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ディヌ・リパッティ(1917〜1950)のSPレコードを2枚ご紹介。
ラヴェル『道化師の朝の歌』(1947年録音)
【英Columbia LB−70】
本当に信じられないくらいに完璧な演奏で,メリハリの利いたグリッサンドは,
あれが人間業だったとは今でも信じられないほどである
ウォルター・レッグ(1906〜1979 英コロンビア・プロデューサー)
いわずと知れた 超超超名演。
リパッティの鮮やかなテクニックが堪能できる1枚。そして,リパッティ自身も出来に満足した数少ない1枚。
録音も大変素晴らしく,地響きを起こす低音から軽やかな高音まで,
更に曲の後半に出てくるグリッサンドも目の前でしているかのように くっきり記録されてます。
途中でひっくり返さないといけないのがSPレコードの難点と言えば難点ですが,特にこの曲(この演奏)の場合かなりほれぼれして聴いてしまうので あっ ここで ひっくり返さなきゃ
先日のオーパス蔵さんの復刻,さらに大御所EMIの復刻でもここまでクリアに目の前に迫ってくるかのような迫力を再現しきれてないのがこれではっきりした!ってもんだ♪ もう花丸です。
もう1枚,
ショパン『ワルツ 第10番〜第12番』 (1950年録音)
【英Columbia LX−1345】
ショパンの『ワルツ集』と言えばリパッティ,って言うほどもう長いこと最前列で聞かれ続けてきたリパッティの『ワルツ』から,大好きな第10番〜第12番の3曲。A面に第10番が収まって,B面の残り2曲が入ってます。
ここで気になるのが,アナログ・レコード(およびCD)で復刻されたリパッティのショパン『ワルツ集(全14曲)』の曲順です。SPではほぼ第1番から順番に収録されているのを見ると後の誰かが曲順をいじったことになりますが・・・・リパッティの伝記を読んでもその辺は特に出てこない(読み落としてなければ)とこを見ると・・・・
ハルコウさん,早く教えて
しかし,この『ワルツ』は 1950年録音ながら 若干音質は落ちます・・・・ラヴェルや以前紹介したリスト,いずれ紹介するショパン『舟歌』など,1947年録音と比べて,音に覇気がなく,弱々しい感じがします。これはもはや亡くなる年1950年に録音されたってことが関連するのでしょうか・・・それとも録音場所でしょうか?
ラヴェルやリストなど1947年録音はイギリスのアビー・ロード・スタジオ,1950年『ワルツ』はスイスのジュネーヴ・スタジオ・・・。これが大いに関係しているかもしれません。
演奏はもちろん敢えて今更言う必要もなく・・・僕は第11番の派手な跳躍が好きです。そしてもちろんロ短調第10番のなんとも漂う孤独感・・・・。いいですね。
1950年,亡くなる年,リパッティは何を考えながら弾いてたのでしょうか。
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こんにちは。先ほどは私のブログ記事(ブレハッチ)にコメントをありがとうございました。
ディヌ・リパッティ。私も好きなピアニストのひとりです。
こんな崇高な雰囲気を漂わせた人が、白血病で早く亡くなるとは、あまりにも残酷。
クラシック音楽のSPレコードコレクションなんて、こんなブログは滅多に出会えないから、ファンポチさせて頂きますね。よろしくお願いいたします。
[ SC ]
2010/10/11(月) 午前 10:13
この記事は、2010年10月10日22時10分投稿なのでは?というつまらないツッコミはさておき、そんなに素晴らしいんですか、リパッティの「道化師の朝の歌」。この曲は満足させてくれる演奏がなかなかないんですよね。今度東京に来るとき、CD−Rに焼いて持ってきてください(笑)
2010/10/11(月) 午後 0:07
担任さん、こんばんは^^
道化師の朝の歌、SPだと途中で裏面に返さなきゃいけないんですね。
音楽が途切れるのは残念ですが、アナログならではって感じ。
音質もアナログとCDじゃ違いますよね。
その昔、レコードからCDに変わった時、
「クリアだけど妙に音がキンキンするな〜」って感覚がありました。
今はもう、どんな感覚だったか忘れちゃいましたが^^;
[ こーじ ]
2010/10/11(月) 午後 6:34
リパッティのショパンを初めて聴いたのは最近でしたが、そのとき、とても素晴らしいと思いました。SPで聴くとまた違った印象かもしれませんね。初めて聴いたときに記事にしていたみたいです。TBしようかしまいか思案中。。。
2010/10/11(月) 午後 9:03
coraさん,こんばんは。
ファンポチ,ありがとうございます。
リパッティの復刻LPの音質にどうしても納得がいかず
とうとう自分でSPを買うところまできちゃいました・・・
やっぱり復刻は所詮復刻だと思いまして・・・・
全部が全部SPでやってると身が持たないので
せめて自分のお気に入りアーティストだけは本物に近い状態で
持っておきたいなと思いました♪
2010/10/12(火) 午後 8:04
ハルコウさん,こんばんは。
そうなんですよ,厳密には「22時」なんですけど・・・・
お昼の10時にUPするのを完全に忘れたまして・・・・
次は2011年11月11日11時11分! 多分ムリだろうなぁ・・・。
ってことで,リパッティの『道化師』,聴かれたことないんですか!?
