Gekko!の登山用品の選び方

元登山ショップ店長が、実践に役立つ登山用品の選び方を解説、お薦め品の紹介。

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ブラックダイヤモンド アセンション ナイロンスタンダード110mm

前回テレマークスキー用品に関して記事を書いたので、
テレマークスキーつながりで、今回はスキーシールについて。

スキーシールとはスキー板を履いたまま斜面を登ることができるように
スキー板の滑走面に逆進防止のために貼り付けるシールのことを言います。

クライミングスキンとも呼ばれ、これが無いとバックカントリーでスキーを楽しむことができないので、テレマークスキー、山スキー問わず必需品になります。

例外的に、滑走面に元々ステップカットといううろこ状の刻みを入れてあるスキー板もあります。
これは、シールを貼らなくても、ある程度の斜面なら登っていくことができる優れものですが、滑走面が完全フラットでは無いので、滑走時には摩擦が増えるということと、斜度が急になると、ステップカットの板でも、シールの装着が必要になります。

スキーシールですが、一般的には接着剤でスキーの滑走面に貼り付けるようにします。
この接着剤は簡単に脱着ができ、登りでスキー板に張り付け、滑走前に剥がして使用します。

シーズン初めにメンテナンスを済ませれば、概ねワンシーズン使い続けることができるので、山行ごとに接着剤を塗りなおす必要はありません。

保管時はそのままだと当然回りに引っ付きまくるので、滑走面通しを張り合わせておいたり、チートシートと呼ばれる接着面保護用のシートを貼り付けて保管、携帯します。

シーズン初めのシールメンテナンスに付いても、簡単に解説します。

ここで行うのは接着剤の効果が落ちてきたときのリメイク作業です。
簡単に言えば、古い接着剤を剥がし、新しい接着剤を塗る作業です。

まず古い接着剤を剥ぎ取るには、ホットスクレイパーと呼ばれる、熱したヘラのようなもので接着剤を剥ぎ取っていくのが一般的です。

しかしこの作業、やってみると結構大変。
私はこの作業が面倒なので、別の方法をとっています。
これはかなりずぼらな方法なので、皆様にお勧めする気はありませんが、参考までに記しておきます。
私はいつもこの方法なんです。

そのGekko式の適当リメイク方法。

シールの糊面を上にしてシールを伸ばします。
その上に新聞紙を貼り付けて、アイロンで暖めます。
充分温まり、接着剤柔らかくなったら新聞紙をゆっくり剥ぎ取ります。
暖める、剥がす、この作業を繰り返すことで、汚れと古い接着剤が徐々に取れていきます。

繰り返すときには、毎回新しい新聞紙に変えて行ないます。
新聞紙を剥がすときに、シールの糊面に張り付いて、紙が破れてしまいそうですが、やってみると意外とスムーズに剥がれるものです。

ただ接着剤の種類によってはうまくいかない場合があるかもしれません。
またアイロンで暖めるときは、熱しすぎるとシールそのものを痛めてしまうので熱し過ぎないように注意してください。

さて、順調に行けば、5〜10回繰り返せば、汚れた接着剤は、ある程度取れてきます。
まあ、こんなもんでいいかな?というアバウトなところで終了します。

そのあとは新しい接着剤を塗っていきます。
昔ながらの「ゴールドラベル」を刷毛で塗ってもよいし、
シート状になったグルーリニュートランスファーを使用しても良いでしょう。

結構面倒な作業ですが、がんばってください。
細かく書き連ねるとキリがないので、メンテナンスに関してはこの辺にしておきます。

さてさて、新たにシールを購入する方。
シールにはテールをフックで止めるものと、何も無いスタンダードとがあります。
一般的にフックデテールにとめるタイプのほうが、シールが外れにくいといわれています。

ただ私の感じるところでは、あまり変わらないように思います。
シールとスキー板の滑走面が濡れたり、雪が付いてしまったりして接着力が劣化してしまった場合は、フックがあってもシールは外れてしまいます。横方向にスライドしてしまうんですね。

だから私はフックの無いスタンダードタイプを使用しています。
それによる不具合は特に感じていません。
降雪時にシールを取り付けなければならないときに雪が付着しないようにしたり、春のべた雪で濡らさないようにしたりと、多少の配慮をすることで、不具合の発生は避けられるものです。

ここで紹介する「ブラックダイヤモンド アセンション ナイロンスタンダード110mm」はテールフックの無いタイプを選んでいます。
テールフックの無いスタンダードタイプは、セッティングが楽という利点があります。

次にシール幅の選択に移ります。
このシールの場合は110mm幅ですが、使用するスキートップ部分の最大幅にあわせてシール幅を選んでください。

トップ幅に合うサイズを選んだら、いよいよ最終作業に入ります。

購入したシールを、スキー板のサイドカーブに合わせてカットします。
スキー板の滑走面にシールを貼り付け、シルエットにあわせて両サイドをカットします。
このとき、付属のトリムツールという専用カッターを使用します。

トリムツールで上手にカットするコツは、勢い良く一気にカットすることです。
ゆっくり慎重にと思うと、かえってよれてしまったりするので気をつけてください。
自信が無ければ、はさみでカットしてもOKです。

シルエットどおりにカットしたら、今度は右に数ミリずらして、右にはみ出した部分をカット、その後左に数ミリずらして、左にはみ出した部分をカットします。
これでエッジ部分を干渉しないようにします。
フックの無いスタンダードスキンのテール部分は1〜3cm程残しでカットすればよいでしょう。
このとき角部分は丸みを帯びるようにカットすると剥がれにくくなります。

これで完了です。

先に書いたチートシートをセットして専用袋に収納して出かけてください。
結構書くことがあって、脈絡の無い文章になってしまいましたね。

思いつくまま一気に書いたので、やや説明不足の箇所もあるかもしれませんが、
気づいたときには修正加筆したいと思います。

また疑問などがありましたら、「登山なんでも質問箱」などから質問してください。
わかる範囲内でお答えします。




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