|
(2008年9月3日(水)の活動日記)
● 変われるか、博物館
今日は、横須賀市自然・人文博物館へ行ってきました。
(博物館HP:http://www.museum.yokosuka.kanagawa.jp/)
6月議会で行なった博物館に対するフジノの提案が
その後どうなったのかを自分の目で確認する為です。
写真1枚目
フジノはこの博物館が幼い頃から大好きで
現在もしばしば独りでふらりと訪れます。
無料で入館できて、展示物には夢があふれています。
思い返せば、小学校の頃に
クラスの班のみんなで見学に行ったのが
最初のきっかけだったのだと思います。
お金が無くても時間だけはたくさんあった高校時代には
夏休みになると暑くて行き場が無い僕は
恋人とよく博物館をぶらぶら見て過ごしました。
昨年まで16年間にわたって飼い続けてきた大切な猫を
拾ったのもこの自然・人文博物館の前でした。
(http://www.hide-fujino.com/diary.htm#aboutsugar)
そんな想い入れの深い場所である市の博物館は
個人としては
このまま時間が止まったように
変わらずに存在してくれるだけで、
ありがたく感じる失いたくない場所です。
団体が来ている時を除けば見学している人はあまりいなくて
いつもとても静かで、冷暖房がきいていて、
穏やかな時間を過ごすことができるからです。
けれども、政治家としての考えは全く違います。
もっともっと良く変わって
可能な限り入場者をたくさん増やしていかねばダメです。
こどもたちの学校教育の場として大切なだけではなくて
大人たちの為の社会教育の場としても
すごく有効な場所ですし
さらにフジノは
『観光資源』としても
『米兵犯罪を防止する教育の場』としても
この博物館を徹底的に利用したいのです。
個人としての想い入れと
政治家としての考えは全く別なのが
本当につらいところなのですが、
政治家としては使えるものは全て使う、
徹底的に使い倒す、そう考えています。
さて、フジノが6月議会で行なった提案とは
下のとおりです。
(2008年6月議会・教育経済常任委員会でのフジノの質疑より)
<フジノの質問>
自然・人文博物館の入場者数増のために提案を、
自然・人文博物館と
教育委員会と
経済部に
質問させていただきます。
事前にヒアリングさせていただいたところ、
博物館の入場者に占める外国人というか、
外国籍の方の入場者数は極めて少ないとお聞きしました。
僕は博物館が好きでよく行くのですが、
場内の展示物の全てではないのですが
かなり多くの英文表示がされています。
(下の写真は入場口です)
写真2枚目
(休館日に関する英文表記はありませんでした)
写真3枚目
入り口に入ってすぐに
左ページは日本語、右ページは英語の
『冊子』が置かれていて館内に持ち込むことができますし、
(下の画像がその『冊子』です)
写真4枚目
(下の画像は『冊子』の中身です。日英2ヶ国語になっています)
写真5枚目
新たに作っていただいたのですが、
『常設展示解説シート』という、
壁に誰でも取れるようになっていて、
やはり日英で表記がしてある解説が置かれています。
写真6枚目
にもかかわらず、
先ほどの報告事項の中でも申し上げましたが、
基地周辺地区安全対策協議会の中で、
米軍の方に、
「博物館にも全然(英語での)表記がない」
と言われてしまって、
非常に悔しい思いをしました。
実際にはあるわけですが、
「(英語での表記が)無いから行かない」と言われて、
「本当はあるんです」という思いをすごく強く持ちました。
そこで、御提案なのですが、
アメリカ軍も含めて外国籍の方々に対して、
実はまだ周知が弱いのではないかと思います。
実際には英文表記もあるんだ
ということの周知が弱いのではないかと思うのですが、
まず、自然・人文博物館としてはいかがでしょうか。
<博物館運営課長の答弁>
御指摘のとおりですが、
日本語と英語で表記した『要覧』というのがありますので、
それを、いろいろ指摘があったので、
3月に玄関に置きました。
それから、『常設展示ガイド』が必要ではないかということで、
それができたのが5月上旬ということもありまして、
PRが不足しているかなということで、
今後さらに庁内の米軍等と接触の多い部署にも
