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 アメリカ キャンピングカー博物館 その3 
Recreational Vehicle/Manufactured Housing Hall of Fame Museum
and Archival Library
You may also like ”History of RV in USA

1913 Earl Trailer and Model T Ford as the oldest Travel Trailer
 
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 展示物の中で最も古い、1913年 Earl Trailer とその牽引車 Ford Model T
世界最古のトラベルトレーラーと言われている。
LAの馬車メーカーがカリフォルニア州工科大学教授用に特注で生産した。
トレラーは1980年、牽引車は1990年に修復された。

四人掛けのダイニングテーブルはダブルベッドに変形する事が出来る。
カーキ色の室内装飾材料は当時のまま。
収納庫は、2列のベンチ下と後部ドア両脇の戸棚が用意されている。
窓には、防虫用の銅線を用いたスクリーンが掛けられている。

フォードモデルTの 青と黒のカラーリングは純正色。
色選択が可能だった最後の年の車両で、この年以降は黒のみ生産された。

牽引車とトレーラーの連結は簡素な構造。
貴重な車両なので、触れる事は出来ない。

1915 Model T Roadster with 1916 Telescope Apartment

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 1916年、サンフランシスコのメーカーが、伸縮する居室を
キャンプ用改造アクセサリー(US$100)として初期のトラックに装着。
旅行中は両側の引き出しを押し閉じて後部の区画に挿入する事ができ、
移動時の安全が確保されている。
シャワー用の温水は、エンジンの放熱器により供給される。

シャワー部を見損ねてしまった。 残念!
エンジンの熱で温水を作る仕組みは、ヒートエクスチェンジャーとして現在の
モーターホーム(日本ではBCバーノンとドリーバーデン)に採用されている。

1916 Cozy Camper Tent Trailer
インディアナ州インディアナポリスのHabig Manufacturing社が
木と布で製作した市販のテントトレーラー。
参考サイト → Vintage pop up camperYoutube動画

1928 Pierce Arrow Fleet Housecar

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 1929年の株価大暴落により豪華なハウスカー生産が終焉を迎える前、
ニューヨーク州バッファローのPierce-Arrow Motor Car Company社が
製造した3台のハウスカーの内の1台。
1920年代の最上級ハウスカーの代表。
注文生産の居室部はサンディエゴの会社から供給された。

1910年、マジソンスクエアガーデンで
アメリカ初の量産キャンパー“Touring Landau” を発表して
RV産業の先駆けとなったのは、このPierce-Arrow社。
写真は、rvvr.comより借用

1928 Wiedman Camp Body on Stewart Truck Chassis

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 ニューヨーク州北部トナワウォンダの東(バッファローの近く)の
Wiedman Body社で、このキャンパーの車体が製造された。
車体を鉄道で発送するか、或いは工場でシャーシに組み付けるかは、注文者次第。
上級モデルでは、運転席横の布に包まれた大きなパネルが倒れてベッドの台になる。
この車両は所定の位置にベッドがボルト締めされている。

1929 Covered Wagon Trailer
イメージ 9 1930年代、カバードワゴン生産の最大メーカーとなった
Covered Wagon Company社が会社設立当時に作っていたトレーラー。
このトレーラーのデザインが、そのまま会社の名称になった。
Covered Wagon Company社は殿堂入りしているアーサー・シャーマン氏が設立。
第二次世界大戦後、会社は消滅してしまった。

1931 Chevrolet Housecar
 1931年シボレーをベースに作られたハウスカーは、
パラマウントスタジオの注文品。
劇場巡業を離れて映画作りに専念させる目的で、
女優Mae West嬢にプレゼントした。
お抱え運転手付きのラウンジカーとして設計され、キャンプ用ではない。
小型ストーブ、アイスボックス、小テーブルが昼食やお茶を楽しむために
設えてある。
Mae West嬢の自宅からホテルや撮影現場への送迎に数年間使用された。
 
1931 Model AA Ford Traveler Housecar
 このハウスカーは、ある馬車メーカーと木工工芸家により作られたらしい。
床は松、家具と内装は樫と松。 フォード モデルAAのシャーシを使用した手作り車。
運転座席と助手座席は復元時に交換されたもの。
本来は背もたれの無い平らなベンチだった。

寄贈者は、1999年アラバマ州アセンズの納屋で当該車両を発見し、収得。
友人の木工職人デニス・エドワーズと2002年7月から修復を始め、
2003年6月に完成。テネシー州プラスキー在住の寄贈者ホワイト夫妻は、
この車両を”Tennessee”と命名。
修復後もエンジンは40年以上前の購入時と同じように快調だったそうだ。

1932 Gilkie Kamp King Tent Trailer

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 寄贈者ディック・ラスムッセン氏の父が50年以上も使用していた
テントトレーラー。 インディアナ州テレオートの
EP Gilkison & Sons Company社で製造された。
1920年代に創業したEP Gilkison & Sons Company社は、インディアナ州で
恐らく最も成功した製造会社。 そして、米国で先駆けとなった会社の一つ。
トレーラーの中からも外からも取り出せる食糧庫とアイスボックスが装備され、
十分な食料を詰め込む事が可能。

写真は、nccamper.tripod.comより借用

1933 Runkle Housecar on Ford V8 Chassis

  

