行政書士ふじまるの趣味のページ

48「ユーチューブで観た映画」に「カメラを止めるな!」の感想を追記

全体表示

[ リスト ]

素晴らしき角川映画

 村上春樹さんのノーベル文学賞受賞は今年もダメでしたけど、テレビでは馴染みのカフェに集まった《ハルキスト》なる変な兄ちゃん姉ちゃんたちが落選の報にガッカリする様子を、さかんに流しておりました。
 何ですか、あれは? くだらんものを映すな。私はテレビ局にそう言いたい。
 そもそも村上春樹の小説が世界各国で愛読されているという事実が、私には信じられません。どこが良いの、あんな小説の? 私には精神の衰弱あるいは幼稚化としか感じられないのですけどね(村上春樹さんの小説に関しましては、当ブログの記事「グラフNHK天下御免」においても言及しております)。
 
 声優の家弓家正さんがお亡くなりになりました。
 家弓さんと言えば宮崎駿監督の最高傑作「未来少年コナン」のレプカ局長。ピストル型の焼き鏝をコナンの眼前に突き出して「よく見ろ。熱いぞ」。
 キャー、しびれるお声。大好きな声優さんでした。心よりご冥福をお祈り申し上げます。

 さて、本日は懐かしい角川映画のお話をさせていただきます。
 ちょうど私が高校生の頃スタートした角川映画には、プロデューサーである角川書店社長・角川春樹氏(最初に見た時は、顔が吉田拓郎さんに似ていると思った)の
「洋画に負けない日本映画を作る!」
「日本映画界に革命を起こす!」
 そういうパッションが満ち溢れていて、作品の出来はともかく、私なんぞはその心意気をたいへん愛しておりました。
 
 角川映画からテレビで大々的に映画のCMを流すようになりました。それまではテレビで映画のCMなんか観たことがありませんでしたから。「読んでから観るか、観てから読むか」などのキャッチフレーズが頻繁に登場するようになり、角川映画は日本の広告のスタイルも変えました。
 
 記念すべき角川映画第1作目は「犬神家の一族」(1976)。
 
イメージ 1
 
 この作品により日本中で横溝正史の一大ブームが起き、かく言う私も横溝先生の推理小説「八つ墓村」や「本陣殺人事件」等を夢中になって読みました。ホント面白かったです、横溝作品は。
 
「犬神家の一族」は亡くなった信州財閥界重鎮の遺産を巡るドロドロした肉親同士の争いを描いた物語でして、そのおどろおどろしい雰囲気が観客を惹きつけました。
 ちなみに、本作の導入部分は、アガサ・クリスティの中編小説「死者の鏡」によく似ております。横溝先生もクリスティにはそうとう影響を受けたのでしょうね。

 監督は日本映画界の巨匠・市川崑。市川監督はお亡くなりになる2年前(2008年)に本作をリメイクなさいましたけど、それだけ思い入れのある作品だったのでしょう、この「犬神家の一族」は。
 
イメージ 2
 
 事件の謎を解明する私立探偵・金田一耕助を演じたのは石坂浩二さん。少しとぼけたところもある知的な二枚目・石坂さんは、金田一耕助に適役でした。

イメージ 29
 
 金田一耕助が滞在するホテル(旅館?)の女中役の坂口良子さんが、とっても可愛く、そして演技上手だったのは、以前お話した通りです。
 
イメージ 3
 
 そして、本作のヒロインが、島田陽子さんです。

イメージ 22
 
 美しかったなぁ、当時の島田陽子さんは。(私が勝手に考えるところの)70年代3大美人女優のひとり島田陽子さん(ちなみに他の2人は松坂慶子さんと中野良子さんです)。この当時はテレビや映画に引っ張りだこでした。

イメージ 27

「仮面ライダー」や中村雅俊さんと共演した「われら青春!」の時の島田陽子さんは、笑うとエクボが出来て、もうたまらないくらい可愛かったです。
 
イメージ 4
 
 着物姿もお似合いです。

イメージ 23

 映画では「黄金の犬」(1979)と同じ角川映画「白昼の死角」(1979)の時の島田陽子さんが最高にセクシーでした。映画そのものはどうでも良い作品でしたけど・・・ショーケンと共演したテレビドラマ「くるくるくるり」がまた観たいな。
 最近の落ちぶれた(失礼!)島田陽子さんを拝見するのはつらいです。
 大好きです、島田陽子さん!

