がいじんトーク

人生、迷ってばかり。死ぬまで迷っているのかもしれない。

過去の投稿月別表示

[ リスト | 詳細 ]

全1ページ

[1]

偉そうなことを言える立場じゃないけど、人生の良いところ取りは出来ない。
「人生はプラスマイナスゼロ」だと思っている。
良いことも、辛いこともあって全部が人生。全部を受け入れるから人間は喜んだり、悲しんだりして強く逞しく生きられる。
そして次の世代に自分が親から受け取ったバトンを渡し続けられるんだと思う。
 人間って、辛いことには敏感に感じるように出来ている。
だから辛いことだけがいつまでも長く心の中にあるもの。
良いことはすぐ忘れてしまっている。
今までに沢山の「喜び」を家族から頂いたことを思い出してほしい。
でもそれでいいのかもしれない。何故なら、困難にぶち当たると、
それを乗り越えるたびに、またひとつ強くなって生きていくから。
本当に、私らが考えるより人間は「強かな生き物」だから、
ここまで繁栄して来て、今日があるんだと思う。
 
 上手にまとめられないけど、ステージⅣを宣言された時から、自分は、自分なりにこんな風に考えて、萎えてしまう自分自身の気持ちを震え立たせて来た。
自分の考え方を押し付けるつもりはないけど、私なりのアドバイスとして
君に贈りたくて書いた。喜んで受け取って貰えたらありがたい。
 私は、後何日、後何年 生きられるかわからない。
幼い頃から、一緒に生きて来た「縁」を信じたいし、その「優しさ」に囲まれて残りの
人生を過ごしていきたい。
だから、その友の一人が悩んでいるなら、身体が許す限り傍に行って励ましてあげたいと思う。愚痴を零したいなら、いつでも呼んでほしい。いつでも駆け付けて聞いてあげるから。それぐらいならまだ体力がある。安心して、遠慮しないで。
 
 渡部くんは、「最近家族に不幸ばかり起こっている。何から何まで嫌なことばかりが重なる。お祓いをしてもらわないと駄目だ」と電話の向こうで嘆いていた。
その電話の内容は、奥さんと3番目の娘が子宮の検診で引っかかって、再検査したら腫瘍が見つかり、切除しないといけないと言われ、1番目の娘は30kmオーバーで免停になり、2番目の娘は3月で教職を辞めると言い出し、家を出てしまったらしい。
彼は彼で先月から嘱託扱いになり給与を下げられてしまったと。
 
 電話で伝えられないことを手紙にして、渡部くんに伝えようと書いた手紙の抜粋から。
不動堂
最近は、街の中に銭湯に変わって「何々の湯」とい名で健康ランド?がたくさん増えてきている。その施設で入浴はもちろん、サウナから岩盤浴、マサージや酸素カプセルまで設置している「今風の銭湯」である。そこでは、飲食から寛ぎが出来るお風呂屋さんで、土日などは小さな子供からお年寄りまでで結構にぎわっている。今回の話は、街中の銭湯の話ではなく、昔からある湯治場的な施設の話である。
 
「どこのロッカーの扉も開かないぞ」と騒いでいる70過ぎのおじいさんが、受付でもらったカギを扉のカギの部分に差し込んでは大きな声を出している。見かねた係りの人が「あの・・・・番号の扉しか開きませんが・・・」「番号?どこに書いてある?」「カギのベルトの部分に・・・・」
また、別の客が「俺のには、カギが付いてない。どうやって開けるんだ」と、これも70過ぎのぐらいの恰幅の良いおじいさんが係りの人に食い下がっていた。「あの・・・・ゴムのベルトの間にありますが・・・・」「あ、あった。あった。先に言ってくれよ」と。
まだ70前だと思うのだけど、この人は、カギの番号と扉の番号を丁寧に見比べている。そして、徐にルーペを取り出しそれぞれの番号を確認していた。その後、カギの穴の場所が判らないらしく、取っ手の部分や扉の面に差し込もうと必死に繰り返し、繰り返し行っていた。2流の漫才師のコントより面白い光景だった。
やっと、裸になったと思ったら、さっき入ってきた入口の方へタオルを持って出て行き、係りの人に大きな声で呼び止められていた80ぐらいのおじいさんもいた。
流石に、この奥地まで足を運ぶ輩は、大きな病気の湯治目的か温泉好き。または山歩きの好きな御仁、自転車やバイクでのツーリングのお客ぐらいしかいない。街の中の健康ランドだとやたら子供たちが多いのが落ち着かないが、ここならそんなことはない。窓の外は鳥の鳴き声か風の音しか聞こえない。雑多な音は一切ない。
 
段々利用者が減る中で、若い人たちも受け入れよう、家族旅行や社内旅行にも使える施設にしようと地域住民みんなのまちおこしで、地域の人の働きの場にしようと取り組んでいることも見え隠れしている。昔の湯治場ならこんな事はなかったんだろう。街の健康ランドのように今風に模様替えをし、街の中にある温泉より入湯料は高いけど、天然のラドン温泉に入れる。湯に浸かって良し、飲んで良し、吸って良しをうたい文句に無料のバスを最寄りの駅から走らせている。帰りに10Lの温泉水を持ち帰っても良いシステムになってもいる上、土日、祭日の朝は10時までなら無料でモーニングを頂けるサービスもしている。無料の送り迎えで、朝のモーニングを食べて、身体に良いラドン温泉に入れて、時間を潰すには街の中の銭湯よりは身体に良いことをしている気分にはなれる。
不動堂
 今までに沢山のものを失ってきた。失って良いなんてものは何ひとつなかった。
 
それは、残酷に、電光石火に、時には知らぬ間に、じわじわと時の流れをあざ笑うかのように奪われてしまった。そんな時、決まって泣き叫び、大声で怒鳴ったり、酒浸りの時間を過ごしたり、周りに当り散らしたりしてしまっていた。
 
そして、ある一定の時間を過ごすと、その都度感じるものがあった。今までは、何かを失うと、その都度間違いなく何かを得ている自分自身がいたことに気づいた。それは、虫が脱皮を繰り返すが如く、悲しみが新しい目標・目的を持って来てくれていたように感じて生きて来た。それが私の生きる糧になっていたことを今は言える。
幸いだったのは、その都度何かを得られていると感じることが出来たことかもしれない。決して「絶望」になったことはなかった。
 
 私のほしかったものは、誰かから賞を頂きたくて生きて来たわけではない。かっと言って、人の評価を無視して生きて来たわけでもない。人の評価は気になり、周りの人がどう思っているのか、どう評価しているのかは気にして生きて来た。
だからと言って、周りにへつらう生き方だけはしてきていないという自負が、私の最後の砦になっていた。
 
 
 世界の人間のほしいものは、「金融」・「食糧」・「情報」・「資源」だと言う。
これらを仕切れるものが世界を制すとまで言われているけど、そこを目指して人間は生きなければならないんだろうか。
私はそれらを制したいなんて思ったことものない。ましてや私のレベルで世界を制すなど考えも及ばない。個人が生活するためのほんの僅かのエネルギーと食糧とお金。必要なだけの情報があれば十分。それより「時間」と「愛情」が約束されている未来があるなら、それで良いと気づいた。
 
「あなたのほしかったものは、なんですか?」  
不動堂

全1ページ

[1]


.
不動堂
不動堂
非公開 / 非公開
人気度
Yahoo!ブログヘルプ - ブログ人気度について
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30

過去の記事一覧

よしもとブログランキング

もっと見る

プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事