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 地主とキャンパーのマッチングサービス 
Landowners could use ”Land sharing” with campers, like the AirBnB.

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LandApart のウェブサイト

■オレゴン州はキャンパーフレンドリーな州で、キャンプ場を備えた州立公園が約200ヶ所あり、RVが停泊できるキャンプ場のダンプステーション約30ヶ所は全て無料で利用できる。


そんな州のニュースサイトOregon Public Broadcastingを眺めていたら、面白い情報が入って来た。

2016年7月11日の記事 「'Land Sharing' Opens Private Land To Campers」がそれ。 (原文は下記)

You’ve heard of car-sharing. Now here’s “land sharing.” A Portland start-up is expanding the share economy concept to private landowners and campers. A new company called LandApart follows the AirBnB model, but for campers. People who want to camp or rent a cabin in a beautiful area can pay a private landowner for access. CEO Ven Gist says the company is in part a response to sometimes-crowded public lands that are often not reservable. “We’re basically collaborating with landowners to open up new wild spaces that people can find and book for truly secluded, unique outdoor experiences,” Gist said. Campsites on the website right now average between $30 and $40 per night. Gist says that since the company launched a couple months ago, about 40 landowners in the Northwest have signed up to host campers.


■記事の概要は、次の通り。 若干の補足も加えた。

”カーシェアリング”の次は、”ランドシェアリング”。 ポートランドで創業した会社が共有型経済構想(the share economy concept)を私有地の地主とキャンパーに広げている

LandApartという新会社がAirBnBのビジネスモデルを模倣している。 AirBnBは家屋やキャンピングカー等の宿泊施設をシェアする仲介システムで、土地やキャンパーは対象としていない。 新たな仲介システムは、(景色の良い)私有地でキャンプしたい人や小屋を借りたい人は、その地主に賃貸料を払えば立ち入り出来る、と言うもの。 2ヶ月前にスタートしたウェブサイトをチェックしてみると、今日現在の登録は60ヶ所弱で、その殆どがアメリカ北西岸の州。 1泊当たりの平均金額はUS$30〜40だが、US$100を超える場所(キャビン)もある。 宿泊用途のみならず、結婚式等のイベント用に貸し出しする土地もある。

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LandApart のウェブサイト

■有料貸出は、手数料や私有地/施設の保全費用引当の為。 この理由は理解できるが、やはりキャンプするのは無料の場所がいい。(残念だが、無料ゆえ事前予約が出来ないし、その場所の独占も出来ない)  しかし、有料なら事前予約も独占もOKだ。 貸出地が素晴らしい景勝地であれば、お金を出してでも利用したいと誰もが思うハズ。 どうしても、と言う場合はLand sharingに登録された場所=第三のキャンプ地に停泊してみたい。

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LandApart のウェブサイト

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地図で場所の選択が可能で、Airbnbと似たようなウェブ形態。
現在の登録は60ヶ所弱で、その殆どがアメリカ北西岸の州。
上図で表示されたものが、現時点で登録された全てとなっている。


アメリカ 第三のキャンプ地として勝手に定義してみた。
1st 第一:キャンプが許可された未開の土地
     Dispersed Camping Areas within Federal/Public Lands
2nd 第二:公営、若しくは私設のキャンプ場
     Public/Private Campgrounds
3rd 第三:地主がキャンプ地として提供する私有地 Shared Lands
     Private Lands come from Land sharing


<ここから追記>
類似ウェブサイトも載せておかないと不公平だと思い追加しました。

◆個人所有のキャンプ地が登録できるウェブサイトは、これまでもあった。 それは、HIPCAMP。 2013年の創設当初はカリフォルニアが主体のキャンプ地検索だったが、いつのまにか全米に対応し、更に個人所有のキャンプ地まで追加されている。 写真掲載が多くてキャンプ地のイメージが掴み易いが、地図からの検索やRV用ドライサイト検索に難がある。 テント向けのキャンプサイト登録が多く、RVerには向かないウェブサイト。

個人所有地を優先的に表示する機能は未対応で、そこが最も残念な点。

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2013年のガバメントシャットダウンもサイト創設の一因となった”HIPCAMP
LandApartよりも先に個人所有のキャンプ地を登録できるようにしているが、
地図からキャンプ地を選択するというよりは、写真イメージから選ぶというスタイル。


◆変わり種として、自宅の庭をキャンプサイトとして有料貸出する方を登録したウェブサイトがある。

それは、”CampinMyGarden”。 全世界を対象としたサイトで、アメリカでの登録は未だ少ない。

Space for caravansでフィルタリング出来れば、RVerは嬉しい。

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"Airbnb of Tent Camper's" CampinMyGarden


<追記はここまで>



イメージ 10 イメージ 11
やはり安いのが一番。 こんな看板を見かけると、ついつい入ってしまう。(笑) 

