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 Chicago, the citiy with many skyscrapers 摩天楼の街 シカゴ 
on Nov. 8 to 9, 2013 追懐 ”その1

シカゴの高層ビル
イメージ 1
Skyscrapers in downtown Chicago,
view from a viaduct of I-90 WB with a traffic jam
渋滞したI-90の高架橋から、シカゴの摩天楼を臨む。
最も高いのが、1974年にシアーズ本社として完成した
Willis Tower (左の黒いビル)。
2番目は、2009年竣工のTrump Int’l Hotel and Tower
(中央右の銀色に輝くビル)。
(写真は、左右2枚を合成) Photographed on Nov. 9, 2013

■初めてシカゴを訪れたのは、3年前の2013年11月初旬。 街路樹が紅葉し、秋真っ盛りの頃だった。 この1か月後から北米は大寒波に見舞われ、翌年の1月にシカゴは氷点下20℃を下回る。 日本へ戻ってから、その様子を報じるニュースをテレビで見ていた。 (enWiki) 緯度は函館と同じくらいだから、冬は寒いはず。 そんな場所にニューヨーク、ロサンゼルスに次いで大きい、アメリカ第三位の都市 シカゴがある。

”Begin Historic Route 66” sign on the east beginning of the Adams Street
アダムズ通りに設置されているルート66の起点を示す看板
Photographed on Nov. 9, 2013 撮影地点のGoogle Street View

■ルート66の起点を見る為だけにシカゴへ来た。 大都市よりも僻地が好き。 市内を観光する計画は全く無い。 この時点ではアメリカ大陸をRVでキャンプしながら移動し、既に約1万8千キロ走破。 大陸横断の復路は、シカゴからルート66に沿って西へ移動しながら、沿線の街を観光する計画だ。 従って、シカゴ観光の予備知識は”アダムズ通り Adams St.”のみで、それ以外は調べていない。

I-90 WB ダンライアン エキスプレスウェイ Dan Ryan Expressway (enWki)
を北に向かい、イリノイ工科大学(IIT)を過ぎると、シカゴの摩天楼が見えてくる。
撮影地点のGoogle Street View
右のレンガ造りのビルは、Main Building of IIT
左は駅で、電車 CTA Red Lineがハイウェイ上下線の中央を走っている。
この場所を上空から撮影したのが、次の写真。
Photographed on Nov. 8, 2013

■とは言え、シカゴは金融、文化、交通の要所。 ギャングが暗躍した街でも有名。 禁酒法時代の酒類取締局捜査官エリオット ネスとギャングのアル カポネの対峙が映画”アンタッチャブル(The Untouchables)”で描写される等、映画やTVドラマのロケ地が多い。 ”フロアード(Floored)”で記録されているフロアトレーダーは、先物商品取引所として有名なシカゴ商品取引所(CBOT:Chicago Board of Trade)。 サウスダコタ州での発見から法廷闘争、そして760万ドルで落札される競売迄の紆余曲折が描かれた”Dinosaur 13” (CNN Film)の全身化石 ティラノサウルス’Sue’は、フィールド自然史博物館(Field Museum of Natural History)に展示されている。 イリノイ ミシガン運河(1848 Illinois and Michigan Canal)、イリノイ セントラル鉄道(1851 Illinois Central Railroad)、映画”大空港(Airport)”のモデルとなったオヘア国際空港O'Hare International Airport)等の交通機関も含め、観光したい場所は少なくない。

上下車線を合わせると16車線以上ある巨大ハイウェイが、シカゴの大動脈。
上空からの写真は映画”Source Code(ミッション: 8ミニッツ)”より借用。
(爆発の炎は、映画のCG)
Source Code”(2011)は、ブロークバック マウンテン
(Brokeback Mountain)”(2005)で一躍有名になった
ジェイク ジレンホールが主演。邦題は、”ミッション: 8ミニッツ
電車Red Lineからの風景は、こちらイメージ 2
IIT Research Institute屋上からの風景は、こちら


■シカゴが属すクック郡は広大な平地で、約4億3千万年前のシルル紀の硬岩層が基盤となった安定陸塊。氷河期には、カナダのハドソン湾を中心にローレンタイド氷床(Laurentide ice sheet)が数万年単位で進退を繰り返し、イリノイベイスン(Illinois Basin)やミシガンベイスン(Michigan Basin)に堆積した洪積世の地層を削って平坦にしたらしい。 氷河が後退した後は特徴的な無数の氷河湖が残された。 巨大な五大湖も氷河湖で、ミシガン湖は氷河突端のミシガンローブ(Lake Michigan Lobe)が残した湖。

