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この記事はバックアップ記事です。

 Is it safe/legal to sleep in your car in a rest area?  
There is No Loss in you knowing that.
知っていて損は無い、アメリカのレストエリア事情

Overnight stop at a rest area is
a hassle-free way to get some shut eye, but...

オーバーナイト パーキングとは、夜通し駐車する事
日本とは異なり、路上や路肩等でのオーバーナイトパーキングは許可取得を要す。
Refer to State / Traffic Codes or Local Ordinances

■車でアメリカ旅行する際、レストエリアについて予め知っておいて欲しい事柄が幾つかある。 様々な情報を以前のブログ記事で紹介してきたが、この記事では、レストエリアでの車中泊について解説したい。 英語では、”Overnight Parking (オーバーナイトパーキング)”と呼び、車内に滞在する/しないに関わらず夜通し駐車する事を意味する。 レストエリアでの車中泊は、”Overnight Parking at/in/within a Rest Area”となる。

アメリカのレストエリアやハイウェイを紹介した以前の記事

日本ではサービスエリア、又はパーキングエリアだが、アメリカでの呼称は様々。
イメージ 1
地図は、FHWA National Highway Systemより借用


■乗用車での車中泊は室内空間の狭さや寒暖対応に苦慮する。 しかし、キャンピングカー(モーターホーム等のRV)は就寝可能な車両なので、停泊が許可された場所なら快適に車中泊が出来る。 通常は、キャンプ場やRVパーク等の停泊施設に停めるが、その殆どが有料施設となる。 予算や時間に制約がある場合は、レストエリアでの無料停泊も選択肢の1つに加えたいのだが...


疑問:アメリカのレストエリアで 車中泊は出来るのか?
Is Overnight Parking in a Rest Area legal/lawful/possible in the US?

■日本では全く問題無いが、アメリカではどうか? 州により異なる法律や治安も関係するだろうか? こんな疑問を持ったのは、7年前の事だった。 当時、キャンピングカーでアメリカ大陸を旅行するのが楽しくて、安全で安心なキャンプ場やRVパーク等に停泊していた。 その後、アメリカ大陸を縦横断する旅に発展。 都合5回、延べ約5万キロの旅行で、この疑問を払拭した

アメリカモーターホーム旅行を紹介したブログ記事

イメージ 2


■旅行前のインターネット等による事前調査、旅行中の現地視察、実際の体験、旅行後のアメリカ人キャンパー達(特にフルタイマーのRVer)のブログ記事閲覧やコメント欄への参画を通じ、ようやく公開できる記事(結論)を書くことが出来て、嬉しい。


結論:アメリカのレストエリアでは、車中泊が出来る!
車中泊禁止の場所もあるが、眠るだけならオトガメ無し (但し、駐車時間制限内で)
You may get a ticket listed a "failure to obey a highway sign,"
if you break the Parking Time-limit.


■僕が実際にレストエリアやウェルカムセンターに停泊したのは、4ヶ所。 停泊はしなかったが、深夜走行で偵察したレストエリアは数えきれない。 どのレストエリアでも長距離輸送トラックやRVが停泊していて、なんら問題は生じていない状況だった。 停泊後にオーバーナイトパーキング禁止の看板に気付いた場所もある。 オフシーズンだったので管理者や警察の巡回が無かったのか?、それとも節度を保った停泊故にでオトガメ無しだったのか?

 
Outer Banks Visitors Bureau, NC, 20131103 #23

 

イメージ 13 イメージ 7
WB I-90 Howe Service Plaza, Indiana (Google Maps)

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WB I-80 Rest Area, Davenport, IA (Google Maps)


■車中泊では、オーニングを広げたり、椅子を出したり、外でバーベキューをしたりするようなキャンプまがいの事をしなければ、人に迷惑を掛けないし、注意される事もない。 飲酒はもっての外。 車外禁煙のレストエリアもある。 疲れて暫く寝る事は、全く問題無い。 但し、これはハイウェイのレストエリアに限った事。 国立公園や州立公園内、又はそれらの公園を通過するハイウエイでの車中泊は原則、禁止されている。 暗黙の了解で許容される場所も僅かにあるが、パークレンジャーが巡回して注意している。 トレイルヘッド等の駐車場には、オーバーナイトパーキング可能表示があり車中泊可能だが、事前の許可取得が必要な場合が多い車両の乗員が不在のままオーバーナイトパーキング禁止エリアに駐車すると、最悪の場合、レッカー移動されてしまう


国立/州立公園内の道路沿いや駐車場は、車中泊 禁止!
写真撮影等を目的に日の出までの待機は暗黙で容認され易い。

 
Note/be aware of the sigins labeled ”No Overnight Parking
or ”Overnight Parking Prohibited” and ”Parking Time-limit.”

■レストエリア等はハイウェイパトロールが巡回していて、長時間駐車や怪しげな車両にはノックして安否確認や職務質問をする事がある。 但し、同じトゥルーパー(交代勤務の州警察官)が再度レストエリアを巡回する事は稀なので、長時間駐車と判断される事は滅多に無い。 たとえ注意されても「運転に疲れ、眠っている」と返答すればいい。 日本の警察と違って、アメリカの警察は法の精神を重要視している。 法律の文面そのままに法を行使する事は無い。 例えば、日本だと駐車禁止区間での駐車を取り締まりの警察に発見されたら、即刻、反則切符。 アメリカでは、駐車が迷惑を掛けていない時間帯や状況であれば、「速やかに移動せよ」と注意されるだけ。


“You may not be following the letter of the law,
but you're following the spirit of the law,
and that's what we care about.”