イメージ 24
 
 また、大野雄二さんが作曲した本作のテーマ曲が、美しすぎる名曲なのですわ。大好きです、私はこのテーマ曲が。何度聴いてもうっとりします。
 ちなみに、テレビ版では古谷一行さんが金田一耕助を演じていたのですけど、茶木みやこさんが歌うテレビ版の主題歌「まぼろしの人」もまた隠れた名曲です。ご存知ない方は一度ユーチューブで聴いてみてください。大野さんの映画版主題曲はもちろん素晴らしいですけど、茶木みやこさんの曲も不気味なムードが漂っていて素敵ですよ。

イメージ 28
 

 角川映画第2作目は、森村誠一原作「人間の証明」(1977)。
 これにより今度は森村誠一ブームが起きました。
 
イメージ 5
 
 まず、この「人間の証明」というタイトルが良いですよね、キャッチーで。同じ中身であっても、これがナントカ殺人事件とかいうタイトルだったら、こんなに人気は出なかったと思います。やっぱ作品のタイトルって大切ですね。
 
 本作ではニューヨークロケを敢行いたしました。
 日本人としては大柄な松田優作でも、外人さんと並ぶと細くて小柄に見えるものなんだなぁ、とそういう感想を抱いた記憶があります。

イメージ 30

  この作品の鍵となるのが、西条八十の「帽子」という詩です。
 
   母さん、僕のあの帽子、どうしたでしょうね?
   ええ、夏、碓井から霧積へ行く道で、
   谷底へ落としたあの麦わら帽子ですよ
 
 テレビCMでは松田優作がこの詩を朗読していました。
 また、この詩を基に作られ、出演者のひとりジョー山中さんが歌う「人間の証明のテーマ」は、私のカラオケの十八番でもある名曲です。
 ジョー山中さんの曲では「戦国自衛隊」(1979)のエンディングテーマ「ララバイ・オブ・ユー」も大好きです。
 
イメージ 6
 
 
 角川映画第3作目は、2作目と同じく森村誠一原作となる、「野性の証明」(1978)でした。
 
イメージ 7
 
 主演は高倉健さん
 昨年、NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」で再び注目された薬師丸ひろ子さんが、本作でデビューいたしました。
 
イメージ 8
 
 自衛隊の特殊部隊兵士(ちなみに、特殊部隊の訓練シーンでアメリカ人教官に扮していたのは、大人気テレビドラマ「地上最強の美女バイオニック・ジェミー」でオスカー・ゴールドマン局長を演じたリチャード・アンダーソン)だった高倉健さんが、訓練中ある村の大量殺人事件に出くわし、その村でただひとり生き残った薬師丸ひろ子ちゃんを養女にして東北地方のある町で暮らしていたところ、自衛隊と癒着関係にあるその町の名士の悪行三昧が明るみに出てきて・・・というのがおおまかなストーリーです。
 
 見どころは、アメリカでロケした戦闘シーン。設定上は自衛隊の国内演習場となっておりますけど、とても日本とは思えない風景の場所を本物の戦車が走り、ヘリコプターが飛び交います。
 健さんが空に向かって撃つシーンの機関銃も本物でしょう。
 
イメージ 9
 
 このように角川映画は、1作目2作目3作目と、どんどんスケールアップしてゆきました。
 
イメージ 10
 
 そして、本作のヒロインが中野良子さん。島田陽子さんと並ぶ(私が勝手に考えるところの)70年代3大美人女優の一人(もう一人は松坂慶子さん)です。

イメージ 25
 
 健さんと中野良子さんは「君よ憤怒の河を渉れ」(1976)でも共演いたしました(良子さんの横にいるのは大滝秀治さんですね)。
 
イメージ 11
 
 ということで、ここで久しぶりに、私のブログではすっかりお馴染みの、中野良子さんオンステージを始めさせていただきます(苦笑。当ブログの記事「グラフNHKその9天下御免」と「気になる女性たち3(昔のいい女篇)」参照)。
 良子さん、大好きですう!