■ところで、無料の停泊場所を探すなら、後述のウェブサイトがお勧め。 時間を掛けて調査すれば、無料、且つ景色の良いサイトが見つかる。 例 → 「Places Where I've boondocked in the US ブーンドッキング

下記3ウェブサイトは、以前の記事
Find Free Campsites」で紹介済みだが、改めて掲載。

Freecampsites.net is dedicated to becoming the primary source
for information on free campgrounds and boondocking locations.
http://FreeCampsites.net/
”タダ”、若しくは”US$12以下”でキャンプ可能な場所の名称と位置、
場所の体験評価を掲載しているサイト。 僕が知っている無料のキャンプ場で
掲載されていない場所もあるが、掲載数や操作性は群を抜いて素晴らしい。
登録されている場所は、公共の土地や施設隣接の私有地など。

<2017年4月 追記> 大型ショッピングセンターやガソリンスタンド等の
オーバーナイトパーキングが許可された駐車場も追加掲載された。


無償で自宅の敷地に停泊させてくれる方々が登録されていて、
地主への謝礼は禁止されており、全てが善意で成り立っている。


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https://HarvestHosts.com/ 有料会員制のウェブサイト
海外からのアクセスには、Eメールアドレスを登録する必要がある
会費はUS$44(2016年)。
24時間限定でワイナリー等の農園、農場/牧場、博物館、
自然保護地等が無料で借りられる。
 基本はフックアップ無しのドライキャンピングだが、
中にはフックアップ可能な場所もある。
また、数日停泊可能な場所もある。 登録されているエリアは北米のみ。

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現在、約500ヶ所のホストが登録されている。 


掲載されている場所は少ないが、使い易いウェブサイト。
HP表紙のキャンプ地は、映画撮影で超有名なローンパインのAlabama Hills

地図が使い易く、現地写真の掲載が嬉しい。
但し、ユーザー登録してサインインしないと写真の一部しか見られない。


http://www.Boondocking.org/
グーグルマイマップ等で使えるGPXデータが無料でダウンロードできる。
ドットORG”.org”のドメインだが、非営利団体ではなく
プライベートだと思われる。※ORGドメインは、取得制限なし

僕が実際にBoondockした数ヶ所について位置を確認してみたが、位置=
緯度経度が大きくズレている個所があった。 データ使用は、注意を要す。
2017/04/19 現在、登録地点 236ヵ所(最後尾は、ID416)

<2017年4月追加>
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Google MyMaps ”Boondocking with Pictures
個人が登録した停泊地の位置データを公開したグーグルマイマップもある。
ここで紹介するのは写真も貼付された親切なマイマップで、
制作者は過去に停泊した有料/無料の様々な停泊地を登録している。
2017/04/19 現在、登録地点 241ヵ所
2017/06/21 現在、 登録地点 252ヶ所


■場所にこだわらなければ、停泊場所の選択肢は大きく広がる。 夜通し駐車が認められている場所なら、停泊は可能。 但し、車中泊が前提で、キャンプとは形態が異なる。 以前の記事で紹介済みだが、改めて紹介。

キャンプ場以外の停泊地 ↓
 
 
 Z字の順で、大型ショッピングセンター、カジノ、
大型スポーツ用品店、トラックストップなど、
オーバーナイトパーキングが可能な駐車場がある。
許可取得や保安員への声掛けを励行。

が実際の無賃停泊旅行記事。


■その他、無料停泊や宿泊費節約に関連する記事は下記通り。

Dry Camping、Dispersed Camping、Rest Areas、Dump Stations
ドライキャンピング、ヂスパーストキャンピング、
ハイウェイのパーキングエリア、RV排水施設など

Dry Camping」 in the Mather Campground, Grand Canyon Nat'l Park

無料の「Dispersed Camping」 near Grand Teton Nat'l Park

駐車エリアの条件や州のルール次第では、パーキングエリアでの停泊は不可(厳禁)。

アメリカには無料のダンプステーションが数多くある。 知っていれば得をする。





■アメリカの意外な停泊場所について紹介してきたが、これらはRV又は車で停泊が可能だ。 さて、記事の前半で紹介したLandApartは、正にAirBnBのパクリだと思う。 未だ ウェブサイトの完成度はAirBnBに比べ低いし、情報が不足している。 この状態なら、ビジネスモデルのライセンスをAirBnBに売り、LandApartはAirBnBと統合した方がユーザーとしては便利で使い易い、と思った。 RV旅行でもAirBnBに掲載されている宿泊施設に泊まってみたいし、RVで乗り付けて別のキャンピングカーやトラベルトレラーに泊まるのも面白そうだ。 アドバンテージに乏しいLandApart社のビジネスが、この先成長するとは思えないのだが・・・。

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2008年創業、191ヶ国で展開するAirbnbは貸す人と借りる人を結び、
1000万件の仲介実績を誇る世界最大手の空き部屋シェアサイト