氷河ミシガンローブの突端周辺には、シカゴ湖(Lake Chicago)が存在した。
図は、ミシガン州立大学 geo.msu.edu ”Major Glacial Ice Lobes”より借用。

■シカゴは、イリノイベイスンとミシガンベイスンの境に位置し、比較的浅い地下はレモント層(Lemont Formation)と呼ばれる非常に硬い岩盤。 土木技術者の間では”シカゴ硬土層(Chicago hardpan)”と呼ばれている。 Deep Foundations Instituteによれば、岩盤は深さ100フィート(約30m)にあり、ここに高層ビルの杭を打ち込む。 東京周辺のビル建設で杭打ちする層と比べ、遥かに硬くて安定した岩盤。 これが名実共に超高層都市誕生の土台になっている。

東京都庁舎の杭は東京礫層に固定されているが、
シカゴに比べ硬い層とは言えないようだ。
シカゴの表層は東京礫層と同じ洪積世の層で、
杭は更に下層のレモント層に打ち込まれている。
図は、日本車輌製造株式会社の”アースドリル工法”を借用し、追記。

■19世紀末のシカゴ大火(1871 Great Chicago Fire)以降、耐火構造が取り入れられて出来上がった摩天楼。 近代的な鉄骨構造が採用され、世界に先駆け高層建築群(Skyscrapers)の都市に発展。 当時建設されたビルの多くは現在も使用されいる。 その後も鉄筋コンクリート構造等の様々なタイプの超高層ビルが建設されると、シカゴは高層ビルの博物館とも言われるようになる。

ルート66の両側が掘削され、高架橋のような道路になってしまった。
映画”Source Code”では、白いバンで逃げる爆破犯人が捕まる場所。
 Route 66 Newsでも、この動画が取り上げられている。
写真は、下記のYoutube動画より借用。

■高層ビル建築用セメントの多くは、シカゴ郊外の”Vulcan Quarry”(Google Maps)から供給されている。 石灰岩の採掘で地面が掘り下げられた結果、周辺地盤に危険が生じ、この区間を通過するルート66は閉鎖され、迂回せざるを得ない事態に陥ってしまった。

道路に亀裂が発見され、ルート66のMcCook区間は1998年に閉鎖された。
が参考になる。写真は、ROUTE 66 – 66 days on and off Route 66 より借用。

■シカゴのニックネームはWindy City”。 シカゴは特に風が強い場所ではなく、名付けられた理由は風ではない事は確か。 Windyの比喩的な使い方として、「得意げで話し好き」がある。 19世紀半ばから20世紀にかけ、シカゴでは各党の大統領候補者指名大会が開催され、そこで長話する政治家が多かった事から。 また、1892年万国博覧会の候補地としてニューヨークとシカゴが争った際、シカゴ市民の駄弁を掲載したNYの雑誌からという説。 別の説では、内陸の夏は酷暑なので、ミシガン湖沿いのシカゴの涼しさを観光客に宣伝する為とも言われている。 現在は凄まじいビル風が吹くかも。

The Wyoming Wind Sock, located just in front of the building of
Chain is cocked at a 75 degree angle, you ought to “beware of low-flying trains.”
アメリカで最も風の強い地域は、ワイオミング州南東部の州都シャイアンか?
チェーンが吹き流しの代役。 列車が吹き飛ばされる風速まで分かる!

■シカゴと言えば、シカゴ。 1667年に結成されたロックバンド、シカゴ結成の地。 元は”シカゴ トランジット オーソリティ(Chicago Transit Authority)”で、シカゴ交通局と全く同じ名称。 シカゴ交通局からの苦情で改名したが、新名称”シカゴ”はシカゴ市からの苦情は無かったようだ。 洋楽好きの僕がカラオケで歌うのは、・・・(割愛)。

メンバーの背景は、現在の活動拠点ロスではなく、やはりシカゴ。
この人物と風景の合成画像は、日本人が創ったのでしょうね。

ここから先は、動画Youtubeを再生しながら、進行。


■ここは、ブログの中盤。 冒頭では、2013年に撮影した数枚の写真を掲載した。 僕は沢山の写真を掲載したいが、出来ない訳がある。 と言うのも、シカゴ2日目は家内と大喧嘩。 始まった理由は、写真撮影が原因。 だから、彼女は当該記事の写真を見ると、苦い記憶を呼び起こしてしまう。 故に、高層ビルが中心になるので、悪しからず。 ここからは、順を追って旅行時の写真を掲載。 (残りの写真は後日の記事で掲載したい)