レストエリアでの停泊は安全か? そこが安全か否かは、誰にも分らない。 場所によっては安全性が低い、或いは危険性が高いようだ。 アメリカ人のブログを読んでいると、都市近郊のレストエリアは避けた方がいいと感じる。 理由は、犯罪者又は未遂の輩が屯しやすい場所だから。 人や車の少ないレストエリアは静かで車中泊には好都合だが、悪い輩にも好都合。 何かあっても頼れる人が少ないのが、アメリカのレストエリア。 一方、テキサスやフロリダ州のレストエリアは警察官による頻繁な巡回があったり、ニューヨーク州では派出所(交番)のあるレストエリアもある。 比較的賑わっているレストエリア、州境のウェルカムセンターや商業施設のある有料道路のサービスエリアの方が安心して車中泊できる。 多くの経験を経ると、直感で停泊可否が分かるようになっていく。 いくら無料とは言え、不安を抱くような場所に駐車する車中泊はしたくない。

都市近郊のレストエリアは、車中泊に不向き
強盗、売春婦、ドラッグ密売人、物乞いに注意


■ここまで書いておきながら恐縮だが、レストエリアでの車中泊はお勧めしない。 何故なら、危険を察知する洞察力が無いと、事件や事故に巻き込まれる可能性が高いから。 アメリカの文化、歴史、地域の経済状況や土地勘を持ち合わせていない旅行者、特に初心者は心配だ。 無料で停泊出来る場所は他にも沢山あるので、そちらを選択して欲しい。

安全性と遵法上、レストエリアでの車中泊は程々に
無料停泊出来る場所は、他にも沢山ある。

キャンピングカーの無料停泊は、ブログ記事

乗用車、又はキャンピングカーは、ブログ記事

トラックストップとは、ハイウェイ沿いにある大型ガソリンスタンドの事。 深夜、近隣にRVパークが点在するガソリンスタンドの駐車場にRVを停めると車中泊だと思われ、店員が出て来て「停泊はダメだよ」と言われる事が多い。

It's close to midnight and something evil's lurking in the dark (Google Maps)
You have to choice a proper rest area not only intuitively
but with your acumen.
日本のパーキングエリアとは異なり、街灯が少ない、
或いは全く無いレストエリアが多い。
こんなレストエリアは、車中泊はおろか、停車さえも避けたいと感じる。



<詳細情報>

オーバーナイトパーキングを公式に許容しているのは、アラスカ、アリゾナ、カリフォルニア、アイダホ、インディアナ、アイオワ、カンザス、ミネソタ、ミズーリ、モンタナ、ネバダ、ニュージャージー、ニューメキシコ、ノースダコタ、オハイオ、オレゴン、ロードアイランド、テキサス、ユタ、ワシントンの20州。 但し、停泊禁止表示のあるレストエリアを除く。 また、ターンパイク等の有料道路では、通過時間に制限があるので、レストエリアでの滞在時間に注意。

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使用ルールを掲示したレストエリアもある。
オーバーナイトキャンプは禁止。 でもグリルのある場所ではBBQができる。
写真は、アメリカ縦横断 20131110 #30 (限定公開)より転載。

滞在時間に制限がある州は、アーカンソー(1day)、カリフォルニア(8h)、フロリダ(3h)、カンザス(18h)、アイダホ(8 or 16h)、アイオワ(5h)、ケンタッキー(4h)、メリーランド(3h)、ミシガン(4h)、ミネソタ(6h)、ネブラスカ(5h)、ネバダ(24h)、ニューハンプシャー(4h)、ニューメキシコ(24h)、ニューヨーク州(3 or 16h)、ノースカロライナ(4h)、オハイオ(3h)、オレゴン(12h)、サウスカロライナ(2h)、サウスダコタ(4h)、テネシー(2h)、バージニア(2h)、ワシントン(8h)。

 
SB I-25 Walking Sands Rest Area, San Acacia, NM (Google Maps)
24時間以上レストエリアに滞在すると、罰金100ドル以下
写真は、アメリカ縦横断 20131115 #35 (限定公開)より転載。

CA-1 San Luis Obispo County, CA (Google Maps)
24時間以上レストエリアに滞在すると、罰金200ドル

■各州の詳細を掲載するが、あくまでも参考程度に。 ”レストエリアで車中泊可能”という結論に変わりはない

それにしてもオーバーナイトパーキングについて記述している州交通局のウェブサイトは非常に少ない。 以下は、アメリカ人が各州の交通局に直接問い合わせて、まとめた情報。 その中でも、CsJim氏がcasitaclub.comのフォーラムに投稿した情報を基本にし、これにbeamalarm.comの情報を付け加えた。 情報収集は2009年なので、その後、ポリシーやルールが変更されている可能性がある。 交通局や有料道路管理団体のウェブサイトに情報があれば、それも付け加えた。 都合3つの情報だが、相反する内容もあり、交通局の担当者により回答内容に差異が生じたと推測できる。

Mr.CsJim researched all 48 lower states regarding staying overnight
at rest areas in 2009.
”Is it permissible to stay overnight in a travel trailer at highway rest areas in your state?”
He asked each DOT an above question and below is each answer.

