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テニスコートの経営を終えてから12月で丸2年が経過しましたが、今年の6月頃に団結湖公園に金魚釣りと水泳教室の下見に行った帰りに、バスの中で偶然、「クロ」を見かけました。午後6時前だったので、もしかすると仕事の帰りだったのかもしれません。中国のバスは向かい合わせの方向に配置された座席もあって、3〜4メートルほど離れた間隔で、ちょうど向かい合わせに座っていたので、「クロ」に気がつきました。
でも、見れば見るほど「人違いでは…」とも思いました。肌の色が白くて、白いポロシャツ姿だったからです。あまり、じっ〜と見るのも失礼なので、バスを降りてから確認しようと思っていました。最寄り駅に到着して、私と拓哉は前方の席に座っていたので、自然な流れのままに前のドアから下車しました。ふと見上げると、別のドアから降りた「クロ」が満面の笑顔でこちらを見ていました(^^)その穏やかで、爽やかな笑顔と言ったら。。。とても素敵な笑顔だったのです。
私は「ニーハオ」と、笑顔で話しかけました。真っ白な肌になった「クロ」は拓哉の方を見て、「長大了(大きくなった)」と言いました。 それから「以前経常来打籃球、是吧?」(よくバスケットをしに来てたよね)」と歩きながら言葉を続けようとしたのですが、すっかり別人のように変身した「クロ」を目の前にして、それが適切なのかどうかと考えて躊躇してしまい、すぐに別の言葉を探したのですが、一瞬、沈黙が流れてしまいました。
沈黙にしたくないのに「あぁーこの沈黙は何?」と思うと、ますます焦ってしまい、肝心の中国語が出て来ず…。そして「クロ」は早足で先に歩いていきました。
「クロ」も「もう、止めたんだね」とか「今は(うちの主人)は何の仕事してるの?」などと私に聞きにくかったと思います。近所の人たちにはよく聞かれましたが(笑)
私は霊感師でも何でもないですが(笑)「クロ」のあの柔和で落ち着いた顔を見たら、今はまじめに仕事をして、普通に充実した生活を送っているだろう、ということがひと目でわかりました。同じ人間の顔がこんなにも変わるものとは…と思いましたし、そういう人を見たのも生まれて初めてでした。
その日の出来事は私にとって、大きな励ましとなっています。私の方こそ、「クロ」に顔向けできないような事はしないでおきたいし、きちんとした人生を送りたいものだと思いました。「クロ」には学歴がなく、仕事もそれほど高収入ではないかもしれませんが、彼のような一途さと真っすぐな心があれば、この先も幸せな家庭を築いていけるのではないかと思いました。
今はきっと「普通であること」の良さを実感していることでしょう。
世の中、だんだんと複雑になってきて、心の病気を患う人も多いですが、
シンプルな生き方が一番良いのではないかと私は思います。
皆様良いお年を
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