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当然、日本語サイトもある。
使用しているブラウザが日本語でアクセス元が日本だと
https://www.airbnb.com/が閲覧出来ない。
HP末尾の言語選択で英語も可。

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Airbnbの地図 https://www.airbnb.com/s/
地図で宿泊場所を確認してみると、日本の登録者は想像以上に多い。
上図は幕張の国際見本市会場の周辺をチェックしてみた時の地図。
表示されている数は、19ヶ所。 部屋の写真や利用者のコメントも見られる
(イベント期間中、京浜幕張駅周辺ホテルでの空き部屋確保は大変だからAirbnbへ)


■上記で好き勝手な事を書いているが、日本でも(農耕地だけではなく)キャンプ地としてのランドシェアリングが普及し、色々な場所でキャンプが出来たら嬉しい。 それと、アメリカのウェブサイト同様に無償で自宅の敷地に停泊させてくれる方々の登録も大歓迎だ。 テレビ東京の番組「Youは何しに日本へ」に登場した方々の中にはテント泊で民家脇の空き地や車庫で野営している外国人もいた。 民泊もいいが、善意の援助を遠慮して可能な限り自力で旅をしている方の手助けにもなる。 援助を遠慮している人を手助けするのは何か矛盾するが・・・



<ここから追記>
有名なキャンプ場やRVパークが検索が出来るウェブサイトも載せておきます。


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RV Park Reviewsは、RVer必見のRVパーク評価ウェブサイト。
地図からRVパークやRV対応キャンプ場を選択するのがメイン。
一目で料金や設備が分かり、かなり辛口な評価もあるので選択の参考になる。


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RVParkingは、施設/装備をフィルターにしてRVパークが選択できる。
評価も掲載されているが、上記のサイトにはかなわない。


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公営キャンプ場やRVパーク等の予約を一手に引き受けるウェブサイト。
公営レジャー施設予約窓口を独占していたが、
最近は他のウェブサイトでも可能になって来た。
キャンプサイトのレイアウトが分かり、サイトを指定して予約/決済する。
民間のELSKOA等もこのサイトで予約可能。


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GuestRated
ここもRVパーク/キャンプ場の評価が主体で、現地の紹介写真は少ない。
RVパーク等のコンサルタントMacKinnon Campground Consultingが関与している。


イメージ 23イメージ 22 
It is forbidden to access to the website ; Ultimate campgrounds
スマホのアプリとしてダウンロード可能。

<追記はここまで>


メモ
◇”Land Sharing” は、”Land Sparing”と共に農業/林業分野の成句として用いられる専門用語。 従って、未だ日本の英語翻訳サイトには登録されていな。
参考 → http://ejje.weblio.jp/content/Land+Sharing
時々参考にするスラング専門のオンライン辞書http://www.urbandictionary.com/にも掲載されていない。

”Land Sharing” と”Land Sparing”の意味、及び違いが分かるサイト
国連の外郭機関 国際林業研究センター Center for International Forestry Research CIFOR / Forests News
北大 農学部/大学院農学院 森林生態系管理学研究室
資源生産と生物多様性の保全を両立する土地利用方法として、
 人工林に広葉樹を混ぜて同じ土地で生産と保全を行う「Land sharing (ランドシェアリング)」と
 保護区の設置により生産と保全を分ける「Land sparing (ランドスペアリング)」
の2つの方法がある。
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◇オレゴン州ポートランドのLandApart社と同じ呼称(アルファベット並び)の”LANDAPART SHIRT”が、小林資幸氏が運営するメンズブランド、PHINGERINより発売されている。(2012年)  「ランド・アパート」とは、「ランド=リゾート」でも、「アパート=自宅」でも着られる、と言う意味で使用されている。

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◇LandApart社の名称は、多分Land a part から。 「一部を上陸させる」、「一部を手に入れる」、Land a part of private lands 「土地の一部を提供してもらう」と言う意味ではなかろうか?

END

この記事に

  • おはようございます。

    日本に住んでる人よりもアメリカ在住者に役に立ちそうな情報が
    満載の保存版の記事ですね。また読み直したいです。

    アラバマヒルズは昨年の今頃かな二泊三日で行ってきましたよ。
    ローンパインのモーテル泊でしたが次回はブーンドッキングでも
    したいですね。

    マチス

    2016/7/22(金) 午前 11:32

    返信する
  • 顔アイコン

    >マチスさん、おはようございます。モチベーショが凄くアップするコメントありがとうございます。 便利に使っていただけると、嬉しいです。 記事がごちゃごちゃになりましたが、サイトの紹介を追加しました。

    アラバマヒルズに直ぐに行けていいですね〜。 ロッポンギヒルズなら直ぐに行けるのですが・・・(笑) この屋上は、砂漠とは真逆の景色ですが、富士山も見えていいです。

    ふじ○

    2016/7/23(土) 午前 3:34

    返信する

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