白い角が2本生えている黒いビルは、
アメリカで2番目に高いWillis Tower (旧称Sears Tower)。
展望台Skydeck(US$22.00)がある。 View from I-90 WB (Google Street View)

CTA Orange Lineの背後にあるのは、Michigan Condominiums in South Loop。
左端は、シカゴで最も高いタワーマンション One Museum Park

ノロノロ運転を強いられるが、景色が良いので旅行者にはちょうど良い。
 
夕陽で金色に染まる摩天楼。
輝くタワーマンションは六本木ヒルズと同じくらいの高さ。
渋滞のお蔭で、RV車内から望遠レンズで撮影出来た。 (写真は、左右2枚を合成)

ビルの高さは、近くでは分かり難いが、遠くからは良く分かる。
この写真で最も高いビルは、Aon Center (旧称the Standard Oil Building)。
右端の2本煙突は、301 Steam Generating Power Plant (Google Maps)
撮影地点のGoogle Street View

シカゴ クック郡のランドマークは、下記サイトに掲載されている。

 このブログの最後は、主なビル名を表示した写真にしよう。 
 製作に手間が掛かるが、面白そうだ。

旧Route 66(Adams St)の高架橋。 (Google Street View)
歩道のフェンスデザインは、シカゴでは標準的。
ここI-90 John F. Kennedy Expressway、通称”ケネディ” は渋滞で有名。
”How is Kennedy?”と言えば、「混んでる?」との意。

ダウンタウン北部のビル群。 最も高いのが、John Hancock Center
左隣は900 North Michigan。 右隣りはWater Tower Place、続いてPark Tower
Park Tower東には、シカゴ大火で焼け落ちずに残り、
唯一現存する建物 Water Towerがある。


 Tips for RVers 

 
No Campgrounds and RV Parks within a 20-kilometer radius.
So, we stayed overnight parking at a Cabela's with permit,
37 miles from downtown Chicago. (Google Maps)

You can stay at a nice gravel lot for free, 67 miles from downtown Chicago,
where not on Google satellite yet. (Google Maps)
on Google satellite in 2017

Or Truck Yard ”Chicago McCormick Place Marshalling Yard” in downtown
with US$35 a night and no amenities. (Google Maps)

Blackwell Family Campground is the nearest but 33 miles from downtown.
US$30 a night, just electric available. (Google Maps)
You may refer to ”Illinois Camping Directory

シカゴの1日目は、インターステーツでダウンタウンを通過したのみ。
60km郊外のアウトドア用品店の駐車場へ移動し、許可をもらって停泊。


その2”へ続く。 Continue reading #2


<参考ブログ記事>
 アメリカ縦横断 20131108 #28 (公開制限有り)
 アメリカ縦横断 20131109 #29 (公開制限有り)

<参考サイト>
The Electronic Encyclopedia of Chicago ”Glaciation
交通機関 CTA情報 https://sharehouse.in/jpn/sharelog/detail/11326/ (日本語)
END

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    シカゴのことを興味深く読ませてもらいました。
    定年後作家活動をしていますが、その作品(今年6月Kindle本出版)の背景が1900年前後のシカゴという設定なので、いろいろとその周辺のことを調べていたので、できたら一度行ってみたいとも思っていました。

    それとグループとしてのシカゴには想い出がたくさんあります。1972年、入社間もないときに、大阪のフェスティバルホールでコンサートがあり、音楽好きの先輩に誘われて初ライブを経験!最高の体験でした。その時にフェスティバルで録音されたコンサートはライブアルバムとして発売され今でも大切に持っています(もちろんアナログLP)

    tosh

    2016/9/24(土) 午後 2:21

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    >Toshさん、コメントありがとうございます。
    僕が興味ある部分だけブログ記事にしていましたが、興味深く読んでいただけたようで、嬉しいです。

    作家活動されていたんですね。 凄いです! 僕には無理かなぁ? でも、僕にも可能性はありますか?(笑) シカゴは凄い街ですね。 上辺だけ見て来ましたが、歴史ある街なので体験するには時間が掛かりそうです。

    ピーターセテラのシカゴ、僕も大好きです。彼らのコンサートは未経験ですが、ナマで聞いてみたいですね。 レーザーエッチングのLPを購入する程好きでした。 好きなバンドは他にも沢山あって、書ききれません! いい思い出のおすそ分け、ありがとうございました。

    ふじ○

    2016/9/25(日) 午前 0:19

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