Gekko!の登山用品の選び方

元登山ショップ店長が、実践に役立つ登山用品の選び方を解説、お薦め品の紹介。

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ご存知日本第二位の高山である北岳を単独で登った。
南アルプスはどこも懐が深く、短期間しか時間が取れない僕としては
行きたくてもなかなか行けない山域だ。

その雄大な山容は、北アルプスにはない魅力がある。
できれば、人の少ない時期に登りたいのだが、アプローチのバスの問題で、そうもいかない。
僕の山行の中では、かなり人ごみにまみれての山行であった。

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広河原から大樺沢を上る。
沢脇の樹林帯をつなぐルートは、なんとも歩きにくい。
面倒なので、雪渓を歩く。

しばらくすると、北岳のバットレスが正面に姿を現す。
北岳バットレスの中央稜は昭和30年頃に繰り広げられた伝説の舞台。
奥山章、芳野満彦、吉尾弘といった名クライマーらによる凄まじい登攀劇である。
「喪なわれた岩壁―第2次RCCの青春群像」佐瀬稔著 に詳しく書かれているが、その壮絶さは強く僕の心に残っている。

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(ここでそんなドラマが繰り広げられたのか・・・)

ガスの中に現われるバットレスを眺めながら、しばし思いにふける。

二股を越えて急登を行く。
梯子場で歩行ペースが崩され、結構辛い。
山頂直下をトラバースして北岳山荘のテント場へ。

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翌朝はご来光は荘厳なまでに美しかった。

東の空に夜から朝に変わるところが好きだ。
静寂の中、夜明けの準備が始まる頃が一番美しい。
暗闇に青い亀裂が入り、刻々と色の変化が楽しめる。
次第に赤みを帯び、美しいグラデーションが広がり、そして日の出と共にドラマは終わりを告げる。

毎日繰り広げられていることなのだが、それを目の当たりにするのは山に登ったときだけだ。
3000mから眺める夜明けの美しさは格別だ。
この景色は山屋にだけ与えられる特権のひとつなのだ。

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