Gekko!の登山用品の選び方

元登山ショップ店長が、実践に役立つ登山用品の選び方を解説、お薦め品の紹介。

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早春、雪が締まるのを見計らって、槍ヶ岳登山を計画。
コースは最短距離の新穂高からのコースだ。

テントを担いでの1泊2日の単独行。
ここは初めてのコースで、雪の状況によっては大幅にコースタイムが変わってくるので
時間と体力と相談しつつ、テント場を決めるという、出たとこ勝負。

長い林道を飛ばしていく。

イメージ 1


雪は締まっているので歩きやすい。
滝谷の出合は、まだびっしりとデブリで覆われている。

樹林帯が切れると、広い沢の出合、という景色を繰り返しつつ
高度を徐々に稼いでいく。

樹林も、沢の開きも雪に覆われた景色がとてもきれいだ。
いつものように、ほかに登山者もおらず、踏み痕もまったく無い。
大自然を独り占めの感覚。

この感覚が心地よくて、思わず大声で叫びたくなる。

イメージ 2


槍平小屋も雪に覆われ、いっとき雪原が広がる
冬場は、ここから奥丸山方面へ向かい、尾根伝いに槍ヶ岳を目指すのだが
今回は沢伝いのルート。
そのため、降雪には敏感に反応する。

ここらから、雲行きが怪しくなってきた。

樹林帯を抜け、広い飛騨沢をつめて行くが
今日中に乗越しまで行くのは無理のようで、テント場を探りつつ歩を進める。
飛騨沢の中間部あたりにある、大きなダケカンバの根元に身を隠すようにテント設営。

イメージ 3


イメージ 4


テントを設営し始めると、ちらちらと雪が降り始めた。
まずいな〜。

テントの中で、さらさらとテントを打つ雪の音が気になる。
夜が深まるにしたがって、徐々に降雪にも勢いが出始めてきた。

テントの側面から積もった雪で押され、スペースが狭くなる。
テントを張った場所が場所だけに、雪が気になり、ほとんど眠ることが出来ない。

午前2時、依然降り積もる雪に、撤退を決定。
早めに食事を取り、荷物を片付け出発のタイミングを待つ。

昨日の雪が締まっていただけに、表層雪崩を警戒して、早めに出発することにした。
どうせ、テントの中にいても眠れないのだから、下った方が良い。

ヘッドライトの明かりの中、猛スピードで駆け下りる。
気温が低いため、新雪はさらさらと軽く、歩きづらさを感じない。

槍平についたあたりでは、場所によっては膝上のラッセルだったが
軽い雪を跳ね飛ばし、好調に先を急ぎ、無事帰路に着いた。

登頂出来ずに撤退した山行だったが、終始一人も人に合わず、
雄大な自然を満喫した、とても楽しく、印象深い登山となった。

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このコースは一度夏に登ったことがありますが、冬場はぜんぜん違いますね。
しかも誰一人いない雪の降る山は、静かすぎます。

2008/8/10(日) 午前 1:45 KUMA. 返信する

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私は誰一人いない山ばかり登っていたいです。

2008/8/10(日) 午後 7:04 Gekko 返信する

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