おれをこきつかえ!政治家フジノ39才

「福祉のまち、横須賀」をめざして、今日も全力活動中(横須賀市議・2期目)

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(2008年12月12日(金)の活動日記その1)

● バーチャルAD/HDを体験してきました!

 今日は、東京・九段下にある『ヤンセンファーマ株式会社』へ。

 (ヤンセンファーマ(株):http://www.janssen.co.jp/inforest/public/home/

 先日この活動日記でも紹介しました、
 あの『バーチャルAD/HD』をついに体験させていただきました。

 (ヤンセンファーマ社のプレスリリースより:
  http://www.janssen.co.jp/inforest/public/home/?paf_gear_id=2100029&paf_gm=content&paf_dm=full&vid=v11&cid=cnt53468

 しくみは『バーチャルハルシネーション』と同じで
 下の写真のように、ヘッドホンを付けて、手で持つメガネをします。

 そのメガネの中にスクリーンがあるような感じで、
 約6分間の映像が流れます。

 映像は、『ドクターが説明をする部分』と、
 『小学3年生のつよしくんの目から見た世界の中に入り込んで
 疑似体験する形の部分』からなっています。

 ヘッドホンから流れる音声は、特殊なサラウンドになっていて
 実社会を体験しているような感じになります。

 さらに、メガネの中のスクリーンの映像は
 実際に、自分が視線を向けた方向の映像が見えるのですね。
 だから、どこを見ても良いのですね。

 まさに、つよしくんの目と耳を通して
 見たもの聴いたものの中に身を浸すわけです。

写真1枚目

 その世界がとてもリアルなので
 下の写真の通り、
 フジノは『バーチャルAD/HD』の世界に引き込まれて
 思わず斜め前に体が動き出してしまっています。

写真2枚目


 体験し終えた後のフジノの感想は、

 「これは、本当に衝撃ですね」

 でした。

 これまでもフジノは、AD/HD(注意欠陥・他動性障がい)に限らず
 発達障がいに関するあらゆる文献をたくさん読んできました。

 もちろん、AD/HDのあるご本人からも
 つい先日もフジノはお話を聴いたばかりです。

 けれども、本を読んだり、お話を聴いたりするのよりも、
 『バーチャルAD/HD』の方が感じた衝撃はすごかったです。

 疑似体験ではあってもやっぱり自分自身が
 身をもって体験をすることの方が、僕にはとてもリアルでした。

 これは、日本全国のできる限り多くの方々に
 実際にぜひとも体験してもらいたいです。

 すごいです。


● カンペキではなくても、これはすさまじい体験です

 そのすごさというのは、

 「注意欠陥という状況に自分が身を置いていたら
  こんな風に暮らしていかねばならないのか」

 という体験をすることです。
 これはかなりヘビーだな、という気持ちになりました。

 AD/HDというのは、まんなかがスラッシュで
 『AD』と『HD』が分かれているように
 『注意の欠陥』と『多動』との2つからなっている障がいです。

 『多動』というのは、ジッとしていられない、というような感じです。

 このうち、今回の『バーチャルAD/HD』では
 あえて『多動』の部分は設定されていなくて、
 『注意の欠陥』の部分のみをクローズアップして疑似体験します。

 だから、『多動』はこのマシンでは
 直接には体験することができません。

 というか、できないはずでした。

 でも、フジノが2枚目の写真で
 体が前にせりだしてしまっているように

 注意の欠陥という状況に自分があったならば、
 体は自然に動き出さざるをえないのです。

 体が動いてしまうのです。

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 ヤンセンファーマ社が『バーチャルAD/HD』を開発する中で
 発達障がいのあるご本人にマシンを体験してもらったところ