×Alabama
 - officially no, but maybe at the Welcome Center - 2/11/2009
○Alaska
 - Yes overnight parking allowed unless otherwise posted. Beware of Bears
○Arizona
 - no camping but overnight parking is OK - 2/17/2009 ADOT Rules
△Arkansas
 - no - 2/11/2009 【Overnight parking allowed, 1 night
○California
 - website: officially no camping but you can stay up to 8 hours - 2/7/2009
△Colorado
 - officially no, but it will most likely be overlooked
 unless they receive a complaint - 2/11/2009 CODOT Rules
△Connecticut
 - they don’t condone it, but have no law against it - 2/13/2009
□Delaware
 - no rest areas in the state!
×Florida
 - no - 2/12/2009 【The rules only allow for 3 hours of rest on Tpks
×Georgia
 - no - 2/17/2009 【No overnight parking allowed
○Idaho
 - no per website - 2/7/2009
 - no - 2/11/2009
 - no camping but sleep is OK - 2/17/2009
○Iowa
 - Yes - 2/11/2009 【No Overnight parking allowed, limited to 5 hours
○Kansas
 - Yes, except turnpike - 2/4/2009
 Kansas Tpk - Yes, but no facilities and max stay in turnpike of 18 hours - 2/5/2009
×Kentucky
 - no - 3/2/2009 【No Overnight parking allowed, limited to 4 hours
△Louisiana
 - officially 2 hours but OK if you let the guard know - 2/11/2009【No overnight parking allowed
×Maine
 - no - 2/12/2009
×Maryland
 - no - 2/13/2009 【No Overnight parking allowed, limited to 3 hours
×Massachusetts
 - no - 2/12/2009 【No overnight parking allowed. Strictly enforced
×Michigan
 - no - 2/12/2009
 【Rest Areas: No overnight parking allowed, stays limited to 4 hours
 【Welcome Centers: Overnight parking allowed
○Minnesota
          All other areas limited to 6 hours.
△Mississippi
 - no - 2/11/2009 【Overnight parking allowed, 1 night
○Missouri
 - Yes - 2/11/2009 【Overnight parking allowed unless otherwise posted
○Montana
 - no reply 【Overnight parking allowed, but not encouraged
×Nebraska
 - Yes - 2/9/2009 【Overnight parking allowed, limited to 24 hours
×New Hampshire
 - no - 2/12/2009 【No overnight parking allowed, stays limited to 4 hours
○New Jersey
 - Yes at any rest area in the state
 except on the turnpike or at scenic overlooks - 4/1/2009
 - Yes but not recommended due to no security - 2/8/2009
 - no reply 【Thruway.ny.gov Max. 16 hours on NY Thruway
 - no - 2/13/2009
 - only in a truck parking space, if available - 2/12/2009
 - time limit not enforced; should sign in - 2/17/2009
 - no - 2/5/2009 【Overnight parking allowed
○Oregon
 - Yes - 2/9/2009 【Overnight parking allowed - 12 hours
 Oregon has a liberal boondocking policy – you can stay for 12 hours at
 any spot not otherwise posted, as long as it’s outside a state/Nat'l park. 
×Pennsylvania
 - no - 2/19/2009
 - no rest areas in the state!
 - no - 3/16/2009 【No overnight parking allowed, stays limited to 2 hours
△South Dakota
 - officially no, but not enforced - 2/9/2009
 - Yes - 2/9/2009 【Overnight parking allowed, 1 night
○Utah
 - no per website - 2/7/2009 【Overnight parking allowed
×Vermont
 - no - 3/16/2009
×Virginia
 - no - 2/20/2009 【No overnight parking allowed, stays limited to 2 hours
○Washington
 - officially no camping but you can stay up to 8 hours - 2/9/2009
△West Virginia
 - no - 3/16/2009
 【Signs say no overnight parking allowed, but many RVers do with no reported problems】
×Wisconsin
 - no - 2/12/2009 【No overnight parking allowed
×Wyoming
 - no per website - 2/7/2009 【No overnight parking allowed

Photo courtesy of travel.baddalailama.com Where to Sleep in a Car (2009)
トレーラーはダメだが、モーターホームならオーバーナイトパーキングが可能なの?

 
Truckers need parking to sleep for the MANDATORY break of 10 hours.
Enforceed two hour parking limit at Rest Areas is
a serious problem in NC, VA or TN
駐車時間制限は、トラッカーの労働基準法順守を困難にしている。
Photo courtesy of Left:Facebook George and Wendy,

 
メキシコ国境に近いレストエリアでは、スペイン語も併記されている。
南部の湿地帯では、レストエリアにワニが現れる。 暗い夜の車中泊では、要注意。


<参考ブログ記事>
Boondocking (どこでも停泊できる訳では無い事に触れた記事)
Dry Camping (RVキャンピングの倹約術)
Dispersed Camping (無料停泊の上級者編)


<参考サイト>
travel.baddalailama.com Where to Sleep in a Car (April 22, 2009)
frugal-rv-travel.com Overnight Parking at Rest Stops (古い情報で、リンク切れも多い)
community.fmca.com Overnight parking in rest areas (2009)
classadrivers.com rest areas and no overnight stay laws (2007)
Many states allow truckers to sleep undisturbed at public rest areas; they either do not have or do not strictly enforce time limits at the rest areas. But a few states mandate that police officers rouse truckers and make them move along if they have been at a public rest area more than a few hours.
END

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 New Sprinter and Fuel-Cell Camper 
New Sprinter with a fuel-cell system is a perfect chassis for camper.

この記事の更新版は、WordPress.com

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World premiere of new Sprinter
Mercedes Benz Vans launches first fully connected van
価格は、最も安い前輪駆動モデルの€19,990(約270万円)から。
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Sprinter 1st(1995〜2006), 2nd(2006〜2018), 3rd(2018〜)
W901〜905(T1N), W906(NCV3), W907/W910(VS30ab)

■ダイムラー社が新型スプリンターを今年2月に発表した。 このスプリンターはメルセデス ベンツの主力小型商用車(LCV:Light Commercial Vehicle)で、130ヵ国以上で販売されている。 今回のフルモデルチェンジは12年ぶり。 3代目 W907/W910となった新型スプリンターは、4月よりヨーロッパで、9月よりアメリカで販売が始まっている。 日本への正規導入は未だ発表されていない。

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media.daimler.com Feb 6, 2018

 新型スプリンターをベースにしたキャンピングカーでは、2018年の秋より、独Hymer社がいち早く、生産/販売を開始している。 日本にもBMC-I(B-Class ModernComfort, W910ベースのクラスA)/Grand Canyon S(W907WB144のクラスB)/BMC-T, ML-T(W907キャブシャーシベースのB+)が導入される。

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Hymer Campers based on a MB new Sprinter
新型スプリンターベースのハイマー社製キャンパー

