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踏み入る先にあるものは
アカヤシオ眺めつつ袈裟丸に想いを

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2016.12.3(土)
川久保の路肩 -車道 -646地点南西尾根 -646地点 -キレット手前鞍部 -谷倉山南東キレット -巻き道?を進む -行き詰まる -崖を登るも不測の事態 -なんとかする -祠 -南東尾根
-谷倉山 -571地点 -作業道 -適当な尾根 -車道 -対岸の尾出山へ

やめた方がいいんじゃないかと思ったが好奇心に負けて行ってしまった。


安蘇の主脈を踏破するに当たりいくつか越えなければならない難関がある。
その中で特に僕が意識しているのが谷倉山(747.4m)の南東キレットだ。先人達の記録を見ても僕より経験豊富な方々が断念するような岩場らしい。
ネットで検索して情報を得ようとしても踏破した記録は三件しか見つからない。DIYさん、shige-ponさん、きりんこさんである。
最新の記録であるきりんこさんの記事には岩場の様子がわりと詳しく書かれておりどんな感じかはイメージできた。ぱっと見は何かいけるんじゃね?という気もするしきりんこさんも思ったよりは難易度が低かったような感想を書かれている。ただしそれはきりんこさんだからであって岩場が苦手な僕があっさりと登れるかはかなり疑問である。

正面以外の絡め手はないものかと得られる情報をもう一度見直してみるのだが断念された方もきりんこさんも巻き道はないと書かれている。
そんな中shige-ponさんの記録だけは岩場を避けた、と書いてあり実際岩の右側の狭いとこを通っている写真が添えられている。
これはもしかしたら巻き道利用で僕にもワンチャンあるのでは?と思い安蘇の山から山ビルが消えるこの季節を待っていた。

待っていたのだがやっぱり怖い。なんか昔ここで事故があったと言う怖い記述もどっかで見たし・・。週半ばで一度断念して三年後くらいに行こう、瀑泉さん辺りがそのうち行くだろうからそれを待ってからにしよう・・と弱気になった。
それでもどうにも気になるのでとりあえず様子を見て無理なら帰ろう、先人達も一応現物を見てから断念しているわけだし・・と出かけることにした。
万が一のために後輩に登山届を出し、もし死んでたらここと丸をつけた地図をメールした(縁起でもないが)。死ぬようなとこいかないでくださいよと怒られたが。


そんなわけで12.3、5時半に家を出た。駐車予定地の川久保集落は家から60kmないのでわりと余裕。コンビニでいつも通り立ち読みをして川久保の路肩へ。
スペースがあるのでここなら停めても迷惑になるまい。準備をして歩きだす。7:30。

1.2kmほど狭い車道を北へ歩く。今日の作戦としては体力温存してささっと南東キレットを突破なので646m地点で主稜線に出てそこから鞍部を目指すつもりだ。送電線が通っているのでたぶんどこかで楽できるだろう。
ここから藪入り。
イメージ 1


どこから尾根に乗ろうかと探っていると小尾根を発見し取りついてみる。
でもこれ岩っぽいなあ・・まあ準備運動には良いか。
イメージ 2


よいしょと落ち葉で滑る地面に気をつけつつ岩を掴んでよじ登った。
細尾根歩いて646地点南西尾根への合流を目指す。
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気づけば南西尾根を歩いていたがこの尾根に合流後は岩っぽくもなく安心して歩けた。
ほどなく430mくらいの鉄塔下に。西を振り返る。8:04
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鉄塔の先には鉄塔巡視路らしき踏み跡が続き新栃木線190号に至るとの杭もあった。
少し開けた展望地にて。
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あの鉄塔まで行くルートがあるはずだ。利用できるとこは利用して楽しよう。
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そんなわけでくねくねと巡視路らしきものを利用して標高を上げて行ったのだが鉄塔に向かうらしき踏み跡は東にそれて行きそう。
僕は646地点に続くらしき尾根へと方角を変えた。岩がチラ見する急斜面だがなんとかなるだろう。
イメージ 7


8:30、石杭のある646地点。スルーしてそのまま北へ向かう。一旦下って鞍部から登り返し。この登り返しが嫌らしかった。掴める木や岩が少ないし落ち葉でずるずる滑るぶっちゃけここも結構つらくね?チェーンスパイク装着しようかな、と迷った。
安全地帯まで登ってから見下ろす。良い汗かいてしまった。わりと冷や汗かもしれない。
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しゃくっと細尾根を北に進む。そして下り。きりんこさんも書いていたがこの下りがわりと急。自然と右から巻く感じに下りた。
下りてから見上げて。
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さていよいよ例のキレットが近づいてきた。鞍部手前でお目見え。
これ行けますかねえ?
イメージ 10


