Gekko!の登山用品の選び方

元登山ショップ店長が、実践に役立つ登山用品の選び方を解説、お薦め品の紹介。

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高見石のハイキングで、八ヶ岳山系の魅力の一端に触れた。
それで早速、次なる山行を計画した。

八ヶ岳の主峰赤岳ピストン。
友人Kとともに、1泊2日で初冬の赤岳を目指す。

美濃戸に車を停め、ダラダラと歩く。
行者小屋を過ぎ、急登をつめる。

標高が増してくるにしたがって、雪が目に付きだした。
ピッケル、アイゼンを持参したが、使用するほどではない。

頂上直下の鎖場当たりでは、足元を雪が覆い始める。
地面に薄く積もった雪はまばらで、裸岩の箇所も多い。
アイゼンを履くか、どうか迷うところだが、結局無しで登ることにした。
スリップに気をつけながら、重荷にあえぎつつ、慎重に登る。

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陽が傾き始めるころ、頂上小屋に到着。

実は僕たちは、テントで泊まるつもりでいたのだが、小屋で聞くとテント場がないという。
二人で財布の中を調べ、何とか素泊まり代金を捻出した。

テントが張れない山もあるのか・・・
常識的なことなのかもしれないが、当時の僕にはなんだか理不尽な気がしたものだ。

稜線上の幕営では、さすがに僕のツーリングテントでは危険なので
友人のダンロップテントをわざわざ用意していた。
せっかく重たいテントを担ぎ上げたというのに・・・。

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小屋に荷物を置き、外に出て夕陽を撮影する。
薄いガスに包まれたかと思うと、突然目の前に人の影が現れた。

「ブロッケン現象だ!」

日本では古来、阿弥陀様の姿を重ね合わせたようだが
幾重にも重なり輝く光は、後光のようでもある。

初冬の凛と張り詰めた冷気の中、突如現したその姿は
たしかにどこか、神々しさを感じるものだった。

虹色の光の中に浮かぶ人型は、自分の影なんだろう。
カメラを向けると、シャッターを押す間もなく、すうっと消えてしまった。
ブロッケン現象を見たのは、あとにも先にもこのときだけだ。

翌朝頂上往復してから下山。
幕営が出来なかったのは残念だが
終えてみれば、天気に恵まれた気持ちの良い山行だった。

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