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Dry Camping

 RVingでの倹約術 
 
■RV(日本ではキャンピングカー)を使ったレジャーを"RVing"と称する。 北米でのRVingは、日本でのRVingに比べ割安に感じる事が頻繁にある。 ジリジリ高騰しているが、日本より安いガソリン単価、自動車保険や税金も然り。 キャンプ場代も日本に比べたら安い! 日本では、高い地価やそれに賦課される固定資産税、湿潤な気候と肥沃した土壌がもたらす植生成長への対応に必要な人件費、明確な四季が有る故の維持費、キャンプサイト稼働率の低さも高額なキャンプ場代の要因か?
 
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モーテルが無いような辺境地にも RVが停泊出来るキャンプ場がある
 
■我家のキャンカー「ドリゾウ」はアメリカ製の巨漢なので、大飯を食う。 最近のエコカーの10分の1しか走らない! ガソリン満タン205Lで、航続距離 約600km。 アメリカでRVをレンタルしても 燃料消費率は同様だ。 この出費を挽回しつつ、時間や場所に制約されない気ままな移動や 広々とした居室で快適な停泊をしたい。 日本ではP泊すれば、これが可能になる。 こんな背景で(理由ではない)日本ではキャンプ場停泊が少なくなるのだが、北米でのRVingは事情が異なる。 法律や安全上の理由から、キャンプ場以外での停泊は最大限の注意が必要だ。 いや、キャンプ場、及び、これに準ずる場所以外での停泊は、回避すべきだ。
 
53ガロン=約200L、228ドル= 228×86=約2万円
 
■初めてアメリカをRVで旅行した時は、旅行をサポートして頂いた会社の勧めに従い 予め予約したRV専用の停泊地を転々としながら観光した。 2回目になると、「あれっ? こんな所にRVが停まっている。ここは、RVの停泊が出来る場所なの?」 慣れてくると、「ちょっと、あの場所を覗いて来よう」 若い頃、興味本位でラブホの駐車場を通り抜けたのと同じ感覚(笑)で、見知らぬキャンプ場を通り抜けて偵察。 でも停泊は、予め予約したRV専用の停泊地。 更に慣れると、「予約しないで、行き当たりバッタリのRV専用停泊地」 アメリカではフリーウェイを降りると、探さなくても白いRVの集団が目に入る。 それは大概、RV専用の停泊地で、観光地周辺には必ずある。
 
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日本と異なり、どのRVも巨体なので目立つ
 
■観光し過ぎて到着時刻が夜遅くなり、レジストレーション(受付)が閉まっていて真っ暗。 予め"フルフックアップ"を予約していたのだが、どうしたらいいの? アメリカでレンタルRVingを始めて間もない頃で、山奥でもあり 途方に暮れそうだった。 が、閉まったドアに遅着者用 指定停泊場所のリストが貼ってあるのを見つけた。 「サイト番号と名前を書いて停泊するように」と書いてある。 指定停泊場所に着いてみると、電気も水も排水も接続できない場所だった。 「泊まれるのだから、まあ、いいや」。 隣のサイトは乗用車で、車内で寝ている。
 
乗用車の隣で停泊する 僕らのレンタルRV
 
■翌朝の早朝、電動カートに乗った管理人が停泊車をチェックしていた。 通常、到着時のチェックインで停泊費を支払えば、帰る時はキャンプ場に手を振るだけ。 この時のようにレジストレーションが閉まっていた場合は、指定が無ければ好みのサイトに停泊し、帰りにレジストレーションに立ち寄って支払いをする。 これが北米でのルールだ。 日本でも、このルールを適用しているキャンプ場が稀にある。
 
■また、こんな事もあった。停泊地でお隣さんが、「久しぶりに"フックアップ"したよ」と声を掛けてきた。 「"フックアップ"しないと不便だろうな」と思いつつ、「Oh, my wife hooks up with me every night ! (僕らは毎晩"フック アップ"!)」と冗談を言ってみたらウケた。 RVを所有していなかった頃のアメリカRV旅行では、「"フックアップ"して当たり前」と思い込んでいた。 日本でRVを購入し、国内外でRVingの経験を重ね、状況が分かって来ると、「毎回"フックアップ"しなくてもいいや。 停泊地でのセッティング作業の削減や倹約にもなる。」 となった。
 