 「まだまだこんなものじゃない」

 という感想を受けたことがあるそうです。

 「実際にはもっと現実は激しい」

 という状況だそうなのです。

 開発にあたっては、重度のAD/HDではなくて
 中度くらいの状況をイメージして作ったそうです。

 さらに、このマシンでは
 目と耳からの情報だけの疑似体験ですから、

 物の匂いなどの嗅覚や
 物に触れたり風を感じるといった触覚は体験できません。

 ということは、実際にAD/HDがあるということは
 このマシンでの体験の何倍もの困難があるということなのですね。

 それが分かったことが、フジノには最も衝撃でした。


● 僕たちまわりの人間や社会の側にできることがたくさんある

 と同時に感じたことは、
 やっぱりまわりの人たちの理解があれば

 必ず今よりもっと暮らしやすくなるだろう、ということでした。

 ある方がこのように行動してしまうのは
 AD/HDによるのだ、ということをあらかじめ理解した上で

 僕たちが接することができたならば、
 それだけで違う、と感じました。

 これから、学校の先生方の『教員免許の更新制度』が始まって
 必ず数年おきに研修を受けなくてはならなくなります。

 その時に、発達障がいについての研修も
 先生方は必ず受けることになります。

 つまり、これから10数年のあいだに
 学校の先生方は誰もが
 発達障がいについて学ぶようになるのです。

 これはとても大きなことです。

 理解をしてくれる方の数がどんどん増えていくことは
 暮らしやすさ・生きやすさを増していくことにつながるはずです。

 その研修の際には、先生方にぜひとも
 『バーチャルAD/HD』を体験してほしいとフジノは思います。

 実際に、このことをフジノは12月議会の
 教育経済常任委員会で提案しました。

 国の研修制度に入っていなくても
 横須賀市で行なっている研修には取り入れたいのです。
 まずは、1人でも多くの先生方に体験してほしいと願っています。

 同時に、1人でも多くのご家族の方々にも
 体験してほしいと思うのです。

 その為にもフジノがやるべきことは
 1人でも多くの方が『体験できる機会』を作ることですね。
 がんばります。

 市民のみなさま、
 どうか、もう少しだけ待っていて下さいね。


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 『バーチャルAD/HD』についての
 詳しい説明はこちらをご覧下さい。
 (http://www.hide-fujino.com/pdf/2008/dec/12virtualADHD.pdf

 今日の特別な機会を設けて下さった
 『ヤンセンファーマ(株)』の方に改めて感謝を申し上げます。
 本当にありがとうございました!

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(2008年12月12日(金)の活動日記その2)

● ハード面での自殺対策の重要性

 自殺予防対策を総合的にすすめる、ということは

 自殺に追い込まれる個人の心理的な要因だけの対策ではなくて、
 自殺へと人々を追い込んでいく社会的な要因を潰していくことなのです。

 そんな社会的な取り組みの1つには、
 『危険な場所』を『安全な場所』へと変えていく、
 という手段もあります。

 これは見逃されがちなのですが、確実に意味があります。

 下の画像は『自殺対策白書(平成19年度版)』です。
 政府もこうした『ハード面』への対策の重要性を認識しています。

写真1枚目

 ひどい単語ですが『自殺の名所』という言葉があります。

 古くは、華厳の滝や青木が原の樹海などが
 小説・映画などでも取りあげられてきました。

 こうした場所で、有名な人物が亡くなったり、
 たくさんの方々が亡くなったりすると、

 少しずつ「あの場所ならば自殺ができる」という
 まちがった刷り込みが人々の意識になされていってしまいます。

 けれども、そうした場所に自殺を予防する取り組みを行なうことで
 確実に自殺を減らすことができるのも事実です。

 例えば、フェンスも何も無い、高いガケがあって
 深夜の人目が無い時間に誰でも入れる、とします。

 こういった場所に、フェンスを設置する、
 夕方以降は入場できないようにする、
 定期的にパトロールを行なうようにする、などの取り組みを行なうことで

 『自殺しやすい危険な場所』というものを
 減らしていくことができるのです。


● 駅ホームへの青色照明灯の導入

 そんな訳で非常に重要な対策の1つなのですが
 つい2日前、読売新聞にとても興味深い記事が報道されました。

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 (2008年12月10日・読売新聞より)

 ■「青い光」で飛び込み防げ!京急・弘明寺駅、設置後ゼロに

 防犯効果があるとして
 街路灯に用いられるようになった『青色照明』を、

 鉄道会社が踏切や駅ホームに、
 飛び込み自殺防止の目的で導入する動きが広まっている。

 実際に自殺防止に役立つかどうかは
 専門家の間でも意見が分かれているが、

 すでに青色照明を設置している鉄道会社は

 「それまで毎年起きていた自殺がゼロになった」

 などと効果に手応えを感じている。

 京浜急行は今年2月、横浜市南区の弘明寺駅で、
 ホームの端の照明8基を青色に変えた。

 同駅では前月の1月、ホーム端の人けのない場所で
 2日続けて夜間に飛び込み自殺があった。

 同駅は、未遂も含め、毎年2、3件の飛び込み自殺が起きており、

 「自殺を1件でも減らすため、できることはなんでもしてみようと、
  わらにもすがる思いで始めた」

 (同社鉄道本部安全対策担当)という。

 同社によると、同駅では青色照明設置後、飛び込みは起きていない。

 JR東海も今年8月以降、
 愛知や岐阜、三重県で、東海道線や中央線などの踏切計10か所に
 試験的に青色照明を設置し、効果を探っている。

 JR東日本やJR九州でも、導入に向けた検討を始めている。

 鉄道会社の中で青色照明をいち早く導入したのはJR西日本だ。

 車が強引に踏切を渡るケースが後を絶たず、
 頭を悩ませていた同社は、2006年12月以降、
 大阪府と和歌山県を結ぶ阪和線などの踏切計38か所に
 青色照明を設置。

