Gekko!の登山用品の選び方

元登山ショップ店長が、実践に役立つ登山用品の選び方を解説、お薦め品の紹介。

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僕は何よりもブナの森が好きなんです。

春から夏にかけては、目にまぶしい新緑の季節。
瑞々しい木々からは、巨木に耳をつけると水の音が聞こえてきそう。
秋には夕陽に照らされると、金色の輝きを見せる。
冬はたっぷりの雪に覆われ、春が近づくと幹の周りから雪解けが始まる。

四季折々の美しい森がブナの森である。
そんなブナの森のひとつ、刈込池周辺の森へは2度足を運んだ。

白山山系の南部に位置し、三ノ峰、別山への登山口にもあたる。
登山なんて大げさなものではなく、散策といった感じ。

僕のうちから結構時間がかかるここまで、なぜ足を伸ばすかというと
ブナの森が実に見事なのである。

ここは刈込池という池を中心に小山というか高台のようになっていて
ブナが生い茂っている。

ここへくると、文字通り自然に抱かれる感じになる。
初めて一人で来たときの印象がとても良かった。

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歩きはじめは林道を巻くようにして、台地の奥に回りこむ。
そこから急登を登り、台地の上に立つ。

距離は短いので、ゆっくりと景色を眺め、自然の豊かさを満喫しながら歩く。
ほぼ中間地点に刈込池がある。

池の向こうには白山山系三ノ峰の雄姿。

ふと気配を感じ、振り返ってブナの巨木の上に目をやる。
すると、そこにはツキノワグマがいた。

10m程の高さに熊棚というのだろうか、枝を重ね鳥の巣のようなところに
寝転がりながら、木の実を食べている。

僕の位置から直線距離で20mくらい。

これほど至近距離で熊と対面したことは初めてなので
多少うろたえつつも、しばらく観察してみる。
熊は全く僕に気が付かず、楽しそうに食事中だ。

ここは彼ら野生動物のテリトリーだ。
部外者の僕は邪魔しないように早々に立ち去ろう。

このまま静かに去るのもいいが、ここに人間がいるよ、と
一応伝えておいたほうがいいような気がした。

突然気づくと、驚いて襲ってくるかもしれない。
熊に襲われるときは、出合頭で突然顔をあわせたときだというし。

僕は2本のトレッキングポールをたたいた。
カチンカチン!と静かな森に響き渡る。

「一応ぼく人間ですけど、今から立ち去るところなので、気にしないでくださいね。
どうぞ、続けてください・・・」

そんな思いをこめて。

熊は瞬間、こちらを見た。
そして、あわてて木から駆け下りた。

木の下に下りると、もうその姿は見えない。
襲ってくることは無いだろうと思いながらも
結構ドキドキしたものだ。

植物も動物も自由な姿を見せてくれる、この空間が好きなんです。

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