毎度の事だが、前置きが長くなってしまった。(汗) でも、"これから"の方の参考になれば嬉しい。
 
■北米では RVで旅行する時に利用するRV専用の停泊施設を"RV Park"(RVパーク)と呼ぶ。料金は、1台1泊US$15〜50ほど。 大人数での宿泊やペット連れでは、料金が加算される事がある。 RV専用停泊施設は"RV Park"と総称されるが、滞在して楽しめる施設を備えた"RV Resort"、逆に大自然以外に何も無い"RV Campground"、RVが大量に停泊する"RV Village"もある。 詳しく知りたい場合は、この記事が参考になる。 最近、日本にも3ヶ所にRVパークが出来たが、"道の駅"の付帯施設で、アメリカのそれとは異なるようだ。
 
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■名称の違いや 料金に幅があるのは、立地条件、付帯施設、"Dry"(ドライ)か"Full hookup"(フル フックアップ)又は、"Partial hookup"(パーシャル フックアップ)の差である。
・"Dry Site"(ドライサイト)は停泊する場所だけの提供。 RV Parkによっては、全サイトが"Dry Site"の場所もあり、これを"Dry Campground"(ドライキャンプグラウンド)と言う。
・"Full hookup Site"(フルフックアップサイト)では電気・水・排水(場所によっては電話やCATVも)外部に接続できる。 ここに停めたRVの中に居れば、自宅同等の生活が可能だ。
・"Partial hookup Site"(パーシャル フックアップサイト)は、一部が接続できる。 電気だけ、又は電気と水だ。
 
一見、Dry Siteのように見えるが、所々に電源支柱、水栓、排水口がある
 
■RVでアメリカを旅行している間、毎日フルフックアップせず"Dry Site"に停泊しても 積載している水が使えるし、使った水が溜まるタンク(Black & Gray Tank)が満タンになる事はない。 電気はエンジン用とは別の専用バッテリーが使えるし、キャンプ場にもよるが夕方8時頃までなら発電機が使える。 冷蔵庫をLPガスで稼働させておけば、バッテリーの消耗は少ない。 RVの仕様に依存するが、クラスC以上のサイズがあれば、"Dry Site"で問題無く過ごせる。 25ftクラスCモーターホームは、清水タンク 約200L、排水(Gray)タンク 約100L、汚水(Black)タンク 約100Lが標準的だ。 200Lという量は、節約して使うシャワー3回分くらいに相当する。
 
各タンクの状態は、モニターパネルでチェック出来る
 
■単に、" 〜 Campground"と言うキャンプ場の名称は公営に多く、テントキャンパーとRVerが共存しているキャンプ場だ。 大概、"No utility hookups"となっていて、フックアップができない"Dry Site" のみの"Dry Campground"になる。 RV専用の停泊場所ではないので、停泊可能なRVサイズに制限が設けられている所が多い。 このような"Dry Campground"は、"Dry Site"から少し離れたエリアに 給排水が出来る場所="Dump Station"(ダンプステーション)を備えている所が多い。 ただ、排水は出来るが、必ず給水出来るとは限らない。 また、給水が出来たとしても、その水はrinse water(洗浄用水)、即ちnon-potable(飲用に適さない水)だ。
 
Dump Stationのサイン
 
  
グランドキャニオンのDry Campground 「Mather Campground」
左:長さ30ft制限の看板、中:森林の中に散在するDry Site、
右:キャンプ場入口近くのDump Station
 
"Dry Camping"とは、前述から分かる通りキャンプ場等で RVを外部に接続しない停泊」の事。 前の記事で"Boondocking"(ブーンドッキング)について書いたが、これは外部に接続出来ないキャンプ場等以外の場所に停泊する事。 即ち、ドライキャンピングとブーンドッキングは、キャンプ場等か否かの違いだ。 砂漠や草原、山奥でするブーンドッキングは、当然、停泊料は無い。 ドライキャンピングでの停泊料は、停泊場所や停泊施設次第だ。 無料の場所もある。
 