※2019キャンピングカーショーでRV Land社に聞いたところ、Hymer社製
新型スプリンターベースのキャンパーは「2019年7月頃の販売になりそう」
との事だが、ハイマージャパン社のHPでは「輸入販売は一時停止」となって
いる。これはハイマー社に限らず、リンクス社が輸入するla stradaも同じ。

 新型スプリンターのボディーは、パッセンジャーバン、カーゴバン、ピックアップトラック、キャブシャーシーなど、用途に応じた豊富なバリエーションが用意されている。 ボディーの横幅は1種類 2.020mだが、バンの全長は5.3mから7.4mまでの4種類高さは2.3mから2.8mまでの3種類となる。 先代W906と比べると、全長5.3mの最短モデルが追加された以外は、ほぼ同じサイズ。 アメリカでの販売は、最短モデルを除いた、3種類となる。

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Sprinter City 75 with FWD or optionally 4WD based on a W907
A length of 8.5 metres offers room for up to 38 passengers
上記ボディ長4種の他に 8.5mのスプリンターベースのミニバスがあり、
先代City 65比で若干の全幅拡大と約0.8mの伸長となっている。

 駆動方式は、従来無かった前輪駆動(W910用)が追加され、後輪駆動/四輪駆動(W907用)と合わせ3種類となった。 これに伴い、ホイールベースもW910で2種、W907で2種、計4種類に。 ヨーロッパでキャンパーバン市場の3/4を席捲するライバル車で前輪駆動のフィアット デュカト(アメリカではラム プロマスター)と真っ向勝負する。 アメリカでは、W907の後輪駆動/四輪駆動のみ。

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ダイムラー社製ディーゼルターボエンジン
Left:V6(OM642)with a 7AT/6MT for RWD/4WD
Right:L4(OM651) with a 9AT/6MT for FWD, 7AT/6MT for RWD

 エンジンは従来通の3.0リッターV6ディーゼルターボと、出力が4種類となる2.1リッターL4ディゼルターボ。 アメリカではL4ディーゼルターボの設定はなく、代わりに2.0リッターL4ガソリンターボが選べる
 トランスミッションは、7速AT(V6ディーゼル用)、9速AT(L4ディーゼル/ガソリン用)、6速マニュアル(L4ディーゼル/V6ディーゼル用)の3種類。※英国MBサイトには、519CDI L3 V6ディーゼル用に7速MT設定があるが、タイプミスか?
 アメリカでは全てAT設定となる。 更に”eスプリンター”と呼ばれる新しいEVモデルも2019年に登場するらしい。(後述あり)
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Cab chassis (aka Tractor head in Europa)
 Image via vans.mercedes-benz.co.uk Sprinter Chassis Van

 新型スプリンターでは、燃料タンクを含めた主要装備一切を車体前方のキャビン下に配置し、キャンピングカーなどの特殊車両製作がし易いレイアウト設計になっている。 架装メーカー向けの前輪駆動キャブシャーシでは、Bピラーよりも後方を省いたトラクラーヘッド完結版の供給も可能となり、ヨーロッパでは2019年の前半が予定されている。

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Double-Cab and Self-contained Tractor-head
ヨーロッパには、ダブルキャブやトラクラーヘッド完結版もある。

 新型スプリンターのテーマは「初のコネクテッド商用車」で、メルセデスベンツ社の新世代ユーザーインターフェイスが搭載されている。 タッチスクリーンと音声制御を備えた最新マルチメディアシステム”MBUX”(メルセデスベンツ ユーザーエクスペリエンス)に加え、効率的な車両管理や運用を可能にする”Mercedes PRO connect”というネットワークにつながるシステムもある。

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Image via digitaltrends.com Sep. 13, 2018

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シフトセレクターをPにすると、自動で電動ブレーキが作動する。
これにより、前座席間のサイドブレーキレバーは不要に。
Image via mercedes-benz.com Feb. 2018

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ダッシュボード左端の下にあるのが、パーキングブレーキ解除スイッチ

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バックモニター内蔵ミラーと360度カメラMBUX

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右ハンドル仕様とマニュアルミッション仕様
Image via trucktrend.com Feb. 6、 2018

 電気/ソフト面では、”Hibernation mode”の装備。 ハイバネーション モードとは、パーソナルコンピュータに備わる機能の一つと同じで、不使用時に消費電力をセーブする。 また、将来、”Connected Home”と”いうシステムが導入される。 これは、8月末に開催されたデュッセルドルフの2018キャラバンサロンで展示紹介された。

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Intelligent camper van control unit
 Image via media.daimler.com Caravan Salon Duesseldorf 2018
 
 このコネクテッドホームとは、車載の音声認識付きタッチスクリーンディスプレイ又はスマホでキャンピングカーの状態をモニターしたり、キャンピングカーの装備を起動/操作すると言うもの。 具体的には、バッテリーの充電量、ソーラー発電量、汚水タンクの溜まり量、給水タンクの残量等がモニターできる。 これまでRVパーツメーカーが様々な計器パネルをキャンピングカーメーカーに導入してきたが、新型スプリンターでは標準化を目指しているようだ。

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Concept Marco Poloは、対話型キャンパー
Image via electriccarsreport.com Aug. 27, 2018

 キャンプ場に到着し、「やあ、メルセデス。 リラックスしたいんだ。」こう伝えると、キャンパーが自動で全てを実行する。 液晶スクリーンガラスがスモークに、照明が調光され、レベラーが作動して車体が水平に、オーニングがセットされ、気温に応じて空調システムが作動、お気に入りのBGMが流れるという寸法だ。 帰る時は、「やあ、メルセデス。 出発だ。」でOK。 燃料が減っていたら、最適なガソリンスタンドへ誘導してくれる。 これが実現されるというから、驚きだ。

