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(2009年10月10日(土)の活動日記その1)
● 雑誌『世界』11月号が発売されました/総選挙のルポルタージュ
事務所のポストに、岩波書店から郵便が届いていました。
8月に取材をしていただいたジャーナリストの星徹さんが
(http://www.hide-fujino.com/diary/2009/aug3.html#090814)
そのルポルタージュが載った月刊誌『世界』の最新号を
わざわざ送ってくださったのですね。
(『世界』:http://www.iwanami.co.jp/sekai/)
すでにフジノは、発売日(8日)に買っていましたよ〜!
画像参照
予告編というか宣伝の文章では、
こんな風に紹介されていました。
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神奈川11区・「小泉王国」の牙城に穴はあいたか
(ルポ・星徹)
3代にわたる小泉家の支配や海軍基地・米軍基地の存在などから
「権力に従順な土地」と評されてきた神奈川・横須賀で、
静かな異変が起きつつある。
小泉元首相が推薦した市長候補が落選し、
圧勝してきた選挙区でも逆風が吹き始めた。
長期間の支配を打ち破ろうという市民の動きを中心に、
今回の選挙戦をルポする。
(引用終わり)
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4年前、フジノは『スーパーJチャンネル』の取材で
1週間ずっと取材を受けた、という体験があります。
(http://www.hide-fujino.com/diary/2005/dec2.html#051211)
その時、ジャーナリストというのはいかに大変なのか、を感じました。
だって、1週間びっしりそばに居て下さったのに
使われるフィルムはわずか10分だけですから!
かつては大熊一夫さんのような
ルポライター/ジャーナリストになることを目指していたフジノですから
その仕事の大変さはあたまでは理解していたのですが
実際に目の当たりにしてこんなに大変な仕事なのか、と
改めて感じたものでした。
しかし、今回の『世界』の取材は、
それを上回る長期の取材活動でした。
8月は毎日必ず星さんの姿をお見かけしていました。
もちろんフジノが取材対象では無かったですから
フルタイムでの様子は分からないのですが
朝の駅立ちにも、夜の駅立ちにもいらっしゃいましたから
きっと星さんは、総選挙の前から終わりまで
ずっと横粂・小泉両陣営に
密着取材をしていたのだと思います。
本当に長期間にわたっての取材、おつかれさまでした。
ジャーナリストの姿というものを改めて見させていただきました。
● 密着取材だからこそのルポに、感動しました
完成したルポをさっそく読んだのですが
今回の総選挙に関して書かれた
あらゆる記事の中では
フジノが現場で感じた想いに最も近いものでした。
総選挙のまっただなかでも星さんや一部の記者の方々には
『素直な想い』をお話してきたのですが、
HPでは初めて書きます。
誰よりもこころから横粂さんを応援してきたフジノですが、
選挙の途中(3日目くらいでしょうか)から
小泉進次郎さんの闘い方に
本当にこころを打たれたものでした。
『選挙戦略』として理解はしているものの、
たった1人きりで先頭に立って
演説に声を枯らす進次郎さんの姿には強くこころを打たれました。
もしかしたらこの感情というものは、
選挙を闘った経験がある人間にしか分からない感情かもしれません。
半年以上ずっと彼を倒すことだけをひたすら考え続けて
夢に毎晩出てくるほどに思い続けた相手だからこそ
相手の実力を見誤ることが無いように
しっかりと冷静にずっとその姿を見つめ続けてきました。
だからこそ、『敵』とか『味方』とか
そういう分類を超えた想いがあるのです。
若い仲間たちに囲まれた『チーム進次郎』の姿は
市長選挙での『チーム雄人』をイメージさせるものがありました。
素直に、
「ああ、本当は自分たちがやりたかった闘い方を
まさに進次郎さんが実現してみせた。
敵ながら本当に素晴らしい、本当に敵ながらあっぱれだ」
と、進次郎さんのリーダーシップを
日が経つごとにますます強く感心させられたのでした。
そんなリスペクトの気持ちを
選挙中盤からは隠すのはやめました。
それがフジノの偽らざる本音でした。
(たぶん横粂陣営でも『本気で横粂さんを応援している人』ほど
フジノと同じ気持ちになっていたのではないかと思います)
だから、選挙最終日の夕方、
たまたま横須賀中央で2つの陣営が道路をはさんで出会った時、
(フジノは横粂さんのすぐ真後ろについていました)
あるテレビ局の人が大声で
「2人(進次郎さんと横粂さん)をもう1度、握手させろ!」
と言った時、
「絶対にダメです!絵作りなんかさせない!」
と大声で言い返して、
フジノはとにかく横粂さんを前へ前へと遠ざけました。
2人の『本気の闘い』を、テレビの放送用の絵作りの為に
『茶番劇』のレベルに落としたくなかったのです。
テレビ局はカメラの前で、YouTubeで話題になった『握手拒否劇』を
再演でもさせたかったのでしょう。
政策論争から最もかけ離れたあの映像こそ
総選挙をつうじてフジノが一番イヤだった出来事でした。
(あれを観た人から「『敵失』だね」とうれしそうに言われるのが
フジノは本当にイヤでイヤでたまりませんでした)
一瞬、あの握手拒否劇の『逆バージョン』が
フジノのせいで起こってしまうかもしれない、
というリスクが頭をよぎりましたが、
それでも絵作りなんかさせたくありませんでした。
しかしそんな心配は杞憂に終わりました。
両陣営とも素晴らしかったのは
横浜銀行のわきの歩道をはさんで、お互いに
「進次郎さん、がんばってください!」
「横粂さん、がんばってください!」
というエールのかけ声がわきおこったことです。
両陣営は、正々堂々の真っ向勝負を行なったのです。
テレビの絵作りは当然ながら失敗に終わって
それぞれの陣営はそれぞれの活動へと戻っていきました。
これがフジノが現場で体感した選挙最終日でした。
神奈川11区にあったのは、自民VS民主なんかではなく、
進次郎さんと横粂さんという2人の同世代の真っ向勝負だったのです。
そうした、全力で闘いぬいた現場を知っている方々でなければ
分からない空気感が『世界』の記事では描かれているように感じます。
他の週刊誌や雑誌やテレビ報道には決して描けなかった、
長期間にわたってまさに密着し続けた星さんだからこそ
描くことができたルポだなあと、そんな風に感じました。
ぜひみなさまも『世界』を読んでみて下さいね。
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