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先日、『ジェイムス・ブラウン 最高の魂(ソウル)を持つ男』という映画を観てきました。もちろん、ソウルの王様、ジェイムス・ブラウンの伝記映画で、この映画のプロデューサーにローリング・ストーンズのミック・ジャガーが名を連ねているのですが、映画の中にもローリング・ストーンズ(俳優の演じている)がチラッと出来るくだりがあったりして、ちょっとこそばゆいなあ、などと思ったりしながらも、とても楽しめる映画でした。
特にステージパフォーマンスのシーンが素晴らしく、このあたりはプロデューサー、ミック・ジャガーのこだわりなのでは?と勝手な想像をしてしまいました。やはり、ジェームス・ブラウンを映像化するときにあのダンスは不可欠だろうし、かといってあんな風に踊れる人間は、世界中どこにもいないんじゃないだろうかと思っていたのでしたが、それが見事に再現されていて、正直あっけにとられました。ジェームス・ブラウンも凄いけど、俳優っていうのも凄い仕事だなと、改めて感心し‥‥‥。

などと、他人の興奮を長々と聞かせられるのは、ちょっとめんどくさいな、と感じることもりますが、それでも本当に好きな物を語る人の話は、その思い入れが伝わってきて、聞いてるこっちまでなんだかその気になってくる、ということもよくあります。

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この三冊も蔵書からの出品なのですが、タイトルからしてずばりの「ローリング・ストーンズが大好きな僕たち」と「ギターをめぐる冒険」はローリング・ストーンズというバンドに取り憑かれた人たちのそんな想いのつづられた二冊。そして、真ん中の一冊は、そんなロックという音楽に敬意を表して、ビートルズのジョン・レノン著「絵本ジョン・レノンセンス」です。

「ローリング・ストーンズが大好きな僕たち」は、残念ながら今年の2月14日にボーカルのシーナさんが亡くなってしまったものの、その遺志を継いでなお活動を続ける、唯一無二のロックンロールバンド!Sheena&The Rokketsの鮎川誠と、自らもロックバンドのボーカルとして活動している作家、山川健一との熱い対談集です。
この対談では、自分達がどのようにロックや、ストーンズに出会い、どんなふうに聴いて、そして今なおどのよう楽しんでいるか、いわばローリング・ストーンズにまつわる個人史が語られているのですが、読み終わる頃には、あなたは必ずローリング・ストーンズのアルバムを一枚目から聴いてみたくなっていることでしょう。

「ギターをめぐる冒険」は知る人ぞ知るキース・リチャーズ(R・ストーンズ)フリークの筌尾正という人の著作です。この人の、キース・リチャーズフリークぶりは凄まじく、中でもギターに関する見識には目を見はる物があります。
ローリング・ストーンズのライブツアー鑑賞記などが、独特のインタビュー形式で綴られているのですが、実はそれが、インタビューではなく独り語りだったというところも非常にユニークな、読み終わるとギターを買いたくなってしまうという、ちょっと厄介な一冊です。

そして、「絵本ジョン・レノンセンス」ですが、ジョン・レノンのイラスト集などを見たことがある人ならわかると思いますが、一風変わったジョン・レノン流のユーモアに貫かれた一冊です。それがどのように変わっているかというと、翻訳した片岡義男が、あとがきで「この本の翻訳は不可能だと思ったので、やってみたくなった。」と語っているところからも想像できるでしょうか?できないかもしれません。とまあ、こんな調子なので、読んでもらうしかないと思います。

今回この「ジョン・レノンセンス」を紹介しようと思ったときに、最初はストーンズとのバランスを考えて、ビートルズ関連からの一冊くらいに考えていたのですが、写真を撮るために本を並べてみて、前述の三人の著者なら、きっとジョン・レノンの著作と横並びは恐れ多い、というようなことを言うんじゃないかと思いました。先ほど、敬意を表してと書いたのはそんな想いからで、考えてみるとロックという音楽の発展には、そんな敬意や畏敬の念というのが、常にその根底にあったのではという気がします。

禁止されていた黒人音楽に対する白人の子供たちの敬意。海を越えて伝わったアメリカの黒人音楽に対する、ヨーロッパの人々の驚きと敬意。世間から忘れ去られていたブルースマン達に手を差し伸べた、若いロックミュージシャンからの敬意。

そのような、世代や国境を越えた敬意の連鎖が、ロックムーブメントをここまで巨大な物にしたのではないかと思います。
冒頭で紹介したジェイムス・ブラウンの映画もきっとミック・ジャガーのそんな想いから作られたのではないかなという気がするのです。

自分の好きな分野の話なのでついつい長くなってしまいましたが、最後に、前述のSheena&The Rokketsのヒット曲「ユー・メイ・ドリーム」からの一節を紹介して終わりにしたいとおもいます。

 あなたのことを想うと(略)いつもは憂鬱な雨も、サンバのリズムに聞こえる。

雨の日が続いていますが、そんなときこそ夢中になれる一冊の本で梅雨のジメジメを吹き飛ばすなんてどうでしょう?

