ここから本文です

書庫全体表示

 日本に関係していた 冶金の男 
モンゴル北部、ダルハン(Дархан Darkhan)に建っている鉄の像を見つけた。

イメージ 1
Төмөр хүний хөшөө Google Street View
写真は、angara.netより借用。

■モンゴルは世界で最も人口密度の低い国だが、世界で最も高い経済成長率を誇っている。 カシミアの世界総生産量の25%以上を生産していて、労働者全体の3分の1は農林水産業に携わっている。 GDPに占める農林水産業の割合は約14%。 ところがGDP第一位は鉱工業で、20%を占める。 広大な草原での牧畜がモンゴル経済の基幹産業だと思い込みがちだが、世界最大級の鉱物資源埋蔵量を誇り、石炭や銅、金、蛍石、鉄鉱石、ウラン、レアアース等の採掘が経済成長の柱となっている

Төмөртэйн орд (トゥムルティ鉱床 Google Maps)
写真は、uuluurhai.mnより借用。

■鉄鉱石の推定埋蔵量は10億トンで、実際に採掘可能なのは6億トンらしい。 (最新情報では、21億超の埋蔵量) モンゴル北端のセレンゲ県にはトゥムルティ(Tumurtei)鉱床、トゥムルトルゴイ(Tumur Tolgoin)鉱床、バヤンゴル(Bayangol)鉱床がある。 ダルハンの東北東 約100kmのトゥムルティだけで、埋蔵量は2.6億トン。 このような背景の基、ウランバートルの北方約200kmに位置するダルハンは、1993年より冶金の町として発展し、モンゴル第二位の都市(12万人)になっている。

Youtube Darkhan Metallurgical Plant (2016/12/19 に公開)

Darkhan Metallurgical Plant (Google Maps Home Page)
写真は、Youtube Ган урсгал(鉄の流れ)より借用。

■ダルハン郊外にはモンゴル最大の国営製鉄所 Darkhan Metallurgical Plantがあり、日本の支援を得て1993年に竣工。 建設費は8,000万米ドル。 湿式精鉱した鉄鉱石の製錬や鉄のスクラップから年間100万トンの粗鋼を生産する。 この工場へ向かう道路と幹線道路のT字路に冒頭の鉄人が立っている。 リバティ島の自由の女神が送り主のフランスを向いていないのと同様に、ダルハンの鉄人は日本に向いていない。

写真は、Youtube Ган урсгалより借用。

※ 日本の政府開発援助ODAが製鉄所の建設に関与しているか否かを外務省のホームページで調べてみたが、掲載が無かった。 残念ながら、経済、技術支援の詳細は分からない。

写真は、olloo.mnより借用。


<関連ブログ記事>
 アリゾナ州カエンタ(Kayenta)の石炭採掘会社 ピーボディ

<参考サイト>
vip76.mn
uuluurhai.mn
wikimon.mn
 Дархан төмөрлөгийн үйлдвэр (Darkhan Metallurgical Plant, Law break)
wiki Дархан (ダラハン)

Youtube

  (Darkhan Metallurgical Plant - Khandgait Iron)

1946年にロシア語のキリル文字が導入されたが、約10年前より小中学校では伝統的なモンゴル文字を教えている。 ブログ記事を書くにあたり、モンゴル文字の文章を翻訳し、理解するのは大変だった。

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
  • 名前
  • パスワード
  • ブログ

開くトラックバック(0)

本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事