Gekko!の登山用品の選び方

元登山ショップ店長が、実践に役立つ登山用品の選び方を解説、お薦め品の紹介。

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登山デビュー戦の思い出として「普段着の登山デビュー」 を書いたが
これ以前に、幻のデビュー戦があったのを思い出したので追記する。

それは、上高地から横尾往復という行程で、登山とはいえないかもしれない。
しかしこのときの思いは強く残り、僕的には登山の原点のような気がするのだ。

「普段着の登山デビュー」でひどい装備を露呈したが、このときはさらにひどい格好だった。

靴は町履きのワークブーツ。
皮だからそれらしく見えるかも…そう思って選んだ。

レインウェアは無くポンチョ。
あいにく雨天行動となり、スタートからポンチョデビューというありさま。

上半身被るだけのポンチョなので、当然下半身はずぶ濡れ。
ジーパンが突っ張り、歩きにくくてかなわない。

明神から先は、僕の中では山屋の世界である。
こんな格好で、足を踏み入れることが恥ずかしいという気持ちもあった。
それでも、美しい梓川や雄大な明神だけを眺めつつ歩くと、心が高揚してくる。

ふと見ると、前方から帰路に着く登山者が近づいてくる。
一見して経験充分な登山者候の身なり。

(まずい、そんな格好で山に来るな!と怒られるかもしれない…)

装備の不備から来る恥ずかしさで、僕は顔を伏せ気味にして、足早にやり過ごそうとする。
通り過ぎる瞬間、その登山者はさりげない様子で僕に声をかけた。

「こんにちは」

「あっどうも、こんにちは!」

完全に狼狽しつつも、僕のことを登山者だと思って、挨拶してくれたことが嬉しくてしかたが無かった。
ずぶ濡れでも、心は晴れ晴れである。

(ああ、登山っていいなあ!)

永年思い続けた登山への一歩は、こんな形で始まったのです。

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今晩は・・初めまして・・・

登山の世界への入口・・・。

一口に難しいですね・・・。人の感受性は様々ですから・・。
前世紀から[山の世界]に関心を寄せている人は増加傾向で結構ですが、最初から何か筋違い、一般常識を疑いたくなる人も時折、世間の目を集める様です。

最初から自身の分(ブ)を弁(ワキマ)えている分、まともと思います。
例えば近年、PCで様々なIT交流録を読んでいると・・・
余りにも、他者依存の傾向が有って、言葉を失います・・・
挙句、期待する応答がないと不満を述べる始末。

高価で専用具さえ有れば、大丈夫!と単純に思い込んでいる節が感じられます・・・。
それらは、登山初心者でなく登山希望者と評して良い。とも思う・・・

最初に自身なりに身の安全を確保した上で、
[現実感の怖さ]を自身の感覚で得る事も大事と思います。
ん?だから、ご自身の最初体験談を紹介されたのですね・・・
これは、失敬・・・。 削除

2008/6/23(月) 午前 0:32 [ 槍穂高の雫 ] 返信する

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槍穂高の雫さん、はじめまして。
登山用品を紹介するブログを書き始めて、過去の山行のことをいろいろ回想することが多くなりました。それならば、この機会に思いつくまま書き留めておこうと思い、駄文を恥ずかしげも無く書き連ねております。始めてみると、これがまた結構楽しい作業だったりして…。

2008/6/23(月) 午前 1:51 Gekko 返信する

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応答、ありがとうございます。

少し、間をおいて私の応答文を読み返すと、いさかさ趣旨ズレの様にも感じてきました。
基本的に最初の登山記を読んで共感に感じています。

これから、登山の世界に踏み出そうとする人に心得て欲しいのは、
全く最初から全てITの世界から専門知識を貯えない事。

私と比較的、共通点に気が付きました。
それは登山を始める前に、登山専門・解説書を読んでいた事。
すぐに行動に移さなかった事。高峰に挑む前に予備知識と心構えが、最低限、出来ていた?と思われる事。
両者とも[若気の至り]として良き想い出に転化している事。

近年の世相を考えると、物事{自身と他人}の分別が出来ない人が増えている様で、戸惑ってしまいます。
ITから学ぶな!とは、云え、ITは今後とも生活に浸透するでしょう・・・

私は最後に姿が見えない登山希望者の方々に
以下の本の一読を勧めます。
【登山不適格者 岩崎元朗 著 NHK出版】
※間違っても、ブログ主の主旨を否定するものではありません。 削除

2008/6/24(火) 午後 9:07 [ 槍穂高の雫 ] 返信する

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槍穂高の雫 さん、こんばんは。
現在はインターネットから容易に情報が得られるものの、まさに玉石混合。いい加減な情報や、独りよがりな考え方(私かも・・・(^−^;))が氾濫しているのも事実ですね。そういう意味では、信頼にたる書籍で基本的な知識固めをすることは、僕も大賛成です。貴重な意見ありがとうございます。

2008/6/25(水) 午前 0:09 Gekko 返信する

50を過ぎて1000メートルに満たない山を歩いているのですから?
登山なんて言えないのですが?山に行っても?こんなカッコウでいいのかな?
ヤッパリ、同じように恥かしく思います(笑い)
こんな記事を読むと、私はホッとします!ありがとう!

2008/6/30(月) 午前 11:33 - 返信する

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YAMOMEさん、こんにちは。
自分なりのスタイルで自分なりの楽しみ方が出来るのが、登山の良いところですよね。
低山の魅力は、40を過ぎて、わかってきた様な気がします。
身近な自然に感動する感性がようやく私にも備わってきたのかも。

2008/6/30(月) 午後 7:10 Gekko 返信する

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