Gekko!の登山用品の選び方

元登山ショップ店長が、実践に役立つ登山用品の選び方を解説、お薦め品の紹介。

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ONYONE メンズレインブレススーツ
直近の記事にも書きましたが、レインウェアを買うならゴアテックス製のものがお勧め。
値段は高いが、価格以上の満足感をきっと得られることと思います。

この大前提のもと、敢えて今回はゴアテックス以外の透湿素材を使用したレインウェアを紹介してみたいと思います。ゴアテックスが良いことはわかっていても、現実的に資金が限られているビギナー登山者も多いと思います。かくいう私Gekkoがそうでした。

はるか昔、上高地から横尾までのささやかなデビュー戦の防水対策はポンチョでした。ポンチョと言うのはザックを背負った状態で被るスタイルのもので、下半身はもうびちょびちょです。蒸れるとか、そういうレベルのものではありませんでした。

お金が全くなく、山道具に関して実に無頓着だった私でも、「これは使えないぜ・・・」そう反省し、上下スーツタイプのレインウェアを購入しました。エントラントという名前の防水透湿素材を使用したレインウェア。ポンチョに比べれば、はるかに快適で、これはしばらく、そう、数年間使用しました。無雪期だけでなく、冬山にもこのエントラントのレインウエアをアウターとして使用していました。このときのレインウェアとしての比較材料は、「ポンチョとエントラント」しか知りませんので、普通に不満無く使用していたんですね。

後にゴアテックスのレインウェアを手に入れてはじめて、「エントラントも使えない」と思うようになったのです。すべてのギアに対して言えることですが、「良いものを手にして、はじめて悪いものがわかる」ということなんです。

私の登山スタートは本当に安物ばかりでした。レインウェア以外でも街着の防寒着をしようしていましたし、綿シャツも街着のものをそのまま使用して、テントとシュラフはアルペンやホームセンターで購入した数千円のもの・・・。

こんなチープな道具で冬の寒さに耐えるため、嵩張る安物シュラフを2枚重ねで使用したり、それでも寒くて、ザックを空にしてシュラフごと腰までもぐりこんだりと、貧乏人特有の「工夫」をしつつ、それなりに登山を楽しんでしました。

当時の私のように、十分な装備をそろえることなく、山へ向かう方もいるでしょう。安全対策はおろそかにしてはいけませんが、快適性はある程度犠牲にすることはできます。当時の私のようなチープな登山ビギナーの目線に立って、今回はゴアテックス以外のレインウェアを紹介することにしました。

いやあ、前置きが長くなりましたね。
さて、本題に入ります。

ONYONE(オンヨネ)って知っていますか?ウインタースポーツ、マリンスポーツ、バイクなどのスポーツウェアの企画製造販売をしている日本のメーカーです。そこから発売されているのがONYONEメンズレインブレススーツ。

前に書いたように、ゴアテックスではありません。ブレステックアドバンスという防水透湿素材を使用しています。公表されている本体の耐水圧は20000mm以上、透湿性は10000g/m2/24hr。ちなみにゴアテックスは耐水圧45000mm以上、透湿性は13500g/m2/24hrs 。

ゴアテックスの数値には劣るものの、数値だけ見れば、登山用としても充分「使える」範囲。少なくともエントラントよりは快適に使えそうです。3レイヤーで、耐久性も問題なしで、防水透湿素材自体は一応合格点を与えても良いのではないでしょうか。

次に細部の機能をチェックしてみましょう。
本体には40デニールのリップストップナイロン。最近の軽量化の中においては、40デニールは特に細い繊維と言うわけではありませんが、軽量と強度を併せ持つバランスの良いサイズと言えます。また、リップストップ生地により強度を補強しているのも安心。さらに、肩、脇、パンツにはポリエチレンコートを施したタフタナイロンを使用し、さらに耐久性を確保しています。

パンツには前ファスナーと裾部分にもファスナーを装備しています。高級ラインでは当たり前の装備ですが、低価格のものにはパンツにファスナーの付いていないものありますので、注意が必要です。裾ファスナーはパンツの脱ぎ着するときにあるととても便利です。大きな登山靴を履いたままパンツを履いたり脱いだりするには、この裾ファスナーが無いと、辛いのです。頻繁に天候が変わる登山においては必需品の装備です。フード調整は両サイドのドローコードで可能。フードを使用しないときには選り部分に収納するようになっています。

このように、最低限必要と思われる装備は一応抑えており、登山においても充分「使える」レインウェアではないでしょうか。デザインも悪くないですよね?補強布とのツートンで、リップストップ生地を使用していると、一応いっちょまえの登山ウェアという気がします。

さて、チープな登山者にとって気になるのが価格。これでゴアテックスのように、3〜4万円するのであれば、そもそも紹介しません。ゴアテックスを買うつもりでいる人でも、心が揺らぐような価格だから、敢えて紹介したのです。はっきり言って、この価格とデザインなら?という人は少なくないと思いますよ。

売価は変動する可能性があるので、こちらには記載しませんので、価格及び詳細は下のリンクからご確認ください。


ブレステックアドバンス
本体:耐水圧20,000m/m(196kpa)以上 透湿性10,000g/m224hr以上
肩、脇、パンツ:耐水圧30,000m/m(294kpa)以上 透湿性10,000g/m224hr
素材:(ボディ)40dリップストップナイロン100% 3層フィルムラミネート
   (肩、脇、パンツ)ポリエステルタフタPE100% 3層フィルムラミネート
重量:662g(L寸平均重量)

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こんにちは

このギアを購入検討しているものです。

古い記事にコメントで恐縮ですが、フードは襟に収納されているのでしょうか?ちょっと気になりまして・・・コメント頂けると助かります。

2011/5/3(火) 午前 11:56 [ kji*0*10 ] 返信する

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