ここから本文です

書庫全体表示

★ASA樹脂 (耐候性ABS)


POPTOPの材質 〜 BASFのLuran

プラスチック素材辞典
略記号:ASA
英語名:acrylate styrene acrylonitrile
ABS樹脂のB成分(ブタジエンゴム)の代わりに、弾性のあるアクリレートを用いた樹脂である。

特性解除
基本特性はABS樹脂 と似通っているが、ブタジエンゴムを含まない分、耐光性にすぐれている。
耐候性がすぐれており、屋外で使用されることが多い。
•美観にすぐれている。
•耐薬品性はあまりよくない。
•耐有機溶剤性は悪い。
•耐酸性、耐アルカリ性には不溶。
•耐アルコール、耐鉱物油、耐強酸、耐強アルカリには侵される。

自動車の外装部品(ドアミラー・ボディー)



略記号:ABS
英語名:acrylonitrile butadiene styrene, ABS resin
日本語:アクリロニトリル、ブタジエン、スチレンの共重合体

•アクリロニトリル(AN)とブタジエン(BD)、スチレン(ST)の頭文字を取ってABS樹脂と呼ばれている。
•実際にはブタジエン系ゴム(PBD、SBR、NBR)の存在下で、スチレン、アクリロニトリルをグラフト共重合して製造されている。
 
特性
•ABS樹脂は、アクリロニトリル(AN)、ブタジエン(BD)、スチレン(ST)の結合方法が製法によって異なる。
•アクリロニトリル(AN)、ブタジエン(BD)、スチレン(ST)の成分比を変えることで多くの種類が製造可能。
•非晶性であり、一般的には不透明な樹脂である。
表面光沢にすぐれ、任意な着色も可能なため、外観部品としてデザインの多様性を与える
•着色性・めっき性にすぐれる。
•酸やアルカリ、無機塩などの無機薬品には強いが、ケトン、エステル、塩素化炭化水素などには溶解してしまい、アルコールや炭化水素には不溶だが長時間浸漬すると膨潤する。
•極性をもつ樹脂、ゴムとの相溶性があり、ポリマーアロイに広く利用される。
耐候性は、ブタジエン成分の紫外線劣化のため良好でなく、表面変色と光沢劣化する。
•すすを出して燃え独特な臭気を発生する。
剛性があり、堅牢で、機械的性質はバランスが取れており、成形性も優れている。
引張り強さ、曲げ強さ、衝撃強さ、クリープ強さなどにすぐれる。
•衝撃強さは種々のものが販売されている。
•耐熱性は、一般的な用途で使用する範囲では充分である。
•荷重たわみ温度は、80〜110℃で、耐寒性にもすぐれており、幅広い温度で使用可能である。
•耐熱性を高めた耐熱性ABS樹脂も供給されている。
•電気的性質は、広い周波数範囲にわたって良い絶縁性を示し、温度や湿度の影響をほとんど受けない。
•誘電率もきわめて低く、60〜103Hzの周波数では変わらない。
成形加工性にすぐれ、射出成形、押出成形、カレンダー加工、中空成形などあらゆる加工技術が可能である。
•成形収縮率が小さい。
•成形前に予備乾燥が必要である。



英語名:polycarbonate
•一般に二価のヒドロキシ化合物と炭酸との縮合によってつくられるポリエステルの一種である。
•工業的に生産されているものは、ビスフェノールAタイプの非晶性の芳香族ポリカーボネートである。

特性
柔軟性に劣る
•汎用エンプラでは唯一の透明性樹脂で、光沢も良好である。
プラスチックの中では抜群の耐衝撃性を有する。
•引っ張りに対する強さが高い値を示す。
疲労特性は、ポリイミドやポリアセタールより劣っている。
•クリープ特性に優れている。
•耐熱性が良好で、低温特性にもすぐれ、非常に広い温度範囲(-100〜140℃)で使用が可能である。
•機械的性質は低温から高温まで非常に強い。
•荷重たわみ温度が、荷重1.86MPaで120〜125℃、荷重0.46MPaで130〜135℃ともっとも高い分類となる。
•荷重の大小による荷重たわみ温度が大幅に変化しない特徴がある。
•光に安定で、加工時の酸化は少ない。
耐候性が良好で、過酷な直射日光、風雨、気温の変化に耐える。
•アルコール、油、弱酸などには耐性がある。
•強アルカリ、芳香族炭化水素、塩素化炭化水素には膨潤又は溶解する。
•ソルベントクラック、ストレスクラックが起こりやすい。
•非晶性のため耐摩擦・摩耗性は良好でない。
•電気的性質にすぐれ、140℃までほとんど変化しない。
•吸水率は、最大0.36%で、吸水による歪みが起きず、寸法安定性にもすぐれる。成形収縮率、線膨張係数も小さく、長時間の経時変化も少なく、精密成形品に適する。
•自己消火性である。
•毒性がなく、水、弱酸に強い。
•成形前に予備乾燥が必要である。

END

本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事