協力をお願いして、
さらなるPRに努めていきたいと考えております。
<フジノの質問>
経済部に同趣旨で質問したいのですが、
博物館も含めてパックのツアーにできるような、あるいは
博物館に直接来ていただけるような
観光紹介に取り組むこと
というのは
経済部観光課としてできないのでしょうか。
<観光課長の答弁>
自然・人文博物館については
英語表記などが充実してきているということでありますので、
特に米軍関係については
観光課イベント等で連携がありますので、
米軍基地内の、
例えば、シーホークという新聞など広報手段を通じて、
他のイベントや観光地とともに掲載を依頼して
PRに努めていきたいと思っております。
<フジノの意見>
先日も、『燈明堂』(についての話題)が
アメリカ軍の『シーホーク』(という新聞)に
かなり大きく掲載されていたということなど、
なかなか知られていないが、
アメリカ軍や外国籍の人に観光をアピールしていると思うのです。
(博物館は)無料で入れるということや
100インチの大型スクリーン等映像装置で非常に楽しめる、
横須賀市の歴史を知ることができるような設備が
今、自然・人文博物館に入っているのです。
(下の画像が100インチの大型スクリーンです。すごく楽しいですよ)
写真7枚目
この辺もぜひ紹介していっていただきたいと思います。
(この質疑では、外国籍の方々へのPRを増やすべき、と述べていますが
それが実現した時にはさらに次の目標に向けて
提案をしていきたいと考えています)
● 海外に詳しい市民の方は、同じ想いだった!
実はつい先日、ある市民の方から
全く同じ想いのご意見をいただきました。
そして今日、直接にお会いして
その想いを聞かせていただきました。
この方は海外赴任が長くて
諸外国における博物館の重要性を教えて下さいました。
海外出張や海外での赴任の時には
現地にある博物館を訪れて
その国の文化や歴史を学ぶことが非常に重要である、と。
そうした体験からも
横須賀市の博物館での英語表記の少なさは
とても問題を感じている、とご意見をいただきました。
フジノが6月議会で行なった質疑についても
知っていて下さったのでした。
とても驚きました。
何か大きな損失につながるとか
新たに負担が大きくなるとか
生活・暮らしに直接な影響が無い限りは
こうした委員会での質疑が
市民の方々に注目していただけることは
ほとんどありません。
誰にも注目されなくても正しいことは正しいと信じて
毎日活動している訳ですが
こうして同じ想いを抱いて下さっている
市民の方が存在していることに
とても感激しました。
いち個人の利害とは全くカンケーのない
横須賀市の自然・人文博物館の英文表記を徹底することが
外国籍の方々が多く暮らすこの横須賀市としては
不可欠であるという
市民の方のご意見に
フジノはとても強く励まされました。
---------------------------------------------
これから博物館がどう変わっていくのかについては
今日、博物館運営課長とも大いに意見交換をしました。
その結果は今の時点では発表できませんが
必ずや、横須賀市にふさわしい博物館の姿へと
変わっていくものとフジノは信じています。
何故なら、もともと横須賀市の博物館は
優秀な学芸員さんたちと素晴らしい活動の歴史を持っている
ポテンシャルが高い存在だからです。
これまでは、博物館業界にはその名をとどろかせていたものを
これからは、業界の外へ広く一般社会に向けて
もっとPRしていく活動が必要です。
その際には、英文表記を充実するのは当然ですし
多言語にも対応できなければいけないでしょう。
そうしたことなどが実現できなければ
展示の在り方も含めてこのままで良いのか、
あるいは、現在は『市の直営』で行なっている運営形態についても
いずれ議論が出てくることになるでしょう。
財政の厳しい折、どこまでやれるのかは
知恵をしぼって市民のみなさんと一緒に
考えていきたいと思います。
博物館を所管する教育委員会だけではなく
国際交流課や観光課と共に
この可能性を秘めた博物館を
もっと強く世間にアピールしていきたいと考えています。
ぜひ市民のみなさまにも
どんどん来ていただけるようにフジノ自身も
アピールしていきたいと思います。
|