イメージ 34
 
 うわ、何て可愛いのでしょう、中野良子さんは。
 
イメージ 12
 
 良子さんのキリッとした表情がたまりませんですう。
 
イメージ 13
 
 ウギャアアア、もうどうにでもしてちょうだい、中野良子さあああああん。

イメージ 26
 
 
 ・・・えー、話を元に戻しまして、その後も角川映画は前野曜子さんの記事でご紹介した松田優作主演の「蘇える金狼」(1979)や千葉真一さん主演の「戦国自衛隊」(1979)などの佳作を世に送り出しましたが、
 
イメージ 14
 
 角川映画らしい金のかかった大作と言えばこれ、「復活の日」(1980)です。
 
イメージ 15
 
 何と南極ロケを敢行したのですからすごいですよね。
 
 細菌兵器による人類の絶滅を描いた本作の原作者は、日本SF界の第一人者・小松左京です。
 小松先生原作の映画化作品としては、他に「日本沈没」(1973)や由美かおるさんのおっぱいが忘れられない「エスパイ」(1974)等があります。

イメージ 33
 
 あ、そうそう、三浦友和さんの無重力SEXで有名な「さよならジュピター」(1984)なるサイテー映画もありましたね。あはは(汗)・・・(当ブログの記事「大好きな日本映画その2」参照)。
 
 主演は草刈正雄さん。人気テレビドラマ「ライフルマン」のチャック・コナーズも出演していました。

イメージ 31
 
 ヒロインは、布施明さんの奥さんだったオリビア・ハッセーでした。

イメージ 32
 
 日本映画界に革命を起こすべく奮闘した角川映画でしたが、80年代に入りますと薬師丸ひろ子さん主演の「セーラー服と機関銃」(1981)や
 
イメージ 16
 
 原田知世さん主演の「時をかける少女」(1983)が大ヒットしたことから
 
イメージ 17
 
 大作映画主義を捨て、薬師丸・原田によるアイドル映画路線にシフトします。こちらの方が儲かるのですから、しょうがありませんわな。
 確かに当時は薬師丸ひろ子ちゃんも
 
イメージ 18
 
 原田知世ちゃんも初々しくて可愛かったですけどね(知世ちゃんが歌う1984年公開の映画「天国にいちばん近い島」の主題歌が、私は好きです)。
 
イメージ 19
 
 それから、この当時は石原真理子ちゃんが、日本でいちばん可愛い女の子だった時期があったのですよ。今では、やたらに鼻の穴が大きい、気持ちの悪いおばさんですけど。
 たしか人気絶頂期には明石家さんまさんとも交際していたのですよね、彼女は。羨ましいぞ、さんま。
 
イメージ 20
 
 このように角川映画は途中から路線変更いたしまして、路線変更後の小粒作品には興味がありませんけど(それでも「時をかける少女」だけは好きです)、初期の大粒作品のことは今でも愛しています。
 角川春樹、あんたはエラかった。
 私は、角川春樹のパワーと情熱を尊敬します。
 
イメージ 21

この記事に

閉じる コメント(23)

偶然?連れ添いの実家にて衛星放送 君よ〜を鑑賞
西村寿行、愛読者でしたね
復活の日 パソコンにデータとして秘蔵

2014/10/12(日) 午後 7:37 えいとまん 返信する

顔アイコン

ユリアさん、こんばんは。
横溝先生の小説はどれも面白かったです。私は夢中になって読みました。素晴らしい才能です。

2014/10/12(日) 午後 7:46 [ ふじまる ] 返信する

顔アイコン

えいとまんさん、こんばんは。
今日の昼間BSで「君よ憤怒の〜」を放送してましたよね。
復活の日、やはりオリビア・ハッセーですか、お目当ては。あはは。

2014/10/12(日) 午後 7:48 [ ふじまる ] 返信する

アバター

角川映画、世の中を楽しませてくれましたね。

薬師丸ひろ子さんの、快感!は、流行りました。
良い時代でしたね。

ナイス。

2014/10/12(日) 午後 8:53 ばば・ルピナス 返信する

顔アイコン

ルピナスさん、こんばんは。
ルピナスさんがお好きだったのは、高校時代は山口百恵ちゃん主演の映画。高校卒業後は薬師丸ひろ子ちゃん主演の映画でしたでしょうか?

