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7月6日に翌日スタートの資金供給メインオペ(MRO)と国債購入で供給された資金を“不胎化”するための定期預金(FTD Fixed Term Deposits)の入札が行われた。
今回のMROは、前回MROと、7月1日満期の1年物超大型オペからロールされた6日間のオペ(FTO Fine Tuning Operation)の合計からの乗り換え。結果は下の図の通り、全体で450億ユーロの減少となった。
また、FTDは前回は予定金額550億ユーロに未達であったが、今回は予定金額590億ユーロ満額の応札があった。
どのように解釈すればよいだろうか。
MROの参加行及び、ロール金額の減少は“オペ依存組”の数と金額が緩和されてきているとも考えられるが、筆者は“オペ非依存組”の慎重な行動の結果ではないかと思う。
根拠は、FTDが前回未達だった(つまり定期預金にせずに準備預金のままにしておいた銀行が多かった)ことを考え合わせれば、“オペ非依存組”の一部は、超大型オペの満期というイベントに対して、FTDに参加せず、またFTOにも応札し、準備預金を厚めにキープし、様子をみてFTOのロールを取りやめたのではないかと推測される。
下のグラフに見られる通り、“オペ依存組”が増加しているのは5月上旬からであり、銀行間資金取引の期間が1〜3カ月だとすれば、“オペ依存組”の資金不足累積額がピークを迎えるのは恐らく7月下旬ぐらいだろう。
7月23日には次の大きなイベントであるストレステストの結果公表があり、それまではこの2つの相反する流れの結果としてMROの金額が決まるのではと思う。
“オペ依存組”と“オペ非依存組”については前々回の記事『ECB超大型オペ終了後』参照のこと。
FTOの参加行数は、78行を減少金額45bnのオペ金額111.2bnによる割合で減じた46行を加算した。
超過準備預金とは、準備預金、預金ファシリティ、“不胎化”定期預金の合計から所要準備預金を引いた金額。
データは全てECBのサイトに依る。
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