Gekko!の登山用品の選び方

元登山ショップ店長が、実践に役立つ登山用品の選び方を解説、お薦め品の紹介。

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ブラックダイヤモンド ベノム (アッズ)

秋になり、冬が近づくと心がときめきます。
一年で山が一番美しく輝く時期が近づくからです。

私Gekkoは、夏山の100倍くらい冬山が好きです。
厳密に言えば、雪山が大好きなんです。

理由は言うまでもありません。
でもやっぱり言います。

日常世界からかけ離れた、幻想的とも言えるその風景にあります。
あたり一面銀世界。

トレースのない一面の雪は、誰も人がいないことを証明しています。
そのかわり、動物の足跡は転々と現れ、夏には見えなかった野生動物の痕跡をはっきりとわれわれに伝えてくれます。

「ここでは人間は余所者だよ」

そんな思いに駆られ、自然に対して謙虚になったりします。

まったくの無音。
静寂の中響くのは、自らの雪を踏みつける音。

キンキンに冷え切った空気は、遠くの山並みから、さらに遠くの星空にいたるまで、これでもかというくらいにクリアに私の目に届けてくれます。

雪山は私にとって、特別です。
雪山がなければ、これほどながきにわたって山登りをしていなかったでしょう。

このような感動的な風景は、なにも3000mの高所だけとは限りません。
1000m級の山々でも充分に味わうことが可能です。

まだ体験していない方は、ぜひ雪山デビューをしてみてください。

ただ、注意も必要です。
雪山は無雪期の登山と比べ、格段に自然環境が厳しくなります。
それに対応できるだけの装備を身につける必要があります。

慎重に言えば、
夏山登山とは、一線を画して新たなジャンルに挑戦するくらいの
心構えが必要かもしれません。

雪山登山のシンボル的装備と言えば、ピッケルでしょう。

ピッケルの使用方法を細かく説明することはここでは省きますが、
一番の使用目的、それは滑落停止のため。

もしかしたら、一生出番はないかもしれません。
しかし、それでもピッケルなしでの雪山登山は考えられません。
堅雪での急登、急斜面でのトラバースなど、縦走においても時々現れるそのような状況下、ピッケルを手にしているだけで得られる、その安心感は経験したものでなければわからないでしょう。

たとえば、スキーツアーで高度感のあるトラバースなどでは、
わざわざスキーを脱いで、ストックからピッケルに持ち替えて踏破することもあります。
ちなみに、ストックではピッケルの代用にはなりません。
ストックがあるからいいや、というものではありません。

スノーシューハイキングのような、滑落の危険がないようなエリアは別として、雪山に入るとき、ピッケルは必需品だと考えてください。

さて、そのピッケルもいろいろ。
どれを選べばよいのか難しいですね。

ここで紹介するピッケル「ブラックダイヤモンド ベノム」はピッケルの装備をフルに使用することを前提とした高機能はタイプ。

すべての機能とは何でしょうか?

まず、常に使用するのが石突の部分。
歩行の際、雪面に突き刺してサポートにします。

アッズ、あるいはブレードと言ったほうが馴染みがいいかもしれません。
これは、堅雪や氷にステップを刻んだりします。

そしてピック。
滑落停止の際に雪面に打ち込み停止させます。
また、雪壁(あるいは氷壁)打ち込んだり、確保の支点として使用することもありあます。

細かな使用方法をすべて羅列はしませんが、
主だった使用方法は以上のようなものがあります。

これらの機能をフルに活用する方には「ブラックダイヤモンド ベノム」がお勧め。
穏やかな雪山のみを縦走する方でも、いずれ3000m級の雪山や、ミックスクライミングなどもやるかもしれない…そんな将来的な見込みから購入することも大いに結構なことでしょう。

このタイプのピッケルならば、過剰装備から来る不具合などは何もありません。
1000m級の雪山から、3000mの縦走、ミックス登攀までオールラウンドに対応します。
シャフトに付けられた角度は、ピックの打ち込みをよりスムーズにしてくれます。
命にかかわる滑落停止の作業も、より信頼度の高いものにしてくれるでしょう。

また、ここで紹介しているのはアッズ装着モデルです。
アッズの代わりにハンマーを装着したモデルもありますので、氷や岩などで支点を作るようなシチュエーションが予想される場合は、ハンマータイプを選ぶと良いでしょう。

逆に、ピックやアッズを使用することはほとんどない。
せいぜい、テントの撤去の際に凍りついたペグを引き抜くときにピックを使うくらい。
そんな方には、より軽量なピッケルを選ぶことも良い選択だと思います。

ブラックダイヤモンドで言えば以前に紹介した「レイブン」や「レイブンウルトラ」などより軽量なピッケルが発売されています。
こちらは「ベノム」に比べ、約240g軽くなります。
見た目も美しく、かっこいい。

ピッケルは一度買えば、一生使い続けることも珍しくありません。
私は登山を始めたばかりのときに買った「カジタックス」1本をずっと使い続けています。

それだけに、気に入ったものを見つけたいですね。
見た目だって、重要ですよ。
山屋のシンボルなんだから、かっこいいに越したことはないです。
私のピッケルのように何の愛想もないシンプルなピッケルを使っているとシミジミ思います。

●重量:523g(50cm)

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う〜んシンプルですね。

2009/10/11(日) 午後 5:37 [ saku449 ] 返信する

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