 その結果、夜間の車の踏切事故がゼロになり、
 飛び込み自殺もなくなったという。

 国土交通省の調査では、
 07年度に全国の鉄道で起きた飛び込み自殺(未遂含む)は640件で、
 前年度より約2割(106件)増えている。

 鉄道各社によると、飛び込み自殺が多いのは夜間だといい、
 JR西は青色照明による自殺防止について

 「一定の効果があることは間違いない」

 (広報担当)と自信を見せる。

 防犯や自殺防止だけではない。

 東名高速東京インター付近では01年から、
 事故防止を目的に上下線1・8キロにわたって青色照明計152基を設置。

 「『落ち着く』『冷静』というイメージを
  ドライバーの感性に訴えることで、安全運転を促すのが狙いの一つ」

 (中日本高速道路)としている。

 同社が名神高速・養老サービスエリアの
 ゴミ箱近くの照明を青色に変えたところ、
 家庭ゴミの不法投棄が2割以上減少したともいう。

 青色照明の効果について、
 慶応大の鈴木恒男教授(色彩心理学)は

 「青色を見ると落ち着くという実験データはあるが、
  珍しい色だから人目につくため、犯罪や自殺を避けようという意識が
  働くことも考えられる。
  ただし、明かり一つですべて食い止められるという
  過大な期待は禁物」

 と話す。

 ◆青色照明◆ イギリス・グラスゴー市が2000年、
 景観改善のために街路灯に導入、
 犯罪発生件数が減少したことで注目を集めた。

 日本では05年に奈良県警が導入を進めたところ、
 1年後に周辺の夜間の犯罪認知件数が約9%減少。

 その後も、北海道から沖縄県まで各地で
 防犯灯として取り入れられるようになった。

 (引用終わり)
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 ということで、フジノもさっそく弘明寺駅へ行ってきました。

 まず昨日、明るい昼間の時間帯に行ってきました。
 横須賀の人間にとってはなじみの深い、
 よく見られる京浜急行のふつうの駅の印象でした。

 続いて今日は、夜になってから行ってきました。

写真2枚目

 青い色なので目に焼きつくようなまぶしさは無いのですが
 予想以上にとても明るい感じがしました。

写真3枚目

 ホームの真ん中にある屋根がある部分を離れると
 トンネルに向かって30mくらいホーム部分が続いているのですが
 そこに青色照明灯が設置されていました。

写真4枚目

 いろいろなことを考えながら
 15分くらい、その下に立っていてみました。

 12月議会が始まってからわずか1週間のあいだに
 フジノは複数の自殺と自殺未遂の相談・報告を受けました。

 どの相談・報告も、僕には本当にとても悲しくてつらかったです。

 一報を受けてから次の連絡を受けるまでの時間は
 本当に苦しいです。

 死なないでほしい、どうか生きていてほしい、
 という想いで祈りながら
 ジリジリとあせる気持ちで連絡を待ちながら、
 市長への質問や委員会での質問原稿を書いていました。

 そんな想いで毎日を過ごしていますので
 この青色照明灯のニュースは、とてもこころづよく感じました。

 青色照明灯の導入が「本当に有効か」ということは
 やがて日本でも何年か経ってから
 統計的にエビデンス(証拠)として明らかになるでしょう。

 もちろんエビデンスは大切です。

 けれどもエビデンスに加えて今、
 最も大切なことは

 「自殺を1件でも減らすため、できることはなんでもしてみよう」

 という行動そのものです。

 もしもエビデンスが明らかにならなければ、
 それはそれでその時に取りやめればいいのです。

 自殺を無くしたい、減らしたい、という行動そのものが
 多くの人々の意識を変えていきます。

 だからこそ、行動こそが今は必要なのです。

 今回の京浜急行の取り組みは
 自殺ゼロの社会を願ってやまないフジノにとって
 とても心強い援軍のように感じました。

 さらにこの取り組みを多くの駅へと広げてほしいと願っています。

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