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(2009年10月20日(火)の活動日記その3)
● この美しさこそが本物の芸術だ/美しい夕陽、海、空、富士山
美術館評価委員会を終えて、
絶望に満ちた気持ちで美術館を後にしました。
これほどネガティブな気持ちになった時は、
なんらかの形で切り替えないと、
まっすぐ事務所に戻っても怒りや絶望で仕事が手につきません。
そこで、走水・伊勢町にある『かねよ食堂』へ向かいました。
(http://art-onthebeach.com/top-menu.html)
お腹が減ってたこともあるし、
何よりも、美しい走水の海を見ていれば、
気持ちが切り替えられそうだったから。
バイクでかねよ食堂に到着してヘルメットを取ると
出迎えてくれたオーナーのジョンさんが
「フジノくん、夕陽がやばいよ!」
と大きな笑顔で話しかけてきました。
「早く!行かなきゃ!」
いうジョンさんの声に導かれて、海へ向かって走り出しました。
そして、2人でしばらく夕陽を眺めていました。
夕陽が沈んでいく空の美しさ。
人々の生活の灯が映し出される街並み。
遠くにハッキリと見える富士山の姿。
漁を終えた舟、静かな海。
これこそが本当の美であって、
ハコモノの中に押し込まれたニセモノとは違う。
神様のアートには、人間はかなわない。
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しばらくしてから、ジョンさんがカメラで写真を撮り始めました。
フジノもせっかくなのでケータイで撮影してみました。
やっぱりケータイで撮っても美しさは伝わらない。
(ジョンさんが一眼レフで撮った写真は
こちら:http://info.art-onthebeach.com/?eid=1147673)
画像1枚目参照
あまりにもしがらみにとらわれきった政治・行政に
がくぜんとさせられる日々が続いていて、うんざりすることばかりだ。
人間は醜い。自分の利己的な欲求ばかりだ。
ハコモノを取るか、いのちを取るか、
こんなカンタンな二者択一でさえ、
自分が今は満たされている人は
他人が貧しくて苦しんでいることさえ目にも入らずに
ハコモノを取る。
美術は大切だ、という欲求をふりかざす。
かたや同じこのまちで苦しんでいる人がたくさんいることを
直視しようとさえしない。
そんな人々への想像力さえ持てない人々が
「芸術を愛している」だなんて、うんざりさせられる。
「限られた財源しかない」とこれほどアナウンスしているのに
他人の苦しみの犠牲の上に成り立っているような喜びを選ぶ人々は
醜い。
それにひきかえ、自然はどこまでも美しい。
画像2枚目参照
気力を振り絞って、また立ち上がらなければ...。
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