらく最低でも3倍近い長さにはなると思います。 また、再接近24日よりもダストテイルが地球に近く、かつ角度が立つ28日頃にかけての方がテイル長は長く観測されるはずです。おそらく、細く長いダストテイルが5度から上手くすると10度近くまで伸びた姿になるのではと期待しています。(期待値60%位かな?) また、17日にイオンテイルの分離現象が観測されているようですが、今後イオンテイルが発達してきても、地球との位置関係からあまり良く見えないはずですし、彗星の裏側に回った後はダストテイルと重なってしまうのであまり良く観測出来ないと思います。 まもなく彗星も衝の位置なので、もはやアンチテイルではなくダストテイルですね。 写真を撮る時も、今までは東西両方向にテイルが伸びていたので画角の中央に彗星を置いていましたが、今後は東側にダストテイルが伸びることを考えて撮影した方が良いと思います。 と、まあこんな具合ですが、ハズレたらゴメンネ!
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ルーリン彗星
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昨晩2月18日未明に撮影したルーリン(鹿林)彗星(C/2007N3)です。 前日の明け方には見事なイオンテイルが出ていたのですが、わずか20時間後位ですが消失している様子で写りませんでした。しかし、ダストテイルがさらに濃く伸びた感じで、彗星らしい姿になってきたように思います。 ●100SDUF 2009.2.18 0h59m〜300s×6 PENTAX100SDUF EOS20D(ISO1600) LPS-P2(FF) トリミングなしフルサイズを1000x666にリサイズ 彗星核追尾(ミニボーグ50+Atik16ICM) ●FS60C+ボーグRD0.85xDG 2009.2.18 0h59m〜300s×6 FS60C ボーグレデューサー0.85xDG EOS KissDX-SEO(ISO1600) LPS-P2(48mm) トリミングなしフルサイズを1000x666にリサイズ 彗星核追尾(ミニボーグ50+Atik16ICM) ●EF100mm スピカとルーリン彗星 2009.2.18 2h6m〜120sx4 EF100mm(F2→F2.8) EOS20D(ISO800) LPS-P2(FF) トリミングなしフルサイズを1000x666にリサイズ 月の無い時間帯を狙って体調を考えず撮影しましたが、おかげで今日は寝込むハメになりました。
バカだねぇ。(+_+) |
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今朝2月17日のルーリン(鹿林)彗星(C/2007N3)です。 まだ風邪で本調子ではないので今朝は観測するつもりはなかったのですが、咳で咽て5時前に目が覚めてしまいました。 やや落ちついてから外を見ると抜群の透明度の星空!これはルーリンに呼ばれたのかな? 下弦の月がすぐ傍に輝いていましたが、スピカの右上に大きなルーリンが双眼鏡で非常に良く見えました。6日振りですがずいぶん明るくなっている感じです。月がなければたぶん肉眼で見えそうですね。 今日はピントなど調整する間がなかったのですが、ノータッチガイド2分×6枚で収めてみました。 2009.2.17 5h6mより120s×6 PENTAX100SDUF EOS20D(ISO1600) LPS-P2(FF) サイズ(3516x2342を3500x2300にトリミング後1000x657にリサイズ なので殆んどフルサイズに近いです) やはり予想通り、ダストテイルが伸び始めてきたようです。イオンテイルも結構見えていますね。 心持テイルが濃くなってきたか? 2月11日の画像と比べても、明らかに大きいのがわかりますね。100SDUFの画像ですが、11日のTOAと同じ位のサイズに見えます。接近に伴い淡い部分も良く見えるようになってきたのでしょうか? いよいよ本番シーズン到来かな? (^◇^)
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今朝2月11日のルーリン(鹿林)彗星(C/2007N3)です。 さすがに満月過ぎの月が煌々と輝いているとテイルの淡い部分は写りが悪いですが、透明度は比較的良かったので長時間露光してみました。 ●TOA130F(RD/F5.3/f690mm) 2009.2.11 03h59m〜300s×10 TOA130F(RD/F5.3) EOS KissDX-SEO(ISO400) LPS-P2(48mm) トリミング無しフルサイズ 彗星核追尾 ●100SDUF(F4/f400mm) 2009.2.11 04h17m〜120s×30 PENTAX100SDUF EOS20D(ISO400) LPS-P2(FF) 端一部トリミング 恒星追尾画像を彗星核基準にてコンポジット |
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今朝2月11日のルーリン彗星を、撮影終了後にガイド鏡FS60CとガイドCCD Atik-16ICMで撮像した画像で移動アニメーションを作ってみました。 アニメーションにすると星間を移動していく彗星がテイルをひきつれている様子がよくわかると思います。 元画像は7M超の大きな画像になってしまったので、2×2ソフトビニングで各画像を縮小した他、256色を128に落しています。(1M以内のファイルしかブログに掲載できないので・・・) 2009.2.11 05h09mより60s撮像画像×28コマをアニメーション化 ●この画像を1枚にコンポジットしたもの
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