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グリーンシュートvs偽りの夜明け 3月のバーナンキFRB議長の“グリーンシュート”発言を皮切りに、ストレステストを経て、米当局の懸命な“盛り上げ”による株価上昇により、多くの米金融機関が資本調達を果たした。 昨年の初頭から5月にかけて、ポールソンを中心とした米金融機関のSWF向け“売り込み”を彷彿させる金融産業へのバックアップである。 図ったようなタイミングで、日本でも、この期を捕らえ、野村、3メガ、大和と増資を行っている。 いずれも多額の調達に成功したが、今回は一体誰が買っているのだろう? 一方、白川総裁は、米当局の“盛り上げ”をよそに、4月23日のジャパン・ソサエティNY講演で以下の“偽りの夜明け”を表明。 “日本経済は、1990年代の低成長期においても、何回か一時的な回復局面を経験しました。ただし、このことは、経済が遂に牽引力を取り戻したと人々に早合点させる働きをしたように思います。これは「偽りの夜明け」(false dawn)とも言うべきものでしたが、人間の常として、物事が幾分改善すると楽観的な見方になりがちです。” バーナンキ議長は、“偽りの夜明け”を創ってでも資本調達させる必要があったのでは....。 米バブルの根本問題である家計の過剰債務の解消には当然長期間かかるはずで、予算の制約の中、可能な限り金融機関の資本バッファーは創っておきたいだろう。 でも、このようななか、毅然と“偽りの夜明け”を表明した白川総裁の少しファンになった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− UPDATE1: オバマ米政権は第2弾検討していない、対策の効果みられる=行政管理予算副局長 2009年 07月 9日 09:23 JST [ワシントン 8日 ロイター] 米行政管理予算局(OMB)のロバート・ネイバース副局長は8日の議会証言で、オバマ米政権は景気刺激策の第2弾を検討していないと述べた。 景気対策の効果を検証する立場にある同副局長は下院の公聴会で「現時点では、政権内で追加の景気刺激策について話している人はいない」とし、「われわれが現在重点を置いているのは、議会がすでに可決した景気対策を遂行することだ」と語った。 一方、ギブズ大統領報道官は記者団に対し、オバマ大統領は追加景気対策に関して「いかなる可能性も排除していないし、いかなる可能性を指摘している訳でもない」と発言。「状況を見守りながら、大統領や大統領のチームが、経済回復のために必要と判断すれば、ためらうことなく必要な措置を実行に移すことが重要」と述べた。 世界の市場は3月以降回復基調にあったが、オバマ大統領の経済顧問が米経済の回復は期待よりはるかに時間を要すると示唆する発言を行ったことが一因となって、最近下落している。 米政府の経済再生諮問会議のメンバー、ローラ・タイソン氏は7日、米国は景気刺激策の第2弾を予備的に計画すべきとの見方を示した。 ネイバース副局長はタイソン氏について「外部の経済顧問」だとして、オバマ政権の意向を反映している訳ではないと指摘した。 一方、ホイヤー米下院院内総務(民主党)は追加景気対策についてオープンであるべきとの考えを示しているが、リード上院院内総務(民主党)は第2弾が必要なことを示す証拠はない、としている。 ネイバース副局長は、6月の米雇用統計で非農業部門雇用者数が46万7000人減少したことは「受け入れ難い」としたが、減少幅は第1・四半期と比べてかなり縮小していると指摘。また耐久財受注などの一部の統計は改善しており、景気対策が奏功していることを示しているとして、近い将来「本格的な景気拡大および不可欠な雇用創出」が実現する可能性を示している、との考えを示した。
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2009年07月09日
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