尾出山方面を見て気持ちを落ちつける。
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意を決してストックを収納し鞍部に下りて行く。戦闘開始だ。8:58。
イメージ 12


いよいよキレットの登りへ。まずは岩場を目指しつつ右に巻き道がないか探る・・ない。
イメージ 13


これが噂の大岩か。実物見ても何だか行けそうな気がする。でも今日の主目的は巻き道を探るだしなあ。
イメージ 14


ここで目線を右に移す。shige-ponさんが通ったルートこれじゃね?
なんだか正面から岩登った方が安全な気もしてきたが・・。9:07。
イメージ 15


とりあえず丈夫そうな木が生えており岩場ではあるが即死は免れそう。岩沿いに進んでみる。落ち葉が滑るので慎重に・・。
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右側にツルっといったら死ぬと言うプレッシャーに耐えつつ進む。木が生えてないところは緊張感が増す。岩を掴んで落ち着いて・・。
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一応歩ける幅はあるのだけが安心。振り向いて。
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巻き道に入って6分後、行き詰まりました。
おい早すぎだろ!という意見もあるだろうが僕基準でこれ以上トラバースで進むのは判断した。もうちょっとトラバースしたら支尾根にいけそうだがとても危うい。もうこの先は道も幅もないのだ。頑張って支尾根にいけたとこで登れる保証はないし。
イメージ 20


ここで左の壁を見上げてみる。こっちの方がトラバースよりは数倍マシな気がする。
shige-ponさんもここに行ったんじゃないかな?知らないけど。
まあここから戻らずに進むなら一番ましな選択肢だと思われる。
イメージ 19


そんなわけで撤退して正面突破に移行するか迷ったがこの壁を登ることにした。
手がかりが少ないなあ・・足も岩にちょっとのせるだけだし。
とりあえず2mくらいの高さに生えてる丈夫そうな木のとこまでよじ登ろうとあがく。
ちょっと滑りつつも木に乗れた!と思ったら上から生えてた灌木の枝が口に入り思わず頭を下しつつ吐きだした。

するとあろうことか眼鏡がメガネバンドごと枝に跳ねあげられて飛んで行ってしまった。もちろん下は崖。裸眼視力0.1を切る僕が必死で周りを見渡すがどうやら崖下に落ちたらしい。よりによってここで眼鏡紛失はやばいだろ・・声にならない叫びが漏れそうになった。

まあ焦っても仕方ないので思ったより丈夫だった崖から横に生える木に腰かける。岩にも支えられて安定。あの眼鏡もう七年使って微妙にズレてたし落としたりしたせいでレンズの端が欠けてたからそろそろ買い換えようと思ってたけどこんなやばいとこでサヨナラしなくてもなあ・・。
やらせない思いを抱えつつザックから腰ベルトしたまま腕を抜き反転。こういう時もあろうかと忍ばせて置いたコンタクトレンズを取りだす。
コンタクトは目が乾くから嫌いなんだよなあと思いつつ崖っぷちで装着する。視力が戻った。

うっかりポロリと落ちたコンタクトのはいっていたごみは手が届かないので諦めるとして眼鏡はどうか。やはり周りにはない。さっきまでいた一段下にロープで下りれば見つかるかもしれないが望み薄。たぶん崖下なんだろうなあ。
ここで使い古した眼鏡をケチって命まで落としても仕方ないので先に進む。

都合良く目の前の岩・木に手足を延ばしてトラバース気味にちょいと動けば安定土の地面があるようだ。行ってみよう。
イメージ 21


土の地面に降り立つことに成功した。見上げた岩場はなんとかなりそう。
イメージ 22


少し登って。ようやく余裕が出てきた。
イメージ 23

イメージ 24


さらによじ登り見上げていた岩場は突破した。
おそらく正面岩場ルートと合流したと思われる。
見下ろすと怖い。
イメージ 25


続く

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    眼鏡が身代わり?
    読むと縮み上がって恐ろしい思いがしますがσ(^_^;)
    う~ん 写真だとイマイチ傾斜と恐怖感が分かりません( ´Д`)y━・~~ 行くしか無いか(^^)

    [ はるりん ]

    2016/12/4(日) 午前 7:18

    返信する
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    はるりんさん、こんにちわ。
    帰ってきて写真を見てみると自分でもこれ大して怖さ伝わらないなと思いました(笑)。
    立体感がよくわからないしなにより足元が崖ってのが実感できないとあんまり怖くないんですよね。
    栃木に来た時は是非・・・いやもっと良い山がたくさんあるのでそちらにしてください(笑)。

    [ ふみふみぃ ]

    2016/12/4(日) 午前 11:49

    返信する

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