 デュッセルドルフの2018キャラバンサロンには、新型スプリンターをベースにしたクラスB、B+、Cモーターホームが展示された。

イメージ 14 イメージ 15 イメージ 16
CS-reisemobile Encanto, Frankia M-Line T 7400, Dopfer 422 A
Image via mercedesblog.com Caravan Salon 2018


■アメリカでは、Mercedes-Benz Vans USA社がスプリンターを製造販売している。 これまで、25パーセントの輸入関税(Chicken Tax)を回避するため、輸入した分解パーツを再組立するセミノックダウン生産(CKD kits)だった。 しかし、今年9月初旬、サウスカロライナ州ノースチャールストン再組立工場の隣に新工場(下写真左側)が完成。 新型スプリンターより、プレス〜塗装工程も含めた現地生産に代わる。

イメージ 17
中央やや左の大きな建屋が、プレス〜塗装工場 Google Maps
Image via media.daimler.com Global Production Network
- Amazon becomes the world’s largest Sprinter customer

 新工場のオープニングセレモニーでは、アマゾン社のスプリンター追加発注 2万台が花を添えた。 アマゾン社はスプリンターの大口顧客で、世界最大。アマゾン社及び関連配達業社向けの新型デリバリーバンもお披露目された。

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New Sprinter ”made in USA” at plant opening ceremony

 上述の通り、アメリカでの販売はW907(後輪駆動RWDと四輪駆動4WD)のみになるようだ。 従って、ヨーロッパで販売されているW910(前輪駆動FWD)は今のところ販売されない。

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Image via mbvans.com Sprinter (USA)
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イメージ 21
アメリカでは、3種の全長と2種のホイールベース(144”と170”)。
Photoshoped by Fuji-maru

 全幅:79.5" (2.020m)、ミラー込み 92.3" (2.345m)
 全高:ハイルーフ 8' 7.1" (103.1"、2.620m)
    スーパーハイルーフ 9' 3.5" (111.4"、2.831m)
    スタンダードルーフ 7' 7.8" (91.8"、2.331m)
    Outside of the US
    スタンダードW910 7' 9.1" (92.7"、2.356m)
 全長:ミディアム 19' 5.5" (233.5"、5.932m)
    ロング 22' 10.3" (274.3"、6.967m)
    エクステンディド 24' 2.0" (290.0"、7.367m)
    Outside of the US
    ショート 17' 3.4" (207.4"、5.267m)
 
ホイールベース:144"WB 144.3" (3.665m)、170"WB 170.3" (4.325m)
    Outside of the US
         W910/FWD 128"WB (3.259m)、154"WB (3.924m)
 エンジン:3.0 L, V6 BlueTEC Turbo Diesel (OM642) 190hp
      2.0L, L4 Turbo Petrol (M264?) 190hp
 型式:319/519 CDI BlueTEC (車両総重量3.5/5t, 出力190hp)
    ※型式の3桁:頭1桁が積荷込み車両総重量、残2桁がエンジン出力を表す。
    Outside of the US
     2.1 L, L4 BlueTEC Turbo Diesel (OM651)
     177hp 317/417/517 CDI BlueTEC (車両総重量3.5/4.1/5t FWD)
     163hp 316/416/516 CDI BlueTEC (車両総重量3.5/4.1/5t RWD)
     143hp 3〜514 CDI (車両総重量3.0〜5t, FWD or RWD)
     114hp 2〜411 CDI (車両総重量3.0〜4.1t, FWD or RWD)

 変速機:7速AT(ディーゼルエンジン用), 9速AT(ガソリンエンジン用)
    Outside of the US 6MT
 駆動:W907 RWD(Standerd) or 4WD
    Outside of the US W910 FWD
 タイヤ:215/85R16〜 x4 or x6
 参考サイト
  mercedes-benz.co.uk Panel van features, Cab Chassis features
  ※アメリカでは未だ詳細が公表されていない為、数値が異なる可能性あり。


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ダイムラー社が推進する商用車のEV化

■2018年7月、MBバン社はSprinterを電気自動車(EV)にした”eSprinter”を2019年に発売すると発表している。 eスプリンターは、ホイールベース144インチのハイルーフパネルバン 1車種のみ。 最大貨物容量は10.5m3。 最高出力は114hp(84kW)、最大トルクが35.7kgm(300Nm)で、既存エンジン車のエントリーモデルと同じ。 また、ビトーにもEV ”eVito” が設定される。

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eSprinter, the largest all-electric Mercedes-Benz van

 eスプリンターに搭載されるリチウムイオンバッテリーは、容量41kWhと55kWhの2種類が用意され、航続距離は前者が115km(最大積載荷重1040kg)、後者なら150km(最大積載荷重900kg)となる。 航続距離は現在主流の乗用EVには遥かに及ばないが、eスプリンターは長距離輸送ではなく、主に市街地における終日の配達業務を想定している。 フル充電は、41kWhのバッテリーで6時間、55kWhで8時間を要する。 しかし、DC急速充電器を使用すれば、どちらも45分で80パーセントまで充電できる。 最高速度は使用目的に合わせて80km/hか120km/hに設定可能だ。


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GLC F-CELL, a plug-in hybrid
combining a 13.5 kWh battery and a fuel cell stack
Image via media.daimler.com Mercedes-Benz GLC F-CELL

■ダイムラー社はSUVのGLCをベースにした燃料電池車”GLC F‐CELL”を開発中(一部のユーザーには2018年10月末より納車開始)で、そのノウハウをスプリンターに拡大。 新型スプリンターのキャブシャーシをベースに荷室を架装した”Concept Sprinter F-CELL”も開発されている。 GLC F‐CELL同様、外部充電が可能なプラグイン機能付きの燃料電池車で、バッテリーは家庭および充電ステーションで充電できる。

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Fuel-cell vehicle, Concept Sprinter F-CELL
見た目は、クラスB+モーターホームそのもの。
Image via media.daimler.com Jul 2, 2018