 
イメージ 5 1915〜1940年頃にかけ、住宅建設を手掛けていたランクル氏が、
イリノイ州マコームで地元の顧客向けに少数製作した改造車両。
1933〜1947年の毎年、この車両はフロリダ州への冬季旅行に使用された。
1932年にヘンリー・フォード氏によりV8エンジンが導入され、
この車両がV8エンジンを搭載した最初のハウスカーの1台になった。

1935 Bowlus Road Chief Trailer

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 航空機の設計士でグライダーのパイロットでもあったホーレー・ボウラス氏は、
飛行機を生産すると同時にBowlus-Teller Manufacturing社を設立して
航空機の胴体設計技術を転用したトラベルトレーラー”Road Chief ”を生産。
ホーレー・ボウラス氏は大西洋横断単独飛行をしたチャールズ・リンドバーグ氏の
機体“Spirit of St. Louis”の設計にも関わっていた人としても知られている。

Bowlus-Teller Manufacturing社は、後にAirstream社に吸収される。
Road Chief”は、カリフォルニア州サンフェルナンドで約150台生産された。
現在も50台弱が残存しており、エアストリーム社”Clipper”の祖先に相当する。
分割されたアルミ製の屋根板は、絹の生地を木製フレームに張るグライダーの手法を摸倣。

この車両は、ボウラス氏が個人で使用していたキャンパー。
ボディの鏡面磨きはミシガン州エドワーズバーグのPhoenix Commarcial Paint社が担当。
 
1936年、エアストリーム社は”Road Chief”の形状を引き継ぎ、”Clipper”を生産。
その後、ボートのような先端形状を廃し、出入口を胴体側面に移した。
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1936 Airstream Clipper(左)、 1956 Airstream Caravanner(右)
写真は、OldTrailer.comより借用

1935 Covered Wagon 17’Travel Trailer

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イメージ 4 アーサーシャーマン氏が設立したCovered Wagon Company社(既述参照)の
トレーラー。1935年、Covered Wagon Company社はアメリカ最大のトレーラー製造会社になり、アメリカ国内上位6種の”House Trailer”の内の1種を生産していた。
1工場の生産記録としては、当時、1日に45〜60台のトレーラーを製造している。
外装は、薄い合板の外殻に”本物の模造皮”を貼ったモノ。
屋根は、タールを浸み込ませた紙の上に防水加工した帆布を覆い被せている。

1935 Kozy Kamp Tent Trailer
オレゴン州ポートランドで製造された初期のテントトレーラー。
屋根に硬質の素材が採用された。

1935 Kumfort Travel Trailer

 手作りの1台。 一見ファイバーグラス製に見えるが、鉄製。
鉄製の外殻は、車の廃品を積極的に採用している。
ダイニングテーブルは高さが下がり、
トレーラー内全体が大きなベッドに様変わりする。

1935 York Rambler Trailer
 ペンシルベニア州ヨークのSplit Coach社により製造。
車体全体は鉄製で、車体後部にトランクが装備された。

1936 Road-home Coach

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イメージ 4 LAで製造されたトレーラー。
1930年代半ばのトレーラーコーチの基本となる1台。
外壁には、硬質繊維板メゾナイトが採用されている。
斜めに補強材を入れた三角構造のフレームは、初期の飛行機に用いられた構造。

1936 Curtiss Aerocar trailer & International Harvester truck plant D15
1927年 最初の5th-Wheel Trailerがミシガン州デトロイトで開発される。
航空機デザイナーのGlenn Curtiss氏が設計し、
Aero-car Company社で生産された。

 
レストアされた最古の5th-Wheel Trailer。
写真は、Hindley's Garage.comより借用

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Aero-car 5th Wheelが展示されている。
写真は、Petersen.orgより借用

1937 Hayes Motor Home Travel Trailer

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イメージ 8 ミシガン州グランドラピッズのHayes社で製造される。
エンジン付きRVがモーターホームと定義される前にモーターホームの名称が
付けられた。 屋根から床まで全て鉄製にして、害虫に対応した。
この車両は1940年より前は数回使用されただけで、その後は保管された。
1990年年代半ばに発見されるまでは、移動すらされなかった。
車体の再塗装以外は、全くのオリジナル。

1937 Hunt Housecar
 
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 1935〜1945年ころ、ハリウッドの映画カメラマン、ロイ・ハントが
製作したハウスカー。 彼は映画ボゥ・ジェスト”Beau Geste”で
アカデミー賞撮影賞を受賞。
SFに出て来そうなクルマの内部は、天井が低くて窮屈な感じがする。

この車両はクルマ前方のオーナメントにより”The Star”とされ、
姉妹車”The Turtle”がカリフォルニア州の自動車博物館で巡回展示されている。
(ピーターセン 又は サクラメント自動車博物館)

この年、1937年にトヨタ自動車が設立される。

1939 Schult Nomad-Deluxe House Trailer
 1930年代後半に最もポピュラーになった中間帯のモデル。
トラベルトレーラーと移動住宅の中間に位置し、
現在のパークモデルの草分け的存在。
これまでのアイスボックスに代わり冷蔵庫、
ホワイトガソリンのコンロやストーブを装備。
1939年創業のShult社は、現存する最古の住宅製造会社。

この年、1939年、第二次世界大戦が勃発する。


<参考サイト>

<参考ブログ記事>
アメリカ縦横断 20131108 #28」※”お友達”のみ閲覧可能
END

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