Gekko!の登山用品の選び方

元登山ショップ店長が、実践に役立つ登山用品の選び方を解説、お薦め品の紹介。

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ブラックダイヤモンド セラックストラップ


アイゼンの選択時に重要な要素。
それは素材と装着方法、そして爪の数。

素材にはアルミ、チタン、クロモリなどがあります。
以前はあまり見かけませんでしたが、最近はステンレス素材のものを
結構見かけるようになりました。

一般的に言えば、
軽量重視なら、アルミやチタンを。
強度重視なら、ステンレスやクロモリを選ぶと良いでしょう。

アイスクライミングや、ミックスクライミングのような、
カンカン!、フロントポイントを打ちまくる場合は、
クロモリの信頼度が抜群です。

縦走の場合は、使用頻度、あるいは状況によってセレクトすることになります。
しかし、まず初めての1個ならば、信頼度から、多少重くてもクロモリかステンレスがお勧めです。

縦走オンリーとは言っても、カチカチの堅氷のバーンや、むき出しの岩を
ガチャガチャ歩くことも出てきます。
私Gekkoとしてはまず、クロモリかステンレス。
アルミ、チタンは「2個目」に選んでみたいと思います。

次に装着方法。

前後ワンタッチ式、後部のみワンタッチ式、バンド(ストラップ)式の3種類。

ワンタッチ式は前後にしっかりとコバのでたプラスチックブーツや、
それに順ずる強度のある靴で使用します。

後部のみのセミワンタッチ式は少なくとも後部にはしっかりとしたコバがあるもので装着します。

バンド式は基本的にどんな靴でも使用できますが、
バンドでかなり強固に固定するため、靴のアッパーがそれを受け止めるだけの強度が必要です。
布製などの柔らかいアッパーの靴では、バンドを締め付けた際に足そのものを締め付けてしまうので、使用できません。

ハードブーツであってもバンド式やセミワンタッチ式をあえて選ぶ場合もあります。
そちらの方が、外れにくいという安心感から選ぶ場合です。

最後に爪の数。

4本、6本、8本、10本、12本などにわかれます。

冬山登山を「普通」にやるつもりなら、少なくとも8本以上を選びましょう。
4本、6本は、たとえば夏の白馬大雪渓のような残雪で使用するためのものです。
または北海道の雪祭り用に買われる方もいますね(笑)

いずれにしても、いわゆる簡易アイゼンというものは、
本気の雪山では使い物になりません。

なだらかな雪山なら、8本や10本の軽量タイプ。
キックステップを交えるような急登があるような場合は12本爪が有効です。

フロントポイント(前歯)が出ていると、
一見引っ掛けて歩きにくそうな気がしますが、
歩行時の使用感としては、ほとんど気になりません。

足元のスパッツなどに引っ掛けやすいという方もいるかもしれません。
しかし、引っ掛けないように歩くのは、基本としてマスターすべき事項。
10本でも12本でも引っ掛けないように歩くぐらいのことはマスターしておきましょう。

ちょっと混乱してきましたか?
では簡単にまとめてみますね。
まず装着タイプから。

プラブーツかそれに順ずつハードなコバ付きブーツの場合。
ワンタッチアイゼンかセミワンタッチ。

コバが浅かったり、無い重登山靴の場合。
バンド(ストラップ式)アイゼン。

となります。
次に素材と爪の数。

総合的に冬山をやるのなら、ステンレスかクロモリの12本爪。
これ感じがGekkoのお勧めアイゼンです。

では、ここでバンド式のアイゼンをひとつご紹介しておきます。
ブラックダイヤモンド社のステンレス製アイゼン「セラックストラップ」。

クロモリに比べ軽量で、しかも縦走に充分な強度を保持したアイゼンです。
またステンレスの特徴といえる防錆性の高さも魅力。

爪数は12本でフロントポイントとともに、セカンドポイントも
大きく前方向へせり出しています。
これによって、キックステップなど、雪面登高の安定感がアップします。

バンド式なので、先に述べたような最低限のアッパー強度のある靴なら、
コバが無い靴でも使用できます。

コバがあっても縫い合わせ部分が当たるような場合は、
防水性などにも影響するため、靴への負担の少ないバンド式にしましょう。
(クラシックな重登山靴の縫い合わせ部分は私は「コバ」と考えません)

また、アイゼンは雪が靴底に団子状に付くのを防ぐための
アンチスノープレート(ABS)と呼ばれる団子防止のためのプレートの装着が不可欠です。
この「セラックストラップ」は標準でアンチスノープレートが付いているのもうれしい。

ブラックダイヤモンドのセラックシリーズは、
ここで紹介したバンド式以外に、ワンタッチ、セミワンタッチ式も発売されているので
プラブーツなどのコバのあるハードブーツユーザーはそちらもチェックしてみてください。
同じく下のリンクからチェックできます。

●サイズ:ワンサイズ(23〜29cm)
●重 量:960g(セラッククリップ/1ペア、ABS含む) 

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閉じる コメント(2)

“コバ”ってなんですか?
無知ですいません・・・

2010/4/23(金) 午後 10:05 [ on ] 返信する

ONさん、こんばんは。

コバとは靴の先端、あるいはかかと部分にあるでっぱりのことで、コバがあると、アイゼンのワイヤー、やビンディングをひっかけて固定することが出来ます。スキー靴のかかとにビンディングを留めるでっぱりがありますよね?あれがコバです。(説明が下手ですみません)

2010/4/23(金) 午後 11:52 Gekko 返信する

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