一度聴かれてください! もうリパッティ以外なにもいらないですよ。
2010/10/12(火) 午後 8:04
こーじさん,こんばんは。
基本的に僕はCDは大好きなんですが,
SP復刻に関してはたくさんの疑問が出てきまして,
僕の理想に近いSP復刻は唯一「グッディーズ」さんなんですが
リパッティは特別思い入れのあるピアニストなので可能ならばSPで持っていたいと思いました。このラヴェルもショパンも1枚7000円ほどするんですけど,感覚が麻痺して(!)安いって思えてしまいます。。。。
2010/10/12(火) 午後 8:09
白髪ばっはさん,こちらでもこんばんは。
リパッティは自分の多くの録音に満足しておらず,その中でもこのラヴェルは珍しく自分でも大いに満足した演奏の出来だったそうで,聴けば納得,指が動いて仕方ないです的な立派な演奏です!
TBぜひともお願いします!!
2010/10/12(火) 午後 8:09
リパッティの「道化師の朝の歌」是非聴いてみたくなりました。できればSPレコードで聴いてみたいです!
しかし、リパッティのLPは音質が悪いですね。ショパンのソナタ3番のLPを持っているのですが、鈍い音質で、聴くのが嫌になってしまいます・・・。
[ ポンちゃん ]
2010/10/13(水) 午前 0:30
ponchan_2007さん,こんにちは。
リパッティのショパン『ソナタ第3番』の復刻はひどい音質ですね!音がこもってるし,僕もオーパス蔵の復刻で改めて良さを感じたところです。いずれはSPでほしいと思ってます。
このラヴェルや同じく1947年録音のリスト,ショパン『舟歌』はすごくいい音で,リパッティならではの美しい音色が堪能できます!
2010/10/13(水) 午後 4:30
参考にもならないかもしれませんが、リパッティの記事をTBさせていただきますね。
2010/10/13(水) 午後 10:37
白髪ばっはさん,こんばんは。
TB,ありがとうございました。
興味深く読ませていただきました,もう5年も前の記事なんですね^^
僕も初めてリパッティを聴いた時の『衝撃』は忘れられないです。
2010/10/13(水) 午後 11:17
1949年録音とされている第一番とソナタ3番の復刻版。リパッテイじゃないという議論もあったようですが結論は出たのですかね。
ショパンの一番に関してはこれが私の一番のお気に入りです。アルゲリッチを凌駕して。
もともと音楽は好みの問題ですが。
[ はるかの父 ]
2014/8/16(土) 午前 6:48
こちらでもはるかの父さん,おはようございます。
ショパン「ソナタ第三番」は完全にリパッティの録音です。協奏曲の方は後に隠し録り?した音源を提供した方がいて改めて世の中に出ましたが,音質が酷かったですね。
勿論名曲なので僕はこれが一番だ!っていう風に選べないところです
2014/8/17(日) 午前 9:52