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 アメリカ キャンピングカー博物館 その1 
Recreational Vehicle/Manufactured Housing Hall of Fame Museum
and Archival Library
You may also like ”History of RV in USA
 
 RV/MH Hall of Fame, Elkhart, Indiana (Google Maps)

■2013年11月8日、アメリカ縦横断モーターホーム旅行で、ミシガン湖東岸に位置するインディアナ州エルクハートに立ち寄った。  エルクハートは、ニューヨークとサンフランシスコを結ぶインターステーツ沿いの町で、東岸のニューヨークから約1100km、中西部の中心シカゴから約100kmの距離にある。 この辺り(クリーブランドとシカゴ間)は、インターステーツ80号線と90号線が合流していて、有料道路 Indiana Toll Roadになっている。

インタステーツ80(90)号線は、トラックが多い。
流石に工業地帯を結ぶアメリカの大動脈だ。

■インターステーツでエルクハートに近づくと、屋外にRVを並べているRVメーカーやRV関連の部品メーカーが数多く見えてくる。 第二次世界大戦中、この地域では軍用機が生産されていたが、戦後、工場や技術者はそのままRV製造産業へ移行。 金属・木材加工技術や飛行機の胴体設計技術がRVに活かされた。

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エルクハート周辺はRVの一大産業地帯になっている。

■RV産業の中心地”RV Capital of the World”となったエルクハートに立ち寄った理由は、2つ。 RV関連の博物館と 僕が日本で乗っている25ftクラスCモーターホーム”ドリーバーデン”(東和モータース販売)の製造工場を見学するため。 この記事では、アメリカ キャンピングカーの博物館 ”RV/MH Hall of Fame”について紹介。


Huge Sign photographed from Interstate 80 westbound
near Elkhart, IN in Nov. 3, 2013

■最寄りのインターステーツ出口は、”Elkhart East”。 インターステーツの道路脇にもRV/MH Hall of Fameの案内看板があるので、出口に迷う事は無い。 インターステーツ西行きを走行していると、RV/MH Hall of Fameの大きな看板が見えてくる。 インターステーツを下り、南方向へ約1km走ると”Elkhart East Cooporate Park”の入口。 そこを左折し、広大な芝生エリアに囲まれた道路を数百メートル走るとRV/MH Hall of Fameの建屋が見えてくる。 博物館の入口は北側で、噴水池側の建屋南半分はイベントセンターになっている。
 
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イベントセンター前にて。

イベントセンターでは、頻繁にRVショーが開催されている。
RVIAの定期ミーティングもここで行われている。

■博物館の駐車場は広く、巨大なモーターホームやトレーラーでも来場出来るようになっている。 建屋を取り巻く芝生地が綺麗に刈り込まれていたのは、 どうやらボランティアによるものらしい。

RV/モーターホームの殿堂 RV/MH Hall of Fameの入口に最も近い駐車場。
因みに、オーバーナイトパーキングが認められている。

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質素な入口。 冬季間の日曜日は休館。

 ボランティア説明員のRod Norton氏と。

■入場料は、大人US$10。 (Rod Norton氏が出迎えてくれた。 僕らが訪問した当時、入場料は決まっておらず、寄付をして見学する形態だった。)  サイン帳に記名して入る。

遠方からの訪問者が多い。 ”Japan”と書いた僕らが最遠方だ。 

■最初に目に入るのは、RV産業100周年を記念して作られた大きな展示パネル。 1910年にPierce-Arrow社が量産キャンパー“Touring Landau” を発表して始まったRV産業は、2010年に100周年を迎えていた。

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 世界初のクラスAモーターホーム 1965 "Corvair Ultravan"の写真も入っている。
参考ブログ記事 ↓

■RV/MH Hall of Fameの敷地状況は、建設前に作られた計画図で把握できる。 現在の建屋は西側半分しかない。 どうやら、東側半分は建設されなかったようだ。
 
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■この施設の正式な名称は”RV/MH Hall of Fame Museum and Archival Library”。 ホームページ”http://www.rvmhhalloffame.org”が開設されている。 RVはRecreational Vehicle、MHManufactured Housingの略。 下記のプレートを見る前は、MHはMotorhomeの略だと勘違いしていた。

RV/工場生産ハウス殿堂財団”RV/MH Hall of Fame Foundation”は、1972年にRV雑誌出版会と移動住宅製造協会”Mobile Home Manufacturers Association”により設立される。 1984年にRV/工場生産ハウジング遺産財団”Recreational Vehicle/Manufactured Housing Heritage Foundation”に改名し、1991年に最初の博物館を建設した。
 
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■現在の博物館は、RV/MH関連会社の寄付金と借入金で建設され、2007年に開館した。 借入金の返済は現在も続いており、2019年完済に向け資金調達キャンペーンを展開して寄付金を募っている。

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RV互助クラブGood Sam Clubが100万ドルも寄付している。
寄付後、破産申請した会社も・・・

■エントランスホールには、チビッ子も楽しめるコーナーがある。 お土産も売っている。
 
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■RV製造工場の模型があり、使われる部品やトレーラーの構造、組み立て順序が良く分かる。 模型があるGo Rvingコーナーには車両も展示されているが、これについては後日の記事に掲載。