 コンセプト スプリンター F-CELLは、最大出力198hp(147kW)、最大トルク35.7kgm(350Nm)のモーターとリチウムイオン電池を搭載し、最大30kmのゼロエミッション走行が可能。 これに水素タンクと燃料電池システム(Fuel cell stack)が組み合わせれている。 水素と酸素で発電することにより、オプションを含めた3本の水素タンクで最大航続距離500kmを可能にしている。 (標準の4.5kgタンクでは、約300km)
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現在市販されている燃料電池車は、Toyota MIRAI (\7,236,000)と
Honda CLARITY FUEL CELL (¥7,660,000)の2車種。
(間もなくHyundai Nexoも加わる)
補助金交付の対象になる県や市がある。(神奈川県は約100万円が上限)
今年の夏、一般道を走行している姿を1度だけ見た。
燃料電池については、下記のブログ記事で触れている。


■ダイムラー社はConcept Marco Polo/Concept Sprinter F-CELLをキャンピングカー電源事情の先を見据えたキャンパーバン/キャンパーベースとして位置付けているようだ。 上記で若干触れた通り、燃焼式エンジンを搭載する新型スプリンターにも、キャンパーを意識した改善や機能が追加されている。 また、キャンパーに関する説明がプレス資料の随所に盛り込まれている事から、ダイムラー社のキャンピングカービルダーへの戦略が良く分かる。 些細な事だが、装着タイヤ。 サイドウォールが強化され、長期間の停車でも変形し難いものが採用されているのも一つ。 背景には、前年比、アメリカで約17パーセント、ヨーロッパで約15パーセントも成長しているキャンピングカー市場があるからだ。

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1980〜2018年 アメリカの年間RV出荷台数の推移

 車両走行用に大容量電力を供給する燃料電池システムは、キャンパーの居室用電源に流用できる。 現在、電線が通っていない孤立したエリアでは、居室用サブバッテリーで電力を確保し、ソーラーパネルで補足している。 しかし、容量が足りない場合は燃焼式エンジン駆動の発電機(ACジェネレーター)に頼らざるを得ない。 将来、ゼロエミッションの燃料電池が普及すると、静音の発電による大容量電力の確保で長時間滞在が可能になる。 また、燃料電池の排熱で、お湯も沸く。 そんな燃料電池を装備したスプリンターベースのキャンピングカー(下図)が欲しい。

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Hookloader slide-in camper with a fuel-cell system
 built on a MB new Sprinter 4WD double-cab, photoshoped by Fuji-maru
4WDダブルキャブで、脱着可能なキャビンの”燃料電池キャンパー
(CGです。 未だ出入り用の階段が描けてませんが...)


media.daimler.com
  An all-rounder for any business sector Feb 6, 2018


  : Intelligent, interactive and innovative
  - Intelligent, interactive and innovative
  brings the future initiative adVANce onto the roads
  : from 2019 the eSprinter will add to the drive portfolio
  safety and functionality at passenger car level
  the last detail
  interactive and networked
  solutions, the Sprinter becomes part of the Internet of Things
  : From a construction site vehicle to a luxury camper van
  : the new Sprinter is at home everywhere
  : more combination options and choices of body, tonnage or wheelbase
  is covered by the new Sprinter
  : keeping a safe distance, remaining on track
   or effortlessly manoeuvring and parking
  : more cost-effectiveness and improved refinement for all variants
  maximum payload, rear air suspension for maximum travelling comfort
  and the new Sprinter is also the leader for payload
  : made-to-measure comfort and functionality on all seats
  and tractor head variant
  on a par with a car
  as distinguishing features in the camper van market
  : New Hymermobil B-Class ModernComfort
  : HYMER ML-T and HYMERCAR Grand Canyon S
  : The best of two worlds – a look back
 上記●印8項目の統合文書 Premiere on a new platform

  : battery and fuel cell  Oct 9, 2018



electriccarsreport.com Aug. 27, 2018

greencarcongress.com Oct. 10, 2018
  first units of GLC F-CELL to be delivered by end of October


just-auto.com Mar, 15 2018

carsales.com.au Oct. 30, 2018

tech.nikkeibp.co.jp 2018/07/18
END

Ferrari Camper フェラーリのキャンパー?
It means a Ferrari Camper Conversion or Camping with a Ferrari?

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フェラーリのキャンピングカー

 僕がネットで調べたところ、フェラーリを改造してキャンピングカーにした車両(Ferrari Camper Conversion)は見つからなかったが、フェラーリでキャンプする強者(Camping with a Ferrari)はいた。 驚いたことに、コミックにはフェラーリのキャンピングカーが登場していた。 作者はキャンピングカーにも通じているのか

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ポルシェのキャンパーコンバージョン(右下)
フェラーリF40のキャンパーコンバージョン(左上)
こちら葛飾区亀有公園前派出所 スーパーキャンピングカーの巻 (原作:秋本 治)
(ジャンプ・コミックス 第85巻の第2話 or 週刊少年ジャンプ 1993年27号)

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背後のキャンパーは、ポルシェのキャンパーコンバージョン
アニメではキャンピンングカー全体がどうのように描かれているのか?
「第72話 燃えるキャンプ魂!」で見られるらしい。

 漫画”こち亀”の「スーパーキャンピングカーの巻 (燃えるキャンプ魂!)」では、白鳥麗次がポルシェのキャンピングカーで麗子をキャンプに誘う。 対抗心に燃える両津は、中川にフェラーリのキャンピングカーを作らせた。 ポルシェのキャンパーコンバージョンも凄いが、フェラーリのキャンパーコンバージョンはエンツォの遺作 F40がベースになっている。

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未舗装路を進む、キャンプ用品をルーフに積んだフェラーリF40
F40の後期型は車高調整機能が装備されているが、
車高を上げてもキャンプ地までの悪路走行は大変そうだ。
写真は、CarguyのFacebookより借用。