「キャンプ場」と書いたのには、訳がある。
北米には、キャンプ場意外にも RVが停泊出来る場所があるからだ。
 
つづく
 
 <参考写真 : 停泊した事のあるRVパークよりピックアップ>
Barstow Calico KOA http://goo.gl/maps/Groaw
 
 
Wahweap RV Park http://goo.gl/maps/lfExW 右写真は、Dump Station
  
 
Anaheim RV village http://goo.gl/maps/gudm ここはRVの洗車場まである
 
 
Anaheim Resort RV Park http://goo.gl/maps/UoYLu
  
 
Rancho Sedona RV Park http://goo.gl/maps/gX6Rj
 
 

 
今年は、これで ブログの記事納め。 ご覧いただき、ありがとうございました。イメージ 1
また、来年も宜しくお願いします。 

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    「Oh, my wife...」は、向こうでもオヤジギャグですか?(笑)

    日本人はこれまで、戦後復興から高度経済成長期にかけてバブルまで、効率が最優先で来ましたからゆったり気ままに…という習慣が無いのでしょうね。

    それでは、良いお年を…

    [ よんちゃん ]

    2012/12/31(月) 午前 1:28

    返信する
  • キャンカーと積載車が合体したのがあったら最強だな。全国行脚が出来る!(^.^)

    鈴鹿では炊き出しなどお世話に成りました!
    また来年も宜しくお願いいたします!
    よいお年を!(^.^)

    [ okatatsu ]

    2012/12/31(月) 午前 7:45

    返信する
  • 本国でのRVパークはスケールが違いますね♪
    5thも巨大でうらやましいです(^^) 日本では50Aの電源が確保されていないので・・・大きさ的に無理(笑)
    普通車で寝ているのも驚きでしたが、その辺で寝たらやばそうですね!

    今年も楽しいブログありがとうございました。
    来年もよろしくお願いします。良いお年をお迎え下さい。。

    こじお☆

    2012/12/31(月) 午後 0:25

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    ふじ○さんのブログでアメリカに行ったつもりの自分です。
    来年はバイク生活も復活して下さいね。(笑)

    来年も宜しくお願い致します。

    ruf964

    2012/12/31(月) 午後 2:51

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    >よんちゃん
    ギャグになっていたのか分かりませんが、下手な英語に笑ってくれたのかもしれません。
    ゆったり気ままに旅をしている高齢カップルが多く、人が少ない辺境地ではフレンドリーに声を掛けてもらえるのもRV旅行の楽しみです。

    よんちゃんも 良いお年をお迎えください。

    ふじ○

    2012/12/31(月) 午後 3:27

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    >okatatsuさん
    キャンカーと積車の合体車、あります! でも日本の車幅制限を超える102inch。 日本のサーキットに飽きて、北米のサーキットに遠征する際は、僕がアレンジします。(笑)

    また、来年も宜しくお願いします。良いお年を。

    ふじ○

    2012/12/31(月) 午後 3:32

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    >こじお☆さん
    北米は規模の大きいRVパークが多いですね。でも、家の裏庭のような小さい所もあったりします。
    5thも3軸で40ftの巨体がウヨウヨ。こじお☆さんの5thの2倍の重量。ウルトラライトの名称って、北米では"ん〜確かに"と思います。
    電源は、日本で大きくて20Aですが、30と50Aが普通に用意されていますもんね。

    乗用車で寝ていた方は、その辺でクルマを停めて寝たりせず、マジメでしたね。もしかして生真面目気質のドイツ人観光客かな?とも思いました。

    今年は、こじお☆さんのブログで5thの勉強をさせて頂き、ありがとうございました。
    来年も宜しくお願いします。良いお年をお迎えください。

    ふじ○

    2012/12/31(月) 午後 3:46

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    >ruf964さん
    僕も記事を書きながら、アメリカに居るつもりになっています。
    早くバイクに乗れるように、体づくりしていきますね。

    また来年も宜しくお願いします。よいお年を。

    ふじ○

    2012/12/31(月) 午後 3:49

    返信する

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