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精巧に造られた模型に見入る。

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24分の1で作られているトラベルトレーラーの製造工程。
 
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シャーシにアクスル(車軸)の取り付け

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床を仕上げ、下から積み上げて行くビルドアップ工法

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大型部品を取り付けてから外壁と天井、電気配線をしてから屋根

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ドアやスライドアウト等の外装部品の取り付け
 
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設備を取り付けて、完成

■2階は広々とした図書館。 記録文書や雑誌が保存されていて、本は自由に閲覧できる。 収蔵されている図書は、ホームページのRV/MH Hall of Fame Libraryにリストが掲載されている。

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 雑誌類は、こんな状態で区分けされている。

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本棚の上に陳列されている模型も良く出来ている。

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壁にはRVに関する歴史的な写真が掲示されている。

■RV/MH Hall of Fameの紹介ビデオが上映されている。 通路の壁一面には、殿堂入りした名士の写真が掲示されている。 RVメーカーやRV部品メーカーの創設者や社長、RVディーラーの社長、RV用機器の開発者など。 その人数は、300人を超える。
 
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毎年、候補者が選出され、その中から殿堂入りが決まる。 寄付金集めの一環か?

■RV関連の装備や部品、関連業界の展示もある。
 

 
 オナン社の発電機 1961-1977 Onan CCK-3RV (5.0kw)
※オナンはカミンズ社に吸収されて、ブランド名に
 

 
カミンズ社ディーゼルエンジンのカットモデル
PCは”Intel inside”だが、モーターホームの場合は、”Cummins inside”

 


 
模型やオモチャ

 
アメリカのエアストリーム販売No.1ディーラー

 

 
フランチャイズのキャンプ場KOA、機器メーカー 

  
RV用冷蔵庫、電子レンジ、ガスコンロ、オーブン、洗濯機、乾燥機

 
3way冷蔵庫 (AC又はDC電源、ガス燃焼熱による吸収式冷凍サイクル)の説明パネル
冷媒吸収式プロパン冷凍冷蔵庫の解説は、”冷却する仕組み

■RV/MH Hall of Fameの中心は博物館。 屋内には寄贈されたり寄託された約100台の歴史的なRVが展示されている。 併せて、当時のRVing風景も再現されている。

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 右側の扉が、博物館の入口。

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タイムカプセルの中には、何が入っているのだろうか?

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 歴史を遡って行く道路。 この先に展示物がある。

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入口から見た展示物。
※照明が少なく暗いので、写真を撮る方は三脚が必須。

■一部の車両を除き、乗り込む事が可能。 肌で歴史を感じる事ができる。 展示物の中で最も古いのが、1913年 Earl Trailer とその牽引車 Model T Ford。 これは、世界最古のトラベルトレーラー。 この他にも約50台の車両が展示されている。 各車両の説明については、次の記事で紹介。 アメリカのRV史と絡めた記事にしたい。 ここでは、写真のみ掲載。




■最新の工場生産ハウスが屋外に展示されている。 RV/MH Hall of Fameなのだから、RVだけではなく、MH、”Manufactured House”もという事。

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Fairmont Homesの工場生産ハウス
一般公開は2014年6月からだが、特別に見せて頂いた。
「ここで暫く休憩してね」という感じで案内されたが、
暖房されてないので少し肌寒かった。

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日本のプレハブとはイメージが異なるアメリカの工場生産ハウス。
一見、ゴージャスな平屋建てだ。
一般的な本体価格はUS$50/sqftで、坪単価20万円くらい?
このサイズの完成版を工場から陸送するのは困難だろう。 現地組み立てだ。

■最後に。 「この殿堂の運営は経済的に非常に厳しい」とNorton氏が言っていた。 それなのに、この無料入場券をくれた。 3時間も熱心に見学していたので、「寄付金を持って、また来てね」という事か?

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アメリカには、ここRV/MH Hall of Fame以外のRV博物館として、テキサス州アマリロにJack Sisemore Traveland RV Museumがある。 ここは、RVディーラーが店舗の一角に作った無料のミニ博物館だ。



<参考ブログ記事>
アメリカ縦横断 20131108 #28」※”お友達”のみ閲覧可能

<参考ウェブサイト>
rvbusiness.com
END

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    コメントありがとうございます!
    かってに載せてしまってすいません(^^;)
    キャンピングカー博物館ぜひ行ってみたいです!
    キャンピングカー生活に向けて頑張ります! 削除

    [ CampingCarLife ]

    2017/4/11(火) 午後 0:41

    返信する
  • 顔アイコン

    >CampingCarLifeさん、コメントありがとうございます。
    「かってに載せてしまってすいません」 いえいえ、全く問題ありません。 出典元のURLが記載されていたので、嬉しく思いました。

    日本でのキャンピングカー生活は米国に比べ金銭的に大変だと思いますが、実現に向け頑張って下さい!

    ふじ○

    2017/4/11(火) 午後 6:17

    返信する

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