 F40は約1300台のみ生産された希少車。 イベントを除き、走っている姿は正月休みにしか見た事がない。 今でも根強い人気があり、オークションでは1億円を超す価格になる事もあるらしい。 そんなフェラーリで山奥へ行きキャンプした強者が日本にいた。

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F40でキャンプしている写真は全世界に拡散し、絶賛?されている。
マフラーで卵を焼いたりして、自由奔放なアウトドアクッキング!
写真は、motor1.com でも見ることが出来る。
 
 さて、フェラーリ以外で、スポーツカーを改造したキャンピングカーはあるのだろうか? 冒頭のコミックのようなキャンパーコンバージョンは、世界のどこかに存在すると思うが、未だ見た事が無い。 トラックやワゴン車、乗用車のキャンパーコンバージョンはゴマンとある。 最も可愛いのはVWビートルのキャンパーだ。

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VW Beatle Camper Conversion;Bug ConversionLi’l Bugger
アメリカでの実車を見てきた。 → その時のブログ記事

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プリウスやCRXをベースにしたキャンパー

 モーターホーム(RV)は居室やトイレ・キッチンなどの装備が充実していて、ゴージャスなキャンプが楽しめる。 また、その巨体ゆえ、操る楽しさもある。 しかし、スピードは出ないし、コンニャクのような車体には閉口してしまう。 スポーツカーとキャンプ装備を組み合わせたら、運転とキャンプの両方が満喫できる。 スポーツカーでのキャンプは、僕の憧れでもある。

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Airstream towing with a Porsche 妄想で描いたCG
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ポルシェやランボ、フェラーリで牽引

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牽引可能なのは、軽量トレーラー

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Motorhomes with Garage
車載機能を有するクラスAモーターホームやトーターホーム

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アメリカならではの豪快な車載

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ルーフにテントを装着したポルシェキャンパー
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LaFerrari off road sports car concept with a roof top tent,
sketched-out/Photoshoped by Rain Prisk (CGで描いたもの)

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トランクやヒッチキャリアを利用したキャンパー
Toppola(左)と最近発売された"Hitch Hotel" camper(右)

 現実的な選択は、スポーツカーでトラベルトレーラーを牽引するか、大型キャンパーでスポーツカーを牽引するか、或いは、スポーツカーに居室を付加する案。 これらについては上記のブログ記事で紹介しているので、興味のある方はご参考に。


<参考写真>

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Ferrari 412 converted into a Pickup Truck
ピックアップコンバージョンに改造すればトラキャン化できる。

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将来、フェラーリにもキャンパーバンがラインナップされるかも。

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フェラーリのレースチームには大小様々なキャンパーがある。

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Lotus Excel Camper Conversion in Campervan Challenge:Top Gear
トップギアで製作されたロータス エクセルのキャンパー

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クリスマスツリーをルーフに括り付けて運ぶ映画俳優のキアヌ リーブス

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<追加> Ra’sanz氏のブログより借用。

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<追加> Ra’sanz氏のバーストナー(ポルシェ トランスポーター?)
2005 Bürstner T Star 680 based on a MB Sprinter 316 CDI

<参考サイト>
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キャンプに使用されたフェラーリF40は、雪山にも挑戦!


END


の補足記事

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Henry Ford, Thomas Edison, and Harvey Firestone

 20世紀初頭、世界の自動車台数は約600万台。その内、約500万台がアメリカにあった。 現在、約400万マイルあるアメリカのハイウエイも、当時は約10万マイル止まり。 旅行は専ら鉄道頼みで、駅前にしかないホテルの宿泊料金は一般人には高額だった。 そんな中、自動車でのキャンプは旅行願望のある人々を魅了した。

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1910 Auto-Kamp trailer (owned by Australian Motorlife Museum)
写真は、flickr.com sv1ambo氏より借用。

 1910年、最初のRVとなるポップアップテントトレーラーが、Los Angeles Trailer Works and Auto-Kamp Trailers社で量産される。 同年、Pierce-Arrow社がマジソンスクエアガーデンで量産キャンパーTouring Landau を発表。 当時のトレーラーやキャンパーの躯体は木製であった。 ここから、RV産業の歴史が始まるが、世紀の発明王もRV文化発展の一翼を担っていた。

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The first RV
The “Motor” magazine in its March 1910 issue featured this $8,250,
66 hp Pierce-Arrow Touring Landau with an on-board bathroom.
写真は、theoldmotor.com より借用。

 1891年、エジソン電灯会社でエンジニアとして働いていたヘンリー・フォードは、1896年よりトーマス・エジソンに師事し、ガソリンエンジン四輪自動車を試作していた。 その後、1903年にフォード・モーター・カンパニーを設立。 1908年には一般人が購入できる初の自動車 T型フォードを発売し、産業と交通に革命をもたらした。

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1913 Earl Trailer and Model T Ford
現存する最古のトラベルトレーラー

 1914年の冬、フォードはエジソンを誘い、自ら駆るT型フォードでフロリダ州エバーグレーズへ避寒旅行する。 ここで二人は、毎年一回だけ遠出旅行するキャンプを計画。 その後の約10年間、キャンプの様子はエジソンが発明した映画撮影用カメラで記録された。

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Thomas Edison, John Burroughs, Henry Ford, and Harvey Firestone
1915-1924 The Four Vagabonds Camping Adventures
写真は、History.comより借用
 Youtube動画で当時の様子を見る事が出来る。

 後に自然学者ジョン・バロウズもキャンプ旅行に加わった。 サンフランシスコで開催された博覧会への旅行からは、タイヤ製造会社のハーベイ・ファイアストーンも加わった。 時々、アメリカ大統領ウォレン・ハーディングが飛び入り参加する事も。 富豪達のキャンプは、今で言う”グランピング”であった。


