Gekko!の登山用品の選び方

元登山ショップ店長が、実践に役立つ登山用品の選び方を解説、お薦め品の紹介。

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日帰りで乗鞍岳テレマークスキーツアーを計画。
乗鞍高原スキー場のリフトを乗り継ぎ、最上部へ。

そこからさらに上を目指し、かなり急な斜面をよっこらしょっと越えると、樹林の切り開きに。
スキーにシールを張り、ここをひたすら登る。

ここでちょっと話を脇道にそらす。
このときの写真から、当時の僕の装備チェックをしてみることにする。
登山ショップ店長時代である。


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20代のときとは別人のように、一流ブランドで固めた完璧な装備をしている。
マーモットの45Lのザックにスノーシャベルを装着。
万一、道に迷ったときに雪洞を掘るためであったり、パートナーが雪崩にあったときに掘り起こすためである。
出番はまずないのだが、バックカントリースキーでは持っていくことが多かった。

ジャケットはマーモットのゴアテックス。
これはかなり高価で、確か定価で80,000円位したように記憶している。
立体裁断のため、つっぱることなく、体をスムーズに動かすことが出来る。
生地は極めて薄手で、裏地の無いところも気に入っている。
そのため、蒸気の「ヌケ」(透湿性能)は抜群である。
今でも愛用している素晴らしいウェアだ。

パンツは、モンベルのオーバーパンツ。
これはゴアでは無いが、細身のものが欲しくて、スタイルが気に入り購入した。
しかし、ファブリックの強度が弱いのか、すぐに切り裂き傷を作ってしまった。
以前のザ・ノースフェイスのオーバーバンツは永年ハードに使用したが、まったく無傷。
値段の差があからさまに出たようである。

オーバーパンツはコーデュラナイロンなどの、丈夫な素材で補強されているものが良いと実感。

インナーには速乾機能素材のアンダーウエアに、ペンドルトンのウールシャツ という定番の組み合わせ。

下半身はフリースの薄手パンツをインナーにはいている。
レイヤードは自分で言うのもなんだが、パーフェクトに近い。

ギア類もついでに解説すると、ストックはレキのトレッキング用のポールを使用。
テレマークブーツはスカルパのT2、スキー板はTUAのワイドタイプ。

テレマークブーツはこのほかに皮製のブーツを、板はステップカットのガルモントのモナシーとクロカン風の細身板と、合計3枚を持っていた。
山道具が最も充実していた頃だ。

話を戻す。
樹林帯は視界も開けず、単調な道のりが続く。
ここを辛抱して登り続けると、突然樹林帯が終わりを告げ、大雪原が広がる
3000m級の独立峰で、全身雪をまとった乗鞍岳の堂々たる姿が眼前にそびえる。

今まで視界の利かない樹林帯を何時間も歩いてきただけに、このときの感動は大きい。
この景色を見るだけでも、ここまで来た甲斐があるってもんだ。

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青空も覗く好天のなか、最高に気持ちの良い登行。
ここらは、特にルートは無く、歩きやすいところを選びながら、高度を稼ぐ。

今回は日帰りで行けるところまで行って、滑りを楽しもうという、アバウトなもの。
山頂は元から目指していないので、気楽である。
時間と体力と天候で、場当たり的に計画を立てていく。

適当なダケカンバの脇に腰を下ろし、昼食。
一面雪景色の屋外でとる食事は、実に気持ちがよい。

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他に人が誰もいないのも、嬉しい。
見渡す限り、僕たち二人の独占状態なのだから。

僕は仕事がら、山に行くのは平日がほとんどで、そのためどこの山域でも入山者は極めて少ない。
そのことも、素晴らしい山行に恵まれる原因のひとつだろうと考えている。

ここ乗鞍のコースも、メジャーなコースなので、休日の入山者は多い。
トレースだらけだったり、たびたび登山者が目に付くような環境は、僕は好きではない。
ひと気のない、平日山行ならではの特典を、僕たちは満喫した。

「さあ、ぼちぼちと行きますか・・・」

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「サラ」の雪斜面を、思い思いのコースを選び、樹林の入り口に向け滑り降りる。
新雪が降り積もっており、パウダー感覚が楽しめる最高のコンディションに、顔もほころびっぱなし。

樹林に入り、斜度は緩むが、最後まで滑降していける。
ここはスキーリフト利用で気軽に標高を稼ぐことが出来るし、樹林帯のアプローチはガスっても迷うことがない。
初心者でも割と安心して楽しめるバックカントリーエリアだ。

ただし樹林帯を抜けたあとは、広い雪原が広がる。
ガスれば、迷いやすいのは言うまでもない。

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