2014/10/12(日) 午後 8:59 [ ふじまる ] 返信する

『犬神家の一族』が大好きです(『八ツ墓村』も^^)!
野々宮珠世は島田陽子さんしか認めません。
リメイク版ツラかったです。二度と観ないつもり。

2014/10/12(日) 午後 10:46 [ mamataro ] 返信する

顔アイコン

こんばんは。
21世紀の角川春樹は、モンゴルで騎馬軍団の大群が草原を駆け巡る超大作『蒼き狼 〜地果て海尽きるまで〜』を製作してましたね。

2014/10/12(日) 午後 11:38 [ 独立UHF局アニメ実況民 ] 返信する

顔アイコン

mamataroさん、こんばんは。
そうですよね、珠世はぜったい島田陽子さんですよね。当時の陽子さんは美しすぎました。

2014/10/12(日) 午後 11:58 [ ふじまる ] 返信する

顔アイコン

独立UHF局アニメ実況民さん、こんばんは。
『蒼き狼 〜地果て海尽きるまで〜』は観ておりませんけど、どうせダメでしょ?
角川春樹さんは70年代の人間なのです。

2014/10/13(月) 午前 0:00 [ ふじまる ] 返信する

古谷版の金田一、好きでしたね〜!当然DVD持っています!
昔のドラマって魅力的な主題歌が多かったですね。
長崎犯科帳、七瀬ふたたび、動物のお医者さん、がお気に入りです。

2014/10/13(月) 午前 2:13 MARUMA 返信する

金田一物では「悪魔の手毬歌」が大好きです。
いろいろありますが、一番のお気に入りはコミックで、jetが作画したものです。

2014/10/13(月) 午前 2:19 MARUMA 返信する

顔アイコン

MARUMAさん、こんにちは。
2つもコメントありがとうございます。
コミック版はつのだじろう先生がお描きになっていなかったでしょうか?
古谷版金田一の茶木みやこさんが歌う「まぼろしの人」、いい曲ですよね。大好きです。

2014/10/13(月) 午前 11:21 [ ふじまる ] 返信する

顔アイコン

角川映画は、当時 衝撃的でした。
当時のタブーを題材にしました。

人間の証明で 岡田茉莉子さんが 米国進駐軍に白昼レイプ
されるシーンは 今では問題になるシーンでしょう。

野生の証明の自衛隊は大学生のエキストラ、当時 体育会の猛者が
応募して 出演しました。
走らされてばっかりで、きつかったそうです。

懐かしいですね。

2014/10/14(火) 午前 8:24 [ へのへのもへじ ] 返信する

顔アイコン

角川作品はキャストも豪華ですし、新しい女優、役者をたくさん輩出しましたね。とにかくお金をかけて、映画界に対する功績は大きかったと思います。
今はコスト重視で、こじんまりとした邦画が多いですが、たまには大きく当ててくれる作品も見たいですね。

2014/10/14(火) 午前 9:05 atts1964 返信する

顔アイコン

へのへのもへじさん、こんにちは。
あら、野性の証明の自衛隊員は大学生のエキストラだったんですか?
それは知りませんでしたw

2014/10/14(火) 午前 9:49 [ ふじまる ] 返信する

顔アイコン

atts1964さん、こんにちは。
映画なんだからこじんまりとしてちゃ駄目ですよね。テレビとは違うのですから。あはは。

2014/10/14(火) 午前 9:51 [ ふじまる ] 返信する

顔アイコン

コメントありがとうございました。
村上春樹のノーベル賞騒ぎは、結局、出版社的な「売れる作家」である事での乱痴気騒ぎですね。
その昔の井上靖の時と似ていますね。
個人主義的な作風ではノーベル賞は無理だと最初から感じています。
映画でも、大資本の「戦場のメリークリスマス」で大騒ぎしているのに、今村昌平がカンヌにもいかないで、「楢山節考」がカンヌを取ってしまうのは、お金に弱いジャーナリストが苦々しく思っていたのと似た感覚ですね。
角川映画の特集、面白かったです。五社崩壊からの「新しい邦画つくり」が良かったですね。

2014/10/30(木) 午後 4:57 [ ひろちゃん2001 ] 返信する

顔アイコン

ひろちゃん2001さん、こんばんは。
「戦場のメリークリスマス」、さすがにあんなつまらない映画がカンヌでグランプリを取るわけありませんわな。何を浮かれていたのでしょうね、あの時のマスコミは。

2014/10/30(木) 午後 7:33 [ ふじまる ] 返信する

角川映画も見事でしたが、オヤジ角川の破天荒ぶりがやはり
すごかったです。やはりああいう人でないと傑作映画は作れない
のかも知れない。
私は、角川3姉妹で育った世代でした。

2014/11/16(日) 午前 0:42 [ シェルティー ] 返信する

顔アイコン

ボーダー・コリーさん、こんにちは。
あら、角川三人娘世代ですか?
私はその前の中野良子・松坂慶子・島田陽子世代です。あはは(汗)・・・

2014/11/16(日) 午前 11:56 [ ふじまる ] 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(0)


.


みんなの更新記事