 4人はキッチンを装備したフォードリンカーントラックを引き連れ、テントで寝泊まりする。 この様子は”Millions of Dollars Worth of Brains off on a Vacation”と題してメディアが大々的に取り上げ、アメリカ中の注目を集めた。 また、一般大衆に”クルマでキャンプしたい”という欲望を誘起させ、クルマやキャンプ、RVライフスタイルの普及促進に一役買った。

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ヘンリーフォードのT型フォード キャンパーコンバージョン
写真は、下記サイトの記事より借用。

 フォードは快適なキャンプ旅行を望み、T型フォードに冷暖房を装備。 トラックにはテントやベッド、折りたたみ式の椅子を積んだ。 乗用車やトラックは、そのまま展示会に出品可能な素晴らしい外観や内容を備えていた。

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写真は、The Henry Ford より借用。
flickr.com The Vagabonds (64 photos)

 10年間のキャンプ旅行で向かった先は、ニューヨーク、バーモント、ニューハンプシャー、マサチューセッツ、ペンシルベニア、ウエストバージニア、北部ミシガンの山中だった。 4人の旅行は、主要道の整備費用を州と国で折半する連邦道路整備補助案Federal Aid Highway Act of 1916制定の一助にもなったようだ。



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1918 Camping at Rocky Mountain Lake Park, Colorado
写真は、mtfca.com Model T Ford Forum: Forum 2011 より借用。

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写真は、theoldmotor.com より借用。

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Rolls Royce motorhome built 1920 -1929
写真は、ixora.pro 1920 Home Camping より借用。

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英国初のモーターホーム(1935 based on a Pontiac Six)
de.camperstyle.net Erstes englisches Wohnmobil
写真は、dailymail.co.uk Britain's first motorhome goes on sale for £40,000より。

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ドイツ初のRVは、Arist Dethleffsが創ったWohnauto
写真は、dethleffs.it(dewikiwm-aw.de)より借用。

<参考ブログ記事>
<参考サイト>
detroitnews.com Nov. 27, 2014
gorving.com RV History
thehenryford.org The Vagabonds
ixora.pro
 1920 Home Camping (写真が豊富)
 The Tent was the first mobile home of the new automobile era

END



detroitnews.com Nov. 27, 2014

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Not because of the cars, but because he followed his yearning to roam. Back in 1916 he and pals Thomas Edison, Harvey Firestone and conservationist John Burroughs set out on the first of several annual road trips in Model Ts outfitted in the style of “glamping” (glamor camping).

Henry had designed a car with a built-in stove and cooler, and a truck with show-quality custom bins for tents, beds and lawn chairs. Destinations were mountains and back roads of New York, Vermont (where the four stopped in at President Calvin Coolidge’s home), New Hampshire, Massachusetts, Pennsylvania, West Virginia and northern Michigan.

Most believe that the road trips of these four, known as the Vagabonds, were intended to promote road construction so people would buy and use more cars. And it worked: By 1919 the federal government came up with 50/50 matching road building funds for states. I think, however, that Henry also knew a bit more about us humans — we seem compelled to move around, and that means many road miles on Turkey Day.

America had five million registered cars in Henry’s Vagabond days, while the rest of the world had less than one million. The U.S. had about 100,000 miles of highways, compared to about 4 million miles today. Railroads and their adjacent station hotels of the early 20th century were too expensive for common folk. Car campers, however, evolved into RVs as people yearned to leave their communities, and gain new ones, according to expert social analyst James B. Twitchell’s new book “Winnebago Nation.” Today more of us are seeking “unsettlements,” or communities continuously on the move.

Twitchell notes the modern RV industry spun off from Detroit’s Ray Frank (who created the first Dodge motorhome) in the 1950s and culminated in the RV building mecca of Elkhart, Indiana, because parts could be shipped from Detroit out of state without tax. Winnebago evolved long ago in Iowa from the efforts of an undertaker trying to create local jobs, the book explains.

Today there are growing clubs so RVers can belong to a mobile community, but still be able to detach from any permanent communities. There are amazing signs these mobile communities are growing.

Each year 1.5 million people park RVs in the warm Quartzsite, Arizona, desert landscape which officially has just 3,500 permanent residents. This dwarfs the Burning Man festival’s Black Rock City which swells from zero to 65,000 for one week each year in the Nevada desert.

Says Twitchell’s “Winnebago Nation”: It’s a psychological desire that’s growing. There are an estimated one million full-time residents now on the road in RVs in the U.S.

So what’s this psychological desire? In the 1950s Airstream inventor Wally Byam — famous for his worldwide caravans of hundreds of RVers in shiny, aluminum trailers — discovered that a community connection is key to travel, explains Twitchell. Connected yet mobile is a mantra we hear daily about our new habits with smartphones and social media. Other books have recognized the growing trend to live on the road: Author Douglas Keister in his 2008 book “Teardrops and Tiny Trailers” says “RVers are a naturally gregarious lot for the simple reason that if things don’t work out with their neighbors, they can easily move.”

One theory is that mankind is better off nomadic, rather than agrarian and therefore settled, according to Harvard professor of evolution Daniel Lieberman’s new book “The Story of the Human Body.” Farmers tend to grow simple starches that produce high yields, he observes. The ancient hunters and gatherers consumed a much greater variety of different foods and nutrients. This evolutionary biology claims that agriculture has produced a population boom and rapid human progress that we haven’t had time to evolve into, which results in Type 2 diabetes, cavities, and dozens of other diseases. In an evolutionary sense, us humans are still designed to be hunter-gatherers. Wanderers, in other words.

In fact, Twitchell’s book suggests RV living as a lifestyle of the future — called Leisure Nomads. It’s not just because of the increasing number of people forced to live on the road because of the mortgage crisis and recession, but because we actually might be chasing an instinct to roam. Just like Henry.

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1918 Camping at Rocky Mountain Lake Park, Colorado
写真は、mtfca.com Model T Ford Forum: Forum 2011 より借用。

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写真は、theoldmotor.com より借用。

<参考サイト>
gorving.com RV History
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