オンライン古本屋の藤子文庫は、雨の日も風の日も、24時間営業中です。


五月から三回に渡って行われた製本講座の最終回にいってきました。

本をバラバラに分解するところから始まり(一回目)、
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その本をもう一度綴じ直し(二回目)、

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表紙を取り付け(今回)、

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遂に完成しました。

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こんな風にピシッとした作りの本は、手に持つだけでも気分がいいものです。

ちょっとした思いつきで参加した製本講座でしたが、普段のちょっとした作業(値札をはがしたり)に応用できるようなヒントもあったり、先生のヨンネさんをはじめ、他の参加者の方々もいろんな形で本にかかわっている方ばかりで、貴重なお話も聞くことが出来たりと、とても実りの多い三回の講座でした。

古本屋というと、本を買い取りそれを売る。その間に店を形作る(私の場合、今のところホームページの構築)という作業がありますが、やはりモノを流通させるのが主な仕事でなので、モノ作りの面白さや感動のようなことを、普段は何となく忘れてしまっている気がします。
なので、今回この講座に参加して、やっぱりこういうのも必要だな、と改めて思いました。これからも仕事の延長の趣味として製本をやって行きたいと思っています。

先生のヨンネさんのブログはこちらです。




先日ツイッターに”ナチスというと、ヒトラーのような狂人が作り出した異常な出来事と思われがちだが、実はヒトラーにはそれを支援する経済界があり、ヒトラーは操られていたにすぎない、という事実を忘れてはならない”というような歴史学者の言葉が上がっていました。

確かに、歴史とは勝者の歴史である、という言葉もあるように、それは、実はすごく曖昧で、とらえどころがなく、危ういものなのかもしれないと思います。
最近、歴史認識であるとか、憲法解釈であるとか言われていることも、なにが正しいかを論じているのではなく、”何を事実としたいか”という歴史を自分達の都合に合わせて書き換えようとする争いのような気もします。

ただ、そこに歴史の面白さがあることもまた事実で、同じ史実をいろいろな視点で描く事で、全く違う物語が出来上がるのは歴史モノの最大の魅力だと思います。

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実はこの三冊は私の蔵書で、持っていても読み返すわけじゃなし、と思い切って売れそうなものを商品に加えて行くことにしたわけです。

少し解説しますと、ヒトラーはもちろん第二次大戦時のドイツの独裁者。近藤勇は江戸末期に活躍した新撰組の隊長です。この新撰組も歴史に翻弄された悲劇の集団であるとも言えるし、不気味な暗殺者集団、ナチスの秘密警察みたいなところもあり、なんともいえない興味深い人たちなのです。

そして、最後の南方熊楠は、この三人の中では一番知名度は低いかもしれませんが、いうなれば日本のエコロジストの先駆けのような人で、この中では最も現代的な人物かもしれません。
その熊楠を水木しげるは、猫の視点から描いています。夏目漱石の『吾輩は猫である』のような感じなのですが、このちょっと人間ばなれした視点が、妖怪を人間のように描き、人間を妖怪のように描く、水木しげるならではなと思ったります。

他にも水木しげる関連の本を数冊追加しました。
商品ページの下の方にある商品紹介欄に、その本の雰囲気が伝わるような、本文や解説
からの抜粋を紹介していますので、興味のある方は是非ホームページもご覧ください。


Free&Easy10年分!!

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アメカジ系の男性ファッション紙『Free&Easy』約10年分が入荷しました。
まだちゃんと数えていないのですが、120冊近くになるかと思われます。
Free&Easyというのは、”自由で気まま”くらいの意味なのでしょうか?
ブーツ、時計、サングラス、など男の趣味満載の雑誌です。ブーツ、時計、サングラス十年分いかがでしょう!!ギリギリですが、父の日のプレゼントを選ぶ参考にもなるかもしれません。

パラパラとめくっていると書斎に関する記事が目に止まり、子どもの頃に、父親が納戸を書斎に改造して使っていたことなんかを思いだしたりしました。
そういう自分の空間を持つ憧れは、老若男女、洋の東西を問わず、変わらない人間の欲求なのかもしれないと思います。考えてみれば古本屋の役目の一つは、そのようなことだといえるのかもしれません。

10年分の『Free&Easy』は、Amazon中心に出品して行く予定ですが、近日中に目録を作成しますので、興味のある方がいらっしゃいましたら直接メールでお問い合わせいただければ、在庫の状況など素早くお知らせすることができると思います。

ホームページにも毎日本を追加していますので、是非ご覧になってみて下さい。

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 全巻セットの写真を撮影していて、ちょっと面白かったのでアップしてみました。このまま手作り感を出すのもいいかな、とも少し思ったのですが、ちょっと生活臭が強すぎるので、トリミングして使うことにしました。
完成形はこんな感じです。

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自然光で撮ってるので、露出のムラが気になります。

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